今回は主に人吉くん視点です。注意:今回はちゃんと無希ちゃん出ます。
日之影空洞は暗い口調、表情のまま5日前に起きた出来事俺とめだかちゃんに話し始めた。
「5日前、俺達が特訓中の休憩をしていた時、突然エレベーターが開いて奴が現れた。人形岬が現れた。奴は現れたかと思ったら俺達に突然襲いかかって来たから俺達は身を守る為に奴の攻撃を少しだけかすったりもしたが奴に反撃を加えたりして奴を倒し、奴を拘束しようとした瞬間………、俺達は何故か重症を負って地面に倒れていた。そして逆に奴の傷はほとんど治っていた。そこからは一方的に奴に攻撃され俺達は倒れていった。これが5日前に起きた出来事の全てだ」
「「………」」
「俺は彼奴らを守らなきゃいけないのに、守らなかった。先輩失格だな」
「「………」」
俺とめだかちゃんは日之影先輩が何故話しを始める時に罪を告白する様な雰囲気をしてたのかを話しを聞き終えて理解した。
* * * * *
帰り道、俺とめだかちゃんの間で沈黙が生まれていた。きっと、めだかちゃんもあの話しを聞いた後にどんな話しをしたらいいのかが分からないんだろう。んっ、向こうから誰か来るな。あれ、あいつはまさか!
「あれれ?めだかちゃん君と人吉くん君じゃない。こんな所で何してるの?」
「なっ、貴様は人形岬同級生!」「人形岬!」
「そうだよ。みんな大好き人形岬だよー」
「何でお前が此処に居るんだ!」
「何でって。そりゃ、
今こいつなんて言った?日之影先輩達のお見舞いだと?自分で日之影先輩や真黒さん、阿久根先輩、喜界島を病院送りにしておいてこいつは何を言ってやがるんだ?俺は頭の中で何かが切れ………、
「うにゃ!」
「待つんだ善吉!!」
めだかちゃんが急に俺の腕を掴んでいた。人形岬を殴ろうとして顔の目の前まできてた腕を。
「なんで止めるんだよ、めだかちゃん!!こいつは日之影先輩達をあんな風に!!」
「そうだよ、めだかちゃん君。別に止めなくても良かったのに」
「人形岬同級生、貴様は少し黙っていろ!善吉、確かに気持ちはわかるが、感情的になっては駄目だ!日之影前生徒会長の様に正体不明な能力で反撃を食ってしまうかもしれん!ましてやルールの無い喧嘩では
そうだった。こいつは母さんが
「分かったよ、めだかちゃん」
「うむ、分かればいいのだ。それで何故貴様は此処に居るのだ?」
「だーかーらー!日之影先輩君達のお見舞いだって言ったじゃん。あっ、だけど何か人吉くん君に恐い思いさせられたから止めて帰るよ」
「そうか」
「あっ、そういえば人吉くん君」
「なんだよ、人形岬」
「えーとね、あんな程度の事でそんなに怒っていたら将来ハゲちゃうよー」
「なっ、テメーあんな程度の事てどうゆう事だ!」
「あんな程度の事は、あんな程度の事だよー。じゃあねー、お二人君」
そう言って人形岬はさっき来た道を引き返して行った。そんなあいつを見ながら俺はあいつを倒してやると深く決意し、
「めだかちゃん、戦挙絶対に勝とう!」
「ああ、もちろんだ善吉」
生徒会戦挙を絶対に勝ってやると決意した。
* * * * *
「いやー、人吉くん君もめだかちゃん君も球磨川先輩君が言っていたとうり面白そうだなー。本当面白そう過ぎて
人形岬はそう言いながら路地裏を進んで行った。何人ものボロボロな男達が倒れた路地裏を。
「あぐぁ…」
「あがぁ…」
「うぐぅ…」
「ふふふふふふ、楽しみだなー
その言葉に返事を返せる者はもうその路地裏には居なかった。
次は出来るだけ早く投稿出来る様にしないと。
感想お待ちしてます。誤字脱字は無いと信じてる。