銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
『翌日 2018年6月23日 午前5時』
坂倉家 銀先の部屋にて
「…………んぅ?朝か…………あ」
「すぅ…………すぅ…………」
………あぁ、確か一緒に過ごすことになったんだっけ。うむ、やはり寝顔が可愛い。
それに………何で一つのベッドで一緒に寝てたんだっけ?んまぁ、いっか。
起こさない様に………そ~っと………
「んむぅ…………すぴー………」
「………これが早いな。『ダブルス』」
スタンド発動させて、『ザ・ワールド』と『THE WORLD』にして時止めて。抜け出して………おし、着替えますか。
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6時45分頃
「……………んむぅ………あれ?いない………どこ?」
重い瞼を擦りながらベッドから出る木綿季。そのまま部屋を出ると、何処からか音が聞こえてくる。
木綿季は音のする方向に歩んで行く。
「お兄ちゃん………どこ?」
おぼつかない足取りで、その音のする場所の前まで辿り着く。目の前にある襖を開けると……風が吹いてきた。
「わぷっ!!?」
突然の風によろめく木綿季。辛うじて目を少しだけ開けると、銀先と銀将が竹刀をぶつけている。その衝突で風圧が生まれていた。
「ん?あぁ、木綿季ちゃんお早う」
「おろ?木綿季。もう起きた?」
「あ、お兄ちゃん」
てってと走って木綿季は銀先に抱きつく。
「えへへぇ♪」
「懐かれてますねぇ銀先」
「はいはい。木綿季、起こしてごめんな」
「お兄ちゃん、何してたの?」
「お父さんと練習をね。さて朝食の時間に近いし、さっさと行きますか」
「そうですねぇ。では行きますか」
「お兄ちゃんだっこ!!」
「はいはい。甘えん坊だねぇ」
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取り敢えず着替えて朝食中ですが………何ださっきの破壊力は!?皆さん、あんな笑顔で抱っこ迫られてみて下さい。
………断れますか?否!!世の男どもは先ず拒否らずに受け入れるでしょう!!しかも………
「♪~」
こんな笑顔で飯食ってる木綿季が妹ですよ!?もうこの可愛さは守ってあげたくなる事間違いなし!!つっても近寄る不埒な奴等には木刀で全身複雑骨折にさせてやる。
あ、因みに朝食は目玉焼きと味噌汁とご飯という普通の物だけど………
「お兄ちゃん、美味しいね!!♪」
「そうだな、美味しいな♪」
「おや?やっと美味しいと素直に言えたと思いきや木綿季ちゃんに「変な想像はすんな」そうですか」
この父さんだよ。料理スキルカンストどころか限界突破してる化け物だよ。剣術や頭脳も限界突破してるモンスターなんだよ。作ってんの。
「ご馳走さまでした」
「ごちそうさま~!!♪」
「ごっそさん」
各々食べ終わって、俺はソファに座った………のだが。
「とぉ!!」
「あべし!!」
突然俺の腹にダイビングー!!や、やることがえげつない………
「き、急にどうした木綿季?」
「ん~♪」
こちらの胸に頭をグリグリさせて顔を綻ばさせている。
………神様、一番可愛い妹をくださってありがとうございます。
こちらも頭を撫でると………
「ふにゃあ~♪」
………なんすか?これ。可愛過ぎて死にそうなんだけど。いや、これは世の男どもにとっては本望に等しいだろう。
ん?こんな時にチャイムか。
「はいはーい」
「銀ー。行くぞー」
「なんだ和人か」
さて、ここで問おう皆の諸君。今、木綿季との触れ合いの最中だ。しかし、そこに長年の相棒とも言える和人が訪れた。
確か………この時は和人とパソコン買いに行く約束をしていたんだった。さて皆は木綿季か和人、どちらを取る?
俺は………
某所 家電製品店にて
「」
「♪~」
「さて、どれが良いかな?」
こうします。木綿季も連れていきます。和人は開いた口が塞がらないらしく、木綿季は俺と手を繋いでいるので嬉しそうな表情をしている。
「………銀、おま………何で誘拐を「フンッ!!」ゴフッ!!」
和人、言って良いことと悪いことがあるんだ。それ以上は言わせんぞ。
んで、パソコンや関係する機器を買ってと。
そのまま家に帰りまーす。和人?知らない子ですね。
『30分後』
坂倉家 銀先の部屋にて
「おし、これで終了だ」
「あんがとな和人。お礼に何か買ってやる」
「だったらハー“ピーーーー”五個買ってこい。それでチャラにしてやる」
「ちょ!!ハー“ピーーーー”五個!?どんだけ金かかると思ってんだテメッ!!」
「だったらこれ壊すぞ」
「直せるから問題なし」
「お兄ちゃん、ボクもハー“ピーーーー”五こちょうだーい!!」
「なぬっ!?木綿季、なんてことを!!」
「ほーれ買ってこい買ってこい。お前の妹も楽しみにしてるぞー」
「お前にゃハー“ピーーーー”よりデスソースが良いだろ。ちょうど有るから、それたっぷり飲んでこい」
「酷くね!?」
「んじゃ木綿季、一緒に買いに行くか?」
「うん!!♪」
ということで、近くのコンビニ寄ってハー“ピーーーー”を買いに行きました。
木綿季が可愛い!!(確信)異論は認めん!!