銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:(´鋼`)
『2023年 4月 第11層・タフト』
「我ら月夜の黒猫団に乾杯!」
「「「「「乾杯!」」」」」
「んでもって!奇兵隊の皆様に乾杯!」
「「乾ぱーい!!」」
「「「か、乾杯」」」
はい、皆様。今ね月夜の黒猫団のメンバーさんと飲んでますよ。いやー休息いれて良かった良かった。
「ゴブリンの群れに囲まれて………すごく、怖かったんです。ありがとうございます」
「敬語無しで。堅苦しいのは苦手なんだ」
「そうそう♪堅苦しいのh「デコピン!!」アウチッ!!!」
ユウキが俺のデコピン食らったので額を抑えています。
「お兄ちゃん!!!何でデコピン!?」
「一番最年少でしょうが。ちゃんと言葉使いは覚えなさい」
「それだったら、お兄ちゃんだってアスナより年下なのに何でタメ口なの!?」
「そりゃユウキ、最初会った時年知らなかったんだから良いじゃん」
「差別だー!!!」
「奇兵隊のギルドリーダーってあんな感じなんだ」
「世話が焼けるリーダーなんだ。そっちのリーダーの方が羨ましいよ」
「ハッハッハッ!!どつくぞ?」
「そういえば、奇兵隊の皆ってレベルどのくらいなんですか?」
「平均40位ですね」
「アスナ!!ボクは39なんだけど!?」
「変わらないでしょ。ユウキ」
「良いなー。お姉ちゃんは40だもん」
「もしかしてβテスターなんですか?全員」
「いえ、総督とキリト君だけです。」
「というか、私たちをあの総督。もといバカと一緒にしないで」
「そのバカのおかげで助けられたのは誰だったか?」
「なーんのことかしら?」
そんなこんな。つまり互いに交流を深めた後……
「えーと、総督さん?」
「おろ?ケイタ。どしたんすか?」
「いや、ちょっと話があってね。」
ケイタは俺の右隣の席に座った。因みに左隣にはユウキが腕掴んでサチに何か紹介してます。
「んで?この奇妙な輩に何を話すんだ?」
「いやね、こちらの前衛を増やしたいんだよ。今の所、俺たちのギルドで前衛出来るのがメイス使いのテツオだけでさ」
「ほぉ。んで?誰を前衛にさせたいんだ?」
「サチを盾持ち片手剣士にさせたいと思っているんだが………サチの方も勝手が分からないから奇兵隊の誰かからコーチしてもらいたくて」
「………因みに、今のサチの武器は?」
「槍だな」
「ふむ………だったら槍のまま前衛にさせた方が良いと思うぜ。何分前衛って結構ダメージ多くなるし」
「それじゃあ、一体誰がコーチを?」
「あ、俺一応槍………というより薙刀だな。使えるから教えるさ。盾のこと考えるのは初めてだが」
「良いのか?ギルドリーダーなのに?」
「どうせ俺も前衛………つーか盾持ち居ねぇから全員前衛みたいなもんだし。槍使えるの俺だけだし」
「あー………それじゃあ、頼んでも良いか?」
「構わないさ。それじゃあ明日、転移門前で待ち合わせしようか」
「ありがとう。頼むよ。」
握手交わして、お互いのギルドメンバーに事情伝えて、そこで解散!!宿屋で眠りましょう!!
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『あれから1ヶ月 第20層 ひだまりの森』
「ギイィィィー!!!」
「はあっ!!!」
「ナイス!!スイッチ頼むよ!!!」
「はいっ!!!」
今ですか?俺たちがレクチャーしてるのかな?一応大抵の武器の使い方は知ってるので。
んで、サチと入れ替わった後に俺は薙刀でマンティスを斬りつけ、回転の勢いで持ち手部分で攻撃。スキル使わずとも倒せるし、良いでしょ。
そしてマンティスはポリゴンとなったのさ。チャンチャン
「おーしナイスー!!!レベルも大分上がってきたねー!!!それに大分扱いも上手くなってきたし!!!」
「総督さん!!!ありがとうございます!!!」
「これで俺たちも平均30位まで上がったし、総督様さまだな!!!」
「良かったな!!!皆!!!俺は嬉しいぞー!!!」
「………お兄ちゃん、すごい生き生きしてるー!!♪」
「(シヴァ。リアルでも人を惹き付ける魅力なのかしら?それが存在している。だからこそ、人が信頼を預けることが出来るのかもしれないのね。………多分、私が居るのも。)」
「ねぇキリト君。キリト君は総督さんとリアルでも会ってるんでしょ?」
「というよりお隣さんで、幼なじみかな?アイツとは長い付き合いだし。」
「よーし!!!少し休けーい!!!♪」
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「『攻略組、第28層突破』か。すげーなぁ………」
「それに風の噂じゃあ『奇兵隊、大活躍』なんて言われてますし、鼻が高いですよね?総督殿」
「いや、そこまで誇らしくないですよ」
「???それは何でですか?」
「恨みを買いやすいんだよ。20層以上もボスを最後に倒したのが奇兵隊メンバーなんですよ。LAの独占、レベルの差、プレイヤースキルの質、どれを取っても恨みを買われ安いから誇らしく出来ませんよ」
「恨み………ですか」
「そう。恨みはどうしようも無いですし、最前線なんて良いことと同時に嫌なことなんて普通ですよ」
「………そうなんですか。でも、羨ましいです。最前線にたって皆を引っ張っていく。それには誇らしくしても良いんじゃないですか?」
「………そうか?まぁそれなら良いか」