銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

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寒い場所?暖かくさせてやる

【環状氷山フロスヒルデ】それが、解放されたエリアの名前だ。氷山とあるので正しく寒いのだ。そして、ここに寒さが苦手な種族が。

 

 

「ぶぇーくしッ!!!」

 

「ふぁ、ふぁ……ふぁぶしょい!!!……あー」

 

 

見ての通り、サラマンダーであるクラインとノーチラスだ。だが、こんな寒い中でも熱い奴等が居るもので……

 

 

「ほれ、これ着ろ」

 

「あー……サンキュー。うぅ、サブサブ」

 

「……ッあーたくよ、リズ」

 

「んー?……おっとっと」

 

 

先ず始めにリズ&ドミナペア。何でまたドミナが付いてきているのかというと、リズとドミナが仲直りをした様で。

 

そして、二人とも小さい時の事を覚えており……後は分かるな?お互い告白して現在こうなっている。んで、ドミナがリズを抱き寄せて暖めている。

 

 

「……暖かいんだけど///」

 

「……こうでもしなきゃ俺が寒いだろ///」

 

「……不器用なやつ」

 

「悪かったな」

 

 

別の場所を見てみると、今度はノーチラスとユナの周りが熱くなっていた。作者の胸焼けも凄いが。

 

 

「うぅ、寒い……」

 

「ノー君平気?」

 

 

首を横に振り、否定の意思を見せるノーチラス。何を思ったのかユナは、ノーチラスが来ているローブに前から入り込み背中に腕を回して抱きしめていた。

 

 

「ゆ、ユナ!?」

 

「こうした方が一緒に暖まれて良いでしょ♪」

 

「いや……あの……その……(当たってる当たってる!!///)」

 

 

それを見ていたシリカ、クライン、サクヤ、アリシャ-サクヤとアリシャは途中参戦-リーファ、フィリア、エギル、アルゴだ。つまりはエギル以外独身の集まり、そしてアルゴは記録結晶で写真を撮っている。

 

 

「『闇妖精領主、まさかの鍛冶妖精と結婚カ!?』という感じで出してけば良いかナ?」

 

「後でドミナに怒られても知らないヨ?」

 

 

こんな不毛な話し合いの中、ちょっと変わった奴等も居る訳で……そっちはそっちでほのぼのしてました。

 

 

「うぅ……寒いですぅ~」

 

「ユイ、こっちに来ますか?」

 

「はい!!」

 

 

ピクシーであるユイはkaimuのソクラテスを模したローブに入り込み、フードと頭の間から顔を出す。

 

 

「どうですか?ユイ」

 

「暖かいですぅ~」

 

「……良いなぁ、アタシも入りたいなぁ」

 

「でしたらピクシーになれば良いじゃないですか。別に私は構いませんよ、ストレア」

 

「ホント!?それじゃあ……ほいっ!!」

 

 

NPCからピクシーに変わったストレアは、kaimuの着ているローブのフードに入り込み、ユイの隣に寝そべる。

 

 

「あ~、暖かいなぁ~。やっぱりお兄ちゃんは暖かいねぇ~、ユイ」

 

「はい!!」

 

「私は暖かくもないんですがそれは」

 

「細かい事は気にしな~い」

 

 

こっちは所謂【兄弟姉妹の仲】という感じで暖かくなっている様だ。これはまだ皆は良いという感じ。問題は……

 

 

「「さむぅい~!!」」

 

 

二人して身を寄せあい互いに体温を感じているケット・シーとウンディーネのバカップル。シヴァとシノンのペア。

 

何を思ったのか、この場でキスを始める始末。しかも濃厚な方をしていた。よくもまぁ見せられるな、この二人は。

 

そして、その甘い空間の中でシヴァの背中にしがみついているのがユウキだ。よくもまぁ出来るなオイ。

 

まだ健全……とは言い難いがアスナとキリトペアは普通にフィールドの感想とダンジョンの位置をチェックしながら意見交換していた。

 

つまる所……このフィールドの転移門前ではカップルと妬みや嫉妬の視線が飛び交っており、それを見ていた他のプレイヤーは綺麗にお砂糖を吐き散らした様だ。

 

 

 

 

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『銀先の部屋』

 

一旦ログアウトをし、また明日にダンジョンの攻略等をしようと考えた俺たち。アミュスフィアを取り外し、ふと横を見てみる。何時もの詩乃の……と思いきや、詩乃が居なかった。

 

俺は詩乃を捜す為、一度リビングへと降りる。

 

リビングに足を運ぶとテレビが着いており、それを詩乃が見ている。ニュース……ここ最近はセブン/七色の特集ばかり放送されていた。

 

余談ではあるが、俺はどうもこの七色とかいうガキは、苦手だ。あちらも同じ心情になるだろうが少なくとも拒否をしている訳ではない。『何故だか口喧嘩になりそうな相手』というのが第1印象。

 

あの時、セブンを見つける為にシャムロックメンバー300人程を潰していたのは良い思い出。……そんな事を言いたいのではなかった。あのセブンとやらに最初会った時、先ず抱いた印象は……『大人ぶったガキ』という言葉が出てきた。

 

何故かそう出てきた。そんな時は誰でもあるだろう、人生に一度は。そんな考えの途中で……俺の背中には飛び付く可愛い妹が。

 

 

「とぉー!!!」

 

「のわっ!?」

 

「へっ?」

 

 

木綿季に飛び付かれた拍子にソファーにぶつかりそうになったが、何とかバランスを保ち倒れる事を防ぐ。

 

ニュースを見ていた詩乃は驚き、こちらを見た。しかし映っている光景としては、仲睦まじい兄妹の光景なので詩乃は笑っていたが。

 

 

「木綿季……いきなりは不味いでしょ」

 

「驚かせたかったんだも~ん♪」

 

 

……今15の妹の眩しい笑顔が此方に向けられています。何が言いたいかって?我が妹の可愛さは世界一ィィィィィ!!!詩乃の愛らしさも世界一ィィィィィ!!!←ちゃっかり嫁さんを入れてる馬鹿

 

その後、外に出掛けてカフェで一息いれようと思っていたら

里香と……誰?っていうのも無粋だな。紫温だったな、こっちはリアル土方十四郎じゃねぇか。普通にスゲェじゃねぇか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回はドミナ/紫温回になると思うぞい

 

 

 

 

 

 

 


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