銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

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高度制限はキツいよ

『翌日』

~紫温/ドミナside~

 

……くっそ眠い。昨日は里香/リズベットが家に泊まりに来た挙げ句、おもっくそ分かりやすく誘惑してきやがった。そのせいで夜も寝られなくて眠気が指してくる。

 

まぁ、それもリズの仕事を見れば眠気も飛ぶ。金属と金属が奏でる響きと、この研磨を一所懸命にやってくれているリズの姿を見ると眠気なんて何処かに行ってしまう。

 

突如、錆びた槍と鉱石が光り出し槍の形へと変貌した。俺が求めていた伝説級武器【エルダ・トライデント】が元の力を取り戻した証拠だ。

 

それを持って俺に渡す俺の彼女。その際に向けられた清々しい笑顔は永久に俺の脳裏に刻み込まれるだろう。

 

 

「はいドミナ!!」

 

「サンキュ」

 

 

【エルダ・トライデント】を手に持ち、少し感触を確かめる。一撃だけの突きをして感触を味わう。

 

 

「……やっぱ、良い武器だな。伝説級武器はよ」

 

「その槍、スキル付いてたわよ。確か……【call ocean】【海を呼ぶ】かしら?」

 

「海……水属性の何かが出来るんだろうな。兎も角、ありがとなリズ。態々」

 

「良いの良いの!!それに伝説級武器の研磨なんて、早々出来わしないんだから!!アタシも良い経験させてもらったわ!!」

 

「そうか……なら、シヴァが持ってる残りの伝説級武器も頼もうかな?ビーバックは最近領主の仕事も相まって難しいらしいしな」

 

「それも良いわね!!………所で、ドミナ」

 

「ん?」

 

 

急に声のトーンを下げて、話しかけてきたリズ。リズの方を向くと、頬を赤くして手を後ろに回しモジモジと忙しなくしていた。ハッキリ言おう、何だこの可愛い仕草?

 

 

「だ、代金の方なんだけど……その……」

 

「あ、あぁ。そうだよな、金払わなきゃ「そうじゃなくて」………えっ?」

 

「その……代金は……き、きき、キスしてくれたらいぃ……///」

 

 

……ちょっと待て、今ヤバイ事言ってなかった?ねぇ、何を言ったっけ?なぁ!?キスって言ったのか!?←混乱中

 

 

「そ、そうか……分かった///」←未だ混乱中で何を口走ったか覚えてないパターン

 

 

何故かその時の俺の体はリズの方に近付いており、リズの頬にキスをする。その後リズの顔を見ると少し拗ねており、今度はリズが俺の唇を奪う。

 

因にだが、この俺たちは共にファーストキス。慣れないながらもお互いの体温を口内で交換していた。

 

 

「ただいまー!!………あれ?」

 

 

但し、その甘い空間の中にノームのストレアが入って来たのは予想外だった。

 

 

「「あわわわッ!!!」」

 

 

驚いた俺とリズはお互い距離を取る。ストレアの後に続いて、ゾロゾロと入ってくるシヴァのギルメンたち。

 

 

「ぶぇーくし!!!え、エギル。さっさと暖かい飲み物造ってくれよ」

 

「急かすなよクライン。今からやるからよ」

 

「あー寒かったー」

 

「ノー君は暖かいけどねぇ~♪」

 

「お前らホント甘い。こっちが見てて砂糖吐きそうなんだけど」

 

「お前らも似たようなモンだろ」

 

 

急に入ってきた奴等が俺たちを見る。そしてニヤニヤと……己ら後で殺す。

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

『2時間後 鍛冶妖精領主館』

~シヴァ/銀先side~

 

「んで、俺たちだけでヨツンヘイムで暫く狩りすんの?鉱石手に入れるだけで?」

 

「そだよ。伝説級武器だし、流石にレア鉱石はアッチで採集すれば良いし。何よりヨツンの方が楽でしょ?」

 

「こんな会話を平気でしてる俺たちェ」

 

 

現在は鍛冶妖精領主館内。俺たち領主は武器復元の為、態々ビーバックの所に嫁さん放っぽって集まる事になったのだ。

イヤだぁ、シノンと離れるのイヤだぁ!!←駄々こねる馬鹿

 

 

「まぁどうせ直ぐ終わるけどね」

 

「意義を入れて良いのか悪いのか……?」

 

 

エイドの言う通り。この館内にはビーバック、俺、エイド、ドミナ、フォルティ、ガルロックの6人が居る。つまりは化け物が6体居ると同じ事だ。

 

俺とビーバック、エイド、ドミナの4人でも邪神級の3体や4体は少なからず倒せる。そこに化け物が2体追加してみ?邪神級オワタの未来しか見えない。

 

しかも伝説級武器持ちが4人、刀の【神刀フツノミタマ】槍の【エルダ・トライデント】弓の【フォルト・アルテミス】片手棍の【神槌ニョルニル】……邪神級ドンマイ。

 

兎も角、俺たち化け物組は【ヨツンヘイム】へと足と翅を運ぶ。

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

『ヨツンヘイム神殿ダンジョン』

 

ただいま、邪神級2体を相手どっています。かなり鬼畜なヤツです。それなのに……

 

 

「ひぃやあぁぁぁはあぁぁぁぁ!!!首置いてけコラァ!!!」

 

「いや、フォルティ変わりすぎィ!!!」

 

 

フォルティは武器を持つと性格が変わる様で……かなり狂喜乱舞してます。ガルロックは……

 

 

「【call thunder】」

 

 

ニョルニルを天に掲げて邪神級モンスターに雷を落としてた。んでもって邪神級は麻痺にかかり、その隙に俺たちは攻撃を加える。

 

俺は【神刀フツノミタマ】と【神壊刀・壊無】の二刀流で、ドミナは【エルダ・トライデント】で、ビーバックは【竜神アマハシ】というガントレットでタコ殴り。

 

 

「そういやよッ!!ビーバック!!」

 

「何!?シヴァ君!!」

 

「錆びた武器はッ!!伝説級武器なんだろッ!?だったらッ!!元々用意されていた物はどうなるんだ!?」

 

「その復元した武器に、最初に作られた神器ってあるでしょ!?」

 

「えっと……あぁ!!あるな!!」

 

「設定で!!その武器は一番初めに作られた神器ってある場合は、用意されていた武器には何にも影響は無いよ!!例を挙げるとすれば!!ここのエクスキャリバーと、持ってるエクスキャリバーは違うからね!!何せ特殊効果があるんだからさ!!」

 

「成るほど!!だから俺のフツノミタマにも必ず出血状態にするってあるのか!!」

 

「そうだよ!!っと、倒せそうだね」

 

「早いな。5分も経ってないぞ」

 

 

邪神級が数秒後にパーティクルになるのを見届けた俺たちは、ビーバックを中心に集まりアイテムの確認をする。

 

 

「どう?アダマンあった?」

 

「……あるにはある。だが1つだけだな」

 

「こっちもそんな感じ。これだと後邪神級を最低でも……後3体ぐらいだね。倒すの」

 

「長ッ!!……それよか、そろそろログアウトしねぇか?もう時間だしよ」

 

「そうだね、それじゃあ帰ろうか」

 

 

俺たちは地上へと戻り、自分のホームや領主館で寝てログアウトをする。後……3体狩らなきゃ無理なのかよ。

 

 

 

 

 

 

 


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