銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

17 / 132
ギルドの名は………

『出発前』

 

「シヴァ君」

 

「んあ?ありゃ、ディアベルさんか」

 

 

何か出発前にディアベルさんが話してきたぜ。何だろ?

 

 

「あの時はありがとう。おかげで助かった」

 

「あぁ、そんなこと。別に良いさ、ウゼェって思ったからしたまでだし」

 

「それよりもなんだが………」

 

「???」

 

「君は………本当にシヴァなんだよね?シヴァの名前を使ってる偽物では……」

 

「………あぁ、知ってたんだ。シヴァを。ま、俺だけどさ」

 

「や、やっぱりシヴァって君なのか!!!あのシヴァが!!!」

 

「止めてくれ。むず痒い。それに今じゃあ1プレイヤーのシヴァだし。あの時のシヴァは慣れないんだ」

 

「だが、君の活躍は聞いているよ。なんせ「あ、そろそろ行く時間だぞ。」そ、そうだな」

 

 

………あの時の過去の出来事を言われるのは本当にむず痒い。

さて、ボス戦と参りましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

『ボス部屋前にて』

 

「皆、オレから言うことはたった一つ!………勝とうぜ!!」

 

 

ディアベルは扉に手を当て、声を高らかにあげる。

 

 

「行くぞ!!!」

 

 

扉が開かれる。暗い部屋の中に足を踏み入れる。

 

奥にはボスの『イルファング・ザ・コボルドロード』が居た。周囲には取り巻きの『ルイン・コボルド・センチネル』。

 

戦いが始まる。

 

 

「攻撃開始!!!」

 

「「「「「「おおー!!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来るぞ!B隊ブロック!」

 

「どぉりやぁぁぁぁぁ!!!」

 

「D、E、F隊センチネルを近づけるな!」

 

「行くぞシヴァ!!!」

 

「わーってらい!!!シノン、アスナ、ユウキ!!!お前らは三人でセンチネルを倒せ!!!」

 

「「「了解!!!」」」

 

 

キリトと俺、シノンとアスナとユウキでセンチネルを倒しに行くぜぇぇぇぇ!!!

先ずはキリトが切り込みに掛かる。

 

 

「スイッチ!!!」

 

 

俺はキリトと入れ替わり、刀をセンチネルにぶっ刺した状態にさせ、槍を持って刺す。刀を引き抜いた後、袈裟斬りをする。そして、左に回転する行動で槍で凪ぎ払いをする。

 

 

「キリト!!!」

 

「おおおお!!!」

 

 

キリトは吹っ飛ばされたセンチネルに向けて片手剣スキル『ソニック・リープ』を放った。それによりセンチネルはポリゴンとなって消える。

 

 

「ナイスよ、ナイス!!!」

 

「相変わらず恐ろしく素早い奴だ!!!全く!!!」

 

 

 

 

 

 

一方…………

 

 

「おりゃあ!!!」

 

 

ユウキが素早く斬りかかる。その速さはアスナが放つ細剣スキル『リニアー』と同等の速さであった。

 

 

「スイッチ!!!」

 

「はあぁぁぁあ!!!」

 

 

シノンは短剣スキル『ラウンドアクセル』でセンチネルを切り刻み、ポリゴンにさせる。

 

 

「!!!お姉ちゃん後ろ!!!」

 

「!!!くそっ!!!」

 

「はあっ!!!」

 

 

シノンが油断している所にアスナは『リニアー』を使い、センチネルに乱れ打つ。

 

 

「ユウキちゃん!!!スイッチ!!!」

 

「うん!!!」

 

 

素早く入れ替わり、ユウキは『ソニック・リープ』を放ちセンチネルをポリゴンとさせる。

 

 

「やったー!!!見た見た!?お姉ちゃん!!!アスナお姉ちゃん!!!」

 

「お、お姉ちゃん!?」

 

「良くできたわよー♪」

 

 

ほのぼのしてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウグルゥオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

雄叫びをあげるイルファング・ザ・コボルドロード。HPバーを見るとレッドゾーンまで到達していた。

 

 

「情報通りみたいやな。」

 

「下がれ!!!俺が出る!!!」

 

 

ここで俺たちは疑問に思った。普通は全員で攻めるのがセオリーの筈だと。俺は何時でもフォロー出来るように走れる体勢を取る。

その予感は当たっていた。

 

 

「はああぁぁぁぁ!!!」

 

 

ボスが武器を入れ換える。

 

 

「!?タルワールじゃなくて野太刀!?」

 

「ウグルゥオオオオオオオオオオオ!!!」

 

 

ボスは野太刀で斬りかからんとしていた。

丁度その時、俺はディアベルに向かって走り出していた。

野太刀が当たる前に俺はディアベルを救出。だが、

 

 

「!?ぬあっ!!!」

 

 

野太刀に当たりはしなかったが、風圧で飛ばされ壁に衝突する。それにより俺のHPバーはイエローゾーンまで削られる。

 

 

「シヴァ!!!」

 

「平気だキリト!!!」

 

 

ポーションを取りだし、飲み干す。それにより安全圏まで回復する。全快では無いのが傷だが。

………よし、あれをするか。

俺は立ち上がり…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「総督命令!!!」

 

「「「「!!!」」」」」

 

 

キリト、アスナ、ユウキ、シノンは、その言葉に反応する。

 

 

「全ヘイトを俺に集める!!!その隙に畳み掛けろ!!!」

 

「シヴァ!!!?」

 

「さっさと聞きやがれ!!!総督命令だ!!!」

 

 

四人は観念したように攻撃態勢を取る。

俺自身スキル使いたくねぇから俺じゃトドメをさせない。

だったら!!!

 

 

「奇兵隊、俺に続けえぇぇぇええ!!!!」

 

 

俺は刀を構えたままボスに向かい走り出す。

ボスは野太刀を使い、凪ぎ払おうとする。

だが俺は刀を利用し、野太刀に乗った。

 

 

「!?」

 

「てぇええええラアアアアア!!!」

 

 

そのまま駆け抜ける。全速力で走り、ボスに刀を振るう。

 

 

「グルオォォォォォオ!?」

 

「やれぇぇぇぇぇえええええ!!!」

 

「ッオオオオオオオオオ!!!」

 

 

キリトが向かう。それを確認すると俺は槍を取りだし、ボスに刺し込む。

そして、キリトが片手剣スキル『バーチカル・アーク』を放ち、ボスをポリゴンにさせた。

疲れからか、上手く着地出来ず倒れこんでしまう。

 

 

「お兄ちゃん!!!」

 

「シヴァ!!!」

 

「シヴァさん!!!」

 

 

シノン、ユウキ、アスナ、何も言わずにキリトが来た。

 

 

「シヴァ………無茶苦茶だ。お前は」

 

「良いじゃねぇか。ほれ、さっさと帰るぞ」

 

 

キリトに支えられつつ、俺たちは第一層の宿屋へと向かう。

第一層は無事に死人が出なかったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。