銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
「着きました!!ここがヴェルクンデです!!」
「ナビゲートご苦労様です、ユイ」
「はい!!」
「良かったね、お兄ちゃんに褒められて♪」
「まぁ可愛い妹ですからね」
「えへへぇ♪」
「………娘が親離れしてブラコンに成りそうなんだが?」←(一応)二児の娘を持つ父
「テメエの親バカ治すのには良い薬だ」←小学生で妹の可愛さに吐血(仮)をした馬鹿
「良いなぁ、アタシも褒めてもらいたいなぁ」←上に2体兄と姉が居る大きな妹
「お兄ちゃんにほめてもらうってスッゴく嬉しいよね♪」←確実に兄にダメージを与える妹
「………ゴプッ」←吐血(仮)
「この場にシスコンが2人……いや、1人と1体居んのか」
草原浮島『ヴォークリンデ』のボスを倒し、俺たちは砂丘峡谷『ヴェルクンデ』へと進んだ。
名前に砂丘とある様に、ここは砂漠のステージ。昼は暑く、夜は寒いという極端な気候変動が起きる。んで、今は昼だ。何が言いたいのかというと
「暑ぃ………砂漠暑ぃ………」
「僕とクラインさんは種族関係から暑さは平気ですが……特にウンディーネ、ケット・シーの方は苦手ですよね」
「う~……砂が耳に入った。シヴァ~、取って~」
「ほいほい」
「「待て待て待て!!」」
「んだよいきなり?」
「ここでんな事やられたら迷惑すんのこっちだから!!お願いだから、ここでイチャイチャ展開はやめてくれ!!虚しくなる!!」
「クラインの意見は置いといて「オイッ!!」一先ずラインに戻ろうぜ。探索はそれからの方が良いだろ」
「それもそうか。一旦戻るか」
という事で、一旦ラインに戻ることにした。その道中……
「取って~」
「はいはい」
少し空中で止まり、耳を触る。
「んッ!!」
「………まだあるな」
ふにふにという効果音が似合うぐらいに耳の中を弄る。砂?まだ取れてない。
「んぅッ!!にゃッ!!」
「ん~……まだあんな」
「し、シニャ~……は、はにゃくぅ~///」
「手だと効率悪いな……シノン、ちょっとごめん」
「な、何を…………ふにゃッ!!?」
耳を………舐める。何故舐めるのか?これじゃないと取れそうになかったから。決してシノンを弄って愛情表現している訳じゃあない。
決してマーキングをしているんじゃあない。良いね?
「ふぁあ!!んあッ!!にゃぁッ!!」
「………ぺっ」
舌についた砂を唾と一緒に出す。んで、勿論。
「もう片方もやるぞ」
「んぁぁ!!ちょっと待っ……てぇ!!」
もう片方の耳の中を舌を使って弄る。………失敬、耳の中に含まれている砂を取り除く。
「はぁ…………んくッ!!………んんッ!!」
シノンの耳には恐らく直接聞こえてくるだろう水音。シノンの息づかいも荒くなって、頬を赤く染めている。我慢しているのだが、その抵抗は虚しく可愛い声を挙げていた。
決してシノンの反応を楽しんでいるんじゃあない。良いね?(威圧)
「………ぺっ。終わったよシノン」
「……………バカァ」
尻尾を左右に振り、耳をピコピコ動かし、俺に向けて赤く染まった顔を向ける。はっきり言おう。ホームに帰ろう。
しかし今は昼、現実時間でも14時程だ。
それがどうした?
「シノン……ホームに行く?」
俺を見ない様に俯いて、そのままコクコクと肯定の意が示される上下の頷きを見る。つまりは、その気がある。
キリトたちに断りを入れてホームに帰ります。
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ホームに着き、中に入る。俺はシノンの手を引っ張りベッドに押し倒す。
シノンと俺は倫理解除コードを押し、そのまま熱い口づけを交わす。
卑猥とも取れる水音を立てながらシノンを味わう。しかし、それだでは詰まらないので………
「んぅッ!!?んぁあッ!!!」
尻尾の先を弄る。優しく、傷付けない様に。弄る度にシノンから理性を飛ばされる声が発せられる。既に理性なんぞ飛んでいるが。
シノンが物欲しそうな目をしていたので俺は(ここからは規制される)
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ベッドに居る俺とシノンはお互い疲れたのか動けなかった。顔を見合わせると笑顔でそちらに引き寄せ、最近少しずつ大きくなってる胸に顔を埋められる。俺はその感覚を味わい、シノンのへそを弄る。
最近構ってやれなかったので、シノンとの時間を過ごせて良かったと思っている。
そんな時間を過ごしていると……メッセが届いた。
差出人は………『エイド』からだった。【ちょっとラインの広場前に集合して】という内容だった。
シノンも行くのか聞いてみた所、行くらしい。という訳でラインまで行きます。シノンと腕を組みながら歩いたりして数分後………広場前に着く。広場前には差出人のエイド、何故かドミナとビーバックが居た。
「よぉエイド、来たぞ」
「待ってたよシヴァ………と、そのケット・シーは?」
「俺の嫁」
「あぁ………あっ?」
「僕は見たことあるよ、普通に部屋に行くと居たし。妹さんも居たよ」
「それよか、何でドミナとビーバック居んの?」
「今回はドミナが欲しい武器あるからね。予定空いてるのが僕らだけだったのさ」
「………ドミナが?」
「悪いか?俺が武器を欲しがってよ」
「変」
「一文字で終わらすな!!もっと言えやゴラァ!!」
「んで?欲しい武器って?」
「そりゃ勿論、伝説級武器さ」
「………マジか」
ビーバックの発言。そりゃ驚く。だって伝説級武器だよ?滅茶苦茶キツいに決まってらぁ。
「んで、ドミナが最新情報として手に入れたのが……」
ビーバックはメモ帳を懐から取りだし、確認する。
「伝説級武器【エルダ・トライデント】。これを手に入れる事にしてんのさ」
「トライデント…………槍か?」
「槍ねぇ……そういえばアンタは槍で戦ってたわね。ドローだったけど」
「うんうん、まさかドミナと戦ってドローは初めて見たからね。この世界も広いもんだね」
「コイツは俺より弱い、はっきりとそれは言えらぁ」
「どうでも良いわんな事。さっさと準備するんだろ?場所は?」
「ほいほい。えっとねぇ…………」
それから、俺とシノンは一旦キリトたちに断りを入れ準備をした後、求める伝説級武器を手に入れる為【ヨツンヘイム】へと足と翅を進めた。