暗殺教室~もう一人の死神~   作:黒金mark9

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ちょっと話がとんだりしますが
ご了承ください

あととある少年がヤバイことになります

本格的にヤバくなるのは次のはなしですが

さっそくどうぞ!



四時間目 体育の時間

奏side

 

あれから少し経った

 

トモが暗殺を仕掛けてそれについて殺せんせーがアドバイスしたり

 

何人かが殺せんせーに暗殺仕掛けて殺せんせーがチューリップ引っこ抜いて怒られたり

 

ん?「『トモ』って誰?」ってか

 

ああ、いってなかったな杉野友人のことだ

 

あいつとはすぐに仲良くなってな

それから俺があいつを『トモ』、あいつが俺を『ソウ』って呼んでる

 

まぁ、あだ名だな

 

そして今の現状が……

 

殺せんせー「ヌルフフフフフ、そんなんじゃ私に当てることは出来ませんよ、ヌルフフフフフフ」

 

ヌルヌルハンディキャップ暗殺大会の真っ最中だ

 

………………調子にのってるな

 

渚「あははは……、かなりなめられてるよね」

 

「まぁ、そうだな」

 

茅野「ああ、烏間さんだ!」

 

ん?あの人何しにきたんだ

 

話を聞くところによると

ふんふん、今日から体育の教師としてここに来るらしい

 

なるほど

まぁ、暗殺の訓練とかするにはもってこいだな

 

殺せんせー「ヌルフフフフフ、縄に縛られてるのにこの回避率、さすが私ですねぇ、ヌルフフフフ」

 

…………腹立つ

 

渚「あっ!でもこんなときは……」

 

「なんだそれ?」

 

渚「殺せんせーの弱点を書き込んでるんだよ」

 

「……でも、それ役立つのか?」

 

渚「あははは……」

 

そこに書いてあったのは『カッコつけるとぼろが出る』

 

…………そんな都合よく「ニュヤッ!?」だにぃ!?

 

渚「奏くん、その驚きかたはないよ」

 

「地の文を読むなよ渚」

 

E組『今だ、殺れぇぇぇぇぇええええ!』

 

まぁ、結局失敗したけどな

 

てかあれで宿題二倍って心狭いな……

 

そんな事思ってたら俺だけ三倍になりました

 

解せぬ…………

 

 

 

《翌日》

 

烏間「今日から体育は俺が受け持つ、暗殺に必要な技術を教えていくつもりだ」

 

烏間先生の授業前説明だ

 

そのあとになめてかかった悠馬とヒロが投げられたけど

 

先にいうが『ヒロ』ってのは前原のことだ

 

……まぁ、いいやつだったよ

 

E組『勝手に殺すなっ!!』

 

チッ、奴らニュータイプか!?

 

烏間「ちょうどいい、夜眠君、きみの実力を計らせてもらおう」

 

……へぇ?

 

その瞬間俺の中の血が熱を帯びていく

 

こんかに熱くなったのは久しぶりかな?

 

奏くん「あんたが言うのはどっちだ?E組生徒『夜眠 奏』か?それとも暗殺者『タナトス』か?」

 

E組『‼』

 

sidechange 奏→渚

 

僕らは驚きと納得を同時に感じた

 

彼が暗殺者であることを告白したことにたいする驚きと

それに見合う実力と気配を持っていたためにおこる納得感の両方だ

 

烏間先生「暗殺者としての本気を頼む、これからもし君が問題を起こしたときに対処出来るようにするし、何より世界一の暗殺者の実力を知りたい」

 

僕らは言葉を失った

 

世界一?

 

つまり殺し屋においては最強の存在

 

奏くん「へぇ?そっちを選ぶか~……なら素手でやるか」

 

奏くん「お前ら、危なくないように校舎前まで下がっとけよ」

 

奏くんの指示に従うしかないだろう

 

奏くんの実力がわからない今は……

 

最後に奏くんはこちらを向いてこう言った

 

奏くん「しっかり見ろ、目をそらすな。見るだけでもそれはこれからの糧になる。それにこれまで入れて俺だ、暗殺者『タナトス』とE組生徒『夜眠 奏』、この二つが今の俺だ。……しっかり目に焼き付けて俺のことをしっかりと理解して欲しい……」

 

その目にはこれからの戦いにたいする高揚と

なにかを伝えようとする使命感と

…………関係を失うことの恐怖が写っていた

 

……彼が何を背負ってるかはわからない

 

だけど僕は……『潮田 渚』は、彼の友人として行こうと思う

 

彼に助けられたから

 

体も、心も……

 

sidechange渚→奏

 

うーんなんだかんだ言ったがキャラじゃないな

 

確かに失うことは怖い

 

けど、信頼はまた作ることができる

 

命はなくなりゃ戻らないが、人生何があるかわからない

 

ふとしたことで信頼が戻ったり、永遠に失ったりすることだってある……

 

……まぁ、それより烏間先生との勝負だ

 

先に対殺せんせー用ナイフを当てれば勝ちか……

 

まぁ、あちらさんはナイフを当てようとせず様子見に来るだろう

 

……ちょうどいい久しぶりに……フフフフ……

 

sidechange奏→烏間

 

彼は世界一の暗殺者と聞いた

 

それが本当ならこの教室では一番の暗殺者であり

 

もっとも殺せる確率が高く

 

もっとも危険な存在だ

 

彼がもしなにかしようものなら

 

そのときは俺が止めなければならない

 

だが、純粋に彼の実力を知りたい

 

俺はナイフを持ち彼の方を向いた

 

並の暗殺者なら戦闘は無理だ、一流は戦闘から暗殺へと引き込む何かを持っていたりするだろう

 

傭兵なら戦闘は得意だ、だが暗殺は無理だ

 

……彼はどう対応するかな?

 

無意識にだが俺の口角が引き上がった気がする

 

…我ながら呆れたものだ

 

そして俺は彼を見据える

 

sideout

 

奏と烏間は向かい合っている

 

烏間はナイフを構えいつでも行けるように

 

対して奏は……

 

奏「よっ、ほっ!」

 

ナイフでジャグリングをしている

 

E組『何やってんのっ!?』

 

奏「何って?ジャグリング」

 

E組『いやわかるけども』

 

烏間「奏くん、ふざけてない…っ!」

 

そして烏間先生は急に後ろに跳んだ

 

立っていたとこには対先生用のゴムナイフが転がっていた

 

奏「あちゃー、さすがに無理かぁ」

 

烏間「ジャグリングを見ていても、あれぐらいの速度なら避けられるさ……しかし何時投げたんだ?」

 

奏「あ~、勝負を仕掛けたときかな?」

 

烏間「何!?」

 

奏「あんたが最初に言ってきたときにナイフにワイヤーをつけ誰も気がつかないように木にひっかけて、それをジャグリングのようにして引っ張って飛ばしただけだ」

 

烏間「(まさか、その場に隠し持つ道具を使うとはな)しかし、そのナイフは何処にあったんだ?」

 

奏「ん」

 

そう言って奏は渚の方を指差した

 

渚「え?」

 

奏「渚が持ってるやつを盗った」

 

E組『泥棒だぁぁぁぁぁあああああ!!』

 

奏「いや、これも戦法だし」

 

そして奏は手を引く

 

烏間「っ!?」

 

手にはいつの間にか持っていたワイヤーとその先にはナイフが『二本』

 

彼の手には計三本のナイフがあった

 

奏「これでチェックメイトだ」

 

奏は烏間先生の持つナイフを喋りながらワイヤーでひっかけて盗ったのだ

 

奏「あんたは言った『ナイフを当てた方が勝ち』と、ならあんたからナイフを奪えばそれは勝利方法を失うことを意味する、戦闘ではわからないが勝負は俺の勝ちだ」

 

奏淡々と言った

 

しかし、こう思う人もいるはずだ

 

渚「何でナイフを当てなかったの?」

 

ワイヤーをあれだけ操れるなら他の人のも抜き取って当てに行けば勝てただろうに

 

奏「ん~、まぁお遊びかな?」

 

奏「……それに、今までの技術で誰かを傷つけるのは嫌なんだ」ボソッ

 

奏はボソッと言っていたがそれは渚と烏間と殺せんせーにはしっかりと届いていた

 

殺せんせー(奏くん、その優しい心を大切に育ててください、それが彼女と私との願いですよ)

 

烏間(彼の力を示すには至らなかったがそれなりには成果は合っただろう)

 

烏間「あぁ、あと奏君、きみには体育のときに教えるがわに回ってもらいたい」

 

奏「……面ど『大丈夫だ、問題ない』タコ、喫茶マァァァァァァァァァァ!」

 

渚「奏くん、それはだめだよ、スパイダー◯ッはだめだよ」

 

E組『どっちもアウトォォォォォオオオオ!!』

 

何時も通りの声が鳴り響く運動場

 

だけどそれはまだ不完全

 

「あれ、おもしろいことやってるね♪」

 

そう言いながら何かを変なポーズをとった少年がいた

 

君はな~べ~♪君はな~べ~♪

 

…………何か変な電波を受信したようだ

 

E組生粋の問題児『赤い悪魔(笑)』が帰って来た




すいません

あの少年のファンのかた

タグにも追加しときますので

すいません

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