銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
『二年後 2015年5月14日』
坂倉家剣術練習場にて
「ハアッ!!!」
「んー、凄い凄い」
思ってねぇだろ。死角に潜り込んでいたのに普通に防御する奴が居るか。………あ、居たわ。ここに。
「相変わらず凄いねー」
「何処が?ッアァ!!!」
「ほいっ。まぁ大分動きも良くなったよ。和人君も動きが良くはなってるけど、まだ足捌きが上手くいかない所があるね。後で一緒にやろうか」
「はーい」
何で和人が居るのかというと、この鬼畜過ぎる親父に和人の祖父ちゃんが入門させたんだよ。しかも一年前に。
んで、親父の巧みな話術で和人がみるみる成長中っと。
流石に俺が今やってる空中で後方一回転の途中で木刀振るうのは無理だけど。
「はい、今日はここまで。二人ともお疲れ様」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、き、今日も一本取れなかったorz」
「大丈夫、銀君?」
「銀先なら後少しで体力回復するから大丈夫さ。それより和人君、おやつは食べるかな?」
「食べるー!!!」
和人がドタドタと居間に行った。俺は少し休んだら十二分に動けるので居間に行ったお。
坂倉家の居間にて
「ドーナツおいしー!!!」
「これサーターアンダギーや。ドーナツちゃう」
「違うの?」
「それは沖縄で食べられるオヤツさ。ドーナツに似ていると言えば似てるけどね」
「ふーん」
美味しそうに頬張るなぁ。今は愛想があって良いんだが、成長するとコミュ症になるんだよなぁ。主に家族関係が原因で。
「所で二人とも、学校の方はどうだい?」
「うーん………あんまり楽しくない」
「そこまで」
「おや?それは何でだい?」
「うーん………何か楽しくない」
「どいつもこいつも周りを見れば女子にイタズラしたり、俺らの上履き取って行くし」
「因みに、対応は?」
「持ってた木刀で力見せて脅した」
「はい、お仕置き決定」コツン
「うぎゃ!!!」
「あ、落ちた」
まーた、これだよ。何処の吉田松○だよ。
んで、穴から脱出して直すと。
「そういえばさ、銀君が何時も手を触れるだけで傷が治るやつって何なの?」
「………取り敢えず超能力で」
「お陰で修繕費要らずで便利」
「誰の馬鹿力で壊れてると思ってんの?」
流石にスタンドを知らない……あ、ジョジョのスタクルが放送されてたんやった。母さんが居るときに見ると、こちらの目を手で隠してくるんだよなぁ。メンドイ。
「超能力?」
「科学じゃ解明出来ない不思議な力をそう言うのさ」
んまぁ超能力者よりスタンド使いなんだけどよ。
「ふーん」
「そういや和人、パソコンの調子どうなってる?」
「何時も通り動いてるよ!!!」
「あれにはビックリしたよー。本当に凄いねぇ和人君は」
「えへへっ♪」
そう、六歳でジャンク品からパソコンを作りやがったよ和人。真面目に凄いとしか言いようがないんだな。
坂倉家和室にて
「あ~、どぅんどぅん気力が抜かれていくんじゃ~。」
「眠い~。………く~」
寝たよ。寝ちゃったよ。んまぁ、畳の魔力には勝てないわな。だってさ、畳って寝転がると眠くなるよね?ならない?
「く~……………」
ちゃっかり親父も寝てるし。んま、俺も寝るか。
その2時間後、桐ヶ谷家に付き添いで和人を家に帰した。
因みに直葉ちゃんは仲良くなれました。スゲー態度ちげぇ。
『その日の夜』
珍しく母さんが帰ってきました。あれ?何でだ?
「ただいまー!!!銀君良い子にしてたー!?」
「してましたしてました。だから急に抱きつかないで。帰ってきて早々抱きつかないで」
「んもぉ、冷たいわねぇ。お母さん悲しいなぁ………」
「はいはい、嘘泣きは見飽きたよ」
「はははっ、もうとっくにバレてたよ彩月。銀先は既に知ってたんだ」
「むぅ~」
腹いせに俺の頭を撫でてきた。くすぐったいぞ。
「……何で撫でるのかな?」
「良いじゃん、別に」
「はいはい。そんなことより夕食だよ。席に座って」
「もうちょっと愛でるぅ。」
「夕食食べたら、今日なら幾らでも愛でて良いから食べるよ」
「はーい!!!」
…………何とチョロい母親なんだろうか。直ぐに座ったよ。
あ、因みに今日はカレーだそうです。
和人の所じゃ何食べてんだろ?
またもや因みに、親父の作る料理は一段と旨い。プロ顔負けとも言える料理スキル持ちだ。たまに俺も親父の指導のもとで料理をしているが、やはり親父は超えられなかった。
親父は全員分のカレーを配ると、席に座って………
将「いただきます。」
銀・彩「「いただきます。」」
親父が礼をして、俺たちも夕食を食べる。
………うむ、やはり旨し。どうやったら、ここまで辿り着くんだ?
「そういえばさ、銀君。和人君たちとは仲良くしてる?」
「何時も通りだよ。仲良くやって、仲良く修行して」
「………はっきり言って、お父さんの練習結構ハードよね?」
「それを言うなら、彩月の中国武術も練習ハードだよね?んまぁ銀は何れもやってるけど」
「………確かにそうね。まぁ私たちの子どもは、私たち両方の利点を受け継いでるってことね♪」
いいえ、違います。努力しました。
そんなこんなで1日が終わるのであった。