銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

25 / 132
お気に入り登録者100人突破記念特別編………何てどうでも良いので何時もの通りにやらせてもらいます

「何かあったのか?」

 

「おぅノーチラス。どうだった?考えてみて何か分かったか?」

 

「………まだ分からん。そもそも、1日で考えが纏まる訳無いんだがな」

 

「………それもそうか。あ、なんならホーム寄ってくか?そろそろ日も暮れるし、飯でも食ってくか?」

 

「はぁっ!?」

 

「良いじゃねぇか。なぁユウキ?」

 

「うん!!♪あ、ユナもご飯食べに行く?お兄ちゃん料理スキルそろそろコンプするらしいし♪」

 

「………はぁ。ユウキが言葉使いを覚えるのは無理そうだな」

 

「お兄ちゃん、それどういう意味?」

 

「言葉通りの意味だよ」

 

「むぅ~!!………それで、どうするの?」

 

「そうですねぇ…………」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

『第49層 奇兵隊ホーム』

 

 

「………で、結局連れてきたんだな。シヴァ」

 

「まぁまぁ。あ、今厨房に誰か居る?」

 

「いや………居なかった筈だ。」

 

「あら?アスナは帰ってきてないのか?」

 

「序でにシノンもな。何かあったらしいが………」

 

「(お兄ちゃん、もしかしてさっきの?)」

 

「(んまぁそうだろ。)うっし、さっさと飯作るか。あ、この2人を居間に案内してやってくれ」

 

「はーい!!♪ユナ、こっちこっち!!♪」

 

「ひ、引っ張らないで引っ張らないで!!」

 

「相変わらずお前の妹は元気だな」

 

「元気なのは良いじゃん。兄冥利につきるよ」

 

「(自由だな………こんなんでギルドが成り立ってるのも驚くが)」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

『夕食後』

 

 

「ふぃー食った食った」

 

「お行儀が悪いよキリト君」

 

「お兄ちゃん、食後のお茶まだー!?」

 

「ユウキ、キリトみたいに成りたい?」

 

「やだー!!」

 

「待って、何か涙が………」

 

「………にぎやかだね」

 

「………確かにな。それに、旨かった。久しぶりに食べた気がするよ」

 

「そうだね♪」

 

「おーい、出来たぞー」

 

「おーきたきたー!!♪」

 

 

………はい、お茶を配りますよ。ってかやっと文が出てきたよ。やっと会話じゃない文が出てきたよ。

全部配り終わると同時にチャイムが鳴りました。誰だ?

 

 

「悪い行ってくるわ」

 

「(ギルドリーダーが自ら客を迎えに行ってる光景を初めて見るんだが……)」

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

玄関に到着っと。んで、玄関を開けようと思います。

………つーかピンポンピンポンうるせー!!

 

「はいはーい、どちらさm………」

 

「よぉ」

 

「やぁ」

 

「………………え?…………ええぇぇぇぇぇ!!!?ちょ、まっ……ええぇぇぇ!!?何で!?何で某森の熊さんとヒースクリフが居んだよ!!?」

 

「だれが“プー”さんだよ!!つーか、それ最初に会った時にも言われ……ってまたかい!!」

 

「私に関しては何で一介のギルドリーダーとオレンジが知り合いなのか知りたいのだが………」

 

「………ふぅ。んで?ヒースクリフは?」

 

「ノーチラスの事で話がある」

 

「Pohは?」

 

「暇」

 

「1文字で終わらせてんじゃねぇよ。ヒースクリフ、アンタは丁度良いな。ノーチラスとユナも来てる」

 

「そうか。なら………」

 

「んまぁ入れよ。Poh、お前も入れ。茶ぐらい用意してやる」

 

「おー気前が良いなbrother」

 

「はいはい、さっさと入りやがれfool」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

~ヒースクリフside~

 

 

「………ふむ、中々旨いじゃないか」

 

「はいはい、んじゃあ俺自室行ってPohと話してくるから勝手にしろよ」

 

「分かった。そうさせてもらうよ」

 

 

そう言って奇兵隊ギルドリーダー『シヴァ』は扉を通り出ていく。いやはや、他では見ない光景だな。

出された紅茶を飲み、ノーチラスと話をする。

 

 

「どうだったかな?あのシヴァという男は」

 

「………少なくとも他のギルドリーダーとは違っていることは分かりました」

 

「まぁ、あのギルドリーダーは私どもの中でも異例とも呼ぶべき気質の持ち主だからな」

 

「………俺を、あの男に会わせたのは………何故ですか?」

 

「………言うなれば、君がやれることをあの子に見つけてもらいたい。あの子に頼んだのさ、それを」

 

「やれること………ですか………」

 

「だが、まだ見つけられてない様子だな。その様子だと」

 

「………はい」

 

「………ならば血盟騎士団団長からの指令だ。『自分が出来ることを探せ。このギルドで』」

 

「………分かりました」

 

「では、私は失礼するよ」

 

 

そう言って私は部屋から出る。ギルドリーダー………ここでは総督と言うべきか。その総督の部屋に行くと先程のオレンジと総督シヴァが出てきた。

 

 

「お、ヒースクリフ。丁度良かった。ちょっと来い」

 

「ほぉ、一体何故かな?シヴァ」

 

「ちょいとした内緒話だ。さっさと来い」

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

~シヴァside~

 

俺の部屋には全ての部屋より若干広い。いや、自室用と応接用に別けている。

そして、今居るのが応接用の部屋だ。

 

 

「………つー訳だ」

 

「………つまり、君たち2人がやると?」

 

「あぁ、そんでヒースクリフ。アンタには血盟騎士団で恐らく組まれる攻略隊を止めてほしい」

 

「………効率が悪くないか?」

 

「残念だが団長さんよぉ、既に約束済みだ。俺とbrotherの一騎討ちはよぉ」

 

「………仲間はどうするつもりだ?」

 

「邪魔に成るから殺すぜ。元々ギルドなんざ興味ねぇし」

 

「恐ッ!!だが、それの方が良いかも知れないな。お前が作ったギルド、所謂殺人集団だからな」

 

「ハッハッハッ!!お前も狂ってきたな!!」

 

「喧しい。俺ぁアイツらを巻き込ませたくないだけだ、アイツらに責任負わせたくないだけだ。アイツらに殺しだけはさせたくねぇ。それだけよ」

 

「……………良いねぇ。その酔狂さ、初めて会った時から面白れぇ奴だと思ってたぜ。あんな終わり方も、あんな戦いもなぁ」

 

「頼むヒースクリフ。これぁ俺たちの願いだ、聞き入れてくれねぇか?」

 

「………そうだな。叶えてやらん事も無い」

 

「マジd「但し!!1つだけ、こちらからも要望したい」………何だ?」

 

「シヴァ、君が持つ武器の中で1番威力、耐久値が高い武器をこちらに渡してくれまいか?」

 

「………おいおい、そりゃa「それだけで良いんだな?」………brother、お前もかい」

 

「ちょっと待ってろよ………」

 

 

紅桜。1番威力が高く、特殊能力を持った刀。

 

 

「ほれ。これがそうだ」

 

「これは?」

 

「『妖刀 紅桜』。レベルが高いモンスターやプレイヤーを倒す度に威力が向上する。さらに耐久値が減っても装備しているプレイヤーのHPを使って耐久値を回復するっていう代物だ」

 

「へぇ………オメーも隅に置けねぇなぁ」

 

「使い方合ってんのか分からんが、兎も角コイツをやる。それで条件は良いだろ?」

 

「ふむ………なら良いだろう。こちらも協力させてもらおう」

 

「そうかい、宜しく頼むぜ。………所で俺これから寝たいんだが」

 

「なら、おいとまさせてもらうか。じゃあなgood night」

 

「では、私もおいとましようか」

 

「んぁ。お休み」

 

 

約束。あの犯罪者と血盟騎士団団長との約束。全く、こんな約束出来ること自体珍しいわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。