アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件 作:100¥ライター
ありがとうございます!
新生活が始まってペースも中々上げられませんがこれからも頑張りますので見てくださると本当に嬉しいです!
次回でバカテス編は最終回です!
今後はある敵キャラに標準を当てた話や残りマスター100人辺りでノゲノラ編とかやろうと考えてます!
今回はちょっと長めです!
『よし、これから最終決戦だな』
『えぇ、テスト関係なら任せなさい』
『5人の代表同士が対決ねぇ…』
俺達にとって辛いことはいかなる勝負でも降りてはならないことだ。
最終決戦は何で戦うかを提案するのは自由だが、決定する場合はお互いの同意が必要である。つまり片方が嫌だと言えば成立しない。
だが、余程こちら側が不利や理不尽と思われるような戦いでない限り、降りることは彼女のプライドが許さない。この全校生徒に見られている。だから音痴だから歌の勝負は嫌だとでも言おうものなら学校中に木下優子は歌が苦手だという噂が流れるだろう。それを彼女は良く思わないはず。
『何が来ても受けるしかないわな…』
『でも案外テスト関係が多いのかもしれないわよ?』
確かに本来の戦いなら試験召喚戦争は遊びではないという意味合いも込めて必ず学問を絡めなくてはいけない。
『だが、こんな無法地帯状態になれば何かしら面白い戦いが来るだろうけどな』
『面白い…か…』
〜〜
『待て、本気か?』
Fクラスの様子見?下手をすればどうなるか分かったもんじゃないが…
『本気よ』
『で、秀吉と入れ替わる感じか。だが、あまりFクラスを張れば怪しまれるぞ。秀吉が離脱するタイミングもよく分からないし』
普通に呼び出して入れ替わるなんていう行為は結構難しい。秀吉もマスターがいる場合なら難易度は尚更上がるだろう。そんなのを意図的に…
『やっぱり…一旦出たわね』
は?いや、待て待て…何で秀吉が…?それにあの格好は…
『秀吉ならアタシの姿を使ってギャラリーを味方につける策に出たっておかしくない…』
なるほど…もし、審査系統のものなら印象操作をすればFクラスの勝率は高まる…!!
『おぉ…』
『さて、あのバカな弟を折檻してやるわ。津島君、アタシに支配権寄越しなさい』
なんだろう…何か嫌な予感が…だが、ここは彼女に委ねるとしよう…
「ひーでーよーしー?」
「あ、姉上!何故ここにー」
「お姉ちゃん、秀吉にちょっとお話があるんだけどいいかな?」
見ていない見ていない見ていない…俺は何も見ていない…
「秀吉を起こさないようにそっと出るわよ」
こいつ怖い…俺はこんなやつに憑依していたのか…
〜Fクラス
さて、Fクラスに進入することは成功。木下優子に変装していたのでこのまま帰っても何の違和感もないはず。
「今戻ってきたぞい」
支配権は俺が貰った。男だから仕草などでボロが出にくいとのことだろう。そして優子は俺の軌道修正をすることになった。
「おぉ、秀吉。お疲れ様。さて、これで万が一他クラスが投票なんかで関わってきても問題ないな」
やる前に折檻したからその計画は瓦解する。よし、オッケー
…ん?重要な話が全く来ない。何故今どうでもいい話ばかりを…
「でだ。何でもありならテスト以外で戦うべきだ。あいつらと真っ向からテスト対決できる人材は少ない。余程自身がない限り対戦は拒否しろ。明久はマスターだが、入れ替わるトリガーが判明していない。俺も同じだ。島田やムッツリーニ、秀吉なんかは確認して、お互い自由に入れ替わることができる。姫路に関してはマスターがいるのか分からない。不意にキャラに支配権を奪われるかもしれない。不確定要素があまり湧かない戦いにしたいところだが…」
予めマスターと入れ替わるメカニズムを把握済みか…そして明久はマスターの圧倒的操作力によりあの順位だと…
「でもそれは難しい話だよね。下手をすれば自分の何気ない一言や行為、思考で入れ替わっちゃうんだから…」
俺達の場合は行為で入れ替わったが、他にもある言葉がトリガーになったやつもいるのか。そして思考…根本はあくまで推測だが、女装しないとマスターの状態か根本の状態を保てないとのことだったな。
「じゃあ、わしは一旦トイレに…」
「さて、秀吉…もとい木下優子…お前に話がある」
…!?
〜〜
バカテスト
社会
問 次の略称が何を表しているか答えなさい。
『PPP』
姫路瑞希の答え
汚染者負担の原則
教師のコメント
正解です
土屋康太の答え
ペパプ(アイドルグループ)
教師のコメント
先生も嫌いではないです
吉井明久の答え
ペンパイナッポーアッポーペン
教師のコメント
君ならそう言うと思いました
〜〜
落ち着け…落ち着け俺…相手はただカマをかけているだけだ…ボロは一切出していない…証拠も確信もないはずだ
「まぁ、心当たりがなかったり、シラを切るなら別に構わない。お前がもし本当に木下優子で秀吉を闇討ちしたんならそれはそれでいい。こちらの代表枠が空くわけだしな。俺は疑いがあるから重要な情報は特に話さなかった。さぁ…いけよ…」
どうやらどっちに転んでいようと関係なかったらしい。秀吉が予定通り作戦を完遂すれば戦いを有利に運べるし、出来ずに優子に入れ替わってもライバルは消せるし、あわよくば優子かマスターであるかも特定することくらいはできる。中々いい作戦を考えるな…
「お見事…アタシは木下優子よ。こんな手に打って出るなんて…さすがね。でも…勝つのはアタシ達Aクラス。それが揺らぐことはない」
そう。この勝負は負けられない。勝てばきっとあの戦いを有利にできる。マスターである俺が足を引っ張っている今、俺が頑張らなくてどうするんだっつーの
〜
『え〜ただ今よりAクラスVSFクラス!何でもありの最終決戦を行います!』
Aクラス
霧島翔子
木下優子
工藤愛子
久保利光
佐藤美穂
『あれ?何でメジャーのトシの妹がいんの?』
『佐藤美穂さんのこと?』
『うん、だってそうじゃね?』
『違うわよ…佐藤さんは前に吉井君を物理で瞬殺した人よ』
あ〜あいつのことか。あのドヤ顔で左利き宣言をした明久を軽く捻り潰したやつ。あんまりキャラ覚えてない疑惑。まさか同姓同名をアニメキャラで見ることになるとは…というかバカテス読むのなんて中学以来だな。戻ったら久々に読んでみようかな
Fクラス
坂本雄二
吉井明久
姫路瑞希
島田美波
土屋康太
ふむ、やはり秀吉はダウンか。そしてムッツリーニが代理だと
『では、先方の方は出て来てください!』
先方 久保利光VS島田美波
「さて、勝負は何にするんだい?島田さん」
「ウチが提案する勝負は…これよ!」
絶対に驚いてはいけない対決!
ルール
・心拍数が継続可能な時計を付ける
・お互いのクラスから相手を驚かせる工作員を選び、相手を驚かせる。ただし、対戦者が選んではいけない
・先に心拍数が一定数に達した方が負け
「なるほど…受けて立とう…」
いや、待て!相手の土俵で対決するのは良くなーと、言いたいところだが今回は見逃そう。上手いこと久保を排除してくれ。こちとらジャンケンで負けたせいで中堅になっちまったんだ。間違ってでもこいつに5勝はさせないでやってくれ。
「じゃあ!始めるわよ!」
『勝負開始!』
「は、はい!どうも〜!アキちゃんです!」
明久のやつ…。つまり久保を落とすと見せかけて島田を落としに来たな。
「ナイスよ、アキ!久保君を落としちゃいなさい!」
「よ、吉井君!?」
「貴方のハートを撃ち抜いちゃうぞ!」
どっかで聞いたことあるな。と言いたいがそれはさておき…明久のマスターは二人を魅了しにかかったのか。つーか色々とあざといぞ明久。
「ふふっ…どう?これで貴方は…」
島田美波もマスターか。明久に対してさほど同様はないみたいだな
「甘い!甘いぞ!島田美波!俺が久保と入れ替わるトリガーは久保が吉井明久に好意の感情を抱いた際!よってギリギリ心拍数が達する前に入れ替わーはっ!!」
美波がいきなり手を繋ぎにかかった。それにより心拍数は跳ね上がり…
『この勝負!島田美波さんの勝ちです!』
「ふん、甘いわね…律儀に自らがマスターであることやトリガーをバラすなんて…詰めが甘すぎるわ」
『全く…手を繋がれたぐらいでドキドキしやがって…まぁ、こっちには都合がいい話だが…』
『津島君はどうなのよ』
『いや、100%あり得ないもしもの話を普通するか?くだらない…』
そんなもの考えるだけ無駄だ。無駄無駄ァ!
『津島君…自分で言ってて悲しくならない?』
『悲しくならない。高2まで来るともうなんとも思わなくなる』
彼女とかリア充だなんて都市伝説だろ。幼馴染は絶滅危惧種、そして許嫁は空想上の生き物だ。リアルに幼馴染も許嫁もいるってやつは死ねばいいと思うよ
『では、次!Aクラス次鋒の方!出て来てください!』
次鋒 工藤愛子VS 先方 島田美波
「じゃあ、ボクが提案するのは…召喚獣によるバスケ。1on1!教科は数学で。先に点を取った方の勝ち!簡単でしょ?」
ん?何か引っかかるような…気のせいか?
ルール
・基本的にはただのバスケ。ただし、相手召喚獣を攻撃したり、本体が干渉するのは禁止とする。
「数学で大丈夫なの?貴方はかなり消耗しているはずよ」
「いや、構わないよ」
『それでは!試合開始!』
さて、こいつの操作はどんなもんか…
シュッ…
え?待て待て…いつの間にかボールがゴールに?
『ゴォォォォル!!いきなり3Pシュートで工藤愛子さんの勝利!』
『おぉ、やるじゃん』
『感心している場合?愛子がこのまま勝ち続けたら…』
『でも邪魔するわけにはいかないじゃん。無理なやつだし』
あからさまな妨害を行えないこの戦いはちょっとめんどくさい。仲間をダイレクトに蹴落とすのはな…
『では、Fクラス次鋒の方!出て来てください!』
次鋒 工藤愛子VS土屋康太
「ムッツリーニ君!勝負は保健体育でどうかな?今度は負けないよ!」
「…100年早いぞ 工藤愛子…」
はっ!工藤愛子が元に戻っている!?さっきの一人称はボクだったし、マスターじゃないと…ならこの勝負を仕掛けたのにも納得が…
『では、勝負開始!』
「…加速」
「…え?」
あらあら…また加速で瞬殺されたか…あっけないなぁ…
『こ、この勝負…土屋康太の勝利!!』
『では、Aクラスの中堅の方!出てきてください!』
さて、俺達の出番だな…
『行くわよ…』
中堅 木下優子VS 次鋒 土屋康太
「…勝負は古今東西ゲームをしながらの卓球…先に3点取った方が勝ち」
ルール
・お題に沿ったものを言いながら卓球をしていく
・言えなかったり、返せなかったら負け
・先に3点取った方が勝ち
卓球か…なるほど…
『得意か?』
『当たり前よ』
『じゃあ、古今東西の言葉は俺が考えるからお前は打ち返してくれ』
『了解…』
「…最初のお題は任せる」
最初のお題か…
「じゃあ、元素で行くわ!」
元素…沢山種類もあるし、テスト要素も絡めている…さすがだな
『元素はアシストいらねぇだろ?まぁ、強いてアシストするとしたらメジャーなやつから言ってけ』
「えぇ、問題ないわ」
『試合開始!』
「酸素!」
「…水素」
「ヘリウム」
「…カルシウム」
「クロム」
「…」
あ、無言返し…
木下優子 1
土屋康太 0
「卓球はそこそこ上手いけど…肝心な元素記号はまだまだね…」
確かに土屋本人のスキルとは思えなかった。今は恐らくマスター入りだな。
「…次は…電撃文庫のメインヒロイン…」
そう来たか!マスターは総じてオタクだからな…まぁ、これで負けるわけはない
『これ、勝てるの?』
「勝てる。俺が素早くタイトルとキャラ名言うから返してくれ」
こちとら知識量には自信がある。さぁ、かかってこいや
「…とある インデックス」
『SAO アスナ』
「SAO アスナ!」
「…灼眼のシャナ シャナ」
『とらドラ 大河』
「とらドラ 大河!」
こうして土屋(マスター入り)との激戦は続き…
『ネトゲの嫁 アコ』
「ネトゲの嫁 アコ!」
「……はたらく魔王さま…は言ったか…ガンゲイル 香蓮」
よし!勢いが失速した!あっちにはもうストックがないはずだ!これを返せば勝てる!…まぁ、こっちもヤバいが…
『エロマンガ先生 紗霧』
『は!?』
『いいからそれを言って返せ!!言えば勝ちだ!』
「…」
あ…やられた…
『言えよ!!』
『そんなふざけたタイトルのラノベ本当にあるの!?』
『あるから言ってんだろバカ!!』
『あんた後で覚えておきなさいよ…』
あー負けた…さて、どうすっかな…あっちが有利に運ぶことができるやつなら俺は負けだ。
木下優子 1
土屋康太1
「次は木下優子がサーブか…次のテーマは国旗に月のマークが入ったで頼む」
ん?雄二…?何故…
『ラストテーマも決定!では、運命のラスト勝負!開始!』
「…マレーシア」
あっ、乗ってくるのか。意外だな。マスター入りなら勝てると踏んだか?
「シンガポール」
俺達はそれに乗って返したが…
「…」
マレーシアしかないんかい!まぁ、これで俺達の勝利が決まったな。
『き、決まったぁぁぁぁ!勝者はAクラス木下優子さんです!』
『ふぅ…』
一時はどうなるかと思ったがなんとか勝ったな
『では、Fクラスの中堅の方、前へ…おや?どうしたんですか?』
「一人一人を戦うのは面倒だろう?俺達と…スマブラで勝負しようぜ!」
『…え?』
俺と優子、いや、この場のFクラスのメンバー以外が明久の突拍子のない発言に呆気にとられた
バカテスト
数学
問 男子生徒3人、女子生徒が5人います。横一列に並ぶ際、男子生徒が隣り合わないパターンは何通りあるか。
姫路瑞希の答え
14400通り
教師のコメント
正解です。今回は少し趣向を変えてみましたが、さすが姫路さんですね。
吉井明久の答え
1、2、3…えっと…
教師のコメント
そのやり方でやると試験終了どころか日にちをまたいでしまいますよ?
次回!
FクラスとAクラスと大乱闘スマッシュブラザーズ!!
ここ、テストに出ます