マダオ2人の幻想入り   作:銀の字

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どうも銀の字です。
今回で黒色の妖刀編は終わりです。少し日常をして次の章へと移ります
今回最終章の伏線が張られます。恐らくわかりやすいけど感想には書かないでください…感想なんてほとんど来ないんだけどね…アッハッハッハ…



第二十九訓 刀が何で重いかって?そりゃあ魂こもってるからだよ

 

 ここは江戸銀時は江戸へと戻ってきた。現在の江戸の天気は曇天が空一面埋め尽くしてる。その中銀時は藁の笠を頭にかぶってる。銀時は今指名手配中の為顔を隠してる。けど街中を歩いていて異変に気付くそう、何時もならいる(・・)筈の奴らがいない。銀時はまずそう思った。

 

 「普段いる奴らがいねぇな…んな事より紅桜探さねぇと」

 

 

 小傘「ここが江戸かぁー色々とあるのね、スナックとかキャバクラとかん?Gコース?この店って何なの?」

 

 「子どもにはまだ早い所だ」

 

 

 小傘「むー!教えてよ!」

 

 

 「仕方ねぇな、ゴリラコースだ」

 

 小傘「いや、何、ゴリラコースって聞いたことありません」

 

 

 「だから、ゴリラと○○○する所だ」

 

 小傘「何でゴリラとぉ!?いや、何でもあり!?この街ここにゴリラ生息してるの!?ていうかなんで知ってんの!?って…まさか…」

 

 「騙されちゃって…ってきりGカップ女性にあんな事こんな事してくへるこかなぁと…」

 

 小傘「やったんか!ゴリラと○○○したのか!?」

 

 「意外と上手かった…」

 

 小傘「上手かったんかいぃぃ!!」

 

 そこで1度会話が途切れる。小傘はキョロキョロしてる。歌舞伎町は騒がしかった。喧嘩や酔っ払い、オカマ等が彷徨いていて騒がしかった。小傘は思うとても賑やかだなっと

 

 小傘「ここは何か賑やかな所ですね。」

 

 「まぁな、色んな奴らが好き勝手やってる街さ。その分敵に回すと厄介でさ。ここは永久に騒がしさがなくならねぇ所さ」

 

 銀時は心で思う久しぶりにあいつらに合うかって、けど行こうとはしない、今だけいなくなってたんだ絶対殺される。自分の感がそう言ってた。

 銀時は歩いてるとふと目に入るものがある。それは店だった。「フィーバー」という店のぱちんこ屋

 

(そういや、パチンコ、幻想入りしてからしてなかったな)

 

 そして財布を見る。そこにはヘソクリをしてた、こっそり依頼を達成させた時の金が1万あった。

 

 「小傘少し待っててくれ」

 

 小傘「え?」

 

 「ちょっと用事かある」

 

 手首をガチャガチャ回すような手つきをしながら店に入ってくが小傘に片方の手を掴まれる

 

 小傘「絶対遊びに行くつもりですよねぇ!?ここに来た意味忘れました!?紅桜倒すんでしょ!?」

 

 「遊びじゃねぇ!金増やしてくだけだ!目に入ったんだから仕方ねぇだろ!俺はな、あっちでパチンコしてないんだぞぉ!」

 

 

 小傘「金に溺れたらだめですよ!溺れるのは水だけにしてください!」

 

 銀時は「フィーバー」に入ろうと小傘は止めようとしているが周りから見たら、親子のやり取りにしか見えない。

 

 「いやだぁ!先にパチンコ!」

 

 

 小傘「駄目です!紅桜が先です!」

 

 「ゲームでもラスボス待っててくれてんじゃん!俺達が近くに来ない限りラスボスも動かないってぇ」

 

 小傘「ここはゲームの世界ではありません!現実ですよ!今頃紅桜好き勝手やってますよ」

 

 引きずりながら銀時を紅桜の元へと行かす

 周りからは笑われていた

 そしてターミナル付近に来た

 そこには紅桜が待っていた

 

 「パチンコやりてぇんだよ!離せ!紅桜なんて後で倒しやいいんだよ!待ってくると思うぞ、あいつ我慢強いと思うし!…多分」

 

 小傘「多分ってなんですか!多分って!」

 

 紅桜「よく来たな、侍。パチンコ打つより、俺と刀打ち合おうや」

 

 紅桜は変わっていた刀だけではなく体に黒いオーラを放ち白目を向いてる。

 

 「紅桜のところまできてるぅぅ!」

 

 小傘「ほら!頑張ってください!」

 

 

 紅桜「さて、再開しょうか侍ぃぃぃ!」

 

 そう雄叫びをあげ突っ込んでくる。とても異常なまでの速さでこちらに迫ってくる。突こうとするが銀時は避ける。けど避けるのが精一杯だ。

 

 「はえぇな、色々とこいつのパラメーター上がりすぎだろぉ…こんなのフリーザに挑むくらいの無茶だって」

 

 

 紅桜「さっさと死んでくれよ…今ので楽にしてやろうと思ったのに、うっとおしいんだよ!!」

 

 刀を上に振る銀時は後ろに避けるが笠が真っ二つに斬られる

 

 「あっ!」

 

 素性を隠してた笠がとれた

 

 「何するんだァ!俺の笠とりやがって!」

 

 銀時も刀を振るが止められる銀時はもう片方の手で木刀を取り出し紅桜の腹を突く紅桜は数メートル位まで後ろに飛ばされる

 

 紅桜「笠を斬られたくらいそう怒んなよ、こちとらてめぇの命ねらってんだからよ」

 

 「こちとら、指名手配されてんだよ、笠を取られたらバレてどっちみち首斬られんだよ打ち首だよ」

 

 

 紅桜「気にするな、そうにせよ殺るのは俺が先なんだから、見えてねぇのか?目の前にいる敵この俺を」

 

 

 「はっきりと見えてるさ、まずはてめぇを倒さねぇといけねぇってことぁはっきりと分かるさ」

 

 銀時と紅桜はお互いの元へと突っ込んでいく。

 

 両者「「うぉぉぉぉぉぉ! 」」

 

 両者雄叫びを上げて突っ込む。お互いは刀を構え斬る

 

 

 ******************

 場所は変わり幻想郷

 

 人里では黒色のモヤモヤのせいで人達が暴走している。その黒い煙は人の黒い部分を表に出している。日々のストレスでみんなは狂っていた。霊夢達はそれを止めている。霊夢は黒いモヤを紫と一緒に止めている。他の皆は無事な住民の避難と暴れてる人を止める事をやったりしてる。早苗、妖夢は暴走した住民を止める。魔理沙、アリスも途中から加わり手分けして対処している。

 

 住民の暴走は殆ど抑えられたが1人暴れてるというか叫んでるおっさんが1人いた。

 

 長谷川「ハッハッハ!!消えちゃえよ!消えちゃえよ!俺の職みたいに消えちゃえよ!どーせここも長く持たないんだからさぁ!お前ら全員これから無職だぁ!お前ら全員不幸だ!神様も早く殺せよ!俺を殺せよ!気に食わねぇんだろ?俺の生きっぷりが、嫌なんだろぉ!?だったら早く殺せよぉ!」

 

 その時長谷川さんに光が降ってくる。それに直撃し長谷川さんは倒れる。それをやったのは早苗だった。

 

 妖夢「本当に殺す奴がいますか…」

 

 早苗「だって…もう見てられなかったので…それに…それに…グスッこの人は既に社会的に死んでますし問題ないと…」

 

 妖夢「問題大ありですよぉ!まだ社会復帰の予知ありますから!」

 

 早苗「いえ、もう死んでるのでないです」

 

 

 妖夢「貴方があんなことしたからですねー」

 

 早苗「てへっ!」

 

 妖夢「「てへっ!」じゃないですよ!」

 

 早苗「しかし、まだ黒いモヤ、消えませんねー」

 

 妖夢「きっとまだ銀さんは戦ってるのですよ。外の世界で…」

 

 妖夢は空を見上げる

 

 *******************

 

 場所は変わり江戸のターミナル付近

 

 2人は背を向けている刀を振り切った後。紅桜は刀をしまう。

 

 紅桜「侍は本当に目障りなんだよ…」

 

 銀時の体から血が噴き出し倒れる。

 

 小傘「銀さぁぁぁん!!」

 

 小傘は叫ぶ。

 *************

 変わって紅桜の回想

 

 本当に目障りだ。侍というのは、あの日以降俺の目に焼き付いたのは奴の光だった。銀色の光、幾ら別の侍の光を断ち消せても、銀色の光だけは消えなかった。目障りなんだよ…あの光は…幾ら逃げてもこの俺について回る…眩しすぎていけねぇ。そして消せたとしても…また光り出す…今も……また銀色の光が俺の目の前に…

 

 **********

 

 現在に戻る

 

 紅桜も倒れていた。紅桜はゆっくりと起き上がった。

 そして顔を上げて見たものは血が服に付着し頭から血を流す白髪の男

 

 

 坂田銀時が写っていた

 

 紅桜「まだ生きていたか、何故消えないテメェの光は…目障りなんだよ…侍ぃ…」

 

 「消せやしねぇさ、おめぇじゃあ俺の光は消せやしねぇ…オメェが生きてる限り俺は何度でも起き上がってやるさ、おらァ約束したんだからよ生きて戻ってくるって、説教なんてゴメンだからよ。」

 

 銀時は笑いながらそう呟く。紅桜は刀をより強く握りしめ、歯を食いしばる

 

 紅桜「なら、力ずくでも消してやるよぉ!侍ぃぃぃ!お前には俺は負けねぇよ、この村正でテメェを殺してやる!!」

 

 紅桜は銀時に突っ込んでいく。

 刀の刃先を銀時に向けて顔の位置に持っていく。銀時の近くまで行き突こうとするが銀時は横に避ける。紅桜は止まれない。銀時は木刀を取り出し紅桜の腹を打つ、紅桜は勢いに抵抗できず民家に突っ込む。

 反撃のチャンスだがその時第三者の者が邪魔してきた。

 

 銀時の目の前を槍が通り過ぎる。

 

 銀時は槍が飛んできた方向を見ると、一橋の者達がうようよいた。

 

 一橋A「見つけたぞ!坂田銀時!大人しく武器を捨て身命にお縄に付け!」

 

 「おいおい、人に尖ったもの投げるなって母ちゃんに教わらなかったのか?ったく、紅桜の次は幕府の者ですか、俺ただ、将ちゃん殴っちまっただけじゃん?」

 

 一橋B「それ十分に打ち首決定だよ!何!将ちゃんって!友達感覚!?」

 

 一橋C「まだあるだろ!真選組の謀反に加担してただろ!もう、打ち首確定だ、逃げられんぞ坂田銀時諦めろ!」

 

 「クソッ、面倒くせぇのが増えた…集団リンチってか?冗談はよしてくれよぉ…」

 

 モブ「冗談ではない、お前はもうすべてを失った、っていうかモブって文字辞めてくれるかなぁ!面倒くさいのわかるよ!?もう傷ついちゃうからさ!」

 

 銀時は後ろにジリジリ下がる、一橋も前進してくる。その時だった、一橋達の前に爆弾が転がってくる。

 

 そして…

 

 

 どかぁぁぁぁぁぁん!!

 

 

 と爆発した。黒煙が上がっている。その中から人影が見える。

 

 

 ?「随分と苦戦してるようだな銀時、この、桂小太郎が手を貸してやろうか」

 

 桂小太郎だった

 

 「ヅラ!何故ここに?」

 

 桂「ヅラじゃない桂だ、ちょっとツ〇ヤに野暮用があってなそこで苦戦してるお前をちょうど見つけてな。で、何で指名手配されてる奴が白昼堂々とこの街を歩いてる。」

 

 「笠をやられちまってな、あいつに」

 

 桂は銀時の目線の先を見る。すると民家から赤色の髪をし頬に十字の傷跡があり桜模様の着物を着てる人物が目に入る

 

 桂「あいつは…」

 

 桂は目を見開く驚きが隠せない

 

 

 桂「緋〇剣心ではないか!!」

 

 銀時はこける

 

 「違うだろぉ!何でそこで別のアニメの人物が出てくるんだ!確かにさ似てるよ?同じ髪型だし!傷あるし!けどあいつは紅桜だ!」

 

 桂「紅桜だと!!?確かあの時…」

 

 「生きてたんだよ、別の世界で1度倒したけど人として生きてきやがったんだよ新しい妖刀村正という刀を持ってな」

 

 桂「別の世界?銀時、何を言ってるんだ。そんな発言は中学二年生までにしろ、痛々しいぞ」

 

 「いや!本当だってぇ!俺達の世界から忘れられた所!幻想郷って言うの!あるんだってぇ!」

 

 桂「銀時、女遊びは大概にしろ、武士たるもの女には興味は持つな」

 

 「キャバクラの名前じゃねぇよ!」

 

 紅桜「おやおや、桂小太郎ではないか。お前も来たか」

 

 桂「桂ではないヅラ…あっ間違えた桂だ、紅桜生きていたか」

 

 紅桜「ああ、生きているよ。侍を駆逐したくて三途の川を泳いで帰ってきた。桂、てめぇも後で倒してやるよ。この侍倒してからな」

 

 刃先を銀時に変える。

 

 桂「銀時、一橋の者は俺が引き受ける。お前は紅桜を止めろ」

 

 「1人で大丈夫か、ヅラ」

 

 桂「ヅラじゃない桂だ、あんずるな銀時俺は何年間も幕府と戦ってたんだ。この位朝飯前にも及ばん。」

 

 桂は爆弾を持つ

 銀時も再び刀を持ち背を合わせる

 

 「死ぬんじゃねぇぞ…ヅラ」

 

 ちょっと低い声で言う

 

 桂「ヅラじゃない桂だ、お前もな銀時」

 

 そう言うとお互いの敵の所に向かう。桂は爆弾を投げながら一橋達を刀できる。そして爆発する。回りにいた敵は爆風で飛ばされる。

 

 一橋A「やれー!桂を引っ捕えろーー!こいつも指名手配犯の1人だ!!絶対逃がすな!!」

 

 桂「掴まえるものなら捕まえてみろ、こっちは逃げの小太郎称されてるんだからな、貴様ら落ちぶれた幕府の犬に捕まるか!ハッハッハ!」

 

 

 一橋B「このぉー…!」

 

 民家の上で桂は腕を組みながら笑ってる

 

 一方で銀時の方は━━━━━━

 

 紅桜「くたばれぇぇぇぇ!!」

 

 

 紅桜は大きく刀を振りかぶり銀時を斬るが銀時も負けじと刀で受け止める。

 とても大きな金属音が鳴り響く

 

 紅桜の刀は弾かれ銀時はその隙を突く紅桜は吹っ飛び岩にぶつかる。

 そして岩をどかしながら言う

 

 紅桜「何故だ…何故勝てない、いつもいつも…」

 

 

 銀時は肩に刀をのせながら言う

 

 「勝てねぇ理由を教えてやろうか?いいか、オメェは俺を怒らせちまったんだ。おらぁよ、別に憎まれようがよ国滅ぼそうと関係ねぇよ、けどな女を傷付ける奴や大事な者傷つけようとする奴は絶ってぇ許さねぇよ。どんな理由あろうとも絶対な…」

 

 銀時は妖夢、小傘を思い浮かべ目付きを鋭くしながら言う。

 

 紅桜「俺には解せねぇ、そのテメェのおめぇのその守ると力が、俺には理解出来ねぇ…なんで俺が負けるのかも、本当に目障りなんだよおめぇって奴ァ!!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

 

 と叫ぶ。叫ぶにつれ黒いオーラが多くまとわりつく。白目を向いてる

 

 

 小傘「村正の暴走だ…」

 

 村正は暴走している

 

 そして…

 

 紅桜は目にも止まらぬスピードで銀時に詰め寄る。刀を振るが銀時は間一髪刀で受け止めるが弾かれる。そしてその隙に銀時の腹に発勁をかます

 

 銀時は飛ばされる抵抗できないままターミナルの壁にぶつかった。そして正面を向き直った瞬間紅桜が追い打ちを仕掛けてくる。射程距離まで行くと刀を振りかぶる銀時はかろうじてよけるがその時だった銀時の目に驚くべき状況が写ってる

 

 ターミナルが斬られた光景だった。斬られたターミナルは銀時の逆方向へと倒れる

 

 一橋や、桂もこれには驚くがしばらくし戦闘再開する

 

 

 銀時は驚いてる隙が出来てしまう。その隙を逃さず紅桜は銀時の胸を斬る

 

 銀時も痛みをこらえて紅桜の腹を斬る。そして片方に持ってる木刀で突こうとするが捕まれ引き寄せられる。そして蹴り上げられる。地面に落ち野球の硬式ボールみたいな感じで跳ねて壁に当たる

 

 

 「っててて…おいおい、さっきより攻撃力上がってんじゃん…それにあいつ…我を失ってやがる…いや、違う…自らの意思で我を捨てやがった…」

 

 

 我を失えば感情を捨てられ余計な事を考えなくなる。ただ、殺す事しか脳は考え付かない。紅桜は殺戮兵器みたいな感じになり果てようとしてる。銀時を殺す唯それだけのために

 

 銀時はゆっくり起き上がる。ふらつきながらも体を刀で支え起き上がる。

 

 「しっかりしねぇとな…ヒビってんな俺、ここには護るもんが沢山ある…こんな時新八達なら…絶対こう言うはずだ。「しっかりしやがれ腐れ天パぁ!」…へっ、しっかりするさ俺は腐れでも天パでもねぇ、侍だ」

 

 刀を握り締め紅桜へと向かう。

 

 その時だった

 

 

 テレビ局のスタッフ「えー、現場へと到着しました。私アナウンサーの花野アナです。見てくださいターミナルがこのように倒壊してます。 」

 

 テレビ局までもが駆けつけた。

 

 *********

 場所は変わり 恒道館新八の道場

 居間の方で新八、神楽、お妙がいる

 

 新八「銀さん帰ってこないですね…あれから三ヶ月全く帰ってきません。行方不明のままです」

 

 神楽「万事屋はどうするアルか、指名手配されてほっつき歩いてるなんてただのヅラ並の馬鹿ネ」

 

 お妙「もしかしてもう首切られたんじゃない?」

 

 新八「姉上、不吉な事言わないでください…恐らく女と何か絡んでるんですよ…多分そうです、色々嫌ですけどそうだと信じましょう」

 

 神楽「そうアルな!何処の馬の骨とも分からない女とつるんでるアルか!帰ったら私の本気の拳をヘッドショットネ!」

 

 新八「それ、本当に死ぬから駄目だよ神楽ちゃん!死ぬから!一生、死という行方不明になるよ!」

 

 

 お妙は二人のやり取りとは別にテレビをつける。

 開けたらニュースをやっていた。ターミナルが崩壊している

 

 お妙「あら、大変ターミナルが壊れてるわさっきの音はこの音だったのね」

 

 新八達も言い合いをやめこの光景を驚きながら見ている。

 光景にも他に驚くべきことがあった

 

 

 花野「ん?カメラマンもう少しカメラをズームして下さい、見てください、見えるでしょうか?皆さんターミナル付近で誰かが戦ってる姿が!!何でしょうか、紅色の髪の男性と銀色の天パ姿の方が戦っております!」

 

 銀時と紅桜が戦ってるところがはっきりと見えた

 

 新八、神楽「銀さん(ちゃん)!!」

 

 新八「銀さん誰と戦ってるんでしょうか、神楽ちゃん!見に行こう!」

 

 神楽「分かったアル!見に行くネ!拳骨1発食らわせたルネ!」

 

 神楽の拳に凄いオーラをまっていた

 

 新八「それだけはダメだよ神楽ちゃん…」

 

 新八達はターミナルへと急ぐ

 

 ***********

 場所は変わりターミナル

 

 紅桜「うぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 紅桜は狂気の叫びをあげ銀時に斬り掛かる銀時も刀を振り紅桜の刀を止める。打ち合って打ち合ってデットヒート状態、お互いギリギリの戦いをしている。

 

 紅桜の突きを避け腹にラリアットを決め紅桜を飛ばす。

 

 

 そしてひざまずくがフラフラと起き上がり紅桜へ走ってく。

 そして突きと突き同士で攻防し二人の刃先が当たる一度引き次は刀を振る。お互いぶつかり合い金属音が鳴る

 ギリギリと金属同士の擦る音が聞こえる。お互い弾き返し再び突くお互いの肩に突きが命中し抜く。お互いフラフラしながら後ろに下がる。

 

 「さっさとくたばれよ、もう、フラフラなんだよ…」

 

 銀時は喋るが紅桜は反応しない。

 紅桜は何も聞こえない。

 「人が聞いてんのに無視かよぉぉ!」

 

 銀時は突っ込むと黒い霧が銀時をぶん殴る。銀時、紅桜両者フラフラお互い立つのがやっとだ。

 

 「そろそろしめぇにさせてもらうぜ紅桜」

 

 お互い向き合う。お互い構え走って行く。

 

 小傘はそれを見てる

 

 そして回想に入る

 

 ***********

 

 師匠はもう死にかけている。

 

 師匠「俺ももう死にかけだ刀にしろ人間にせよ同じだ。何時かは壊れるもんなんだ。結局俺の人生の中ではいい刀一本しか作れねぇ。俺の思いを叩いた刀だ。小傘よく聞け、刀なんぞ人斬庖丁よ、人斬る事にしか目的としねぇ、刀匠ってのはよ、打たなきゃなんねぇどれだけ刀が泣いてても耳背けて打たなきゃなんねぇ。刀ってのは何故重いと思う?鉄じゃねぇ魂だ、魂込めて打ち込むからこそ刀ってのはな重いんだ。俺は自分への憎しみ、刀があるという憎しみその思いを刀に打ち込んだ。小傘オメェはどんな魂込めて刀を打つ。」

 

 小傘「強い魂、輝き続ける泣きもせず叫びもしない強い刀」

 

 

 師匠「そうか、そんな刀一度目にしてぇもんだ…」

 

 

 ***********回想終了

 

 小傘(師匠は憎しみの魂を込めて憎しみが強い刀を打った。なら、私はそれとは別のそれ以上に、憎しみを打ち消す輝き続ける強い刀を打とう。)

 

 そして銀時と紅桜はお互い斬り合う背を向け合い。

 銀時の刀は折れた

 その時曇天の空から光が差し込む。

 折れてもその刀は太陽の光で輝いてた。

 

 

 

 

 そして村正も折れ

 

 紅桜(本当にうっとおしくて目障りだ…)

 

 紅桜は倒れる

 

 銀時の刀(村雨)が強かった。小傘の魂のこもった刀それは村正の邪を滅した憎しみを打ち消した。

 

 小傘(私の魂届きましたか?師匠…)

 

 紅桜は消えていった。

 

 

 小傘「銀さん!!」

 

 小傘は銀時に駆け寄る

 

 

 それと同時に幻想郷

 

 

 黒い霧が消えていく。

 

 早苗と妖夢はそれを見て

 

 早苗「銀さんが勝ったんだ!」

 

 

 妖夢「やってくれましたね銀さん、後は死んでなければいいですけど…」

 

 

 紫「じゃ、私は小傘達を迎えに行くわね」

 

 

 場所は戻り江戸

 

 

 銀時は血まみれのまま小傘に肩を乗せ歩いてる。桂が目の前にいた。桂の方も全員片付けた

 

 

 桂「手こずり過ぎだ銀時」

 

 「うるせぇよヅラ、こっちは死ぬ思いしてたんだぞ、少しは「頑張ったな銀時」とか言えねぇのか」

 

 

 桂「ヅラじゃない桂だ!お前が死ぬとは思えんからな、で?お前はまたどこ行こうとする、リーダー(神楽)達には会わないのか?」

 

 「すまねぇな仕事また出来ちまってな当分帰って来れない。あいつらに伝えといてくれ、夜明け(仕事が終われば)に帰ると」

 

 桂「よかろう、銀時無理はするな」

 

 

 銀時達は帰っていく

 

 

 その後新八達はターミナルの方へと来る

 

 新八「あの銀さんは!」

 

 

 桂「銀時さっきまでここにいたが何か仕事だそうだ。小さな女子連れて夜明けに帰ると言ってたな」

 

 

 神楽「小さな…」

 

 

 新八「女子?」

 

 桂「ああ」

 

 新八はしばらく黙る

 

 

 新八「神楽ちゃん、銀さん帰ってきたら本気の拳骨頼むよ」

 

 神楽「任せるネ新八」

 

 二人は真顔になり帰って行く

 

 ************幻想郷

 

 スキマが人里に出てくるそして小傘と銀時が出てきた

 

 魔理沙、アリス、早苗、妖夢、霊夢と駆け寄ってくる

 

 霊夢「やっと終わったのね。無残な姿ね」

 

 銀時はフラフラで片目をつむり血が頭から垂れている

 

 魔理沙「銀さんもたまにはやるんだな!私見直したんだぜ!」

 

 アリス「本当に無茶する人ねぇ…」

 

 

 早苗、妖夢「銀さん!生きてたんですね!とりあえずおかえり銀さん!」

 

 

 「約束…だからな…それとさ…銀さんもう疲れたから病院に…運んでくれない?」

 

 そう言うと銀時は倒れてしまった。

 

 早苗、妖夢「銀さん!」

 

 

 この後は永遠亭へと担がれていった

 

 その頃で八雲紫はスキマの中にいた。何かをずっと考えてる。

 

 少し遡り銀時と合流した時

 

 八雲紫「あら?貴方も幻想郷に来るの?せっかく江戸にもどれたのに…」

 

 

 「いや、そうしたいのはやまやまだけどよ、侵入者の件だ。」

 

 八雲紫はピクッと眉をひそめる

 

 八雲紫「もしかして分かったのかしら?」

 

 

 「恐らくだがな……」

 

 

 タイミング良く風が吹き荒れた

 

 

 八雲紫「なるほど…視野に入れとくわ」

 

 

 そして現在

 

 

 八雲紫「これで一歩前進できたわね…後は相手がいつ動くか…」

 

 紫は扇子をしまいスキマを出ていく

 

 そして永遠亭

 

 銀時は目を覚ます 辺りを見回すと和式の部屋だった。保健室の独特の匂いが漂う。そして右を向くと永琳がいた

 

 永琳「目覚めはどうですか? 」

 

 銀時は起きようとするが起きられない

 

 「目覚めはいいけどさ1つ聞いていいいですか?永琳さん」

 

 

 永琳「はい」

 

 

 「俺なんで縛られてんの?」

 

 

 銀時は縄で全身を縛られてた

 

 永琳「貴方が抜け出さないようにです。後3日間はこのままよ」

 

 

 「おい!待てぇ!3日間この状態無理!もうさ!縄の跡が残ってシマウマみたいになる!それにおしっこはどうすんだ!」

 

 

 永琳「はい、これ」

 

 コップを持ってきた。

 

 「入りきるかぁ!溢れるわ!トイレ位行かせろぉ!それにそんな所でしたくねぇし!」

 

 

 永琳「男なんだからつべこべ言わないの」

 

 

 「つべこべ言うわぁ!何でコップなの!?ペットボトルの方がマシだよ!1.5ℓのペットボトル持ってこい!いや、違うトイレ位行かしてくれよ!」

 

 

 永琳「トイレだけよ?これ以上言い合っても疲れるだけだし」

 

 「てめぇが疲れさせてるんだろ!」

 

 

 永琳「銀時薬の時間よ。てってレー」

 

 永琳は手に錠剤みたいな物を出す

 

 永琳「傷回復薬ーこれは傷の治りが早くなる薬ー」

 

 

 「便利だなぁおい!」

 

 永琳「優曇華、銀時のズボンを脱がししなさい」

 

 

 「え?」

 

 鈴仙は銀時の服を脱がそうとしている

 

 

 「ちょっとぉ!おい!普通飲み薬じゃないの!?何で座薬?!それに…おい!俺男だぞ!」

 

 

 鈴仙「構いません、尻の穴見るのは慣れてるし、銀さん知ってます?尻の穴の形状って人によって違うんですよ?」

 

 ニコリとしながら言う

 

 

 「おい!恥ずかしくなってくるって!飲み薬に変えてぇ!お願い!」

 

 銀時は頬を赤らめてる

 

 永琳「はい、入れるわよー」

 

 

 鈴仙「録画の準備も出来ましたー」

 

 

 ピピッと音が鳴る

 

 「人の尻撮るな!おぃぃぃ!ちょっと待ってぇ!タンマ!」

 

 永琳「えい!」

 

 

 ズボッ

 

 

 「ああああああぁぁぁ!!」

 

 永遠亭に悲鳴が轟く

 

 そしてその夜銀時は縄を解きトイレへ向かう

 

 「ったく、永琳達の野郎恥じ掻かせやがって、今度あいつらの靴の中に画鋲(がびょう)いれてやろうかっつの…ん?」

 

 その道中小傘が月を見ていた

 

 「依頼…達成できずに終わったな。挙句におめぇの長年打ち続けてた刀もへし折っちまって」

 

 銀時は横へ座る

 

 小傘「いいよ、刀も喜んでいた。私はそれで十分さ、村正もあれでよかったんだ。刀なんて人斬庖丁…師匠がよく言ってた言葉。けど私はそうは思わない、刀打ってる時に気付いたんだ。人斬り以外でも使い道があるって」

 

 「確かに師匠さんの言う通りだな。俺も子供の頃はそう思ってた。人斬らなきゃ殺される。刀がある事で己を守れるってな、けどある日ある人に教えられた。刀の意味をその目でな。」

 

 小傘「その人も刀匠か何か?」

 

 「いや、ただの先生だ」

 

 

 小傘「凄い先生だね、刀の意味を知ってるなんて。でも本当に良かったよ、あの刀を銀さんに渡して正解だった。良ければまた作るよ?銀さんから刀が輝きそうだ。」

 

 銀時は席を立って言う

 

 「いらねぇよ、んなもん、真剣何てもんはとっくに捨てたからな。俺はこの棒切れと魂がありゃ充分さ」

 

 小傘「そう、確かにその方が似合うかも」

 

 銀時はトイレに行く。小傘も自分の寝床へと帰っていく。

 

 これにて黒色の妖刀編終幕

 

 

 




黒色の妖刀編無事終幕!

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