アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件   作:100¥ライター

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皆さんの応援もあり、そろそろ50話いきそうです!
本当にありがとうございます!!
最初は趣味で数話書こうかな〜程度だったのですが今でも書いているのは皆さんのおかげです!

もうそろそろ50話いく記念としてアニメキャラ人気投票を企画しています!詳しくはこれからあげる活動報告『アニメキャラ人気投票!』の方を見てください


今回も見てくださると嬉しいです


44話 ロクでなし魔術講師と正確無比の狙撃手

「さて、白猫のマスター。ここは日本一戦いが苛烈な場所ってのを知ってて来たのか?」

 

 

京都は絶対魔獣戦線バビロニアか何かですか?そんなの知らないです。先に知ってたら絶対行かなかったし。

 

 

「いや、ただお前達の情報を聞いてシスティーナが会いたいって言うから来た。それだけだ」

 

 

「…めんどくさいやつを仲間にすると大変だな。お前さんの苦労が偲ばれるよ…まっ、白猫はめんどくさいやつだがどうかこれからも面倒見てやってくれ」

 

 

「えぇ、こいつが変な男に引っかからないように見張ってますよ」

 

 

「何言ってるんですか先生!そしてハヤトも!私の保護者じゃあるまいし!」

 

 

「いや、マスターである以上は第二の保護者ぐらいには思っているんだが」

 

 

確かに本当の親とは言えないけどまぁ、多少はね?

 

 

「その心意気や良し。どうやら伊達や酔狂で100日以上戦ってるわけじゃないみたいだな」

 

 

確かに100日…厳密に言えば休みの日もあったが、思えば結構長かったな。この戦いは一体どれくらい続くんだろうか。

 

 

「で、聞きたいんだがルミアはどこにいるんだ?」

 

 

「ルミアは今、アルベルトの近くに待機させている。さっきはヤバい巨人がいたんでマスター達の判断で俺とリィエルだけ先行させた」

 

 

マスター達?俺のとこのモモみたく指揮官ポジを兼ねるキャラがいるのか?

 

 

「マスター達?それはつまり指揮官役のキャラがいるって話か?」

 

 

それにリィエル、グレン、ルミア、アルベルト…こいつらがアニメ化してからの実装と仮定し、既に他の誰かを所持しているとしたら俺と同じ5人…いや、それ以上かもしれない。

 

 

「ん、そうじゃなくて…俺のマスターさ、姉がいるんだ。そして姉もマスター。だから二人でキャラを共有して戦ってる」

 

 

「なるほど…姉弟でマスターか。」

 

 

それはそれは…キャラ共有を行って戦っているくらいだ。相当仲が良いんだろうな。

 

 

ん、何かいる…?

 

 

「グレン、後ろ!」

 

 

後ろから敵が襲いかかって…

 

 

「いいや?何の心配もないぜ。だって…」

 

 

グレン先生が全部言い切る前に二発の銃弾と一筋の雷光が炸裂し、そしてリィエルが投げた剣が敵を貫いた。

 

 

「お見事…」

 

 

俺がどの作品のどんなキャラかを把握するよりも早く、あっさりとオーバーキルしてしまった。恐らくかなりの精鋭だろう。

 

 

「ウチには最強の狙撃手が三人もいるんでな」

 

 

要するに三人に勝てるわけないだろ!ってことか。

 

 

「で、京都はいつもあんな感じにドンパチやってんのか?」

 

 

「うん、いつもああやって戦っている。勢力争いが絶えない」

 

 

リィエルも勢力争いの原因の一つじゃないか?と思ったが、話が滞りそうなので黙っておく。

 

 

「あぁ、いつも賑やかなこった。あいつらには不可侵条約だなんて大人しい真似は出来ないらしい」

 

 

京都が一番野蛮とは…一番落ち着いてそうなのに…

 

 

「…そしてこれからもっとじっくりと話がしたい。試合終了まで粘るが、構わないか?」

 

 

「あぁ、構わないよ」

 

 

念のため狙撃されることも警戒していたが、何の心配もなく試合は終了した。

 

 

『試合終了!』

 

 

 

 

「で、ここが俺達の家だ。マスターも待ってる」

 

 

グレンのマスターの家は一軒家だった。全体的に白を基調とし、屋上まである。焼ー狙撃にはうってつけだろう。

 

 

「よく家特定までさせたな。悪用されたらどうする気だ?」

 

 

「お前悪用すんの?」

 

 

「別にしないけどさ…警戒してない理由が気になる。そこまで俺を買ってるのか?」

 

 

「グレン、それは私も気になる。どうしてこの人をそんなに信用しているの?」

 

 

俺とリィエルがふと抱いた疑問に対し、グレンはなーに言ってんだか…とでも言いたげな表情で。

 

 

「んなの白猫を見れば一目瞭然だ。白猫が俺のよく知る白猫のままでいて生き生きしてるんだからマスターがただの戦力扱いしないで白猫のことを尊重してるのがよく分かる」

 

 

「そしてお前がやたらと甘やかしていることもな」

 

 

「…否定はしない」

 

 

グレンに指摘されて何も言い返せなかった。やはり俺は甘やかしすぎているのだろうか。そして相変わらずグレンの観察眼はすごいな。

 

 

「ったく…こいつが粗相をしたらちゃんと叱れよ?お前がこいつを矯正するだけで俺がどれだけ楽に…」

 

 

 

「《いい加減に・しなさいよ・この馬鹿》ぁぁーッ!………?」

 

 

 

システィーナがよく使う黒魔【ゲイル・ブロウ】を発動しようとしたが、ルールによって呪文はキャンセルされた。時間外の戦闘禁止ルールなんてほぼ全員が把握しているものだ。こいつはそれを忘れるようなやつではない。ついいつものノリでやってしまったのだろう。だが、これを見逃すグレンではないはず。

 

 

 

「はーい、残念でした!戦闘中以外では相手マスターが所持してるキャラを原則攻撃することはできませ〜ん!!ぷぎゃぁぁぁぁ!!だぁぁぁぁっはっはっはぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

まぁ、ルール把握は基本だよな。アニメキャラが現界する際、この戦いのルールは必要最低限しか頭にないらしい。だからルールをしっかり把握しているかいないかで戦略の幅はかなり変わる。

 

 

原則って言っているのも相互の同意があれば攻撃などが可能というのも知っている証拠だろう。

 

 

「どうしたんですか?先せ…あっ、システィ!!」

 

 

「ルミア!!」

 

 

システィーナがドアから出てきたルミアに気づいた途端、ルミアの方へ駆け寄り、抱き合った。まさに感動の再会…うん、感動の再会ってのはやっぱりああいうものだと思う。

 

 

今思えばマスターになってからユウキとアスナだったり、アイリスとカズマ、そしてカズマ一行の再会を見てきたが、あんなにも感動的なエピソードはなかった。

 

 

「…混ざりに行くか?」

 

 

「行かない。あれは行くに行けないだろ」

 

 

そしてそんないい話に割り込める程俺は野暮じゃない。

 

 

「…んで、マスターは?」

 

 

「おう、あいつが俺のマスターだ」

 

 

「おかえり。リィエル、グレン。そしてグレンが言っていたシスティーナのマスターは…彼ですか?」

 

 

その女は年齢的には俺と大差ないように見える。

黒髪ロングでお淑やかな服装。さぞかし礼儀がなっているんだろうな。

 

 

「えぇ、俺がシスティーナ達のマスターです」

 

 

「私はルミア、リィエル、レキ、そして金色の闇のマスターを担当しています。よろしくお願いしますね」

 

 

金色の闇!?確かファントムファイブの構成員だったよな…?こいつらが壊滅させた張本人か?

 

 

「あぁ、ヤミちゃんのこと?この子はね、前に東京観光した時に私を殺しにかかって…だからヤミちゃんにこんなことをさせていた組織のマスター達を全員退場させたの。その時の副産物…っていうのは少し聞こえが悪いけれど簡単に言うとそんな感じかな?」

 

 

マジですか… ファントムファイブ壊滅を聞いて、もう見られないとは思っていたが…

 

 

「ほら、例のマスターが来たわよ。貴方も挨拶しなさい」

 

 

「ん?何だよ…姉貴、今アポクリファの2話を観て…」

 

 

ルミアのマスターの弟がめんどくさそうにしていると姉が無言の圧力を弟にかけ始めた。この人怖い。

 

 

「ったく。わーったよ、俺がグレン達のマスターだ。詳しくは追って話す」

 

 

根負けしたのか大雑把な自己紹介をした後に俺達を家への中に上がらせた。

 

 

 

二人へ案内されるがまま、リビングまで来た俺達は早速自己紹介へと移った。

 

 

「…で、俺の所持キャラはシノン、グレン、アルベルトだ。よろしく」

 

 

うわぁ…結構なガチ構成だな。グレンの愚者の世界を発動させようが、アルベルトやシノンなら射程外から攻撃可能。

 

 

そして1kmルールを最大限使えば理論上2kmまで離れられる。二人とも余裕で射程距離に入ってる。これは敵に回さなくて正解だな。

 

 

「で、次は姉貴だが…」

 

 

「…待った。仲間一覧を見せてくれないか?」

 

 

「はぁ?仲間一覧だ?」

 

 

「マスターが信用に足る人物かを見定めるつもりなのだろう。断ると何かと面倒だ。見せておけ」

 

 

「…めんどくさいやつめ。ほらよ」

 

 

アルベルトがグレンのマスターに何か耳打ちをし、それを聞いた彼は少し不機嫌そうに仲間一覧を出した。

 

 

仲間一覧。簡単に言えばマスターであることを証明し、呼び出したキャラが明記されているものである。だからこのリストを見れば隠し事など不可能。さほど疑ってはいないが、それでも用心は必要だ。

 

 

「ふむ…隠しているキャラはいないな。オッケー。ありがとう」

 

 

「次は改めて姉貴の紹介だな。」

 

 

「はい。自己紹介は先ほど済ませたので仲間一覧だけ…」

 

 

レキ、ルミア、リィエル、金色の闇。確かにリスト内に全員の名前がある。

 

 

「…おけ。特に問題はないな」

 

 

「では、最後は俺だな。ユウキ、アイリス、マシュ、モモ、システィーナのマスターをやっている。よろしく頼む」

 

 

「よろしく頼む…?お前ふざけてんのか!!」

 

 

「あ、すまない。つい仲間一覧を見せるのを忘れ…」

 

 

「そうじゃねぇよ、そうじゃ!!」

 

 

「…じゃあ、なんだよ」

 

 

心当たりがない。何故俺がふざけてるように見えるのだろうか。

 

 

「お前の女キャラ率おかしいだろ!?」

 

 

「ぬっ…」

 

 

今までガヴリール以外のやつに指摘されたこともなかったがやはりそうなのか?

 

 

「いや、だって女キャラしか出ないし…」

 

 

男キャラは沢山いるのに…このガチャおかしい…

 

 

「お前女の子マスターにでもなる気か!!」

 

 

「全く…じゃあ、見たけりゃ見せてやるよ。俺が本当に女しか出せないってことをな!」

 

 

女キャラでも強いやつは強いけどさ…作中最強ってのは少なくないか?

 

「さて、ガチャの確認を…」

 

 

「あんたガチャとか興味ないの?私のマスター達は魔術師ピックアップと聞いた時、躍起になって引いていたわよ?」

 

 

「悪かったなシノン、こちとらマスターが一人しかいないんで新戦力を入れるリスクをつい考えちまうんだよ」

 

 

7人は欲しいと思ってはいるが、さすがにそろそろ面倒を見きれなくなる。目を離したらやられていたなんてことは嫌なので仲間の数は極力目が行き届く範囲内にしておきたい。

 

 

Fateシリーズのキャラの出現率UP!

 

※Fateシリーズの主人公枠、ラスボス枠はstaynightのものとします

 

 

「おっけ。じゃあ…いくぜ!!」

 

 

久々のキャラ召喚だな。さて、Fateシリーズから誰が出てくるのかな…

 

 

サーヴァントだったら…師匠とか沖田さんとかヒロインX…あとジャンヌが欲しい。ジャンヌ来てくれ。あ、オルタでも構いません。

 

 

「召喚!」

 

 

実際はこんなこと言わなくてもガチャを回すだけで召喚可能なんだが、とりあえず雰囲気出すために言ってみた。いいやつがきますように!!

 

 

「…ほらな?また女だよ」

 

 

「キャラを全く見てないだろ」

 

 

アルベルトから冷静なツッコミが入るが関係ない。どうせ俺は男キャラを引けないんだから。

 

 

「何で見る必要なんかあるんですか?」

 

 

「…お前、夜道に気をつけろよ。そして…今も気をつけろ」

 

 

何故か弟くんの方が頭にきてる様子…そんなヤバいやつを引いたのか? あ、なんか気になってきた。ちょっと後ろ見てみ…

 

 

「お、お前は…!!」

 

 

弟くんが言っていた意味をやっと理解した。こいつか。俺の所に来たサーヴァントは…




水着ジャンヌが来るとの噂を聞き、せっかく30個確保できそうな石の使いどころを悩んでいますw
ライダー助けて!
あ、サモさんも欲しい…
課金はしたくないけど限定キャラが欲しい…どうか無課金で来てください!何でもしますから!

と、悩みながらイベを走ってこの次の話もしっかり書きます!それでは!

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