アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件   作:100¥ライター

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GWが今日で終わりだと信じたくない…
嘘だろおい…
まぁ、そんな話は置いておいて…
何故前回モモがあそこにいたのか!
それが今回明らかに!
(タイトルがネタバレしてるとか言っちゃいけません)
そして新しい長編が始まる…?


27話 4人目の仲間!

突然ですがみなさんはリアルファイトをしたことがありますか?

 

 

リアルファイトとはゲームでえげつないハメ技や妨害が引き金となり、ゲームを超えて現実世界で戦うことである。

 

 

格ゲー、桃鉄やマリパなどのボードゲームの他にも味方を殺せるFPSなど邪魔が可能な協力プレイのゲームなどに多い。

 

 

リアルファイトを防ぐにはもちろん過度に一人を狙ったりしないことも必要だが、それ以前にあくまでゲーム。それを忘れないようにしよう。

 

 

〜〜

 

 

落ち着け…落ち着け俺…冷静に考えを整理しろ…

 

 

まずマシュが見つけたのは試合が終了した直後であったが、マシュは俺の部屋をずっと監視していたわけではないと思う。だからその前から進入していた可能性がある。

 

 

だが、マシュも下手な進入なら見逃さないはずだ。ストレートに進入してきたということはまずない。

 

 

そうなると瞬間移動の類で進入してきた?違う、デビルーク星の科学力では服が飛ばせないはずだ。服は着ている。いや、他のやつらが協力すればその限りじゃないか。

 

 

ん?待てよ…仮に瞬間移動で進入したとして俺の命を取らないのなら何故進入した?情報収集?だが、それなら敵マスターが俺に見えないよう認識阻害をかけているはずだ。

 

 

「…よし、話をしようか」

 

 

考えても拉致が開かない。本人に聞いてみようか。

 

 

 

 

「まずお前はどうしてそこにいる?」

 

 

モモ・ベリア・デビルーク。ジョルノやナナと一緒にいたはずだ。だから本当に仲間になったのかは怪しい。

 

 

「どうしてって…私がパートナーで貴方が私のマスターだからですよ?」

 

 

「お前、ジョルノやナナが仲間だろ?あいつらが負けたと?」

 

 

ゴールドエクスペリエンス・レクイエムは見なかったし、もしかしたルールにより禁じられているのかもしれないがゴールドエクスペリエンスは十分強い能力だ。シナジーを得られるナナ達がいたのなら尚更。そいつらがいながら負けたとは考えにくい。

 

 

「いえ、ナナやジョルノさんは所属しているチームメイト…と、言ったところです。マスターは別にいます。」

 

 

あぁ、なるほどね。色々チーム組まれてたりするしな。俺も誰かとチーム組むべきか?いや、安易にチームを組むのはダメか。

 

 

「よし、じゃあお前はなぜ何故俺の仲間になった?」

 

 

仲間にする条件としてはガチャで引く。特別な戦いのような場所で優勝する。そして相手の仲間の最後の一人が消える前に別のマスターが仲間に誘う旨を言っておき、そいつが承認すれば仲間になるというシステムがある。

 

 

恐らくあの誘いが申請となり、最後の一人で消えるモモがそれを承認し、仲間になったのだろう。そして戦いの最中だったので1kn以上離れたらマスターの近くへワープするというルールが適応され、俺の近くへワープした。これなら辻褄が合うが、何故仲間になろうと思ったかだけは分からない。

 

 

「…まずは貴方の状況判断の速さや仲間の能力をしっかり把握し、ていたこと。次に私を仲間にしようとした人達にいつか一泡吹かせてやりたいから…」

 

 

「そして…貴方は何より…私の能力を必要としてくれていたこと…ですかね」

 

 

違う違うぞ、モモ。それはミスリードだぞ。確かに性能面は買っている。認めよう。だが、半分以上は俺の私情だ。一緒にゲームしたいってだけだぞ

 

 

「じゃっ、一応…見ておくか。仲間一覧…」

 

 

仲間にしたキャラなどは運営…というか主催者に管理されている。

 

 

あ、最初からこれを見れば解決だったか。恥ずかしい…このリストにモモの名前があれば…

 

 

・紺野木綿季《ユウキ》 (ソードアート・オンライン)

 

 

・ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリス(この素晴らしい世界に祝福を!)

 

 

・マシュ・キリエライト(Fate/Grand Order)

 

 

・モモ・ベリア・デビルーク(ToLOVEる)

 

 

「確かに…確認させてもらった」

 

 

やってしまった…俺がただのアニメバカだとバレてしまったかもしれないなぁ…

 

 

「改めて自己紹介をする。俺の名前は津島隼人。よろしくな、モモ」

 

 

「はい、よろしくお願いします。津島さん」

 

 

モモ・ベリア・デビルーク…期待してるぞ、色々とな。

 

 

 

遊園地編からトリガー改造後

 

 

メイントリガー

 

アステロイド

ハウンド

メテオラ

シールド

 

 

サブトリガー

アステロイド

バイパー

シールド

グラスホッパー

 

 

そもそもトリガー自体が集団戦用に作られていることを再認識したのでアシスト面を強くするという意味でもシューターに戻ることに。

 

 

この改造が吉と出るか凶と出るか。この時の津島隼人はまだ知らない。

 

 

〜マシュside

 

 

「はぁ…はは…おい、もうお前の負けだろ…降参しろよ…お前がゲームオーバーになった数…忘れた訳じゃないだろ」

 

 

「ふふ…津島さんこそ…貴方より先に着いた回数は私の方が上なんですよ…」

 

 

どうして…どうしてマスターとモモさんは二人とも息を荒げてゲームをしているのか…それは数時間前に遡ることに…

 

 

〜数時間前

 

 

「じゃっ、歓迎的な意味も含めてゲームすっか」

 

 

なるほど、ゲームですか。確かマスターはアイリスさんやユウキさん、私ともよくゲームでコミュニケーションを取っていましたね。そうして親睦を深めることで戦いでも息のあった連携を取れるようになると…

 

 

「あっ!ハヤト!私はこのゲームがやりたいです!」

 

 

アイリスさんが持ってきたゲームのタイトルは…

 

 

「NEWスーパーマリオブラザーズU?」

 

 

知らないゲームですね…

 

 

「あっ!これはリトさんとやったことがあります!私、強いですよ?」

 

 

モモさんはゲームがお好きなのですね。ならマスターとも気が合うはずです。

 

 

「ふっ、俺もこのゲームは結構やり込んでたんだぜ?帰宅部のエースだからな!」

 

 

なんだかマスターが誇れないようなことを誇らし気に…

 

 

 

「まっ、いつもは一人だったからこうやってみんなと遊べるのは本当に楽しいよ。バカみたいだけどさ…俺、ここで8人乱闘するのが密かな夢なんだぜ?」

 

 

言ったと思ったら何やらとても嬉しそうに…ん?ここで8人乱闘…そうなるとあと3人は仲間を増やす予定があるということですか…

 

 

「まっ、それはともかく…さっさとやろうぜ」

 

 

「ふふっ、なら勝負しますか?」

 

 

「おっ、いいだろう…悪いが誰かゲームパッドで足場とかアシストをやってくれるやつはいないか?」

 

 

アシストですか…ユウキさん達はあちらでやる気満々のようですし、私が引き受けましょうか。

 

 

「私がやります。マスター」

 

 

「了解。じゃあ、マシュ!任せたぞ」

 

 

「はい!」

 

 

「でも5人プレイでやるなんて…あっさり終わってしまうのではないですか?」

 

 

アイリスさんが懸念事項をあげるとマスターとモモは…

 

 

「いや、協力プレイしても効率が上がるとは限らないぞ」

 

 

「えぇ、マリオですから…何か不足の事態にならないことの方が珍しいですよ…」

 

 

何でしょうか…このゲームには二人だけが知っている何かがあるような…まぁ、私は全力でマスター達をアシストしましょう。

 

 

「バディプレイだと足場、敵や仕掛けの妨害が可能だ。任せたぞ」

 

 

 

 

「死ね!クリボー!!」

 

 

「きゃっ!何するんですか、津島さん!」

 

 

ルイージを操作しているマスターがクリボーにこうらを投げたかと思いきやその先には壁キックで復帰しようとしていた青キノピオのモモさんが…

 

 

「すまないなぁ、クリボーを掃除しようと思ったらお前まで掃除しちまったよ。いや、本当にすまない。壁キック中だったら対応できないわな」

 

 

マスターがモモさんを煽っている…これは止めるべ…

 

 

「あっ、ちょっ!踏み台にしやがったな!足場がないならマシュに頼めよ!」

 

 

「ごめんなさい、バディプレイがあることには慣れていませんので…」

 

 

そしてモモさんがマスターを殺して煽り返していき…

 

 

 

 

「はぁ…はは…おい、もうお前の負けだろ…降参しろよ…お前がゲームオーバーになった数…忘れた訳じゃないだろ」

 

 

「ふふ…津島さんこそ…貴方より先に着いた回数は私の方が上なんですよ…」

 

 

そこからは想像するまでもない光景が広がりました。マリオを操作するアイリスさんや黄色キノピオを操作するユウキさんを尻目にマスターとモモさんの戦いが繰り広げられました。

 

 

私がアシストで止めようとするもお互い上手くくぐり抜け、変身アイテムを奪ったり、スクロールで挟めたりなど的確に潰しあっている…そして偶然か意図してかボスの撃破にはしっかりと協力してアイリスさんとユウキさんの邪魔は一切していない。

 

 

マスターのプレイをよく見ると分かるのですがマスターは上手く不可効力に装った殺し方が上手いです。ぱっと見仕方がないと思ってしまうほど…マスターは協力プレイはしたことがないと言ったはずなのにどうしてこのようなテクニックを…

 

 

アイリスさんとユウキさんはシンプルにマリオを楽しんでいる中、マスターとモモさんはどちらが多く相手を殺したかだのどちらが先にゴールしたかなどでずっと争っていました。

 

 

そして最終的にはお互いくすぐり合ったり、マスターはモモさんの尻尾をさすったりで二人はリアルファイトに近いような感じになって今にいたります。

 

 

「はぁ…一旦引き分けで終わりにしよう…」

 

 

「え、えぇ…そ、そうですね…」

 

 

これを機にマスターとモモさんの仲は深まり、一緒にゲームをやることが多くなっていきました。

 

 

〜隼人side

 

 

「今日はモンハンでもやろうか」

 

 

「えぇ、一緒に狩りましょう!」

 

 

今はモンハンでハンティング中である。ちなみに俺の愛用武器はスラッシュアックスだ。変形する武器ってカッコよくね?

ワートリの小南の双月とか大好きです。

 

 

「よし、早速オンラインで…何だ?こいつ…」

 

 

なんかあのプレイヤーの周りにやたら人がいるな…

 

 

「っ!?」

 

 

こいつは…間違いない!!アニメキャラだ!名前は違うが、呼ばれ方などからして断言できる…

 

 

「モモ!こいつの居場所を探知とか出来たりしないか!?」

 

 

「は、はい!やってみます!」

 

 

「よし、こいつの位置が何処か…それは把握しておきたい…」

 

 

こいつは…いや、こいつだけは敵に回したくない。孫悟空とか圧倒的にヤバいやつではないが、こいつを仲間に…いや、同盟を結んでおくだけでも後の戦いが幾分楽になるはずだ。

 

 

「分かりました!福島です!彼は福島にいます!」

 

 

特定早いな…それに画面を見ればより細かく特定ができている…俺の期待以上の活躍だな

 

 

「おぉ…マジで特定とかできんだな…」

 

 

「ふふ、私のこういった能力はお姉様譲りなんですよ?」

 

 

やっぱすげぇな、モモ…姉が多種多様な発明品を作るララなだけある…

 

 

「まぁ、福島か。夏休みはまだ残っている。最後に行ってくるか」

 

 

早めに友好関係を築かなければ…やつとあまり戦うことに気乗りはしない。というか仲間次第でこいつは完全無欠になる可能性もある。

 

 

「ユウキ!マシュ!そして特にアイリス!!」

 

 

「明日、福島に行くぞ」

 

 

「フクシマ…?何故そこに行くのですか?」

 

 

あ、アイリスはそもそも福島自体を知らないのか。まぁ、いい…

 

 

「あるやつを手に入れる。仮に手に入らなくてもやつには会っておきたいしな」

 

 

さて、取り合いとかにならないよう早めに行かなければ…




最後まで見てくださり、ありがとうございます!
余談ですがリアルファイト事件は俺の実話が元です
子供の頃wiiのマリオで壁キックで復帰しようとしている友人にこうらを投げて殺したらリアルファイトになりましたw
ちょっとした出来心からリアルファイトは生まれます
皆さんも他の人とゲームをやる際は十分マナーやモラルを守って楽しくプレイしてくださいね
次の長編はこのあるやつを探す話となります!
もう分かっている方も割といそうですが…w
次回からも頑張ります!それでは!

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