人形岬無希の学園生活   作:やる気電力

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-4話

つい先程外へ投げ出された人形峠無希は球磨川の大嘘憑き(オールフィクション)で傷をなかったことにしてもらい、ホームルームの続きの幹部会用の準備をしていた。

 

『無希ちゃん、準備ご苦労様。よし、じゃあ、幹部会を始めるか!』

 

「てか、球磨川さん。あたし達、そいつ誰か知らないんだけど」

 

「確かにそうですね球磨川先輩」

 

『うん。そういえばそうだったね。じゃあ無希ちゃん自己紹介よろしく』

 

「はいっ!わっかりまーした球磨川先輩。えーと、僕は壱ノ-13、人形峠無希でーす。よろしくおn、うぎゃっ」

 

志布志に蹴られて最後まで喋ることが出来なかった。

 

「痛ってて、何するんだよー」

 

「そうですよ!志布志さん!」

 

「いや、だってなんかそいつの自己紹介を聞いてムカついたから……。ごめんなさい、もう二度としません、許してください」

 

「うん!いいよ許s、うぎゃっ」

 

今度は起き上がろうとした所を蛾々丸に蹴られて最後まで喋ることが出来なかった。

 

「もー!蹴るにしても最後まで喋ってからにしてよー」

 

「ああ、つい偉そうだったのでやってしまいました」

 

『もー2人共それぐらいにして。そろそろ幹部会をはじめるよ』

 

「えっ!ちょっと球磨川先輩君、僕のことは?」

 

「そうですね球磨川先輩。そういえばやはり生徒会は………」

 

そして、完全に人形峠無希は完全に空気にされて、幹部会は始まった。

 

 

完全に空気にされた人形峠無希本人はというと、

「うわー、三人共僕を空気にしてー。いいもん。僕はお菓子ジュース飲んでるから」

と言い、どこからともなくミキサーを出して机にあるお菓子を手当たり次第ミキサーにかけて飲んでいった。

 

 

しばらくすると、後からやって来た不知火半袖か志布志と蛾々丸に潰されていた。

 

「誰に何をされてもしょうがないですよね」

 

「うん!そうだよねー。だから僕もやってもいいよねー」

 

と言いながら人形峠無希は不知火にどこからともなく取り出した鉛筆を数十本刺して、不知火を蹴り上げた。

 

『ちょっと、三人共その辺にして。それに無希ちゃんは完全にさっきのウザ晴らしだよね』

 

「そうですがナニか?」

 

『うん。別に良いけど。それより不知火ちゃん。いい手ってどんな手なの?』

「生徒会と13組生を同時に片付けるウルトラCですよ」

「えっ。何?何?」

 

「箱庭学園学校則第45条第三項を使い、副会長の不在を理由にお嬢さまをリコールすれば第十三項で転入したばかりの球磨川先輩でも生徒会長になれるし、第七項で他の役員も解任されますから、生徒会はこれで片付きます」

 

『-13組生は?』

 

「生徒会則第17条の生徒総会の強制招集権で登校義務の無い13組生も登校させられますから」

「なるほど!その時に全員ボコれば13組の討伐ができるね!」

 

『なるほど、確かにいい手だ。いや、酷い手だ。これならもうすぐにできるね」

 

「うん。えげつないねー、不知火ちゃん」

 

「同感ですね。あなた本当は悪魔かなんかじゃないですか?」

 

「だけど本当にいーのかよ。生徒会に友達いるんじゃなかったのか?」

 

「えーだからこそですよ。あいつがいつまで友達でいれるか試したいから」

 

『じゃあ、無希ちゃん。リコールの為の署名のことを理事長にお願いしてきて』

 

「はいっ!わっかりまーした。今すぐお願いして来まーす」

 

そして、人形峠無希は球磨川に地図を渡されて、走って理事長室へ向かった。

 




誤字脱字無いかな?大丈夫だよね?

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