銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
『1週間後 東京台東区』
「家でゆっくりしたかったんだお」
「開始早々お前は何を言ってる?」
はい、皆様。今ね、エギルの店に行ってるんですよ。和人と俺で。
「いや、まだ詩乃と一緒なら良かったぜ?何でむさい男二人並んで行かにゃあいかんのだ?って話なんだよ」
「仕方無いだろ。急に用事出来た。って言ったろ。俺だって明日奈と行きたかったわ。それなのに何で銀というシリアル変換マシーンと一緒に行かなきゃなんねぇんだよ?」
「シリアルは銀魂要素の特権。これは常識の範囲内だ」b
「どんな常識だよ!?」
そんなこんなしてる内に、エギルの店『ダイシーカフェ』前まで来てたぜ。あるよね?何時の間にか着いてたって出来事。それはだね………
「す・た・ん・どのせいなのね、そうなn」
「おいィィィ!!ちょっと待たんかいィィィ!!色々とヤバイから!!それは止めろ!!」
「この気に【幽波紋ウォッチ】の生産をしておくように」
「いやだからそれ【“ピーー”ウォッチ】!!お願いだから色々な方面から怒られそうだから止めてくれ!!お前○知先生じゃねぇからな!!ここの作者!!」
「銀魂要素入ってんだからよ、この位やらなきゃタグ詐欺になるだろうがよぉ」
「何その新手の詐欺!?流行ってんのか!?」
「さて、お遊戯もここまでにしといて入りますか」
「無理矢理話題を変えやがったよ、この主人公!!」
何を仰ってるのか分かりません。それより、中に入ろうとドアを開けると既に人が居ました。
俺はドアを閉めました。
「じゃねぇだろぉぉおお!!」
「ウブァ!!!」
和人のドロップキックが炸裂ッ!!
「け、蹴ったね!!ア○ロさんにも蹴られた事も無いのに!!」
「じゃねぇんだよ!!何で閉めた!?普通中に入るだろ!?」
「いや、何か既に集まってたからハブられてる感が半端なくて。ほ、ほら俺Sでしょ?Sって打たれ弱いんだよ。だからだよ」
「いや何その謎理論!?お前のメンタル意外にもどんだけ弱かったんだよ!?こっちが訳分かんなくなるわ!!」
兎も角、店に入ってSAOクリアの宴会を始めました。さっきのドロップキックで鳩尾が地味に痛い。
カウンターに座って落ち着かせます。
「おーい、平気かー?」
「あーエギル。取り敢えずノンアル梅酒ロックで頼むわ」
「結構渋いな。んまぁ分かった」
エギルがノンアル梅酒ロック割りを作っていると、俺の隣に和人が座りました。
「俺バーボンロックで」
「(コイツにはウーロン茶が来る)」
「ヘイヘイ」
と、俺にノンアル梅酒ロックが来て、やはり和人にはウーロン茶が差し出された。そんなビクビクしながら飲もうとすんな。
そんな事を思いながら口にノンアル梅酒を含む。やはり甘いな。その直後にクライン………『壷井 遼太郎』だっけ?
「エギル~、俺にはモノホンくれ~」
「あいよ」
「よっ、クライン。明日仕事じゃねぇのか?」
「シヴァ………オメーそれは俺に対する何の嫌がらせだ?」
「おっけー把握。つまりは女性居るけど全て和人だったりとかが注目ばっか集めてるから嫉妬してると」
「痛いところを突いてくんな!!」
バーボンがクラインの前に出されて、クラインはやけ酒の様にバーボンを飲み干す。うむ、良い飲みっぷりだ。
「はいはいむさ苦しい所に来ましたよ~」
「お、里香か。ひっさびさだな。んで、何の用かな?」
「ほれほれ、さっさと彼女さん所に連れていくから来なさい」
おーおー黒い笑顔。………何で詩乃?ついでに持っていきますよ、ノンアル梅酒。
んで、詩乃の前に到着させられると………詩乃が明日奈と木綿季に捕まってます。はい?
「さってと、彼氏さんご到着~!!」
「ちょ!!リズ!!///」
「嫌な予感しかしませんが、大分予想が着くのは気のせいではないよね?ね?」
「さぁて、アンタら………ユウキから話は聞いたけど何もしてなかったと。結婚してたのに」
「………木綿季、後でお仕置き」
「(やっぱりか~………お兄ちゃんが、お仕置き………)」
「ッ~!!!///」
「………はぁ。いやでもよ、一応何処でもイチャついていたと思うんだが。そこんとこはどうなの?ノーカンなのか?」
「………ぎ~ん~!!///」
「いやアンタね、そこ自分から言うかしら?普通」
「ん?将来の嫁さんとの経過を俺が話すといかんのか?」
「ぁぁぅ~…………///」
「………スッゴいデレデレじゃない。アンタSじゃなくてドSでしょ」
「ドSか知らないけどSだな」
「自覚してんのかい」
「何ならSっていう証拠をもう1つ見せようか?」
「………嫌な予感しかしないわねぇ」
「詩乃~」
「………ふぇ!?な………何?」
………ムッフッフッ(黒笑ニッコリ)詩乃、俺の方を見てしまったな。ここですかさずザ・ワールド!!ついでにクレイジーダイヤモンド!!
時を止めて、ノンアル梅酒を持って口に含んで………時を稼働させて、詩乃の口に運びますよぉ。
「んぐっ!?///」
「そ、そそそ総督!?///」
「…………お兄ちゃんスゴい大胆だね」
「ウップ………しまった砂糖が………」
そんでもって、全部運んだ後は詩乃から少し離れて様子を見ると………うむ、赤い。というか目がトロンとしているのはあれだな。ちょっとやり過ぎた。
「………ふぅ、どうだったかな?諸君」
「和人君もこれぐらい大胆だったら………詩乃のん羨ましいなぁ」
「………銀」
「ん?」
詩乃が耳元に近付いて囁いてきた。
「次は覚悟してね♡」ボソッ
「………ほぉほぉ、なら楽しみにしてるよ」
「………意地悪♡」
「それが俺ですから♪」
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『それから時間が経ち、ALO内』
………詩乃が離してくれなかったぜ。ん?あぁ、大してやましいことでもないね。うん。ただ家に帰ったら詩乃から延々とキス求められただけだが?
そして、今はALO内に居るわけだが………おっと、そろそろ来たか。あ、ちなみに俺はウンディーネにしました。ついでにアイツに頼んで銀髪天パにしてもらった。
上空から刀とローブが降ってくる。それをキャッチし、俺はローブ【ソクラテス】を着て、刀を持ち………
「アクティブモード移行」
刀から変化したのはkaimu。そう、先程降ってきた武器は【神壊刀・壊無】。つまり、またkaimuと行動出来る訳で。
「マスター、お久しぶりですね………つってもそこまでですが」
「確かにな、一週間位だもんな。それよか、ストレアとユイは?キリトたちと一緒か?」
「えぇ。というか気付いてくれませんか?私も妖精の翅生えたんですけど」
「ふ~ん、そう。種族はインプか?」
「えぇ。暗闇でも護衛出来ますし、武器としても使用可能です」
「んま、心強いな。………そろそろ行くか」
「了解しました。武器に戻ります」
kaimuは武器に戻り、俺は空を飛ぶ。普段感じる事が少ない経験に、少しだけ高揚するな。………幽波紋でも出来るけど。
途中、ケットシーのシノンと、インプのユウキと合流して空へと舞い上がる。
そして、見えた先には………【浮遊城アインクラッド】。SAOの舞台だ。また49層でギルドホーム買おうかな?
キリトたちと合流すると、キリトは全部リセットして初めに戻ったそうな。
俺か?俺は『破壊神』ですしお寿司。一応、コイツら纏めてたギルドリーダーだしよ。また導かなきゃならねぇんだよな。重荷があるって良いもんだぜ。
「さぁて、皆行くか!!」
『おー!!!』
そして、次に始まるのは………新たな妖精の物語だとさ。