銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:(´鋼`)

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vsAW 未来永劫
誰だって厨二病というものになってしまう。〇ELLSINGサイコー!!!←関係無い


 ALO内 ヴォークリンデ

~キリトside~

 

 今日は珍しくアスナとユイと一緒に出掛けている。ここ最近“アイツ”から出される課題が鬼畜過ぎて文句の1つも言いたいが何にも言えねぇし、ユイは“kaimu”とストレアとで何処か行くし。アスナは“シノン”と“リズ”とで何か話してるし……そういや“ドミナ”とアイツ、最近デュエルばっかしてるけど何かあったのだろうか?

 

 

「…………ト……く……キリト君!!」

 

「パパ!!」

 

「うぉい!!?」

 

「どうしたのキリト君?ボーッとして」

 

 

 此方の顔を覗き込む水色髪の美人【ウンディーネ】プレイヤー『アスナ』。俺の嫁。……って、いかんいかん。アイツの思考回路になってしまうな。“幼馴染み”として過ごしすぎたな。

 

 そして、隣で頬を膨らませているピクシー。俺たちの子ども……つってもAIだが、本当の我が子の様に思えるのだ。名前を『ユイ』。兄と妹に同じAIが居るのだが、ハッキリ言って兄には行くな。パパがメチャクチャ悲しくなる。

 

 

「あー……最近アイツから出される案件鬼畜過ぎてな」

 

「えっ?私のは簡単過ぎるんだけど?」

 

「……そうだよな、アスナのは簡単だよな。俺のは【領主】組とデュエルして来いだぞ?んで態々フォルティを選んだ訳?」

 

「……キリト君、どんまい」

 

 

 そうこうしている内に広い草原に出たな。目的の場所で一息つける~……なーんて思ってたらモンスター出てきやがったよ。こちとらフォルティ(死神)と52戦して52敗したんだよ……疲れたんだから、ちったぁ休ませろやぁ!!!と思いながらモンスターを瞬殺していく。簡単な奴等だから直ぐに終わったしよ。

 

 んで、ユイとアスナの元に行ってランチの時間なのさ。うむ、やはり旨い。……しかし、ユイが何処か遠くをチラチラと見ているから気になるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 空都 ライン

 

 ピクニックから帰ってきて戻ってきて宿屋に行こうとしたらよぉ……急にピーピー鳴り出すから何事かと思ったら、緊急のインフォメーションが出されてた。開いてみたら緊急メンテナンスによってログアウトを促すメッセが着てたんだが、ユイが急かすから適当にアスナを連れて……勿論ユイの後を追いかけていきますが何か?

 

 んで、案の定追いかけてみれば……ニーベルハイム。この荒野フィールドに、何かデッカイ塔が見えるんだけど!?アスナも同じ様に不審に思うわな。そりゃ。

 

 恐らくユイもあの塔に向かったのだろうと思い翅を出して空中から飛んでいく。途中地面に白い何かが見えたので降りてみると……俺がユイにあげた“白い花の髪飾り”が落ちていた。間違いなくユイはこの塔に向かった。

 

 アスナがそれを見て先々塔へと走っていくのだが……

 

 

「!?アスナ停まれ!!!」

 

 

 目の前に見慣れない“もの”が見えてしまったのでアスナを呼び掛ける。アスナにも見えているだろうが、あれは何だ?

 

 俺とダダ被りの真っ黒さに加え、両腕両足が刃物みたいな外見をしているのが分かった。分かったのは良かったが、ソイツは俺に向かって突撃してきた。面倒事になったと思いながら攻撃を剣で防ぐ。

 

 一応弾いて距離を取らせたが……厄介だな。下手したら負けるかもな。

 

 

「アスナ!!ここは何とかするから先に行け!!」

 

「…………分かった!!!」

 

 

 翅を広げて塔に向かったアスナを見届けた後、目の前の奴が話しかけてきた。

 

 

「……聞いた通りだな。やはり貴様達が標的のエネミーという事か」

 

 

 ………………うん、先ずは色々ツッコミたい。久々にツッコミたい、3週間も待ったから本当色々ツッコミたいんだよ。分かるよな読者諸君?

 

 

「……すまんが色々と言わせてもらいたい」

 

 

 こっちの臨戦態勢を解く。こうでもしないと信用得れないのは理解してるんだよなぁ……情けない話、アイツの方が自分を確立させながら社会に溶け込んでるから教えてもらってるんだよなぁ。こういうの。

 

 

「先ずエネミーって何ぞ?つか、その姿何?自分が剣にでもなったつもりなのか?ハッキリ言って厨二心丸出しの姿にしか見えないんだけど?いや俺の姿も妖精だけどさ、お前どっちかつったら厨坊男子に受け狙い定めてる姿して何してんの?恥ずかしくないの、それ?」

 

「敵に隙を見せるとは……やられたいのか貴様!?」

 

「いや話聞きやがれェ!!!!」

 

 

 ア、駄目だこりゃ。話を聞かない猪突猛進パターンだわ。でも口は止まらない。だってツッコミだもの(by キリトこと桐ヶ谷和人)

 

 

「テメエ!!俺色々喋ったよなぁ!?何で話を聞いてねぇんだよコンチクショウ!!話はキチンと最後まで聞きましょうってのを親に習わなかったのかよバカタレ!!」

 

「……………………」

 

「……………………あれ?」

 

 

 あっれれぇ?丘ぴーぽー?何か空気が一気に冷めたんだけどぉ?……俺、何か不味い事言ったかなぁ?いや、これは絶対に不味い事言ったな。ど、ど、どどうしよ?

 

 

「あー…………その、何だ。その姿カッコいいよなぁ。厨二心くすぐられるよなぁ(棒)」

 

 

 な、何とか取り繕ってみるが……絶対あれだろ。グサッていっちゃったよね?絶対言っちゃいけなかったよね?

 

 何て考えてたら塔の方で何かあった様だ。仕方ねぇ……あれ使うか。両手に持つ片手剣に、あの時の神獣から埋め込まれた知識を用いて……黒とまばらに輝く星の様なオーラを纏い塔の方に向けて放つ。

 

 これを見た目の前の奴は驚いた様子を見せるが、今はんな事考えてる余裕はねぇ。

 

 

「おいお前!!話は後で聞いてやるから、お前はどっか行ってろ!!」

 

 

 翅を広げて塔の方に向かう。進んでいくとアスナと誰か居る。そこまで降りていき話しかける。

 

 

「アスナ!!!」

 

「キリト君!!…………ユイちゃんが!!…………ユイちゃんが!!」

 

「……やはり来たか」

 

「どういう事か……私にも説明してもらおうか?ペルソナ・ヴァベル」

 

「うぉ!?」

 

 

 いや何で急に後ろに居んだよ?って、今はどうでも良い!!アスナの言ってた事から、恐らくユイが何かあったのは理解できる。

 

 まぁ話は進められていくが、この目の前に居る奴は“世界の改変”だの何だの言って消えた後に塔の前に巨大なモンスターが現れて黒い奴と空都に戻る事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「…………何かメンドクサイ事になっちゃったね、サーカス君」

 

「ですねぇ……それより私の名前違うって何度言えば良いんですか?『ルテン』」

 

「良いじゃん別に。それより『プラチナ』と『オース』捜した方が良いよね?あれ殺れるの僕入れて3人ぐらいだろうし」

 

「良くないです。……しかし、確かに『オース』と『ロード』を捜した方が良さそうです。では行きましょうか」

 

「そだね。ってか、やっぱ『プラチナ』の事『ロード』って呼んでるあたり流石親友」

 

「貴方たちも、その“親友”の部類に入っているのですが?」

 

 

 急に現れた2人は荒野を歩いた。黄色と輝く銀白の姿をした機械の者たちは、他の仲間を探すために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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