ボブの聖杯戦争 ~F/sn Unlimited Lost Works~   作:黒兎可

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??「余の出番がないだとッ!」
????「当たり前ですよ、サブタイトル見てないんですか?」
??「何、私は登場予定があるらしいがな」
????「アチャ男さんは黙っていてくださいましっ」



サンド☆Witch★ガンド! その1

 

 

 

 

 

 そうしてまた、衛宮切嗣を夢に見る。

 懐かしい天井。病院の真っ白なそれ。俺を助けたあの男は、俺が引き取られると言った時、最初にこういった。

 

「――――うん。僕は、魔法使いなんだ」

「――――うわ、爺さんすごいな!」

「爺さ……、いや、まぁいぃや」

 

 子供心ながらの一言に、男は苦笑いを浮かべていて。そして実際、衛宮切嗣の言葉は嘘ではなかった。

 

 そんな男の人生を、俺は背負った。

 

 男が救えなかった娘と出会った。男が毛嫌いした彼女と出会った。男が決断した望みにふれた。

 

 だからこの身もまた、男の跡をおうように歩くだけのはず。

 そのはずだが――――何かひっかかりを覚える。

 

 正体がわからないこの違和感は、きっと、何も「はじまってさえいなかった」からだろう。

 

 だが、聖杯戦争は終わったのだ。この夢に、その先はない。聖杯が消えた時点で、全ての英霊は自力で限界するだけの魔力を担保できない。だから何か問題があっても、あの時、彼女が放った生命の奔流で全てが終わったはずだ――――。

 

 ――――だというのに、嗚呼。

 頭の片隅に残るこのしこりは何なのだろう。

 

 

 

 

 行き詰った先の俺――――俺が至る到達点の一つから受けた影響だろうか。未だ冷静に、冷徹に、見逃すなと警鐘を鳴らしているような。

 

 

 

「……っ」

 

 重い扉が開く音。たてつけが悪いので、ちょっと無理やりに開けている感じの聞きなれた音。

 差し込んでくる光を背に、彼女は俺を見て微笑んだ。

 

「先輩、起きてますか?」

「今、ちょうど。おはよう、桜」

「おはようございます。

 先輩、鍛錬もいいですけど、早く起きないと藤村先生に怒られちゃいますよ?」

 

 楽しげに桜は俺に聞いてくる。寝ぼけた頭で胡乱な返事を返しながら外に出る。

 

 季節は春先。空気がまどろんでいて、気を抜くと意識を持って行かれそうになる。

 

「あー、ごめん桜。また朝の支度――」

「いいんです。先輩、あれからもっと張り切ってるんですから。朝はゆっくりしてください。

 これでもお世話になってる身ですし、それに、朝食でしたら私の独壇場なんですから!」

 

 えっへん! と胸を張る桜。ついこの間、イリヤをして「やるじゃない桜!」と仰天せしめたことが自信に繋がっているのだろうか。

 

「最近の先輩、色々とすごいことを一人でやってるみたいですし――――、先輩、その腕!?」

 

 ん? と思い、桜の視線を辿る。嗚呼そういえば。作業着がわりに作務衣を着ているせいもあってか、今はかなり判りやすいところまで左腕が出ている。

 アーチャーから固有結界を流し込まれた際から、今まで。投影をするたびに、徐々に徐々に左腕の皮膚が変色していってる。遠坂いわく「生え変わっているようなもの」とのことだけれど、それだっていまいち意味はわからない。あまり無茶をするな、ということだと念を押されはするが、だからこその鍛錬。限界の見極めと、限界を引き伸ばすための鍛錬だ。

 

「大したことじゃないさ」

「それって、でも……、聖杯戦争で……」

「いいんだ。でも、見られると藤ねえから言われるな……。今はイリヤだって居ないし、フォローも弱いか。

 片付けてから着替えるから、先戻っててくれ」

「はい、お待ちしてます、先輩」

 

 立ち去る桜を見つつ、つい数日前のことを思い出す。

 城の改築案を出すからと、セラがイリヤをほぼ無理やり引きつれていったのだ。のっぴきならない言い回しのようにも見えるが、実態としてはまぁ、いつものノリである。イリヤの我慢が何日続くかというところで、明日は土曜日というお日柄だったりする。

 なんとなく明日の朝一が読めるような、読めないような……。

 

 片付けを終えて今に向かうと、もう準備が完了していた。流石に一年半くらい続けているせいか、手馴れたもの。我が家の食欲魔人その3(藤ねえをはじめ降格し、1位に関しては永久欠番)はその実、我が調理場の弟子でもあるのだった。

 

 しかし、なんだこの。普段はあんなにもやかましい藤ねえが、正座をして、神妙な面持ちで、うんうん、と何度も食事中に納得するような頷き方をする。かの食欲魔人その1を連想する挙動に、少しだけ辟易し――――気付いた。

 

「……藤ねえ。とろろのところにオイスターソースは頂けない」

「え、うっそだぁ、バレた!」

 

 醤油のラベルとソースのラベルが取り替えられていたこの手法、丁度二ヶ月前に一度味わっている。今年で二十五のくせに何をするのか、と言ってやりたかったけど、まぁ、藤ねえだと言えば藤ねえである。

 

「むむ……、士郎がなんか、切嗣さんみたいな顔してる」

「何、他意はないさ」

「先輩、口元がその……」

「おっとっと……。っていうか、今回に関してはされる言われがないんだけど……」

「ふぅんだっ! 学校で遠坂さんとオツキアイしはじめたんじゃないかなんて噂が流れてるのに、釈明のしゃの字もしない悪い子なんて、知らないよーだ!

 あ、じゃあ二人とも遅刻しないようにねー」

 

 切り替えが早すぎる。あっという間に食べ終えると、休む間もなくとっとと家を後にする藤ねえ。

 

「なんでさ。って、いつにもまして急いでるな藤ねえ」

「それは、ほら。しばらく弓道部、新入生もいらっしゃいますし。藤村先生、最初くらいはいい格好しないとってことでは……」

 

 嗚呼、納得。

 でも地があのタイガーなので、おそらくその仮面は一月と持つまい。

 

 テレビのニュースも、あれから変化はない。ないというか、聖杯戦争中があまりにも異常事態すぎたというのもあるけど……。って、地元の映像でいうと、柳洞寺が未だに再建中だって映像が流れる。

 あの日、あの時。セイバーとギルガメッシュ、俺と言峰との決戦の場だったこともあって、寺は結構ダメージを追っていた(主にセイバーとギルガメッシュの宝具のせい)。いや、必要があったことだとは思うのだけど……今現在、教会に新しく派遣された神父さんが悲しそうな目をして事後処理にあたってるのを見ると、少し申し訳ない。

 家を後にして、ふと思い出したように桜。

 

「それより先輩? 姉さんと付き合ってるっていうのは……」

「あー、デマだよデマ。お互い、その方が楽なところもあるから放置してるっていうのもあるけど」

「楽、ですか?」

「うん。流石に学校で魔術に関する話をするのも、簡単にはいかないだろ? 特に相手は遠坂。何をやったって噂されるし、興味本位で覗かれたら暗示が面倒だって言ってる」

「姉さん、そういうところものぐさなところありますからね……」

 

 いや、そもそもものぐさとか、そういう概念の話ではないのだとは思ってるけど。生憎、二月前の出来事が強烈すぎて、いまいち何が問題なのかを指摘することが出来ないでいる俺だった。実際問題、遠坂の学校での立ち位置からして、「そういう関係」であるとなればデバガメをされることはまずないというのは大きい……、いや、どこぞの黒豹あたりはそれでも我関せずな気がしないでもないけど。

 今日は美綴が仕切ると言っていたらしく、桜は俺と一緒に学校に向かう。しかし弓道部の練習があるのが原因とはいえ、こうして二人そろって登校というのは中々珍しいというか……。

 

「おはよ、二人とも。珍しいわね桜が一緒なんて」

 

 と、そんな風にさらっと声をかけてくるのが、渦中のあかいあくまである。

 いつものように挨拶を返そうとすると、何故か桜が、ががーん! とショックを受けたように立ちすくんでいた。

 

「おはようございます、と、遠坂先輩? 珍しいって何ですか?」

「? そりゃ、桜が士郎と一緒に登校しているところなんて、全然見かけないし」

「それって、つまり、遠坂先輩は先輩が普段一人で登校しているところを見てるってことですよね! しかも、きっと、毎日!」

 

 ええ!? と腰に手をあて、驚いたような、困惑したような様子の遠坂。かくいう俺も反応に困る。

 何がそんなに問題なのか、桜は見たこともないような元気さを発揮していた。

 

「ダメですよ! その気がないのに、そんなことをしたら!

 そんなだから先輩たちが付きあってるなんてデマが流れるんですから! 遠坂先輩も、先輩の反応を見て楽しむ理由もあるのかもしれませんけど、ちゃんと事情の分かる相手には説明しないといけないんですからね!」

「え、ええ。そりゃ、まぁ……、だからって沙条さんとかに言うような話でもないけど」

 

 桜の勢いに押されて、遠坂も返事が胡乱だ。

 沙条? という名前に覚えのない俺と桜。まぁ名前だけ、全く聞いてないわけじゃない。穂村原に通う魔術師、その3。たまに美綴あたりの口からも名前を聞かないでもない。

 

 ちなみにその話については、シンジについても、一応俺から事実無根だとは説明してある。もっとも、その視線に多分に同情めいたものが含まれていたような気がするのが、こう、やるせなかった。

 

「でも、それっておかしくない? 士郎は私の弟子なんだし、師匠である私がちゃんとみれるような環境を整えるのは至極当然というか」

「え? だって、そんなの……、外堀が埋まってるような……」

「外堀?」

「え? ふぅん……はは~ん?

 でも、それを言ったら桜なんてどうなるのよ。毎日毎日通いつめて、今じゃ同棲しちゃってるじゃない。藤村先生とイリヤだっているけど」

「~~~~~~!? ね、姉さん!!?」

 

 あ、こらえきれなくて地が出た。滅多に遠坂のことを「姉さん」と呼ばない桜なのだけれど、感情が色々振り切れているせいかそんなこと気にしていないらしい。

 そして、周りこむように俺を盾にするのを止めてもらいたい。体は剣で出来ているものの、既にこの身から盾は失われているのだ。

 

 そしてきっと、今かわされている話は色々オソロシイナニカのはず。

 

「げげぇ、桜!?」

 

 と。丁度、弓道部の練習終わりらしいシンジと遭遇。顔があからさまに引いているのは、ここ最近のシンジと桜の力関係をあらわしているような気がしないでもない。

 

「あ、おはようございます兄さん!」「よ、シンジ」「おはよう、間桐君」

「あ、あ、あ、ああ、おはよう。それじゃ僕は先にいってるから、後でな衛宮――――」

 

 急ぎ足になるシンジを、桜が慌てて追いかける。

 

「あ、逃げないで下さい、兄さん! 今日の分のお弁当、ちゃんと作ってきたんですから!」

 

「いい加減、諦めればいいのにねシンジも」

「ま、男心は複雑っていうことで……」

 

 というかそもそも、シンジに関しては遠坂がどうこう言っていい話ではない気がする。

 

「あら、何かしら衛宮くん。今すっごく失礼なこと考えなかった?」

 

 だから、笑顔が、怖いんだって。

 それはともかく。……まっとうなきょうだい、とはいかないまでも。あちあらはちらで、お互いに関係改善を計ろうと、おもに桜が動いている形だ。魔術から身を引いたシンジは少し憑き物が落ちたようで、俺ともいくらか、また愚痴を言いあえる関係に戻りつつある。

 

「でも、お弁当とは考えたわね。あれなら嫌でも目に付くし、士郎もいるから捨てたりもできないでしょうし」

「だろ。中々悪くない作戦だと思ったのですが軍曹」

「ほほぅ? ……なるほどね。はぁ。士郎立案ね」

 

 シンジはまず身内のスパイを疑うべきね、と、ふざけたような遠い目をして、遠坂は笑った。

 

 

 

 

 

   ※

 

 

 

 

 

「時に衛宮よ」

「どうした一成」

「普段通り昼食を生徒会室でとってくれているのは構わぬのだがな。それでも言いたい事はある」

「あー、ごめんな。後輩が仕事中に、部外者が室内で食事って言うのも――」

「いや、それは衛宮だから構わん。

 問題なのは――――何故に遠坂がいるのかということだ!」

 

 ずびし! と。弁当を食べる俺の横で、サンドウィッチをつまむ遠坂を指差す一成。「行儀悪いわねぇ」と軽く答える遠坂を前に、なんだかやっぱりヒートアップする一成。

 

「ええぃ、そもさん! まず何故貴様がここに」

「あら、別に変な話じゃないでしょ? 私と衛宮くんの仲なんだし」

「それが事実無根であることくらい、修行僧に片足突っ込んでいない俺でもわかるわ!」

「ま、まぁまぁ一成。一応食事中だし、ほら」

「ええぃ、衛宮も衛宮だ、一体どんな弱味を握られて――――」

「そこはアレよ。惚れたほうの弱味というか」

「だから事実無根だと言ってるだろう!」

「あら、それもそれでどうなのかしら。ねぇ士郎?」

 

 そんな風に、にこりと微笑んでこられても、俺としてはリアクションが取りづらい。というか、普通にリアクションがとれない。人間、どう答えてもいかように相手の都合よく解釈されて、回答する意味がなくなるタイミングがある。俗に言う薮蛇というやつ。

 いや、まぁ、単純に遠坂はいいやつだし、きれいだし、こんな風に迫られて悪い気がするやつは少ないだろう。それが学園のアイドルというネコの皮を被った擬態の下であるという事実はおいておいて。

 

 ……脳裏で一瞬「な!? 女人(にょにん)ならば誰でも良いというのですか、シロウ!」という幻聴が聞こえた気がしたけど、そういう訳じゃないんだ。ただ単純に、人間っていうのは、可愛い子なら誰でも好きという帰巣本能があってだな。

 

「でも、すまんなえっと……」

 

 副会長であるらしい男子生徒(本当は書記だったのだが、副会長をやるはずだった女子生徒が諸般の事情から無理になったので、交代で副会長になった彼)に声をかける。単純に事務作業に追われている様子だったので、無駄ににぎやかにしてしまって謝罪をした。まぁ「大丈夫」だと本人は返してくれたから、ここで昼食をとらせてもらったんだけど……?

 

「……って、あれ?」

「もしかして、彼、寝てない?」

「ぬ? 嗚呼、仕方ない。角隅(つのくま)はこういう作業は向かないのでな。計画やしきる際には魔術師めいた手腕を発揮するのだが……」

「あー、そういえば聞いた事あるわね。穂村原のムーンウォーカー」

「いや、何だよその呼び名って……」

「士郎だって、穂村原のブラウニーなんて呼ばれてるじゃない。でも、ほら、呼び名が藤村先生規模じゃないからいいんじゃない」

「そりゃ『冬木のブラウニー』なんて言われたら、絶対、あの虎なんてレベルじゃないが……」

「おい、起きねば食事の時間がなくなってしまうぞ! 目覚めぬかっ!」

 

 と、声をかけられた服会長。目を細めて微動だにしなかったものの、流石に肩を叩かれると。

 

 

「――――――フランシスコ・ザビ……!」

 

 

「「「!?」」」

 

 瞬間、場に激震走る。

 もっとも、数秒も経たず正気を取り戻して「お手数おかけしました」と頭を下げてきた。

 

「……面白い寝言だったわね、今の」

「あ、いえ、すみません。ゲームの実装希望キャラでして……」

「角隅もやっているのか、アレを。氷室たちが遊んでいるのと耳にした覚えはあるが……」

 

 話していて思ったのだけど、どうもこの副会長、俺と遠坂とのゴシップまがいの話なんて全く知らない様子。その割に発言のところどころに愉快なところがあって、何というか……。

 

 と、がらがらがらと生徒会室の扉が開かれる。

 

 

「――――――フランシスコ・ザビ……!」

 

 

「「「!?」」」

「二人目!?」

 

 再びの激震に、遠坂のツッコミが冴え渡る。

 

「な、何をやっているか霧島くん」

「あ、お疲れ様です。会長、ザビエル」

「聞いていても止めてくれ、妄言だ……。あとお帰り」

 

 副会長にそんな風に声をかけるのは、生徒会の書記さんだった。今の軽い様子を見てるに、チーム仲は悪くないらしい。

 

「いやでも、今代は色々大変ですからね。こーゆー地味な努力が実を結ぶと言うか。

 私も伊達に、文化部と運動部をかけもちしてる訳じゃないですし」

「あら、大変って?」

「遠坂先輩も美綴代表共々、一枚噛んでいたと聞いてますけど。ほら、例の予算関係の」

 

 嗚呼、と納得する遠坂。何があったんだよと聞く俺に、一成と副会長の彼は何ともいえない表情を浮かべた。

 

「……俺が生徒会長に就任してから、部活動の予算関係で頭を悩ませているのは知っているな」

「確かに、何度かそんな場面は見たな……。遠坂が出てきて、何かうんうん唸っていたような」

「あら、失礼ね。私は私の視点で、合理的な見解を示したまでだけど?」

「お陰で余計に話がややこしくもなった! まぁ一時とはいえ効果がなかった訳ではなかったが……。

 まぁともあれ。前生徒会の方針を覚えているか?」

「あー、会長と副会長が婚約発表したっていうので、その」全部とはいわないが、かなり飛んだ。

「あまりにインパクトが強すぎましたからね、あれ……」

「フランシスコ――――」

「だから止めてくれ。妄言だ」

「そもさん。その時の方針として、まぁ、明るく、みんなで楽しく、というテーマを掲げていたのだ。端的に言えば、その場の空気と勢いに乗るような、そんな方針だったわけだ」

「で、結果としてそのノリのままに、予算を適当に分配してしまって……」

 

 はぁ!? と。思わず大声を出してしまったのは仕方ないだろう。遠坂でさえ「仕方ないわよね」というような困ったような笑みを浮かべて、一成を初め生徒会メンバーは無表情。後始末に追われていることが察せられる。

 

「あー、そうか。つまりそれで偏りが出たって事か」

「教師陣やPTAも少し力や知恵を貸してくれて、ある程度持ち直したのだがな……。間桐会長には頭が上がらん」

 

 そして、なんとも表向きはちゃんとそれらしい活動をしている、あの老人の話題が出た。

 

「実際問題、私が交渉に周る関係もあって、あとは個人的な事情もあったんですが、そういう訳で今は書記をやってます」

「なるほどねぇ……。ところでなんだけど、角隅くんと霧島さん? ひょっとして二人って、双子だったりする?」

「「それは、どうして?」」

「え、いや、だって、なんか無駄に息ぴったりというか。さっきのアレも、単なるおふざけにしてはそろって真に迫ってたっていうか……」

「「ヒトをプラナリアみたいに言わないでください」」

 

 そしてどうやら先代生徒会長たちとはまた別ベクトルでも、今代生徒会もなかなか濃いメンツがそろっているらしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




????「――――女人なら誰でも良いと言うのか、貴様」
シロウ「!? あれ、今、寒気が・・・」

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