銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
『第22層 キリト&アスナのホーム』
「ふぅん。つまり、今は親代わりって訳ね。納得」
「んで、そちらはユウキが発見してユウキが意気投合。んでこうなったと」
はい、皆さん。ちょっと話をしてましたよキリトと。カーソルが表示されないから何だろうと思っているが、流石に小さな子どもを1人置いていく訳にもいかず預かっていると………そういや………コイツもそうだな。
そんで、『もう1体』居たな。ここいらで紹介しとくか。
「キリト、カーソルが表示されない件なんだが………1つ心当たりがある」
「ほぉ………ハァッ!?」
「本当ですか!?総督!!」
「ん。多分な。だが、聞けば分かる筈だ」
「聞くって………誰に?」
「いや、『誰』という訳じゃあないな」
「「「???」」」
「何の話してるの~?」
「パパ、ママ、何のお話?」
「ユイちゃんに関係あるお話かな?」
「さてっと」
俺は『神壊刀・壊無』を出す。それに疑問符を浮かべる者たち。んま、そうだろうな。ここからちょっと驚くけど。
「アクティブモード 移行」
壊無が突如として光の玉となり、やがてそれは人の形となっていく。
そして、そこに居たのは………『銀そのもの』であった。
「「「………ん?」」」
「何か御用ですか?マスター」
「ちょっと紹介したくてな。あ、お前ら紹介するよ。コイツは『kaimu』。んまぁAIだ」
「「「………ハアァァァァァアアア!?」」」
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「シヴァ!!これはどういう事だ一体!?」
「そうよ!!ちゃんと説明してよシヴァ!!」
「キリト、シノン、落ち着け。今から話すから落ち着け」
キリトとシノンを落ち着かせて椅子に座らせる。落ち着いた所で話をし始めますよっと。耳かっぽじってよーく聞いとけよ。
「先ず、コイツはAIだ。武器に化けてたけど」
「………kaimuに質問だ。お前の正体は何だ?」
「それ、マスターが言いました。んまぁ詳しく言うなれば、私は『カーディナルそのものに保護されているプログラム』です」
「『カーディナルそのものに保護』?」
「はい。カーディナルはプレイヤーの細やかな心情やプレイヤーの攻撃パターン等を計測させる為に私を作りました。そして、どの様な攻撃で有ろうと『この状態』の私を傷付ける事は出来ません」
「でも、何で武器に?」
「カーディナルの計測結果、武器というアイテムに変化すれば最も多くの感情データや戦闘データが収集出来ます。そういう事です」
「それにしても、何で総督をマスターって呼んでるんですか?」
「情報源ですし。AIとは言え、出来ない事も有りますからね。呼び名は適当に着けただけです」
「つー訳だ。あ、因みに武器の状態でもAIの機能は少し働いててよ。壊無の遠隔操作が出来るんだよ」
「そして、そこに居る二人ですが………彼女らはMHCP。《メンタルヘルスカウンセリングプログラム》、即ち私と同じAIです」
「「「!!!!!」」」
「だろうと思った。初めてkaimu見た時、カーソル無かったからもしかすれば………って思ったが、当たってたか」
「嘘………ユイちゃんが………AI………」
「………ねぇねぇ、モジャモジャ2号さん」
「モジャモジャ言わないでください。結構気にしてるんですから」
「おいkaimu、テメー元に戻されて壊されたいのか?」
「それって………私たちが君と同じ存在って事?」
「語弊がありますね。『同じ』では無く『似た』存在です。その癖、私と貴女では仕事自体違うし立場も違う」
「でも、そうなんだよね?」
「………まぁ、あながち間違っては無いです。それと急ですが、記憶を取り戻したくはありませんか?」
「貴方、そんな事出来るの!?」
「私はカーディナル自身に保護されているプログラムです。つまり記憶等は消去事態されていません。即ち、彼女らの事も知っている。その記憶のバックアップを使い、取り戻させるのです」
「………なぁkaimu」
「何でしょうか?キリトさん」
「バックアップって事は………俺たちとの記憶は………」
「あぁ、ご心配無く。バックアップと言っても随時更新されていきますからね記憶は。つまり、貴方たちと過ごした時間も残された状態になります。ご安心を」
「…………」
「ご心配ですか?元に戻ってしまう事が」
「………そうです。だって………もしユイちゃんが………ユイちゃんが………」
「アスナ………」
「杞憂ですよ、そんな心配」
「………何で言えるんですか?」
「私がそうだったからです。このシヴァというプレイヤーに会ってからというもの、多くの楽観的思考や感情が計測されましたし、何より私がAIという正体を見せても驚きすらしなかったので」
「いや、あん時は驚いたぞ。少しだけ」
「兎に角、心配は要りません。思い出が勝つに決まってますから」
「何て無責任なAIなのかしら………」
「私の経験談ですから、大丈夫です。では、記憶を戻させてもらいますよ。二人とも」
「………うん、分かったよ」
「何されるの?パパ、ママ」
「大丈夫、少しだけ目を瞑っていれば良いから」
「では、始めましょうか」
………え?何これ、また終わり!?ちょっと待ってよ折角良いところだったのによぉ。ふざけんじゃねぇぞ作者!!
[これ書いてるの深夜なんだよ察しろ]
そこは意地を貫き通せよ!!貫いてでも全部書けよ!!
[もう、疲れたよパトラッ“ピー”]
タイトル回収をここでしやがったよ、このバカ!!