今の内閣総理大臣をフルネームで答えなさい。
吉井明久・木下優子の答え: 安倍晋三
教師のコメント: 正解です。よく試験に出されやすいので覚えておきましょう。
須川 亮の答え: 俺じゃぁぁぁぁ!!!
教師のコメント: もしそうだったら、日本が崩壊します。
はい!今回はFクラス VS Dクラスの後編と戦後対談です!
Fクラスに襲いかかる災難…これを雄二たちはどのようにかいくぐっていくんでしょうね?
それでは、本編へ「Let's Go!」…って明久のバカ!
雄二Side
何故だ、何故こうなる…
今、Dクラスの代表はFクラスの代表(俺)の正面で仁王立ちしている。…はっきりいうと、戦局が一変してDクラスに押されてしまったのだ。
「お前…、なんの取り柄もないDクラスにこうもあっさりと押されてホントにバカだな!」
「くっ…、あんな指示さえしなければ今頃は…!」
時は遡り、…30分前
「敵が一気に奇襲を始めた…!」
ムッツリーニの一言に俺はすっかり動揺してしまった。
「何故だ!作戦は完璧なはずだぞ!?」
「…その作戦が敵に漏れていたことが発覚した。」
「はぁぁぁぁ!?一体誰がそんな事した!?」
これは予想外だった。まさか、俺の作戦が敵に漏れていたなんて…
「…犯人は島田とDクラスの清水美春だそうだ。」
「ったく、あのヤローは…!何でそんなことになった!」
「情報によると、島田は清水に脅迫されたらしい…。」
「そうか…。…アイツらは同性愛のはずなのになんでそういったことになるんだ!?」
清水が島田を過度に愛しているのは俺だってわかる。だけど、何で脅迫のような関係になったのかイマイチ理解が…
「…清水は『お姉様、Fクラスの情報を教えてください!さもないと私と一緒に海外へ行って強制的に結婚しますからね!』と話していたそうだ。」
「…多分、島田は嫌がるだろうな。だから、教えてしまったのか。…Dクラスも手の込んだことするなぁ!」
「…坂本、そこは普通誉めない。」
「…分かってるよ。…次は全面的に突っ込め!そうでもしねぇと気が済まねぇよ!」
「…分かった。伝えとく。」
…島田、お前はこの大事な戦争で負けてもいいと言うのか?…お前はこの戦争に勝っても負けてもどの道同じルートを辿るんだ。…いい加減諦めろ。
そして今…、
「さあ、どうする?降参するなら今のうちだぜ?それとも、まだやり合おうってか? フンッ!冗談もいいところだ。」
「くっ…!俺は、俺はどうしたらいいんだ!」
「早く選びなよ、『Fクラス代表』さん?」
くそ…ここで終わりなのか!?また…、積み上げようとしたものが崩れ去ってしまうのか!?
…でも、俺は最後まで足掻く。そう、『時が満ちるまで』は。
「…ああ、やってやろうじゃないか!その普通なりに腐りきっている考えを改めさしてやるよ!」
「くっ…!何だよ、Fクラスの分際で!調子に乗るなぁ!」
そうして怒りがヒートアップし、俺らは「サモン!」と唱え始めたその時…!
「待ってください!」
ついにやってきたのだ。あの、『姫路瑞希』が。
「ん、あなたは確か…姫路瑞希さん?」
「はい、そうです!」
「Aクラスの君がなんでこんなところにいるんだい?」
ようやく姫路の存在に気がついたDクラス代表(平賀)。さあ、『ショータイム』のはじまりだ…
「…Fクラスの姫路瑞希がDクラスの代表に総合科目で勝負を申し込みます!試獣召喚、サモン!」
「え、えっと…、試獣召喚さ、サモン。」
~総合科目~
Fクラス 姫路瑞希 VS Dクラス代表 平賀
4248点 1718点
「ごめんなさい!」
ザシュッ!
「し、勝者、Fクラス。」
「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
かくして、Fクラス VS Dクラス の戦いはFクラスの勝利で幕を閉じた。
~Aクラス教室~ 明久Side
『し、勝者、Fクラス。』
『『『『『うぉぉぉぉぉ!!!』』』』』
僕は今、この戦争をパソコン内の専用ラジオで聴いていた。
「な、なんかFクラスが勝ったみたいわね。」
どうやら、木下さんも同じのを聴いていたみたい。
「うん、そうみたいだね。」
「…私は『雄二が勝つ』と信じていた。」
「やっぱり霧島さんは雄二に対する思いが強いみたいだねー。」
「…雄二は私の『夫』よ?これくらい予想できて当たり前。」
うわ…流石霧島さんだ。雄二をもう自分のものにしているよ…。
「ア、アタシだって思いはいつだって強いわよ?ねえ?アキヒサクン?」
…何か木下さんからイケナイオーラが出てるよ。しかも、名前で呼んできたし…。
「はいはい、アッキーへの愛情はそこまでにしようね~優子☆」
「ち、ちょっと愛子…!いい雰囲気だったのに台無しにしないでよ…!//」
「あれ~?顔が真っ赤だよ?まだ気持ちすら伝えられていないのにもう?コノコノ~☆」
「や、やめなさい愛子!///」
なんか騒がしいけどいいか…。
~戦後対談~ 雄二Side
「さて、約束なんだが…」
「規定通り、設備をそっちに明け渡そう。明日でいいか?」
やはりそうきたか。だけどな…
「いや、設備の変更はしない。」
「ほ、本当か!?」
『『『『『貴様ぁぁぁ!!裏切るなぁぁぁ!!』』』』』
「おっと、お前達、2ランク上の設備で満足する気か?…お前達の目標は何だ?」
『『『『『もちろんAクラス奪還だーーー!』』』』』
…コイツら、扱いやすいよ。
「じゃあ、Dクラスの代表さんよ。」
「何だ?」
「1つ条件を呑むということで『和平交渉』と言う形で終わらせたいんだが…いいか?」
「なんだ、そんなことか。おやすいごようだよ。」
「じゃあ…、『アレ』をやってくれないか?」
「分かった。『アレ』だな?」
これで次もやりやすくなるだろう。もっとも、何か問題が起きなければいいのだが…
~Aクラス教室~ 明久Side
「戦後対談は和平交渉で終わったみたいだね。」
「ええ、そうね。」
あの騒がしい感じから一変して皆は戦後対談のことを聴いていた。
「…これも雄二の作戦。」
「…で、多分なんだけど、雄二の次の狙いはBクラス辺りなんじゃないかなと思う。」
「…すごいわ。アタシも同じことを考えていたのよ。」
「じゃあ木下さん、その理由は?」
「多分、個人的にあの『根本』とか言う人を倒したいんじゃないかしら?」
「…すごいね。僕も同じ考えだよ。」
「「「(…いっそのこと付き合ったらどうなんだ?)」」」
まさか木下さんと意見が一致するとは… その時、
ガラッ
「ちょっと? Aクラスの木下優子はいるかしら?」
誰かが突然入ってきた。
「アタシが木下優子よ。…悪いけど何の用かしら?」
「Cクラスの小山友香が代表としてAクラスに宣戦布告するわ!アナタ…豚呼ばわりしたことを覚悟しなさい!」
「…はぁ?アタシそんなこと言ってないけど?」
確かにそうだ。木下さんは今の今までこの教室に居たんだから。
「とぼけないで!さっきCクラスに来て『この薄汚い豚共-!』って叫んでたくせに!生意気なのよ!」
「アタシはそんなこと言わないわよ!むしろCクラスなんて仲間にしたいくらいなのに!」
優子Side
分かった。これは秀吉の作戦ね。ちょっと一発懲らしめてやらなきゃいけなくなったわね…
「…分かった。申し込みを受ける。優子?あなたは早急にFクラスに行ってきて。詳しいことはこっちでまとめておくから。」
「代表、ありがとう。…って、今さらっと心読んだわね?」
「…その通り。」
こうしてアタシはダッシュでFクラスの元へ走って行った。
~Fクラス教室~
ガラッ
「秀吉~? どこにいるのかしら~?出てきなさぁ~い?」
「ど、どうしたのじゃ?姉上よ。そんな禍々しいオーラを出して…他の人が見たら本当にAクラスの人か?と疑われるぞい…ってどこに連れていくのじゃぁぁぁ!?姉上よ!?」
「坂本、ちょっと秀吉借りるわよ。」
「ああ、木下姉よ、好きにしな。」
「ちょっと姉上!?ワシの関節はそっちには曲がらなかろうて!?や、やめるのじゃあぁぁぁぁ!」
こうして、秀吉は優子に説教され、解放までに2時間はかかったそうだ…。
いかがでしたか?
なんか秀吉が優子を怒らせてしまったようですね。
「愚弟があんなことするからいけないのよ!」
まあまあ、落ち着いて優子さん。次回はそんなことないから。
「アンタも、次こんなこと書いたらただじゃおかないからね?」
…はい、善処します。
次回は、閑話に入ります。内容は明久と優子のデート回です!
「え、アンタもたまにはいいことするじゃない。//」
そう言ってもらえて何よりです。次回もお楽しみに!