銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

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ビーストテイマー?ふぅん、珍しいね

『2024年2月 第35層 迷いの森』

~シリカside~

 

「はぁ………はぁ………」

 

 

街に戻る途中、ドランクエイプ3体が現れて戦闘になってしまった。苦戦する中、ピナが回復をしてくれる。

 

 

「きゅるー!!」

 

「………回復ありがとう、ピナ!!」

 

 

咄嗟にストレージを確認すると

 

 

「しまった………!?回復アイテムが………なくなった!?」

 

 

確認している途中、ドランクエイプが持っている棍棒で襲いかかってくる。

咄嗟に目を瞑ってしまう。

 

だが、不快な音と共に私は目を見開いた。その音の先にはピナが居た。

 

 

「ピナ………!?」

 

「きゅるぅ…………」

 

 

ピナは衰弱し、ポリゴンに成りかけていた。

 

そして、ポリゴンへと成り果てた。

 

 

「ピナーー!!!」

 

 

私はポリゴンと成ったピナの元へ駆け寄り、涙を流した。

 

 

何時の間にか、ドランクエイプの群れが消えていた。

 

 

 

「君!!大丈夫だったか!?」

 

 

そして、ある人と出会った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

『第49層 ミュージエン』

~キリトside~

 

まさか、こんな所でビーストテイマーと会えるとは………珍しい事もあるもんだな。と思う今日この頃。

 

ドランクエイプに襲われていた所を助けたのだが、そのテイムモンスターがポリゴンと成り、アイテム『ピナの心』が確認出来たので47層に行く為の準備をする為にギルドホームに来ている。

 

 

「着いたよ。ここが俺たちのホームだ」

 

「俺………たち?」

 

「ここに今は俺を含めて7人居るんだ。2人は別ギルドの奴らだけどな」

 

 

ホームに入り、居間へと案内する。………ありゃ?そういやシヴァは?

 

 

「あ、ちょっと待ってくれよ」

 

「あ、はい!!」

 

 

何処に居るんだか?………居なかったらアスナに頼むか。と、噂をすれば何とやら。

 

 

「あ、アスナ」

 

「あ、お帰りキリト君。早かったね」

 

「あーそれよりシヴァは?」

 

「総督さん?それなら45層の迷宮区に行ったけど」

 

「あ、居ないのか。あぁアスナ、ちょっと手伝ってくれないか?」

 

「???」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

「どうぞー♪」

 

「あ、はい!!どうもありがとうございます!!」

 

 

という訳でアスナに紅茶を淹れてもらいました。序でに俺にも。あぁ後………

 

 

「へ、へとへと………」

 

「総督、本当に大丈夫なんですか?休まなくて」

 

「折角の客なんだ。俺が休んでどうするよ?」

 

「というか、何でお前また1人連れてきてんだよ」

 

「あのなぁ………ボスクラスのモンスターに襲われてたんだぜ?助けるに決まってるだろ普通。んまぁ、その後疲れたから移動するの手伝ってもらったんだが」

 

「えぇと、『フィリア』さん………って呼んだ方が良いかな?」

 

「えぇ。後フィリアで良いわ。えぇと」

 

「アスナで良いよ。宜しくねフィリア」

 

「ありがとうなフィリア。お陰で弓もゲット出来たし」

 

「弓?アルゴからの情報が弓?」

 

「いんや、弓は序で。本命は………」

 

 

急にシヴァはストレージからある物を取り出す。

それは刀とコートの様な防具であった。

 

 

「後よ、キリト。多分ユニークスキルゲットしたわ」

 

「ん!!?ごほっげほっ!!!お、お前もか!?俺の『二刀流』と同じ類いの!?」

 

「あぁ。何か名前がよ【破壊と無知】っていうんだよ。んで、この刀の名前が【神壊刀・壊無】で、この防具が【ソクラテス】って言うんだよ」

 

「何故に哲学者の名前?」

 

「っとそれより、キリト。お前の方は一体何だよ?」

 

「あぁ、そうだな。この子のテイムモンスターが消失してな一旦落ち着かせることも考えて連れてきたんだ」

 

「それってもしかしてビーストテイマー!?マジか初めて見たぜ」

 

「あ、でも確か聞いたことがあったかな?ビーストテイマーの【シリカ】だっけ?もしかして、この子?」

 

「………実際は、そうやって祀り上げられているだけなんです。大した実力も無いから………ピナが………」

 

「だが、方法はあるんだよな?キリト」

 

「あぁ。あるぜ」

 

「えっ!?」

 

「だけど、ビーストテイマーが行かないとそのアイテムは取れない」

 

「んで、しかも47層に存在するんだろ?その蘇生アイテム。んで、見た所レベルもあれだから装備品で代用ってか」

 

「話が早くて助かる。使える防具と武器を用意出来るよな?」

 

「短剣はシノンの管轄だぜ?しかも今頃シノンはユウキと寝てる。準備は明日、出発と平行にしようぜ」

 

「それもそうか。ならシリカ、今日泊まってくか?もう遅いし」

 

「ふぇっ!?あ、あのぉ………良いんですか?ここまでしてもらって」

 

「良いの良いの。この総督、もといバカは良いらしいし」

 

「よし、キリト。後でデュエルな。それとフィリア、お前も泊まってけよ。もう遅いしな」

 

「………それじゃあ遠慮なく……」

 

 

と、いうことで2人泊まっていくことになりました。

 

 

 

 

 

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その夜………

~シヴァside~

 

【やっほー熊ー】

 

【その名で呼ぶな!!用件は?】

 

【ユニークスキルゲット(※但し秘密に)】

 

【マジで?どんなスキルだよ?】

 

【『通常攻撃の一発一発が最上位スキル級の威力になる』】

 

【ただのチート ワロスww】

 

 

こんな夜に殺人ギルドの首領とメッセ飛ばしあう光景を見たことあるか?しかも秘密にしておくべきスキルを。

 

 

 

 

 

 

 


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