銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
『2024年10月 第74層 迷宮区』
あの出来事から2ヶ月。あの出来事、というよりシノンと結婚してから騒がしい毎日であった。
何故か朝起きたらシノンとユウキとフィリアがベッドに居たり………いや、まだシノンとユウキは分かるがよ、何でフィリア?そのせいで「修羅場突入早くね!?」等と変な誤解をされた。
それが毎日続いてみ。朝起きたらシノンとフィリアが口喧嘩、ユウキは俺の上で寝てる………どんな光景だ?
だが、今は………
「フィリア!!キリト!!どっちが多く倒せるか勝負しよー!!」
「よーし!!望むところよ!!」
「いや、ここ迷宮区!!少しは緊張感持て!!」
何時もの光景。誰かがボケて、キリトがツッコむ。こんな何時もの光景を見ているのは、俺と………
「相変わらず騒がしいなぁ」
「それが私たちじゃない?♪」
「んまぁ、確かにな」
嫁さん………というより彼女と言った方が良いか。ここではシステム上での結婚。本当の結婚では無い。
しかしながら、シノンは結婚しているという事実しか見てない訳で………
「シヴァ、今日は晩御飯どうするの?」
「んー………そうだなぁ………無難にカボチャシチューとか、キノコ料理とか?」
「成る程。楽しみにしてるわよ♪旦那様♪」
という他愛も無いやり取り。その中でも、やはり可愛らしい笑顔を放ってくる嫁『シノン』。
ユウキとは、また違った物が有る訳で………ってか恥じらいも無く言ったな、オイ!?
「おーい、お二人さん。イチャイチャすんのは良いが、敵来てるぞー」
キリトの発言で前を見ると、リザードマンが来てた。
一方、シノンは俺を見ていてリザードマンに気付きもしない。
なので、シノンにお姫様抱っこをし、跳躍してリザードマンを避ける。
跳躍してキリトたちの元に着地すると、フィリアとユウキが先程のリザードマンに攻撃をするとポリゴンとなって消えた。
「あー、結局相子かー」
「(は、速い………何て速度で動くわ攻撃するわ………)」
「………やっぱりガッツリ系の食事が良いかな?」
「私は何れでも良いんだけどね♪」
「よーし、ここらで帰るとしよーぜー」
ということで、帰ることにしました。俺とシノンは暇だったので74層の森に行きました。
──────────────────────────
~キリトside~
『第49層 ギルドホーム』
………ふぃー、このギルドに今2組の結婚ペアが居るのか。
『ノーチラス』と『ユナ』。『シヴァ』と『シノン』
………ノーチラスとユナは分かるとして、シヴァとシノンは分かんなかったなぁ。まさか結婚だなんてよ。
「おーい、帰ったぞー」
「んぁ?随分と遅かったな。何かあったか?」
「おっと、そうだった。見せたい物が有ってな」
シヴァはストレージからアイテムをオブジェクト化させる。
………まさか………これは!?
「『ラグーラビット』を3匹ゲット!!そんでもって、今日の夕飯のメインはコイツだ!!!」
「うおおぉぉぉ!!!マジか!!!スゲーじゃねぇかシヴァ!!!S級食材だろ!?これ!!」
「いや、偶然3匹居て、そこをシノンの弓スキルで射ぬいてもらった」
「ふふん、私に感謝しなさい」
「流石俺の嫁さんだ。ご褒美でもあげようかね♪」
「うぅ………///ズルい………///」
さて、何をしようかね。っと、それより。
「アスナにも手伝ってもらいたいんだが………まだ帰って来てないのか?」
「………そうだな、もうそろそろ帰って来ても良い時間「た、ただいま!!」噂をすれば」
「あー疲れたー」
「おろ?リズじゃん」
「あら、シヴァにキリト。それと………シヴァの嫁さんだっけ?ニヤニヤ」
「そうそう。俺の嫁♪」
シノンの肩を掴み、抱き寄せる。すると、シノンの顔が赤く染まった。
「ぁぅ………///」
「へぇ~、アンタ意外にも攻めるのね。メモっとこ」
「それよりよ、何でリズも一緒に?」
「ちょ、ちょっと訳ありでして…………」
──────────────────────────
~シヴァside~
『10分後』
「アスナ、そりゃまた災難な事で」
「そうですよね!!?全く、何でストーカーが出てくるのか!?」
そりゃ、そんなスタイルの整った美人さんをストーカーしたいのは分からんでもない。今はシノンが居るからどうでも良いが。
あ、因みにシノンは俺の部屋に戻りました。キリトも自室に戻って料理を待っています。
因みに、料理をしながら話している。つっても殆ど簡単な工程なので、そこまで時間はかからないが。
「良いですよねぇ。総督にはシノのんが居て、ユナちゃんにはノーチラス君が居て」
「そりゃアレだ。アスナも好きな奴に告白すりゃ良いじゃん」
「それが出来れば苦労はしないですよ………」
「んまぁ、アスナが気にいってんのはキリt「何で知ってるんですか!?」逆に知らないとでも?」
「えっ?じゃあ………バレてますか?」
「キリト以外な。アイツ脳みその75%食欲だからな。鈍感過ぎる」
「うぅ………遠い道のりになりそう………」
「んまぁ、頑張れ。さっさと結ばれて来い。っと、もう出来たか。呼びに行くぞ」
「………ふぇ!?は、はい」
「………キリトの事、考えてたな」
「………バレますよねぇ」
それからシノンに夕飯が出来たことを伝えると、俗に言う恋人繋ぎで皆に夕飯の知らせをした。
その時のシノンは笑顔過ぎたそうな。
んまぁ良いか。喜んでくれるなら別にどうでも良いや。