銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

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嘘つきは泥棒の始まりとも言うが嘘をつく事は成長している証でもある

『翌日【ヨツンヘイム】』

 

「【call ocean】!!」

 

「【call spirit】!!」

 

 

俺とドミナが刀と槍を天に掲げ、特殊効果を発動させる。ドミナの使用する槍【エルダ・トライデント】からは水が噴出され、邪神級モンスターを拘束する。

 

俺の使用する刀【神刀フツノミタマ】からは無数の霊魂の様な物が放出され呪い効果付きの攻撃をしていく。

 

 

「ヒャッハアァァァァァ!!!アタックチャ~ンスッ!!!」

 

「相変わらずフォルティの豹変ぶりには驚く」

 

「それは同感だな。それよか」

 

「おうよ」

 

 

フォルティ、ビーバック、ガルロックの順に邪神級モンスターに接近し着実にダメージを与える。鎌による斬撃、ガントレットと片手棍による打撃のダメージは邪神級モンスターのHPを火を見るより減らしていた。

 

 

「ドミナ!!エイド!!」

 

「命令すんな!!」

 

「んだと!?」

 

「喧嘩すんな」

 

 

エイドの弓SS【ストライク・ノヴァ】で邪神級モンスターの体にダメージを与え、ドミナは槍SS【フェイタル・スラスト】でモンスターの体を穿ち、俺は壊無との二刀流からのフツノミタマでSS【残月】を放ち壊無でSS【羅生門】を放つ。つまりはシステム外『スキルコネクト』だ。

 

この攻撃が全て決まり、邪神級モンスターはパーティクルとなって消滅。お目当てのアダマンタイトがこれで必要数揃った。

 

 

「やっと終わったぁ~!!」

 

「あーしんどッ。ビーバック、後で全員分奢れよ~」

 

「俺の所持金考えてよ!!このメンバーだと確実に無に帰るから!!」

 

「それより、さっさと出ようよ皆。僕寒くて仕方ないんだよ」

 

「それもそうだね、出てからビーバックに奢ってもらうか」

 

「エイドが酷い……」

 

「あ、何ならエギルん所で飯でも食うか?ライン行ってさ」

 

「おっ、良いなそれ。俺んとこの妖精が切り盛りしてんだろ?」

 

「そうそう。んじゃま、さっさと行こうぜ」

 

「「「「おー」」」」

 

「俺の所持金……」

 

 

ヨツンヘイムから出ていって、空都ラインに戻ります。

 

 

 

 

 

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『空都ライン 工房兼カフェ』

 

店の扉を開ける。鍛冶場の見渡すも誰も居なかった。

 

 

「あり?NPCしか居ねぇ」

 

「カフェかな?あ、シヴァ。錆びた武器達」

 

「ん、おっけ」

 

 

ビーバックに錆びた伝説級武器を渡し各々『アダマンタイト』を渡した後、ビーバックは鍛冶場に着き目付きを変える。ある種最高の鍛冶師の目をしていた。

 

錆びた武器とアダマンタイトをオブジェクト化すると、鍛え直す作業に入り浸る。

 

 

「この状態のビーバックは集中してるからな、俺たちはカフェに入るか」

 

「そうだね。それよりドミナ、何食べるの?」

 

「……パンケーキ」

 

「ドミナ意外に女子力高いな」

 

「ほっとけ」

 

 

フォルティがカフェの扉のドアノブに触り、それを回しながら開ける。勢い良く大声で。それに続いて俺たちも入っていく。

 

 

「おっじゃましまーすッ!!!」

 

「帰ってきたぞ~……あり?」

 

「どした?……あぁ……」

 

「さっさと入れ………あ、うん。これは不味い」

 

「んぉ?……何してんだ?空気が不穏なのは分かるが」

 

 

見ればカフェ内にはキリトたちが揃っているが、何やら不穏な空気が漂っていた所を入ってきてしまったらしい。

 

 

「ねぇシヴァ!!ここのマスターって、あのスキンヘッドのノームの事?」

 

「フォルティ、空気を読め」

 

 

フォルティの自由奔放さにツッコミを入れるドミナ。一気に視線は俺たちの方に向く。

 

 

「……あぁ、シヴァたちか」

 

「シヴァ……って、何で領主が居るのよ?」

 

「ちょっとな。それよか、この空気何だ?俺こんなシリアス苦手なんだけど。あ、エギル厨房貸りるぞー」

 

 

厨房へと足を運び俺は料理を作る。要望を聞くと

 

ドミナ:パンケーキ

ガルロック、エイド、フォルティ:お任せ

 

だそうです。

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

「みんな、今話したとお「『ピピーッ!!』うっし、出来た。おまたー」

 

「おっ。さてさてどんな出来かな?」

 

「今回は………軽めにチャーハン!!」

 

「「「おぉー!!」」」

 

「味覚再生エンジンの計算でラード作って炒めてみました」

 

「おぉー!!それスゴいね!!」

 

「ラード作れんのか……なぁ料理教えてくれるか?」 

 

「おっ、ドミナが食い付いてきたか。何々?彼女さんにでも作るのか?」

 

「黙れ殺すぞ」

 

「まぁそれよか、これお好みでつけて」

 

「何これ?妙に黒っぽいヤツが瓶に入ってるけど?」

 

「胡椒さ。辛さ調節ってヤツ」

 

「ねぇねぇ!!塩ない?HA☆KA☆TA☆NO☆SHI☆O」

 

「フォルティCMの声真似上手ッwww」

 

「じゃねぇんだよぉぉぉぉぉ!!!」

 

「「「「「???」」」」」

 

「テメエら!!今シリアスモード!!ちゃんとしなきゃいけない時間!!なのに何で飯食ってんだよ!?つーか軽めにチャーハンって何!?ガッツリ食ってんじゃねぇか!!」

 

『シリアス苦手』

 

「ハッキリ言うな!!お前ら息ピッタリだな!!」

 

「だってさぁ……こんな空気してると妙に崩したくなるというかさ、シリアスブレイクしてシリアルにしたいんだよ。あ、誰かチャーハンいる?」

 

「誰がいるか!!グゥゥ~……誰?」

 

「わり、俺だ」

 

「クラインだったんかぃぃ!!」

 

「皆ー、終わったぁ。初代伝説級武器《プロトレジェンダリーウェポン》出来たよー」

 

「おっ、良かった良かった」

 

「……へっ?な、何で領主さんが居るの!?」

 

「あら?レイン知ってた?」

 

「ちょっとALOビギナーには少し教える程度だけど」

 

「ふぅん、それよかチャーハン食うか?」

 

「おっ、良いね。ちょうど疲れて欲しかったんだよね」

 

「お前らチャーハンから離れろ!!食うことから離れろ!!」

 

 

シリアスな空間の中に蓮華と皿が鳴る音が6つ聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[これロスト・ソングのエピローグの時に書いてるんだよね]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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