銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

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巨人の手は人間の手と同じ様に斬れたら良いな

『翌日』

~シヴァside~

 

「つー訳で使わない短剣ある?」

 

「いや何朝っぱらから物騒な事を言ってんのよ。しかも朝食中に」

 

「何かない?取り敢えず」

 

「ギルドストレージに送るから待って。後、取ってきた武器見せなさいよ。全部」

 

「何で全部?んまぁ見せるけどよ」

 

「じゃあボクも見るー!!お兄ちゃんの新しい武器楽しみだね!!♪」

 

「「変わったなぁ………」」

 

「………2人揃って何言ってるんですか?」

 

「気にしないでくれ。あれ何時もの光景だから」

 

「お、サンキュ。………あら?これイーボンか。お気にじゃ無かったっけ?」

 

「まぁ………ちょっとね」

 

「そうかい。あーキリト、ギルドストレージから取ってくれ」

 

「ん、分かった」

 

「い、良いんですか?これだけの物を貰ってしまって?」

 

「大丈夫、大丈夫。アイツは物分かりは良いんだよ」

 

「脳天ぶち抜くが良いよな?」

 

「デュエルじゃなきゃおけ」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

『ギルドホーム 運動場にて』

 

「ほれ、これがボスクラスのモンスターから掻っ払ってきた弓だ」

 

「おー!!すごーい!!」

 

「近接武器の世界に弓とはこれいかに?」

 

「んで、これが俺の新しい武器【神壊刀・壊無】。こっちは新しい防具【ソクラテス】だ。エギルに頼んで鑑定してもらったがよ、武器の方はこれと言って特殊効果は無いんだが防具には『ダメージ軽減80%』に『1/10の確率でダメージ無効』っていうぶっ壊れ性能」

 

「この弓には何か効果はあるのかしら?」

 

「遠距離に攻撃できる上に威力が結構高い。キリトの持つ『エリュシ・データ』よりかは劣るが他の武器よりかは高い。断然良い武器だ」

 

「………でもさ、これ装備できるの?」

 

「俺は無理だった。誰か装備出来ないか探してはいたな」

 

「………何か関係あるのかしら?」

 

「「何のこと?」」

 

「何か珍しいスキルが増えてたから、もしかしたらと思って」

 

「何か射撃っぽいスキル?」

 

「ん。そうね。よくよく考えてみればね」

 

「ならさ!!その弓お姉ちゃんが装備出来るの!?」

 

「そうかもね♪」

 

「なら、それはシノンが装備するんだな。ならくれてやる」

 

「ん、ありがとう」

 

「………っとキリトからメッセ着たぜ。準備の時間だ」

 

「はーい」

 

「さて、準備としましょうか」

 

「………うし、フィリアにも連絡着いてと」

 

「よくもまぁギルドに誘ったわね。上手くいくとも思って無かったけど」

 

「(………そん時、顔を赤くしてたのは何故だ?)」

 

 

 

 

 

 

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~キリトside~

 

「そこで待ち伏せてる奴、出てこいよ!!」

 

 

………全く、シヴァの奴。俺を………というよりシリカを餌みたいな扱いにさせやがって。こっちの方も考えてくれよ。

 

 

「ロ、ロザリアさん………!?何でこんな所に………!?」

 

「あたしのハインディングを見破るなんて、中々高い索敵スキルね、剣士さん。それに、その様子だと首尾よく『プネウマの花』をゲット出来たみたいね」

 

「『その花を渡せ』だろ?」

 

「あら、知ってたのね」

 

「だが、そういう訳にもいかないんだな。オレンジギルド【タイタンズハンド】リーダー『ロザリア』さん」

 

「………へぇ」

 

「で、でも、ロザリアさんはグリーン………」

 

「簡単過ぎる手口だ。グリーンの奴等が獲物を見繕い、オレンジが待ち伏せする。追跡していたんだろうが、バレバレだったぜ」

 

「そこまで分かってて、その子に付き合うなんて………バカ?」

 

「いや、俺たちも探してたんだよ。アンタ10日前に38層で【シルバーフラグス】ってギルドを襲ったな?」

 

「………あぁ、あの貧乏な連中ね」

 

「リーダー以外の4人が殺され、リーダーは最前線の転移門広場で仇討ちしてくれる奴を探していたんだ。そして、彼はアンタらを『殺す』んじゃなくて『牢獄に入れてくれ』と言った………アンタにその気持ちが理解できるか?」

 

「マジになっちゃってバカみたいwwここで人を殺したとしても、そんな証拠何処にも出てこないし、本当に死ぬ証拠も無い………それより、自分の身を心配したらどう?」

 

「アンタたち!!出てきな!!」

 

 

………そうは言っているが、誰も出てこなかった。目の前にいるロザリアは少々顔を歪ませ叫んだ。

 

 

「アンタたち!!何をしているんだい!?さっさと「出てこねぇよ」!?」

 

 

その言葉の後、次々に倒れながら現れる人物たち。………お前らなぁ。

 

 

「よぉ、キリト。どうだい?調子は?」

 

「んなっ!?な、何を!?」

 

「何って、お前ら監獄送りにする為に下ごしらえしてたんだろ。バカじゃね?ww」

 

「と言っても、武器破壊と麻痺属性付き武器で動けなくしたんだけどね。お兄ちゃんすごいよね!!」

 

「おいおいユウキ、そこは相手をビビらせる為に総督って言わなきゃ」

 

「総督………まさか!!でも!!」

 

「そう、あのシルバーフラグスの件は俺たち【奇兵隊】が承った。つー訳でアンタはお縄に着きやがれ、くそババア」

 

「ッ!!でも、この距離じゃあ1人だけの奴は守れないわよ!!」

 

「あ、フィリア。動かないで良いぞ」

 

「うえっ!?な、何でよ!?」

 

「どうせ「な、何よ………これ」ほら見ろ。麻痺矢で狙撃してくれるから」

 

「あぁ、納得」

 

「と、いうことだ。アンタは仲間と一緒に監獄に行け」

 

 

渡された回廊結晶を使い、ロザリアを含むメンバー全員を監獄に送る。………後で何か奢ってもらうか。

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

『ホームへの帰り道』

~シヴァside~

 

「あーごめんよ、シリカ。餌紛いの事させちゃって」

 

「い、いえ!!気にしてません!!」

 

「そうかい。なら気にしないでおくよ」

 

「………あの総督さん」

 

「んぁ?何?」

 

「………私を、奇兵隊に入れてくれませんか!?」

 

「あ、良いよ」

 

「ですよね………って良いんですか!?」

 

「何?断られると思ってたの?俺ぁんなこたぁしねぇさ」

 

 

少し話を聞かれない為にシリカに近付く。

 

 

「それにキリトのこと、気になるんだろ?」

 

「!?///」

 

「んま、そういうこった。ようこそ【奇兵隊】へ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

会話文多くね?

 

 

 

 

 

 

 

 


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