銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

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キチガイ2人の驚異………えっ、2人?

『空都 ライン』

~???side~

 

「何処ぉだぁぁぁぁ!!?ちゃっちゃと出てこんかいぃぃぃ!!!」

 

「無双状態解禁んんんん!!!」

 

「「「うわぁぁあああ!!!」」」

 

「な、なぁ!!アンタら!!俺は情報を提供した!!助けてくれるんだよな!!?」

 

「「あぁ。あれは嘘だ」」

 

「うわぁぁあああ!!!」

 

 

現在、この場所は一種の地獄と化していた。何処からか現れたプレイヤー2人に、300人程のプレイヤーが薙ぎ倒されていった。一人は番傘を使う赤みがかったオレンジ髪のプレイヤー、もう一人は二刀流の紫髪のプレイヤーが薙ぎ倒していく。たった今、番傘を持ったプレイヤーがシャムロックのプレイヤーを1人を吹っ飛ばした。ノックバックでフィールドまで吹っ飛ばされていった様だ。

 

しかも………二人共笑顔だ。目は笑ってないが。

 

 

「か、壁を作れぇぇ!!歌姫を守rぶんッ!!!」

 

 

一人のプレイヤーがシャムロックのプレイヤーの顔面を踏み台にして通り過ぎていった。そして、番傘を持ったプレイヤーがプレイヤーの壁を潰していく。

 

 

「うすぅぅぅい!!!サガ○オリジナルよりうすぅぅぅい!!!」

 

「止めたきゃ60万人持ってこぉぉぉい!!!!」

 

「それでもジャ○プより薄いがなぁぁぁぁ!!!」

 

 

ジャ○プ?サガ○オリジナル?何のこっちゃ?兎も角、その2人は殆どのプレイヤーを魔法すら使わずに独力でその行為をしていた。端から見れば完全なるglava kal’mara parony………頭イカれた奴等だ。

 

そして、その2人は私の方を見ると、お互いの顔を見て、もう1度見た。

 

 

「「居たあぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

 

私の方へと向かう。実際、あんな地獄絵図見せられて正気の沙汰で居られるプレイヤーは居ないだろう。

 

でも、それはゲームでのみ。現実ではどうしようもないニートなんて呼ばれてる場合が多い………というか、ALOは現実の運動能力に左右される。しかしSAO帰還者のステータス引き継ぎもあり、実際にリアルでも運動神経良いプレイヤーでも無い可能性もある。

 

この2人のプレイヤーは………どっちだ?この人数相手に対抗出来るプレイヤーは見たことが無い。というか、番傘持ったプレイヤーがALO仕様では無いように見える。しかも番傘の先端から連続でライトエフェクト出てたし、何あれ?

 

その2人の人物は私の前で止まり、1人のプレイヤーの容姿が変わる。銀髪へと。

 

 

「アンタがシャムロックギルドリーダー『セブン』かい?」

 

 

銀髪のプレイヤーが話しかける。………あっ、スメラギ君だ。どうなるか見てみようかしら。

 

スメラギ君は急激に接近し、2人の前に立ち塞がる。

 

 

「誰だ貴様等ッ!!?」

 

「誰かってか!?そうです、私が変なプレイヤーです!!………じゃなくて、俺は現水妖精領主のシヴァだ」

 

「この毎度毎度ネタを挟まなきゃ死んじゃう病の変なプレイヤーもとい、マスターの従者をしております。闇妖精でAIのkaimuです。以後お見知りおきを」

 

「俺をdisんな!!!っと、先ず悪ぃな。アンタの居場所を知るために態々ボコっちゃったゼ☆」

 

「…………」

 

「………はぁ、だから嫌なんだよ。こんなマセガキに態々忠告すんの」

 

「貴様………今何と言った?」

 

「………マスター、このプレイヤーの殺意が上昇しています。しかも調べた所、OSSの所有が確認できます。後………予測できる行動は」

 

「セブンの侮辱は許さんッ!!」

 

 

何故かスメラギ君はメニューを開き、操作する。そして、シヴァとかいうプレイヤーの前にウィンドウが展開する。

 

つまりは、デュエルだ。スメラギ君がデュエルを申し込んだのだ。当のシヴァというプレイヤーは溜め息を吐きながらデュエルを受ける。完全決着というモードにしていた。

 

スメラギ君とシヴァとかいうプレイヤーは少し離れ武器を構えた。スメラギ君は何時もの刀を、シヴァというプレイヤーは………kaimuと言ったAIが武器に変化し、それを装備する。

 

そして、デュエル開始のアラームが鳴った。

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

~シヴァside~

 

まったく面倒な………俺は注意喚起しに来ただけなのに。

 

 

「いや、先ずこれ注意喚起じゃなくて無双でしたからね。ただの殲滅行為ですからね」

 

「お前もしてたがな」

 

 

お互いにバカ言い合う。AIとプレイヤー、こんな訳分かんねぇ絆か?俺と同じバカやるのは面白いが。

 

っと、アラームが鳴ったな。スメラギ………俺と同じウンディーネだが、見てないプレイヤーだな。セブンに付きっきりってか?お目目が怖い怖い。

 

接近すると-恐らくOSSなのか-スメラギの左腕が水色のエフェクトを纏い、俺に攻撃を仕掛ける。

 

その攻撃の防御にスタープラチナで足腰の強化をする。中々一撃一撃が重いな。それが3回………やはりOSSだな。俺のHPがイエローまで落とされていた。

 

だが、驚いてたのはスメラギとかいうプレイヤーだった。怒りに身を任せた攻撃って大方強いと聞くが、銀魂要素あるから弱くなってら。

 

つー訳で、スメラギの懐に接近し心臓に壊無を刺し込む。スメラギを蹴り、持っていた武器を奪い首もとに壊無を向ける。

 

相手は事実上の降参………ではなく魔法で攻撃。奪った武器でいなし、壊無で斬る。ついでに奪った武器を捨てて、【ホーリー・ランス】でトドメをさす。

 

終了のアラームと大きく提示されたウィンドウが空中に広がる。エンドフレイムを【リザレクション】を使いスメラギを元に戻す。

 

んで、セブンに向かう。

 

 

「さて、セブンだっけか?伝えることがあってな」

 

「………な、何?」

 

「アンタに忠告。メンバーが多すぎると他のプレイヤーとのイザコザが多くなるから、それの注意喚起さ。じゃあな」

 

 

という訳で帰る。帰るんだよ、注意喚起終わったの。だからシノンとイチャイチャすんの!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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