銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
『取り敢えず三年後 2018年6月21日』
学校 休み時間にて
「よぉ和人」
「おう、銀」
さて、今和人は学校に居る。………この前、衝撃の事実を知って少しばかり和人の気が動転してたんだが………こちらの手助けもあり翠さんや峰嵩さんと和解。何時も通りの生活に戻って、早1週間が経過した頃だ。
今でも相変わらず仲が良い二人組と周りから認識されている。
因みに呼び方は和人、銀という風になっている。たまに『アホの○田』なんて呼ぶから、そういう時は木刀で制裁してる。慈悲は無いぞ。
「相変わらず暇そうな顔してんなぁ。そんなにコンピューターと一緒に居たいのか?」
「お前は相変わらず木刀ぶら下げてるよな。恥ずかしくないのか?」
「残念だが、既に慣れた。流石に小さい時からぶら下げてると中々離れない物でね」
「要はおしゃぶりみたいな感じか」
「んま、そういうこった」
「あぁ、そうそう。銀、また剣道場に殴り込みしたな?」
「………ハテナンノコトヤラ???」
「惚けてどうする。昨日の夜も親父さんに何時もの食らったんだろ?音が聞こえてたしよ」
「………俺ん家防音なんだけどなぁ?」
どんな耳してんだよ、和人の奴。あ、剣道場のことは後々話すわ。
と、そんな時でも流れてくるのは嫌な噂ばかり。人として恥ずかしくねぇのか?
「…………ふぅ」
「またサボりか?」
「良いだろ別に」
兎も角、俺は話にあった1ーDに足を進める。
『紺野木綿季』に。
「…………………チッ、大して情報が手に入ってねぇ」
ったく、何処だよ。先公共は恐れて言わなかったし(特に俺が向けた木刀で)。んま、こういう時に『これ』を使うんだがよ。
「『ダブルス』」
俺の後ろに現れたのは、140㎝の人型二体。これが俺のスタンド。能力は『二つ同時に能力を使う』能力。
「『ハーヴェスト』『ペイズリーバーク』」
こういう風な能力だな。ただ、『二つ同時にしか使えない』からメンドクサイ。
スマホを起動し、地図アプリを開く。ペイズリーバークの能力で『行くべき方向』へと導いてくれるスタンド。
「……………成る程、それじゃあハーヴェスト」
続いてハーヴェストで探索。
授業中?知らんな。
某所にて
走って行って目的の場所に到着ぅ!!!んで居たぜ。
『紺野木綿季』。出生時、帝王切開により輸血しなければならない状況で輸血された血液が悪性の有るものだった為HIVに感染。以後15年間苦しめられつつも、アスナやキリト(和人だけど)たちに見守られながら死亡。
というのが原作だ。
何故この埼玉に居るのかは分からない。………いや、恐らく俺のせいだろう。
イレギュラーの俺が来たことにより、原作とは異なるルート『パラレルワールド』のルートに入ってしまったんだろう。
現に和人の運命を変えたし。
「紺野木綿季って、君かい?」
紫髪の少女は、俺の方に振り向く。
ここでダブルスを発動。今度は『ソフト&ウェット』と『クレイジーダイヤモンド』にさせる。
何でソフト&ウェット?簡単なことだ。
ゆっくりと木綿季に話ながら近付く。
「…………だれ?」
「この木刀みて分からない?結構悪名高くて有名なんだけど」
よし、射程距離に入った。先ずはソフト&ウェットでHIVを奪う。肩に少し触れシャボン玉を取りだし、木綿季の脚に触れさせる。後は念のため、瓶を取り出して………
「ドラァ!!!!」
瓶を持ったまま、※※※※、瓶割って引き抜いて、治す。
瓶にはちょっとだけ体液らしき物が有るが取り敢えず取り出せたんだろう。
「ちょっと隣良いかい?」
そう聞いたが頷きもしないから勝手に座った。そしたら少し離れた。んまぁ、そうだよな。
けど関係無いね。そもそもHIVは少しの体液と一緒に取り出したし。
てかソフト&ウェット必要だったかな?
「……………既に君を治しておいた」
隣の少女は聞く気が無いらしい。んま……
「何なら、お医者さんに聞いてみれば?んで、また明日の夕方にここに来なよ」
一言だけ告げて俺は戻る。学校だしね。
あ、後は『ザ・ハンド』と『スタープラチナ』にして………
「ほいっと」
スタープラチナで瓶を投げて、ザ・ハンドで削る。
あ、空間まで削っちゃった。んま、このまま空間削って行きますか。
『翌日の夕方 某所にて』
んで、来てみたら………医師らしき男の人と来ていました。
恐らく倉橋医師だろうな。うん、間違いない。
「いよっ、紺野木綿季ちゃん。どうだったよ検査」
「………治ってた………本当だったの?」
「はーて、何の事やら?それより、貴方が木綿季ちゃんの担当医師ですね」
「………いかにも。だが、何故分かったんだ?」
「消毒液の匂い(ハイウェイスター)で分かった。それだけさ」
「………木綿季ちゃんから聞いたが、どうやって?……」
「知りたいですか?」
「………出来れば知りたい。が、やめておこう」
「そうそう、知らない方が良いことだって有るんですから」
そんな時に木綿季ちゃんが来ました。何かな?
「どうしたのかな?木綿季ちゃん」
「…………ありがとう。お兄さん」
「………そっか。また学校で会おうな」
「うん♪」
というわけで、また明日に学校行くか。和人の用事と父さんとの稽古もあるし。