バカとテストと恋の行方   作:e4705

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すみません…今回のオリジナルバカテストはお休みさせてください…。

というわけで、お待たせしました!
今回は明久と優子のデートです!

今回も波乱万丈な予感…?

明久「バカバカしいよっ!早く始めよう!」

えー、明久がご乱心のようですがお気になさらず。
それでは本編へGO!


閑話1 デートとAクラスと密かな作戦

明久の家 A.M.6時30分 明久Side

 

今日は大事な日だ。なぜなら…

 

明久「ふわぁ~、もう朝か…。」

 

木下さんとデートなのである。

 

明久「今日の朝食は…あれでいいか。」

 

試しにベーコンエッグを作ってみた。…なかなか良いできだと自画自賛してみた。

 

明久「今日の服はこんな感じかな?」

 

ちなみにきょうのファッションポイントは黒と白の対照である。

…極端に言えば天使と悪魔である。

 

明久「待ち合わせは…時で場所は…。」

 

 

 

木下家 A.M.5時30分 優子Side

 

秀吉「さて、いくかの。」

 

優子「おはよー秀吉。」

 

秀吉「うむ、おはようなのじゃ…って、えぇぇぇ!?姉上なのか!?」

 

優子「…じゃなければ誰よ。」

 

全く…、失礼に程があるわ。

 

秀吉「いつもねぼすけな姉上が今日に限って早く起きてくるじゃと!?」

 

優子「で、アンタはランニング?朝から元気が良いわね。」

 

秀吉「そうなのじゃが…、姉上?顔が笑っていないのは何故なのじゃ…?」

 

優子「あら~、バレちゃったのかなぁ?じゃあ、ちょ~っとこっちにいらっしゃ~い。」

 

秀吉「姉上?ちょっと!?どこに連れていくのじゃ!?わしは朝のランニングが…って痛い痛い!わしの関節を増やそうとするなぁぁぁ!」

 

優子「ねぼすけとは失礼な言い方ねぇ…!」

 

秀吉「だって…、それは事実なのじ…「問答無用!」…ぎゃあーー!姉上!!わしの関節はそっちにいかな…。」

 

全く…、秀吉もバカねぇ。何とかならないのかしら?

 

1時間後…

 

今日はこのスタイルでいこうかしら。これなら明久君を近づけることが…

 

秀吉「ただいまなのじゃ~って姉上?今日はお出かけかの? 」

 

優子「そ、そうよ。何か悪い?」

 

秀吉「いや、悪くないのじゃが…いつもより無駄にきれいだなって思っての…」

 

優子「…もういっぺんやられたい?」

 

秀吉「ん?どういうことじゃ…?」

 

優子「…アンタは鈍感なのよ!!」

 

秀吉「ひえぇーーー!姉上!?すごいオーラを放ったままこっちに来るのはやめるのじゃーー!」

 

はぁ、出発前にこんなんでどうするのよ…アタシ。

 

 

 

~文月駅~ A.M.9時 明久Side

 

まずい、途中で雄二に会って無駄話をしていたらすっかり予定の9時だよ~。

 

優子「明久遅いわねぇ~、まさか約束をすっぽかしたとか?」

 

明久「ごめ~ん、遅れちゃった。」

 

優子「3分遅刻よ。何していたのよ?」

 

明久「途中で雄二に絡まれて…」

 

優子「ふぅ~ん、それならいいわ。」

 

明久「それで優子、今日はどこに行くの?」

 

 

 

優子Side

 

えっ?『優子』?ま、まさか!明久がとうとうアタシのことを呼び捨てで…!///

…いやいや、そんな場合じゃないわ。

 

優子「今日は、二人で服を買いに行って、そのあとは…」

 

明久「うん、大体わかったよ。」

 

そう言ってアタシたちは最近オープンした総合ファッション店の『SYNC』にやってきた。

 

明久「へぇ~ここは何から何までいろいろとあるね。」

 

優子「そうよ。このお店は西日本ですごい人気があってね、最近この文月市にやってきたのよ。」

 

??「はぁ…、木下さんもいろいろと詳しいんだね。」

 

優子「ってあなたは確か柊斗君?」

 

柊斗「ご名答。いかにも僕が佐々波柊斗だよ?」

 

明久「なんだ~柊斗も来るつもりだったの?それならそうと朝のうちに言ってくれればいいのに…」

 

優子「明久?もしかして柊斗君と同居しているの?」

 

その質問に対して、柊斗君が答えた。

 

柊斗「その通り。ちょっと深ーい理由があってね…」

 

優子「あっ、そうなんだ…。」

 

明久「柊斗もお買い物?」

 

柊斗「そう。今日はTシャツと今、女子に大人気の『アレ』を買いに…」

 

優子「『アレ』を買うって、誰かに着せるの…?」

 

柊斗「もちろん、明久に。」

 

え!?『アレ』を明久が着るの!?明久って女装が趣味なのかしら…?

 

明久「ちょっと柊斗!?何着せようとしてるんだ!これじゃ僕は『女装趣味があります』って言ってるようなもんじゃないか!優子!?僕に女装趣味はないからね!?///」

 

優子「そ、そうよね~、『アキちゃん』じゃあるまいし…。」

 

明久「優子、完全に僕の首を絞めるようなこと言わないでよ…。」

 

優子「あら、ごめん?明久。」

 

 

 

明久Side

 

もうー、優子は僕をからかいすぎなんだよ。

 

??「…柊斗?また浮気しようとしているのね?」

 

柊斗「美玲!?、あ、いや、これは違うんだ!///ただ、その…」

 

明久「あれ?美玲さん、今日はフリーズしないんだね。」

 

美玲「…といっても、3日間が限界なの。今日は安全な日。」

 

なんかすごい特徴的な発言だね…

 

明久「次、行かない?4人で」

 

美玲「…そうね。どうせ私たちも暇だし。」

 

柊斗「(なんかうまく乗せられた気がする…)」

 

なんか柊斗がぶつぶつ独り言しゃべってるけどまあ、いいか。

 

 

 

~ゲームセンター~ A.M.11時15分

 

優子「明久が来たかったのってここ…?」

 

明久「そうだよ。なんか新作のストラップがあるとか。」

 

そう。僕は最近ブームになっている『Shining Links☆』というアイドルグループのストラップが欲しいのである。

 

柊斗「しかし、明久も罪だよな-。」

 

明久「なんでさ。」

 

柊斗「隣に恋人がいるのに求めるのはアイドルグループのストラップだなんて…。」

 

あ、言いやがったな!はっきりと言いやがったなぁ!

僕が優子に隠してた事実を丸ごと言いやがったなぁぁぁ!

 

優子「アキヒサクン?ちょ~っとO★HA★NA★SHIしましょ~ね?」

 

ひいいっ!優子からいかがわしいオーラがぁぁぁ!

 

明久「ぎゃあーーー!わーーー!すいませんでしたぁぁぁ!」

 

柊斗「…なんか酷い絵面だな。」

 

美玲「…そ、そうね。」

 

??「お、明久は今日もバカやってるのか。」

 

そ、その声は!

 

柊斗「あ、雄二だ。やっほー」

 

雄二「おう。」

 

翔子「……私もいるよ。」

 

優子「あら、2人揃ってデート?」

 

頼む優子、話すか殺るかどっちかにして…

 

雄二「ま、まあそんなところかな。///」

 

翔子「……坂本夫婦よ♡」

 

雄二「翔子…、今ここでその発言はやめろ。」

 

翔子「……だって、作者が決めた。」

 

雄二「翔子…、今ここでメタ発言はやめろ。」

 

ははは…、ある意味すごいよ。

 

 

気がつけばもう12時。お腹も空いてきたので6人で「ラ・ペディス」に行ったのだが…

 

美春「かんねんしなさい!この豚共!」

 

と清水さんに罵倒されてしまった…。(お昼はおいしくいただきました。)

 

その後、14時になったので僕らは坂本夫婦、桐谷夫婦と別れて本屋の「ヴェルダンディ」に来た。

 

雄・柊「「(…おい!)」」

 

明久「今日は何を買うの?」

 

優子「そうね…、家計簿と旅行雑誌とライトノベルを…」

 

うわー計画的だね。

 

明久「じゃあ、僕はあっちに行ってるね。」

 

優子「わかったわ。」

 

 

 

30分後… 優子Side

 

明久何してるのかしら?試しに行ってみた。けど…

 

優子「明久~何してるのかしら…ってあら…?」

 

それが間違いだった。

 

優子「アーキーヒーサー!これはどういうことよ!?」

 

明久「これは!僕の本能が勝手に働いてそれで…はい、すみませんでした。」

 

これはアタシだって怒るわよ。だって、明久の手にしてる本は…

 

 

 

18禁なんだから。

 

 

 

優子「まったく!アタシというものがありながらどうしてこういうものに目が行ってしまうのかしら!?」

 

明久「それは…「あれ~アッキーじゃん!」って工藤さん?」

 

愛子「ハロ~☆」

 

優子「愛子?どうしたのこんなところに…」

 

愛子「ああ、それはね…」

 

まずい!今この状況を愛子さんに知られてしまったら…僕は変態扱いされる!

 

愛子「で?アッキーの持ってるそれって『ーーー』?」

 

明久「ふぇっ!?なんで工藤さんがそれを!?」

 

愛子「だって~、それ知ってるもん。」

 

工藤さん、躊躇無さすぎるでしょ!?

 

 

この後…16時になるまで工藤さんに責められ、優子にこっひどく叱られたのであった…。

 

そして、ヘロヘロのまま帰ろうとしたその時!

 

??「アーーーキーーー!」

 

??「明久君?許しませんよ!」

 

やばい!島田さんと姫路さんに見つかった!しかもすごい形相で追っかけてくるよ!にげろーー!

 

 

 

~学校~

 

明久「あっ、鉄人!ちょうどよかった!召喚許可を!」

 

西村「吉井…『鉄人』と呼ぶなとあれほど…「時間が無いんです!」…なるほど、あれは仕方ないな。総合科目、承認!」

 

~総合科目~

 

Aクラス 吉井明久 13675点

     VS

Fクラス 島田美波  1413点

Fクラス 姫路瑞希  4234点

 

優子「アタシも参戦するわ!」

 

Aクラス 木下優子 10237点

 

明久「おっ?優子も10000超えた?」

 

優子「明久の為なら当然よ!」

 

美波「はぁ!?絶対カンニングでしょ!」

 

瑞希「そうです!2人ともカンニング以外ありえません!」

 

西村「黙らんか!!この2人の苦労を知らずにお前たちは…いい加減にしろ!!!」

 

美・瑞「「うぐっ…」」

 

勝負は一方的だった。(すこしやられた。)

 

明・優「「腕輪ペア発動!!『豪華絢爛』!!」」

 

ズドォォォォォォン!!!

 

Aクラス 吉井明久 12982点

Aクラス 木下優子  9332点

      VS

Fクラス 島田美波     0点

Fクラス 姫路瑞希     0点

 

西村「戦死者は補習ぅぅ!!」

 

美波「覚えてなさいーー!2人とも!」

 

瑞希「絶対…勝ってみせますから!」

 

最後は圧倒的な差でこの場は幕を閉じた。

 

 

 

~帰り道~

 

明久「いやぁ~今日は大変な一日だったね。」

 

優子「ホントよまったく…、まあ、楽しかったけど。」

 

明久「そうだね。」

 

優子「ねえ、明久…///」

 

明久「なーにー?」

 

優子「アタシ、明久のことが…「異端者発見!」…えっ?」

 

『『『異端者は死刑じゃぁぁぁ!!!』』』

 

いや、このタイミングでこれはないだろ…

 

明久「と、とりあえず、ダッシュしよう!」

 

ダッ!

 

『『『待てーい!!!』』』

 

 

 

 

優子「どうしてこうなるのよーーー!」

 

 

 

 

最後までめんどくさい一日だった…

 




いかがでしたか?

…まあ、タグに『オリジナル腕輪』と書きましたからねぇ…
今回は明久と優子のペア必殺技を入れてみました。

明久「かっこよかったねー。」

ありがとうございます。

優子「ところで、なんでペア仕様をいれたの?」

ああ、それは…
第3章で詳しく説明します。

明久「そうかー、でも気になるな…。」

次回は普通の話に入ります。
内容はFクラスが今度、Bクラスに宣戦布告をするというお話です。

お楽しみに!

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