マダオ2人の幻想入り   作:銀の字

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どうも銀の字です!今回はツッコミの回数が少ないです


第二十二訓 肉は争いを呼ぶ

 

白玉楼の晩飯の時間ちゃぶ台に幽々子、銀時、早苗が座ってる。今日はどうやらすき焼きらしい

 

「今日はすき焼き、時々しか食べられない高級ともいえる品だ。」

 

早苗「そうですね!」

 

「けどな、争いはいけない。すき焼きってのはな皆がすき焼きの周りを囲い啄くもんだからな」

 

幽々子「分かってるわよそんな事〜」

 

「オメェが1番信用ならねぇんだよ。どうせ肉ばかりごそっと持ってくんだろ。」

 

幽々子「そんな事ないわよ8割にしとくわ」

 

早苗「ねこそぎ取る気じゃないですか」

 

そんなこんなで話してると妖夢が 鍋を持ってこっちに来る。鍋の中には大量の肉、白滝、椎茸、長ネギ、焼き豆腐、エノキ、春菊がぎっしり詰まっていて匂いも具材のの匂いがぶつかり合いすき焼きだ!と思わせる匂いが部屋を漂わせる

 

「遂に来たかすき焼き偶にしか食えねぇ貴重な食いもんが、おめぇらちゃんと仲良くたべろよ?これは俺達にとって貴重な物なんだからな?お前ら絶対にな仲良くだぞ?」

 

早苗「そんなの分かってますよ!私は『おはしも』を守ってきた人間ですから約束できます!」

 

おはしも、とは押さない、走らない、喋らない、戻らない特に戻らないというのは重要である。1部のアニメでも火災シーンがあり逃げ遅れる人がいるそれは何らかの理由で戻ってそうなってる。だから戻ったりしたらそれは逃げ遅れフラグが設立してると思っておかなくてはならない

早苗は小学校の時から避難訓練でおはしもを守ってきたらしい。

 

幽々子「私だってそんな全部食べようなんてひどい真似なんてしないわよ」

 

妖夢「幽々子様の言葉は信用できませんよ…どうせいただきまs…の時に手を出しますよ」

 

幽々子「そんなことする分けないじゃない」

 

「そろそろ食べるぞ。すき焼きが冷めてしまっては元も子も無いしな、それでは」

 

「「「「いただk…」」」」

 

鍋に4人の箸が一斉に入る鍋の汁は飛び散る皆の狙いは肉

 

妖夢「いや、フライングにも程がありますしそれに仲良く食べよって言ったの誰ですか!?」

 

「それならなんでお前も手ぇ付けてんだ…ツッコミの役の癖に生意気だぞ!」

 

早苗「貴方達品が無いですよ!そんな人達にはこの肉は渡せませんよ!」

 

「うっせぇ!てめぇのその肉に伸びた手はなんだ!」

 

早苗「はっ!いつの間に!?」

 

幽々子「フフフ…」

 

幽々子は笑う皆はそれに疑問に思う。自然と鍋の方を見る。恐らく 食べ物に何かされると思ってるが当たりだった。銀時達が箸を付けてたのはほかの具材だった

 

幽々子「遅いぞナッパ!あなた達が喋ってる間にこの私がすり替えておいたのよ!」

 

幽々子の箸には肉が挟まってた

 

3人「なん……だと?!」

 

幽々子「あなた達はそうやって傍観してるといいわ」

 

そういいながら肉を頬張るがそれは明らかに牛肉の味、やわらかさが違った

 

幽々子「これは…牛肉じゃない!!よ、妖夢!?」

 

妖夢「フフフ…掛かりましたね?幽々子様これは牛肉ではなく…豚肉なんですよ!」

 

幽々子は驚く

 

幽々子「豚肉…だと……?ガハッ」

 

幽々子は口から血を吹き倒れる

 

妖夢「貴方みたいな大食らいを私は放っては起きませんよ?貴方がそうやって全てを取ることを予測して豚肉を入れてみました」

 

(な、なんて奴だ…俺は甘く見ていた…)

 

妖夢(私がツッコミ役だとは思わないでください!!2人は甘く見すぎですよ!)

 

早苗(くっ!甘く見ていましたよ妖夢さん…!!今話もツッコミ役だと思ってましたが今日の妖夢さんは…)

 

(強敵だ…!今日のこいつはツッコミ役でもねぇ…)

 

早苗、銀時((鍋奉行ならぬすき焼き奉行だ!!))

 

妖夢(幽々子様は落としました!次は…貴方達ですよ!このすき焼きは私のお腹の中にあるの同然なものです全て私が頂きましょう!)

 

妖夢は2人の驚いてる隙に肉を掴み口に運ぶ

妖夢は味わうが見る見る顔色が青く染まる

その肉は脂みたいにプリプリで臭みがあるそれはレバーだった

 

妖夢「こ、これは…!」

 

早苗「そう、レバーですよ!私も給食にレバーが出た時は残したくらいです」

 

妖夢「レバー…だと…」

 

妖夢は倒れこもうとするが耐える

 

妖夢「危なかった…危うく意識が持っていかれるところでした…だけどいつの間に…?」

 

早苗「あの時皆が一斉に鍋をつついた時です」

 

「てめぇも中々やるな…すき焼きにレバーってのはえぐ過ぎるぞ」

 

早苗「ふふ、そうしなきゃこの争いは生き残れませんから!」

 

妖夢「いや、貴方達が争いを巻き起こしたじゃないですか!!」

 

「おめぇもだろ!」

 

幽々子「あらこれは美味しいわね」

 

幽々子がいつの間にか起きていた。3人はしまった!!と思うがよく見ると幽々子は白滝を食っていた。

 

妖夢(…え?何故肉を食べない…今私達は完全に隙だらけなのに肉を口につけないだと!?それによりによって白滝に手をつけるなんて)

 

(…はっ!そういう事か!奴は肉その物ではなく副産物を食っているんだ!ぐつぐつ煮込まれ出てきた肉汁を白滝が吸収する…奴は実質肉を今口にしてるって事なんだ!クソっ!そんな手があったとは…)

 

幽々子(ふふ、今更感ずいても遅いわよ。これは最初から狙ってた代物よ、肉に欲を出しすぎたわね!)

 

早苗(流石に幻想郷一の食いしん坊です…)

 

(こうなりゃ俺も白滝を攻めるぞ!あいつに全て食わせるかよ!)

 

銀時は白滝に手を伸ばすが早苗、妖夢も白滝に向かうその時幽々子は白滝を食べるのをやめ肉を掴んだ

 

幽々子「ふふ…勝った…計画通り…!!私の策に溺れたわね!」

 

3人「「「しまった!!!」」」

 

幽々子「ここまで作戦通りに行くなんて我ながらあっぱれだわ…そう、白滝もいい味を出してるけど私の本来の目的は肉なのよ肉汁じゃなくて…けど貴方達が邪魔だったからね…この白滝を利用させてもらったわ結果そのお陰でこの肉を手に入れた…3人共感謝させてもらうわ。その御礼にこの肉を食べてる所を見させてあげるわ」

 

ハムっと口に入れ味わう…だが!

 

幽々子「これ…また豚肉じゃない!!けど…さっきの味とは違うもっと美味しい美味な感じ…」

 

「ふっふっふっ!馬鹿めぇ!かかったな!それは牛肉でもないそれは!東京Xだ!!」

 

銀時は知っていた。幽々子の作戦を。だからあえて引っかかり食べさせた強敵を倒すため。強敵を倒すには卑怯でないと勝てないそう悟ったからだ。

 

幽々子「なっ…ブランド豚…だと…」

 

幽々子のあらゆるところから血が吹き出て倒れる

 

幽々子「私が…2度も騙されるなんて…」

 

幽々子は気を失う。

 

「二度ある事は三度あるってことだ。この食いしん坊が」

 

「それとこのすき焼きの肉に下剤も仕込んでおいたァ!念には念をだ」

 

ちょうど2人は肉を食べていた。2人はそれを聞いて吐き出すが遅かった…一部を飲み込んだから…するとみるみるお腹が鳴り出す。

2人はもがき出しトイレへ直行する

 

妖夢、早苗「この…悪魔め…」

 

しばらくして2人が戻って来る

 

早苗、妖夢「貴方本当にクズですね…、普通そんなの入れるかしら?」

 

「そうだー、俺はクズなんだ。誰かが言ってた「人間よクズであれ」とな誰かは知らんが」

 

銀時は鼻をほじりながら肘を付いて二人を待ってたらしい

 

早苗「でも一応手は付けてないですね」

 

「まぁなー、俺もそこまで腐ってはねぇからよ」

 

妖夢「はぁ…食い直しです食べましょうか」

 

妖夢は自然と肉を取り口にするがその肉は赤みを帯びていた

妖夢(肉が赤い…これは黒毛和牛かな?)

 

妖夢は口に入れるとその瞬間噛むとともにとてつもない辛さが襲う。妖夢は必死に転がる妖夢は水を口にするがまったく効かない。妖夢はしばらく暴れるがつかれてくるそして力尽きる

 

妖夢(燃えたよ…燃え尽きた。真っ白にな…)

 

「まさかこのギャンブルの景品が役に立つとはな」

 

銀時の持ってたのは鷹の爪や赤唐辛子ヤクザから巻き上げた金でギャンブルをし参加賞として貰ったらしい正直食べるにも抵抗を感じどうしょうか迷ってたらしい

 

早苗「やっぱり貴方は鬼畜ですね…」

 

「お前なら分かってることだろ?」

 

早苗は銀魂をしってるので銀時のクズさをわかってる

 

早苗「ここからは一騎打ちですね最後は真っ向で挑みましょう」

 

2人は箸を構え鍋に向かう。勢いよく鍋に箸が入り汁が飛ぶ。勝ったのは…

 

 

早苗だった全部の肉を持っている

 

早苗「銀さん…私の勝ちです!勝負ありましたね」

 

銀時は膝をつく

 

「な、なんだと…この俺が負けただと…?クソっ!俺の3年間の肉取りの練習は何だったんだ!」

 

銀時は悔しさで地面を叩く

 

早苗「いや、3年間ここにいないですよね!それに何ですか?その意味の無さそうな練習は!けど勝ちは勝ちですから!それではいただきましょうか」

 

肉は早苗の口に運ばれていき食べ味わうが違和感を感じる。それは豚肉の食感早苗が食べてるのは

 

 

 

 

豚肉だった

 

早苗「こ、これは…豚肉…!!」

 

「なーんちゃって!そう、それは豚肉だ!」

 

早苗「なんだ…と?なら!他の肉は!?」

 

鍋の中にもう肉の姿はなかった

 

早苗「もう肉がない!なら牛肉は何処ですか!?」

 

「牛肉はそこには無いそれは銀さんが作ったすき焼きだからだ!前もって作っておいたダミーにすり替えておいたのさ!!本物はここだ」

 

ちゃぶ台の下から本当のすき焼きが出てくる少し食べかけのすき焼き

 

早苗「そ、そんな事が…ある筈がそれならいつ…はっ!」

 

早苗は思い出す下剤を飲んでしまってトイレに行ったことを…

 

早苗「まさか…あの時に…」

 

「そう、お前らがトイレに行った時、正直あの時は危なかったぜ、お前らがあの肉に手を出してくれたからなそうじゃなきゃ今頃俺が負けてた所だぜ」

 

早苗「そうですか…あの時に…やられましたよ…けど私は何故貴方がすき焼きを作れるのかが驚きですよ!」

 

「そんなの簡単だ。原作見直してみろー、ご飯食ってる回とかあんだろ?なぜ、あの時ご飯が置かれていると思う?」

 

早苗「それは…新八さんではないのでしょうか?」

 

「あのなぁ、俺達はな日替わりで交代で料理してんだ。それにさ、銀魂25話のすき焼き回も思い出してみろ?何故すき焼きがあったと思う?」

 

早苗「それは…スタッフが…それか新八さんが…」

 

「実はあれ、この俺が作ったんだぞ?」

 

早苗「え゛っ…」

 

早苗はあまりの事実に驚く

 

「意外って顔だなぁ、俺だってすき焼きくらい作れるからよぉ」

 

早苗「そんな…はぁ…私は単純なヘマをしてしまいました…銀さんは料理が出来ないとずっと思ってましたが…まさか日替わりで料理してる設定を忘れたばかりに…」

 

早苗はその場で倒れ込む

 

「そう、お前の敗因はただ一つ…お前は俺を甘く見すぎた…唯それだけだ…」

 

銀時はそう言ってすき焼きを食べるごくごくと飲み干す姿は王者の食事の姿であった。早苗達はそれを見ることしか出来ない。負け組は見ることしか出来ない。

銀時は飲み干し口に付着した汁を拭い笑顔で一言

 

 

 

 

 

 

「冷めてて美味しくないや…」

 

 

 

 

 




すき焼きは仲良く食べよう

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