マダオ2人の幻想入り   作:銀の字

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どうも銀の字です!今回から始まります。黒色の妖刀編とてもクオリティ低杉ですけど見てください!


第5章 黒色の妖刀編
第二十七訓 人を驚かせるのは2回まで!


 人里の裏路地、そこに2人の人物がいた1人は血にまみれ地面に倒れ1人は刀を持っていた。月明かりが路地裏に差し掛かりその人物が見える。紅い髪にピンクの桜模様の着物に下はネズミ色の着物を履き手に持つのは真っ黒に光る刀だった。

 

 

 その男はニヤッとしてこう呟く

 

 

 ?「待っていろ侍…今度こそお前を倒してやる。このおニューの刀で、せいぜい道歩く時は首になにか巻いてろ、首を飛ばされたくなければの話だがな」

 

 

 その何者かは何処かへ姿をくらます。月が雲に隠れるのと同時に。

 

 ******************

 

 場所は変わり白玉楼、季節も秋に変わり紅葉が木に咲く時期となった。

 

 銀時達は…倒れていたすごくゲッソリとしていて

 

 

 「あぁー腹減ったー…ここ1週間何も口にしてないぞー…」

 

 

 銀時達は腹が減っていた。

 

 

 妖夢「仕方ないですよ…もう、金がないのですから…米1粒もありません…」

 

 

 幽々子「飯ー…飯をくれー…」

 

 

 幽々子が顔を真っ青にしている

 

 

 「っるせぇよ…てめぇが食べたんだろぉ…オメェが金をすべて溶かしたんだろ…」

 

 

 早苗「あの、私幻覚が見えてきました…あそこに沢山のご飯があります」

 

 

 それはご飯ではない。ただの白石だ。

 

 

 「早苗…それはご飯やない…石や…」

 

 

 早苗「銀さん…腹減ったよ…」

 

 

 

 「早苗…」

 

 

 二人は叫ぶ

 

 

 「そろそろ依頼来てくれー…」

 

 

 銀時は玄関方面に手を伸ばすやつれた顔をしながら。餓死そうな人みたいに手を伸ばす

 

 

 ━━━━━━━その時

 

 

 ………………ピーンポーンと

 

 

 救いの音はなった

 

 

 銀時は急いでドアを開ける。

 

 

 するとドアの横から1人の水色の髪の目は赤と青で片目ずつ分かれていた少女が飛び出してきた。

 

 

 ?「驚けえ!!」

 

 

 この少女は銀時達を驚かそうとしていたが

 

 

 「飯よこせぇーー、金をくれえーーー」

 

 

 今にも襲うような目で顔つきで飛びかかる。

 

 少女は「ぎゃぁぁぁ」と叫び避ける

 

 そしてその少女は気を失った

 

 ********************

 現在、人里の食堂銀時達の目の前には沢山の料理がおかれムシャムシャとむさぼり、おかわりなどを求めてる。

 その食いっぷりにほかの客は驚いている

 

 ?「貴方達相当腹減ってたんだね、私は多々良小傘鍛冶屋で働いてるものでね、ちょいと依頼をしたくて貴方の所まで来たってわけさ、飯も奢るんだしさそれで依頼聞いてくれるかな?」

 

 「待て、今エビチリ食べてる所だから。おい!早苗それ俺のパフェ!」

 

 早苗「世の中弱肉強食ですよ、食べないでいつまでも放置しておくのが悪いのです」

 

 幽々子「食える時にぃ食っとかないとね!」

 

 幽々子はその倍の量を食べている。

 

 妖夢「私も、久しぶりの飯なのでもっと食べとかない…ぐふぅ!」

 

 銀時が妖夢を殴る

 

 妖夢「何するんですか!」

 

 「わりぃ、おめぇの食いもんに虫がついてたから殴ろうとしたら当たっちまった。もうそれ、俺の手がついちまったからいやだよな?てことで俺が貰っておく」

 

 銀時は妖夢のご飯を持ってく

 

 妖夢「おぃぃ!絶対わざとだろぉ!今私めがけて右ストレートかましましたよね?」

 

 「だから、ミスだってそんな怒ると血圧が高くなるぞ?」

 

 妖夢「高血圧じゃありません、そして食べ物食べ過ぎであの世へ舞い上がってくださ…い!!ブヘラァ」

 

 言い切るその時早苗が妖夢を殴った食べ物は取らずに

 

 妖夢「何するんですか!早苗さんまで」

 

 早苗「ほっぺにミジンコがいました」

 

 妖夢「それ、理由になってないよね?故意に殴りましたよね?」

 

 早苗「…ノリで」

 

 妖夢「いや、どんなノリですか、私になにか恨みあります?」

 

 その時幽々子も殴る。

 

 妖夢「いや、何で幽々子様も殴るのですか!」

 

 幽々子「私はちゃんと理由あるわよ?…主の私より従者の貴方の方が出番多いっていう」

 

 妖夢「…何か…すいませんでした…」

 

 申し訳なさそうに謝る。それは幽々子の目に涙が出てきていたからである。気のせいか、そこで皆静まり返る

 

 そこからの会話は全くなく全部食べ切る

 

 

 「で?依頼の方は?」

 

 小傘「ああ、頼みたい事はね刀を誰かに盗まれたんだ。それを探して欲しい」

 

 「刀を探すだけか…まぁ、そんなもんまた作りゃいいけど…」

 

 妖夢「確かにそうですね、小傘さん何か理由とかあるんですよね?」

 

 小傘「師匠の…死んだ師匠の最後に作った刀さ、師匠が初めて満足した刀、黒刀で月明かりで照らせばそれは白く光る刃…それが特徴なの」

 

 早苗「それは、大事ですね。銀さんどうします?」

 

 「まぁ、一応命の恩人でもあるしな、やるとしますか。」

 

 小傘「ありがとうございます!」

 

 「ところでその前に一つ聞きたいんだが…お前さ何であの時驚かそうとした?まぁ、あるよ?そういう驚かしたくなるヤツ、中学の時よくやるよね。トイレの入口で脅かす奴、けど大抵は1回くらいだよ驚くのは、三回目からはもううっとおしいと目で訴えられるよ」

 

 小傘「ああ、私は驚かせる事で腹を満たしてるからね。けど驚かそうとしても誰も驚かない。近頃は自分を驚かせて腹を満たせてるよ」

 

 「なに、その哀しい人。何か可哀相になってくるよそれ、俺が驚かせ方教えてやろうか?」

 

 小傘「なになに?」

 

 小傘は嬉しそうに銀時に聞く

 

 「それはだな、あそこに店員いるだろ?そいつに武器向けて「金を出せ!!」って言うんだ」

 

 妖夢「それただの強盗じゃないですかぁ!何子供に犯罪を教えてるんですか!人として駄目ですよ!」

 

 「妖夢、あれだ実際にやってみないと分からないってあるだろ?虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。実際にやってみないと利益はないそういう事だ」

 

 妖夢「利益も糞もないですよ!あるとするならそれは犯罪者という名誉だよ!」

 

 早苗「さあ、小傘さん…レッツゴー!」

 

 妖夢「早苗さんもダメー!お願い、そんな幼い子犯罪者にさせるのやめて!」

 

 小傘「おらぁー店員金を出せー!」

 

 妖夢「やっちゃったよ!あの子犯罪者というダークホールに入っちゃったよ!」

 

 店員「お嬢ちゃん、水鉄砲じゃ人は脅せないよ」

 

 妖夢「水鉄砲で脅したの!?何その可愛い武器、絶対誰も驚かない。」

 

 店員「ほら、100円これでいいかい?お菓子はうまい棒10本は買えるから」

 

 小傘「う…うん」

 

 小傘は100円を手にこちらに帰ってくる

 

 妖夢「100円渡された。強盗に失敗した挙句100円渡されたよ、絶対に、相手にされてない子供としてでしか相手にされて無いよ!」

 

 小傘「無理だったよ…」

 

 「うーん、人里で全裸でブレイクダンスは…」

 

 妖夢「駄目に決まってるじゃないですか!!」

 

 妖夢は銀時を殴る

 

 そして皆で刀探しに出掛ける。

 幽々子は白玉楼へと帰っていった

 まずは人里の人達に聞き回った

 そして一つ手掛かりを手に入れる

 

 慧音「そういえば、その刀かわからんが、また辻斬りが流行っていてな。それを遠目で見ていた奴曰く刀が黒白く光ってると」

 

 「それしかねぇな、ありがとな、さて次行くか」

 

 それからみんな探し回る。

 そして辺りは真っ暗になる。

 そろそろ終わろうと合流すべく妖夢と早苗は銀時を探す

 

 妖夢「銀さんどこ行ったんでしょうか」

 

 早苗「恐らく、まだ刀の在処を探してるんですよ!」

 

 小傘「銀さんって結構頑張り屋なのですね」

 

 二人「「それはありません」」

 

 即答で答える

 

 歩いてると銀時が見えた、銀時は何やら読んでる珍しく真面目な面をし、ジーッと見ている

 

 妖夢(ぎ、銀さん…いつも以上に真面目そうな顔をしてますよ!)

 

 早苗(いや、ありえないですよ!銀さんに限って絶対にもう、100%のパラメーターへし折れて1000%になってしまうくらいないですよ!あの人は多分他人です、良くいるじゃないですかそっくりさん、世界は広いんです。銀さんに似た人なんてゴロゴロ転がってますよ)

 

 妖夢(いやいや!あれ絶対本物ですよ、あのボサボサな天パに死んだような目、そしてあの着物絶対銀さんですよ!悔しいですが100%そうです。)

 

 早苗(でも、それはそれで嬉しいですよ、銀さんがまともに仕事するなんて、何時もいつも銀さんのせいで依頼が来ないのですから!もしかしたら銀さんはそれを自覚してこんな事をしてるんですよ!隠れて努力するって感じで、見えない所で努力するなんて)

 

 妖夢(それも…もしかしたらあるかもしれません。私達は悪い所しか見てなくて銀さんをあんな偏見で見てた…そしていい所に気付かず…!)

 

 早苗(本当は銀さんはYDKだったんですよ!妖夢さん、私達は付いていきましょう!銀さんに!この銀さんなら私達は付いてこれます!付いていきましょう、本物の…本当の銀さんに!)

 

 二人「銀さーーん!」

 

 3人は走っていく。

 

 「嘘!え!?嘘!ジャ○プある!柳生編だけど嬉しいぞ!いやぁ、懐かしいな、おい!」

 

 銀時は歓喜してる。ジャ○プがある事に歓喜してる

 2人は立ち止まってる。さっきまでの笑顔がどんどん暗くなっていく。

 

 「いやー、この時外ではこんな事なってたんだ、こっちも色々大変だったけどなあの時紙がないという極限状態だったな、いや、サボってはないから一応紙がないという状況と戦ってた。うん、サボってないからね?」

 

 2人はピキっと青筋立て銀時の尻を蹴る

 

 2人「「何、サボってじゃぁ!ボケェぇ!」」

 

 「のぉぉぉ!ってぇ!何しやがる!銀さんのプリケツがへこむだろ!」

 

 妖夢「その脳内凹んでるから痛くも痒くもないでしょう!」

 

 早苗「このサボり魔!マヌケ!銀時!」

 

 「最後の悪口になってないだろ!少しは休ませろ!」

 

 妖夢「四六時中休みの人が言いますか!そんなのだと8割休みと同じじゃないですか!」

 

 「俺だって仕事はしたさ!」

 

 妖夢「へぇーどんな?」

 

 妖夢は銀時をジト目で見つめる

 

 「あれだ、辻斬りあんだろ、それが今の時刻でここでやられるんだ。ここら付近の橋や路地裏でみんな切られてる。そしておそらく今俺達を影でこそこそと見てきている。ほら、いい加減出てきやがれ!おめぇばれてんだよ!」

 

 すると、柱から1人の髪色が赤の男性が出てくる

 

 ?「おやおや、バレてしまったか。夜遅くまで外で歩いてると怖ーいお化けより怖い辻斬り似合っちゃうからねぇ!」

 

 その辻斬りは刀を出し銀時に切りかかる。その刀は黒く月に照らされ黒白く光ってた。

 小傘はあっと思う。

 

 小傘「あ、あれは!師匠の刀!」

 

 ?「へぇ、これあんたの師匠の作った刀ねぇいい切れ味じゃないか。それにこれは妖刀ではないか。私の憎しみを力に変えてくれる。凄い刀だ」

 

 「妖刀ねぇ…確かにそんな黒い霧を帯びてれば一目瞭然だよ。今思えば厄介な依頼になっちまったな。最初簡単なクエのはずが難しいクエストに豹変してるあれだ…刀探しが妖刀ってか、どういう事だ小傘何なんだよあの妖刀は…」

 

 小傘「あれは、妖刀「村正」持ち主の憎しみを力に変える。憎しみが、最大限に達した時結界をも破れるという妖刀…そう、刀を憎みながら刀を打ち出来上がったのがこの妖刀…」

 

 妖夢「結界を…!!それはやばいですね…」

 

 早苗「結界となると霊夢さんが黙っていませんけど相手の力にもよりますね、素性が知らない以上は予測不可能です」

 

 ?「そうだ、お前に俺の名前を教えてやろう特別だ、お前はとても憎いからな、侍よく聞け、オレは「紅桜」だ」

 

 その名前に銀時、妖夢は驚く、そうあの時死んだ「刀」が消えたのをこの目で見たがその刀は人としてそこに立っている

 

 紅桜「あの時オレは消えてなどいない、擬人化するため魂となってその刀から出ていった。そしてやがて憎しみの心がこの「形」を作った。しかし刀がない、だから鍛冶屋に忍んで刀を盗んだってわけさ、そしてこの刀で貴様ら侍を斬る」

 

 紅桜は銀時の方へ行く。刀を振るい銀時の首めがけて振りかぶったが間一髪銀時は木刀で止める。

 

 

 「驚いたよまさかお前が人間に変わったなんて。春休み明けになるとみんな少し違ってるっていうが違いすぎだよ」

 

 

 ギィンカァンギィンカァンと鉄と木刀の音が入り混じってる。火花が飛び散ってる

 続いて妖夢が刀を構え向かってくが弾かれる早苗も後ろから弾幕で応戦するがそれも弾く。

 

 紅桜「そんな攻撃オレには効かないなぁ、攻撃ってのは威力というのが大事なんだよ!」

 

 そう言い銀時の胸から腹を切り裂く

 

 2人「銀さん!」

 

 駆け寄ろうとするが紅桜に邪魔される

 

 紅桜「おいおい、小物達君たちは邪魔しないでくれ。せっかく面白い玩具と遊んでんだからさ」

 

 「やめてくれよ、ひとを玩具扱いするのはよ」

 

 銀時は立とうとするがその前に紅桜が前に来ていた。銀時を斬りまくる、銀時は反撃できずに攻撃を受け続けてる

 

 小傘はそれを見ていて思う

 

 小傘「刀が泣いている…」

 

 ************

 回想

 

 師匠「刀なんて人斬り包丁と変わらねぇ。何処の刀匠みんなそう言う。けど俺達はなそれを打たなきゃなんねぇ。」

 

 師匠「いいか、小傘、刀匠にはな刀の心が読める。刀はいつも泣いている。俺にはわかる」

 

 **********回想終了

 

 小傘はいつの間にか紅桜の前に立っていた

 

 小傘「もう、止めて!刀が泣いている!あんたが人を斬る都度刀が泣いてるんだ!」

 

 紅桜はニヤッと笑い小傘を斬る

 小傘はその場で倒れる

 

 早苗、妖夢「小傘さん!!」

 

 「おい、小傘!」

 

 銀時は小傘の体を持ち上げる

 

 「何バカやってんだ!斬られると分かってて!」

 

 小傘「見てられなかった…刀匠には分かるんだ刀が泣いてる事に…もう、これ以上刀の泣いてる姿を見るのは私は嫌だ」

 

 そう言い残し気を失う

 

 銀時はそっと小傘を横にする

 

 紅桜「フッ、刀に感情なんてもんあるんけねぇだろ。俺も刀の分際の時は何も思わなかったよ、ただ気が狂ってたように笑い続けてた記憶はあるけどな、馬鹿な物だな」

 

 そう言い切り次の瞬間銀時の木刀が紅桜の前まで来るそして飛ばされる。岩にぶつかり起き上がった瞬間その目で見たのは目を見開き瞳は小さくなり眼光を血走らせるその姿は正しく鬼、鬼を目撃した。咄嗟によける

 その隙に銀時の脇腹を刺すが痛がりはしなかった刀をつかみ叩きつける。

 

 紅桜「野獣が飛び出したか。怒りに狂っていやがる、けどなそんなに怒ってたらお前…負けるぞ」

 

 叩きつけられたが即座に銀時の腕を掴むそして投げ飛ばし飛び掛り突き刺す

 

 「うごぉぉ!」

 

 紅桜「しめぇだ!」

 

 トドメをしようとしたその時背中を妖夢に斬られる

 

 妖夢「そいつに、それ以上近付くな!」

 

 紅桜「おやおや、邪魔が入ったねぇ、仕方ない退散だ」

 

 紅桜は刀を収めその場を立ち去る

 

 早苗と妖夢は銀時、小傘に駆け寄る。

 そして2人も2人を担ぎその場を去る




今回から黒色の妖刀と言うことでやってきます

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