幻想郷入り2日目になった銀時は現在白玉楼で暮らしている、今現在布団の中で眠っている。
部屋へ妖夢が入ってくると布団をどかす
「銀さん、朝ですよ起きてください」
銀時はゆっくり目が覚める
「新八ぃー今日はお前が朝飯の番だろ、飯は作れたか?」
目をこすりながら言うが新八はここにはいない、妖夢は首をかしげている
「あの、私は新八じゃありませんよ」
「あっ、そっか俺今江戸にいるんじゃなかったな、つい、癖が出ちまった」
「朝ご飯はできてるので起きて食卓へお願いします」
銀時は返事をし部屋をでる食卓へ案内される。ドアを開けると幽々子が茶を飲みながら座ってる、銀時は驚く食卓に沢山の料理が置かれていることに
「おい、妖夢朝からこの大量の飯は流石に無理だぜ」
「いえ、違いますそれは幽々子様のです、私達のはこちらです」
隣のちゃぶ台に味噌汁、ご飯、焼き魚、納豆が置かれていた。
「いや!どんだけ食うんだよ!朝からあんなに食うなんて家の神楽も流石に朝からあんな量はないぞ」
「仕方ないです、幽々子様は食いしん坊なので」
「食いしん坊なんてレベルじゃ無いだろ!」
「いただきま〜す」
幽々子は目の前の食べ物を食うのではなく吸っている
「お前はカー〇ィか!どんな吸引力してんだ!食い物もう無いじゃん!」
「妖夢〜腹減った、おかわり」
「ちゃんと噛めよ!だから腹減るんだ!」
妖夢は返事をし台所へと向かう銀時も食卓に座りご飯を食べ始める
その後妖夢はお代わりをもってきて妖夢も食べ始める。
銀時は食事を終えるあと片付けは妖夢がするとの事。
銀時は暇だったから縁側で庭を眺めながら寝そべっていた。寝そべりながら茶を飲む
そんな中妖夢は庭の手入れをしていた
幽々子は銀時の隣に座る
「なあ、ここにジャンプとかねぇのか?」
「ないわよ、暇なら妖夢の手伝いしたら?」
「そんな面倒臭い事したくねぇ、働いたら負けと思っている」
銀時は鼻をほじり出した鼻くそを庭に投げる
「ニートみたいな言い方ね」
「俺は万事屋で働いてる、客ほとんど来ないけどな」
万事屋を経営してるが客は少なく金に困っている
「形だけって事ね」
「うるせぇ、一応依頼もくるんだ形だけじゃねぇ」
頻繁ではないが依頼は来る。色々な出来事があった将軍護ったり、吉原を救ったりした。失ったり護ったりとしてきた。
妖夢は庭の掃除が終わり箒を片付けた後刀を出してきて素振りを始めている
「へぇ、素振りなんてするんか真面目なもんだなぁ」
「貴方はしないの?貴方も一応剣士なんでしょ?」
「面倒せぇ、この刀はおしゃぶりみたいなもんだ」
「銀さんじゃあ、妖夢と勝負をしてくれるかしら、依頼として、あの子は剣術は誰もが認めるほど優れてるけど、迷いがあるのよ、それを断ち切って欲しい」
銀時は依頼と聞いてピクッとする。
「いくらだ」
金額を要求すると幽々子も
銀時は金を要求する
幽々子は金額を答える3000円それで交渉は成立
「妖夢ー、1回銀さんと戦ってみない?銀さんが相手になるって」
幽々子は妖夢に呼びかける、妖夢もいきなりどうしたんだと思いながらも従う。
妖夢は木刀に持ち替えるが銀時は
「真剣で構わねぇ」
その言葉に疑問を抱く何故真剣でいいのか
「なら貴方も真剣に」
「俺はこの棒で充分だ。俺には玉2つと棒切れさえあれば充分だ。」
さらに疑問を抱くそんな木刀で真剣と戦うと木刀何て折れてしまうのに。
「わかりました!では参ります!」
妖夢が銀時に斬りかかるが銀時はそこにはいない、後ろに気配がしたから振り向き様に切るがそこにもいない
銀時の気配は色々な所に出ている
(一体何処にいる....何処から出てくる、場所を考えろ、師匠ならこういう時どうする、でも出て来た時どうする、その時の対処が....どう斬る、ダメだ....また迷ってしまう)
当たりを見回してると正面から声が聞こえた。
「お前は何処を見ている、俺はずっと此処にいるぞ?」
妖夢は反応が遅れ慌てて剣を振るが銀時は後ろに避ける
妖夢は舌打ちをする
「どうした?妖夢これがおめぇの力か?これじゃあ銀さんに勝てないよ、銀さんかーなーりー強いからな!今のお前は弱く見えるぞ」
BL〇ACHのあるキャラのネタやゼ〇ノスのセリフをいれつつ馬鹿にしたような口調で言う。妖夢もイラッときて剣を顔の近くまで持っていき銀時に刃先を突きつけ片手を剣先に持っていく
それは牙突の構え妖夢は「悪即斬」と言い突っ込んでくる
銀時もそれには驚き横に避ける
「おめぇ!何人の技パクってんだ!」
「これは師匠に教えてもらった技です。パクリなどではありません」
「いーや!完全に一致してたよ今の構えにセリフ斎〇一と同じだったよ!」
「その斎藤何ちゃらって人がパクリなだけです、その人師匠に謝って欲しいものですよ」
「お前が謝れ!今すぐ土下座して来い!」
しかし妖夢は今の言葉は聞いてなかった、再び牙突の体勢に入ってる
そして銀時に突っ込むが銀時は木刀で止める、牙突の威力は強いが銀時も負けてはいなかった、牙突を弾き返す
(今の攻撃を受けて木刀が折れない!?)
銀時は「人の話を聞け!」と怒鳴ってるが妖夢は聞いてない
妖夢は牙突はやめ普通に斬りかかるしばらく打ち合いをしている。
その頃幽々子はその戦いを眺めている
「妖夢もだいぶ強くなったけどそれに渡り合ってる銀さんも中々だわ、そうだそろそろ金を用意しないと」
幽々子は財布を探しに行くが見つからないあれ?あれ?と思うがある事を思い出す。
「私財布持ってなかったわ」
幽々子は金どころか財布すら持ってなかった、その時は少し焦ったがしばらくすると「まあ、いっか」で済ませてしまった
銀時と妖夢の戦いに戻りお互い走りながら攻撃のスキを狙っている、そして同時に刀がぶつかる。
妖夢は一歩下がり突きをするがよけられる、銀時は横を通り過ぎた妖夢の腕をつかみ後ろに投げる妖夢は宙に浮いてる時に銀時に切りつけるが銀時もそれを読んでいてぶつかる。妖夢はそのせいで受身を取れず地面に落ちる、その隙に銀時は攻撃しょうとするが紙一重でよけられる。
妖夢はすかさず攻撃をするがかわされる、銀時は妖夢を押し倒し刀を寸止めする。
「今お前の攻撃に迷いがあった、それは戦場では死を意味する。だが剣筋は中々の物だった。いいセンスだ。この勝負俺の勝ちだ」
銀時は妖夢から離れる
「やっぱり私に迷いがありましたか、幽々子、師匠にも言われます、いつも私は迷ってると、迷うなと銀さん迷いは悪いことなんですか、私の刀は何のために使えばいいのですか教えてください」
「悪いことではねぇさ、迷う事なんて誰にでもある、だから迷ってるのならゆっくり答えを見つけ出せばいい、俺も迷う事は幾度と無くした、沢山迷って今の俺がいる。だから妖夢迷う事は経験を積むのと同じなんだたくさん迷えばいいんだ」
銀時は攘夷戦争を思い出す。銀時はあの時師の首を斬った。銀時は二つの選択を迫られた桂や高杉、吉田松陽を殺し自分だけ生き残るか、師を斬り桂、高杉を救うかの選択、銀時はどちらも護りたかったが二つ捨てるのと同じ、銀時は松陽との約束を思い出す「皆を護る」と。
銀時は松陽との約束を守ると決め松陽を斬った事を思い出しながら妖夢に語る。
「ですが銀さん....私は....」
妖夢は喋ろうとしたその時
「俺は疲れたから横になってるわ」
銀時は妖夢が話をしょうとした時に疲れたと屋敷へと入る、妖夢はまだ納得いかないようだ。
(迷う事は経験確かにそうかも知れないけど私は迷いを断ち切らせて欲しいのに、私の剣は何の為にあるのかを知りたいだけなのにたった一つのアドバイスだけなのですか)
銀時は縁側に戻る
幽々子は妖夢を見ながら戻ってきた銀時に話しかける
「迷いは断ち切れてないようね、あの顔はまだ迷ってるわあの子は刀をどう使えばいいか迷ってるわ教えてあげないのかしら?」
「俺が口出すのはここまでだ、刀の使い方なんて自分で見つけ出すものだ。」
「俺も最初は刀使い方なんて知らなかった。一つ言えることが刀何て人斬りの道具だということだが、ある時俺は刀の意味をある人に教えられた、口ではなく目でな」
━━━━━━回想
銀時は昔戦場にいた屍から奪い取った刀を持ちながら、ある時1人の男が銀時の元へと歩み寄ってく
「ここに屍を喰らう鬼が出ると聞いてやって来ましたがまさか小鬼だとは」
銀時はその男から離れ刀を抜く
「そうやってその刀で自分を守って来たのですか、ですがもうそれは捨てなさい」
その男は自分の刀を銀時に投げつける。
「くれてやりますよ私の刀、その刀の意味を知りたきゃついて来なさい、教えて上げましょうその剣の意味を」
銀時は自然と体かついていくその人の背中に身を惹かれ
ついて行った。
銀時はそこから刀の使い方を知る。
━━━━━回想終了
「銀さんもそういう事あったのね、なら銀さんは何の為にその刀を振るうのかしら」
「俺は生きとし生けるもの達の為に剣を振るうただそれだけだまあ、そういう事だ、妖夢もまだまだ幼い迷えるだけ迷ったらいいんだ、後はテメーの思うようにやれそれだけだ、さて幽々子依頼も果たした訳だし約束の金を」
「それが私金持ってなかったわ、ていう事で銀さん今回はサービスって事で無料でいいかしら?」
幽々子は片目を閉じ舌をちょびっと出したテヘペロポーズをとる、銀時のこめかみに青筋を立てる
「ふざけんなぁ!!」
銀時は幽々子を蹴りまくる、その後結局妖夢が払うことになり幽々子はその日のご飯を抜きにされた。
今回は銀魂の趣旨とかけ離れてますね....