アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件   作:100¥ライター

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番外編2は佐々木空さんリクエストのめぐみんのマスター視点と月人さんリクエストの加賀さん視点の2本立てです!!
両方共結構楽しく書かせて頂きました!!
めぐみん視点はかつてのベルディア戦を書いており、加賀さんは完全オリジナルです!
今回も見てくださると嬉しいです!


番外編2 史上最強の爆裂娘と一航戦のクールビューティ

『貴方は貴方です!他の誰でもありません!好きなように生きればいいじゃないですか!!』

 

 

私は彼女の一言にどれだけ救われたことか…

 

 

「どうかしましたか?マスター」

 

 

そんな考えごとをしているとめぐみんが声をかけてきた

 

 

「ちょっと疲れていたんじゃないかしら…マスターは残り160人の戦いに行っていたらしいし…」

 

 

「それは負けちゃったんだけどね…はは…」

 

 

私はめぐみんと遊佐恵美のマスターをやっている。名前は茅野美羽(かやの みう)。よその世界で勇者やっている遊佐恵美を仲間にできたのはめぐみんがいきなりガチャを引けと催促して半ば強引に引かせたから。それ以降は絶対引かないように嗜めているけどね

 

 

友達はオタクはしかいない。めぐみんは私を救ってくれた張本人でとても感謝している。戦いとなればいきなり爆裂魔法をぶっ放す所だけはいただけないが。今でも注意しないとすぐに撃つから少し手に余る

 

 

『戦い開始まで5分前です!』

 

 

「めぐみんちゃん!行くわよ」

 

 

「よし!ぶっ飛ばしてやりますよ!!」

 

 

「でも今日も会わないかもよ?」

 

 

そう。私はアニメキャラと会う機会があまりない。3日も相手に会わずに毎回めぐみんが爆裂魔法を一般人を巻き込まないように撃ったのもよくあることだ。念のため言っておくけどこの戦いはルール上一般人を巻き込めないシステムとなっている。だから爆裂魔法の範囲内に一般人が一人いるだけで発動がキャンセルされてしまうからどうも扱いにくい

 

 

「マスター!そんなこと言ってたら会える敵にも会えませんよ!」

 

 

まぁ、いつものように爆裂魔法を天高くにかまして帰ろうか。あとは新たな仲間探しかな?

 

 

「…ん?あれは敵じゃないの?見たところ悪魔に見えるわ」

 

 

遊佐が指を指す方向にいたのは…

 

 

 

「ふざけるな、お前達!毎日毎日ぽんぽんぽんぽん爆裂魔法と似たような技を使うやつを知っているのだろう!?白状しろ!!」

 

 

このすばの首なし騎士のデュラハン。ベルディアだ。魔王軍幹部で一番最初に倒されたやつ。死の宣告とかいう厄介な技を使ってくる面倒な相手だったはず… そこにはベルディアと言い合いをしている少年がいた

 

 

「だーかーらー!!お前もよく知っている紅魔族のあの女(めぐみん)が犯人だって!」

 

 

「嘘をつくな!そんな偶然があってたまるか!!」

 

 

「ちっ…話し合いでどうにかは…無理か」

 

 

「汝らにー」

 

 

「死の宣告が来るぞ!当たると面倒だ!かわせ!」

 

 

「了解です!」

 

 

まさかモーションだけで技を見切って回避するとは思わなかった。まさかあれほどの実力者がこんな近くにいるとはね…

 

 

「あんな所に私の下っぱがいるではないですか!」

 

 

あぁ、確かアイリスにとってめぐみんはリーダー的存在だったね。だからそんなこと言ったのか

 

 

「下っぱ…あの金髪の子が?他には…3人いるわね…ユウキちゃん以外は見たことない顔ぶれだけど…」

 

 

遊佐は電撃FCIでの面識があるらしい。なら電撃FCIのプレイアブルキャラならとりあえず見知った関係と考えてもいいかな

 

 

「それにしても彼ら…中々強いわね…もしあのチームが仲間になれば魔王だって…」

 

 

全く…こちとら主に近距離でその気になれば空中戦も可能な遊佐はともかく、もう一人は扱いにくいめぐみん…なのにあのチームときたら近距離で飛行することで空中戦も可能なユウキ。

近距離だけではなく、魔法などによる中距離もこなせるアイリス。タンカーの役割を担うマシュ。あとよく分かんない中距離から援護しているあの少年。こんな連携が出来るなんて…マスターは一体どれだけ凄い人なのだろうか…

 

 

「魔王軍幹部ベルディア…私達が苦戦した相手をいともたやすく…」

 

 

「しっ!ベルディアが何か言っている」

 

 

「分かりました。マスター」

 

 

「何やら重要な手がかりが掴めそうね」

 

 

4人の鮮やかな連携に倒されたベルディアは土産話と称して4人に話を始めた

 

 

「この世界に俺達の世界とは違う別の世界から来た魔王がやってきたらしい。やつは元の世界での仲間と共に魔王軍を立ち上げ、色々な世界から来た悪魔などを引き入れ、精鋭は悪魔大元帥とし、魔王軍の勢力を拡大しているらしい」

 

 

「悪魔大元帥…!!真奥のことで間違いないわ!それに芦屋や漆原の存在もほのめかしている…そして私の知らない仲間もいるようね…」

 

 

「悪魔大元帥…?つまり魔王軍幹部…という意味ですか?」

 

 

めぐみんの世界では魔王軍幹部と魔王、あとはモブみたいな感じだからやっぱりめぐみんは知らないみたいね。教えたことなかったし当然っちゃ当然か

 

 

「平たく言えばね…」

 

 

『残り時間あと1分です』

 

 

「はっ!もうこんな時間ですか!?あぁ、早く撃たないと…」

 

 

「ちょっと待ってめぐみんちゃん!まだあいつは大切なことを…」

 

 

「『エクスプロージョン』ッ!!」

 

 

ログインボーナスを撮り忘れていたソシャゲプレイヤーかのように焦り始めためぐみんはちょうどベルディア達がいた場所も巻き込むように爆裂魔法を撃ってしまった

 

 

「ちょっと!あの人達きっと全員退場しちゃうわよ!同盟を組もうかなって話をする予定だったのにどうするのよ!」

 

 

「いえ、我が爆裂魔法により散ってしまったのであれば所詮その程度だったと…」

 

 

「さすがにめぐみんの爆裂魔法は威力が高すぎるよ!!さすがにあんなの耐える訳…」

 

 

私は信じられない光景を目の当たりにした。マシュの耐久力というものをあまり知らなかったけれど、マシュとあの少年が張ったバリアにより8割以上のダメージを遮断していた

 

 

『試合終了!』

 

 

「凄いわ…あの人達!次会ったら仲間にするわよ!これで新しい魔王軍も楽勝よ!」

 

 

「わ、我が爆裂魔法を…た、耐えるだなんて…」

 

 

あの人達の実力に喜ぶ恵美とは対照的に自慢の爆裂魔法をほぼほぼ防がれためぐみんはこのショックで2日程寝込んでしまった。

 

 

〜〜

 

ボツネタ!

 

実は隼人の仲間にエルマ(小林さんちのメイドラゴン)が加入する予定でした。

北海道編で窮地を救う予定だったけどエルマの詳しい能力などを知らなかったことやバカテス編を思いついた時、主人公かラスボスの先行配布なども思いついてしまったのでボツ。

トールやカンナは能力使用の描写が多々あることなどもあり、もしかしたら今後参戦するかもしれない。

カンナは多分参戦する。トールは参戦してもまだ先になる予定

 

日常系のアニメでもバトル系に匹敵しそうな戦闘力を持ったやつは色々いるからどこまで出せるかの線引きが難しい…ww

 

 

 

ちょっとした予告!

 

 

近いうちに4人目の仲間がでてきます!

作品はもちろん被りなしにしてあります

ちょっとだけネタばらしすると宇宙人です

全く関係ないですが宇宙人と言えば子供の頃毎週欠かさず見ていたケロロ軍曹が印象に残っていますw

 

 

〜〜閑話休題

 

 

 

加賀です。

それでは私達の提督の紹介をします。

 

 

そもそも我々は提督として各地の提督と同盟を結び、各地方に鎮守府を置いています。私達がいるのは本部のある東京です。

 

 

「なぁ、加賀。少しは機嫌を直してくれないか?」

 

 

彼が私の提督です。本部にいる他の提督では若すぎるということもあり、便宜上ですが20歳で元帥を担っています。他の提督からも波風さんと呼ばれ、とても慕われています。ですが…

 

 

「よりにもよって五航戦の子を当てた挙句、彼女を贔屓するとは…鞍替えですか…?」

 

 

艦娘を当てて提督になるとそれ以降はガチャの枠を使い、100%艦娘が登場する建造をすることが可能になります。複数同じ艦娘を当てることは不可能なので早い者勝ちになってはしまいますが…

 

 

ですがガチャでしか入手不可能な艦娘もいるらしく、本部にいる提督の中にも手を焼いている方がいます。まぁ、知らずにガチャを回す提督はいましたが。

 

 

「いやいや!贔屓するしない以前の問題だって!瑞鶴はまだレベルが低いからせめて装備を優秀にしないとー」

 

 

確かに提督の言う通り艦娘は最初に出た時点では1です。弱いのは分かります。なら…

 

 

「演習に行かせれば良いだけでしょう。提督方にのみ許された数々の特権。忘れた訳でもありませんよね?」

 

 

「…返す言葉もありません」

 

 

私の提督はこの特権ルールにいち早く気づき、艦娘同士の潰し合いを避けさせることに成功し、提督や艦娘達の戦闘レベルの上昇に一役買ってます。恐らく兵力という面だけで言えば我々は最強クラスと言っても過言ではないはずです。

 

 

具体的に演習とはマスターが演習を申請し、相手マスターが承認すればお互いの所持している艦娘同士のみが干渉可能な演習試合にできるというシステムです。演習であれば第三勢力さえ来なければ轟沈することもないので来たばかりの子もすぐ戦えるレベルまで行くことが可能になります。

 

 

「でもさ…俺の秘書官…いや、俺のパートナーは…加賀。キミしかいないと思っている。俺が艦娘達の争いを止めたいって言ったあの日、何も言わずに各地まで着いてきてくれて本当にありがとう」

 

 

私は最初期に提督に選ばれ、海上戦を行なっていたところ、他の提督達の私利私欲のために利用されている艦娘達を見て、提督は見るに耐えなくなりました。それからはあらゆる情報網を使い、艦娘同士が争わなくて済むよう日夜奮闘していました。もう大半を統一した今からすると随分懐かしい話です。

 

 

「いえ、他ならぬ提督の頼みですので…これからもよろしくお願いしますね。提督」

 

 

「任せてくれ。俺は必ず全艦娘を統一して、この戦いで優勝してみせる」

 

 

提督…もしいつまでも提督の側にいられたら…私はとても嬉しいです

 

 

「提督…」

 

 

「何だ?加賀」

 

 

「また新たに装備開発すると聞いたので今度こそは流星改を作ってください」

 

 

「ちょっと待って!今は新しく来たホテー大和に徹甲弾を作ってあげないと…」

 

 

「作ってくださりますよね…?」

 

 

「は、はい…」

 

 

期待しています。私の愛した波風提督…




最後まで見てくださり、ありがとうございます!
番外編は一旦終わりますが、また長編完結後とかに番外編はやりますので活動報告の方に気軽にリクエストをくださると嬉しいです
モチベ上がります!!投稿ペース上がります!(白目)
次回はやっと本編に戻ります!お楽しみに!
それでは!

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