生まれ変わって星の中   作:琉球ガラス

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幻想月面戦争(不参加)

 花畑に帰還し、幽香と同棲を始めてから数百年。

 

 私はひたすらに力の扱いを極められるよう特訓した。エネルギーの用途を模索して時々幽香と戦って実践してみたり、どれだけ上達したかを確認することも欠かさなかった。

 特訓をしている時以外では花畑で日に当たりながらゆったりしたり、暇つぶしに新しいことをやってみたり、幽香とお茶を飲みながら話したりした。たまに花畑の外に出て、食料の調達をする。ちょくちょく遠出をして信仰を集めるのも忘れない。

 

 数百年の間にも、紫は当然の如く私のもとに現れた。いきなり出てきた紫に対して殺意100%状態の幽香を説得するのには非常に骨が折れたが、私の友人の一人だということで攻撃を止めさせることができた。

 

 私という共通の友人がいることで時々三人でお茶を飲むのだが、二人はとことん馬が合わないらしく、会ってから別れるまで延々と互いに煽りあって挑発しあうという殺伐としたお茶会になっていた。

 女性二人に挟まれ、腕を引かれながらどちらの味方をするのかと問われる。漫画やドラマ等でありがちなワンシーンだが、私自身が体験するとは露ほどにも思わなかった。

 

「あんな経験、二度としたくない……」

「まあまあいいじゃない。私は面白かったわよ~?」

「……いじめる紫は嫌い」

「ごめんなさいね。謝るから、こっち向いて?」

 

 向いてと言いながら、両手で無理やり私の顔を動かそうとする紫。いたずらをする子どものような行動に怒りが鎮まる。

 

 今、私と紫の二人は甘味処で団子を食べている。幽香は基本的に花畑から出ないので、私が出かけるときはいつも留守番だ。甘いものは好きらしいので、店番のお婆さんに団子をいくつか包んでもらうよう頼んでおく。

 

「もう、朝日ったら花妖怪のことばっかりなんだから」

「おみやげくらい持ってあげてもいいでしょ?」

「いつもみたいに取り込んでいけばいいのに」

「こういうのはおみやげっぽさが大切なんだよ。団子だけ渡しても味気ないでしょう」

「そういうものかしら」

「そういうものなんだよ」

 

 最近(ここ数十年)は紫の誘いで外に出ることが多い。時代が進み、新しい料理や娯楽が増えてきたのだ。私も有り余る時間で絵を描いたり踊りをしたりと、おおよそこの世でやってないことはないのではないかと思うほど色々なことに手を出していた。

 そんな私と紫で団子を食べているのは、ただ単に紫が食べたがっていたからだ。食べたいならスキマを使って取って来るなりすればいいのに、なぜかわざわざ私を誘いに来る。

 

 ただ、今日はいつもと違って話があるようだけど。

 

「それで、紫の話ってなに? いきなりスキマで連れてこられたから驚いたんだよ?」

「ごめんなさいね。時間もないし、花妖怪に聞かせるような話ではないから……」

 

 幽香に聞かせたくない話とはなんだろう。それに、時間もないとは。

 

「朝日が了承するような話ではないとわかっているのだけれど、朝日は私が知る者の中でも圧倒的に強い力を持っているから、念のために聞いておこうかと思ってね」

「紫がそこまで言うって…… どんな話?」

「……近々、戦争を起こすの」

 

 戦争!? 紫が戦争を起こすって……相手はどれだけ強いのさ!?

 

「そ、その相手は?」

「……月よ」

「え?」

「私は、月の民へ戦争を仕掛けるの」

 

 ……まさかの宇宙戦争とは思わなかった。妖怪が存在しているこの世界で、私の想像力はまだまだだったらしい。

 というか、月での戦争? 東方でもあった気がする。

 

「月へ戦争を仕掛けるために、方々へ声をかけているの。朝日は、参加する?」

「……う~ん…… 紫の力にはなりたいけど、私はやめておくよ」

「そう、やっぱりね」

「あれ、理由を聞いたりとかはしないんだね」

「最初に言ったでしょう、朝日が了承するような話ではないとわかっていると」

 

 そういえばそうだった。紫は私が戦いをあまり好いていないことを知っているのだ。萃香とか勇儀とかの力試しとかであればいいのだけれど、本格的な殺し合いは長く生きてきた今でも忌避感がある。

 

 ちなみに、私が月へ行かない一番の理由は綿月姉妹だ。

 彼女らは流れ通りにいけば今ごろ月の都で出世しているだろうし、戦争に参加してしまえば遭遇してしまう可能性もある。二人に永琳たちの居場所を聞かれでもしたら、なんて答えればいいかわからない。地上にいた頃の彼女たちとは仲良くなれたし、あまり嘘をつきたくないのだ。

 

「まあ、朝日に断られるのは予想していたから、あまりガッカリもしてないわ。……戦争に向けての準備もあることだし、私は行くわね」

「待って、紫。……戦争って、いつ起こすの?」

「……そうねえ。遅くてもひと月以内には」

「……そっか」

 

 私は椅子から降りて紫の前に立ち、紫の両手を私の両手で包み込む。私の行動に紫は首を傾げているが、それに構わず私は両手に力を込める。

 

「朝日、一体何を…… ……!?」

 

 私のしたことに目を見開いて驚く紫。それも当然。私は今、紫に大量の妖力を渡したのだから。

 

「これは、私からの餞別だよ」

「こんな、莫大な妖力を…… いえ、それ以前に神である貴女が、どうして……!?」

「細かいことは気にしない、気にしない」

 

 適当に誤魔化す私に、紫は追及しても無駄だということを悟ったようだ。

 

「それにしても、どうしてこんなことを?」

「……紫に、死んでほしくないからだよ」

「…………朝日?」

 

 私が紫に大量の妖力を渡したのは、ただただ紫が心配だからだ。ここは東方projectのような世界であれど、東方projectの世界そのものではない。行動一つで歴史が変わるかもしれない、確かな現実なのだ。

 私が知る東方の月面戦争では、紫が死ぬことはない。だが、この世界ではどうなるか全くわからないのだ。紫は私の大切な友人の一人。だから、万が一にでも死ぬことがないように妖力を渡したのだ。

 

「……紫がいないと、寂しいからね」

 

 まだ握ったままの紫の両手をギュッと抱きしめる。すると、頭の上から優しい声が降ってきた。

 

「大丈夫よ、朝日。私は死なないわ」

「……もし危なくなったら、すぐに逃げてよ?」

「大丈夫よ。私だって幻想郷を作り上げるという目標があるわ。……何よりも、こんなに心配してくれる友人がいるのだから」

 

「……約束してね」

「……ええ、もちろん」

 

 そこまで言って、ようやく紫の両手を解放する。

 

「……それじゃあね」

「次ぎ会うときは、月の酒でももってくるわ」

 

 そう言って、紫は音もなくスキマに消えた。なんとなく上を見ると、まだまだ元気な太陽が燦々としている。残っていた団子を残さず食べると、包んでもらった分の団子の代金を払って花畑への帰路についた。

 

 

 

 

 

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「ただいま~ おみやげにお団子持ってきたよ~」

「あら、ありがとう。お茶を淹れましょうか」

「うん。おねがい」

 

 そのまま椅子に座って窓の外を眺めていると、いつの間にかお茶を私の前に置いていた幽香が話しかけてきた。

 

「あなたがそんな顔をするなんて珍しい。なにか悩み事でもあるの?」

「……うん。紫のことでね」

「…………」

 

 紫の名前を出した途端に複雑そうな表情になる幽香。それでも私の悩み事を聞くつもりのようだ。私は心底友達に恵まれていると思う。

 

「……紫がさ、戦争を起こすんだって。それで心配でさ……」

 

 細かいことは何も言わず、一言で悩んでることを言う。すると、幽香は難しい顔で首を傾げた。

 

「……まあ、心配だってことはわかった。……認めるのは癪だけど、あいつは妖怪として相当強い。それは朝日もわかってるでしょう?」

「……うん」

「あいつの能力は攻撃にも、逃走においても強い力よ。それなのになぜ心配をするの?」

 

 意味が分からないといった表情で問いかけてくる。確かに普通の妖怪が相手であれば私もそこまで心配はしない。しかし、今回はその相手が問題なのだ。

 

「……紫が行くのは、月なんだ……」

「月? ……そういえば、貴女が最初に出会った人間たちが月に行ったんだっけ」

「うん。それでね……」

「あー、もういいわ。大体、月に行った奴らの中にスキマを殺せるかもしれないのがいるとか、そんなでしょう」

 

 流石過ぎるほどに察しがいい。私の方が生きてる年月は長いはずだけど、紫や幽香に頭の回転で敵う日はくるのだろうか。

 

「……まあ、はい、その通りです」

「何を企んでるのか知らないけど、あいつが無理をしてまでやり遂げようと思っているとは考えにくいわね。自分の身が危なくなったらすぐに逃げるでしょ」

「そうか…… ……そうだよね。大丈夫だよね」

 

 自分に言い聞かせるように言うと、気持ちが軽くなった。幽香はそんな私を見て小さくため息をついた。

 

「一応、手助けもしたし…… うん、大丈夫大丈夫」

「手助けって、何かしたの?」

「うん。妖力を渡したの」

「……ああ。貴女の力ってほんと便利というか規格外というか……」

 

 私は餞別と言って紫に妖力を渡したが、本来は神である私が妖力を宿すことはない。それを可能にしているのは私がもつお馴染みのエネルギー君である。

 

 私が自由に使うことができるエネルギーは星そのものから吸い上げた純粋なエネルギーだ。人の体や植物も通さず、私が直接吸収したエネルギーはまっさらな状態だ。地面から湧き出ているエネルギーは実は純粋なエネルギーというわけではない。地面や植物から出ているエネルギーは自然のエネルギーと混ざり合い、少し変質している。その変質したエネルギーを吸収したとき、私の体は星のエネルギーと自然のエネルギーを分離し、星のものだけを体内に残しているらしいことに気づいた。

 

 このことに気づいた私は、エネルギーを他の力に変化させられないかと思ったのだ。

 

 星のエネルギーは、言うなればこの星で生まれる全ての物質・生命の素なのだ。流石にエネルギーそのものから鉄や金を創るのはできなかったが、力に変換するのは意外と簡単にできた。できるまでに多少の苦労はしたが、一度コツをつかんでしまえば寝てる時でも変換できるくらい簡単なことだった。

 

 私が紫に渡した妖力は、全て私のエネルギーから変換したものだ。私のエネルギーは実質無限。ということは妖力も無限というわけだ。できればもっと渡してあげてもよかったけど、あまり多く渡してしまうと紫の容量を越してしまうかもしれなかった。手助けしようとして逆に困らせてしまっては余りにも情けないので自重したのだ。

 

「まあそれだけしたのならいいじゃない。そのうち帰ってくるわよ」

「うん…… それじゃあ、気分転換に花畑行ってくるね」

「はいはい。今夜は私が夕食を作るわね」

「わかった! 楽しみにしてる!」

 

 この数百年の間、私と幽香は交代でご飯を作っている。二人とも別に食べなくても平気なので抜くこともあるけど、それでも美味しいものを食べたいという欲求はあるのだ。幽香の作る料理ははシンプルで簡単なものが多いけど、私の料理は手の込んだものや手法を凝らしたものが多い。数百年間積み上げ続けた経験は莫大なもので、前世でのプロの実力なんかはとっくの昔に追い越しているだろう。

 

 花畑の中を歩きながら、今日の夕食に思いを馳せる。時々だけど、紫と幽香の二人と一緒に私の料理の味見をしてもらったときもある。いつもはいがみ合っている二人も、その時は美味しいそうに食べてくれたし、雰囲気も心なしか柔らかかった。何度も顔を合わせるうちに、確かに心の距離は近づいているのだ。

 

 紫が帰ってきたら、また三人で食事をしよう。

 

 心にあった不安はすっかり消えて、表情は自然と笑顔になった。

 

 

 

 

 

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 幽香にしばらく出かけることを伝え、一人で外出。やることはいつもと変わらず、各地を巡って人や自然を癒して信仰を集める。ついでに幽香や紫へのお土産確保だ。

 

 私の地照大神という名前は既に日本全土に広まっていて、天照大神の名を食うほどの知名度を誇っている。信仰が集まるほどに私の光と火の力も強力になっていくので、今この瞬間にも確実に強くなっている。

 

 私の信仰の集め方も変わっている。今の私は地照大神の使者もしくは信者と名乗って人や自然の治療をしている。「私が神です」と言うよりはこっちの方が信用されやすいと思ったのだ。

 

 私は信仰を集め始めた当初、ただ自分の能力で癒して終わりというやり方でいた。しかし、それでは私の能力を受けてない人の私への信仰は薄いし、なにより時が経てばまた癒して回らなければならない。私は旅を楽しんでいたのでそれでもよかったのだが、いつまでもこの身で集めるというわけにもいかない。というわけで、信仰を確実にするための方法をとった。

 何をしたのかと言うと、癒しや治療が必要な人に「これは地照大神の加護が込められたお札です」と言って、私の能力が込められたお札を渡したのだ。傷や病が治った人は地照大神を信仰するし、傷や病が治るのを見ていた人も信仰する。

 

 この信仰の集め方で大切なのは、お札が使い捨てではないことだ。私の込められた能力が尽きない限り使用できる。お札には赤い色で模様が描かれていて、使うたびにその模様が薄くなり、完全に消えたらもう使えないという合図だ。

 このお札には地照大神と書かれているので、時が経って世代が変わってもお札が効果を発揮し続ける限り信仰を得られる。この時代にはまだまだ文字を読める人はいないが、このお札を渡すたびに読み方を教えているので言い伝えかなにかで名前は残されるだろう。

 

 正直、このお札さえあればある程度の傷や病は完治させることができるが、あくまでもある程度であって、大きい怪我、欠損や重病を治すほどの力は込めていない。やろうと思えばできるけど、そんな万能なお札があったら医療とかの発展の妨げになるかもしれない。というわけで、お札の効果は自然に治る傷や病の治癒程度に抑えてある。

 あまり多く作ってもありがたみがないと思ったので、日本全体に偏りなく百枚ほどばらまいた。再生の力も込めておいたので、癒しの能力が尽きるまでは間違って燃やしたり破いたりしても元通りになる。このお札をばらまいてから、私への信仰が急増している。言い伝えや噂なんかよりも、実際に目に見える物の方が効果的なんだと実感した。

 

 日本とは別に、中国や韓国の方にもお札を流してある。中国と韓国は歴史で知っている限り戦争が多い場所なので、少し効果を強くしたお札にしてある。特に大規模な戦争が多い中国方面には多くだ。これから戦争が起き、怪我人がでるたびにお札が使われ、さらに信仰が増える。中国は人口が多いので、順調に信仰が集まれば途轍もない量になるだろう。

 

 ヨーロッパ方面には特に何をしているというわけではない。なぜなら私は既に『ラサフィ』という名で世界各地の神話に記されているからだ。世界各地の神話や伝承のほとんどに名を遺しているラサフィはそれだけでも話題性があるし、どうやら私を信仰するための神殿すらできているらしい。今の時代はまだまだ軽い怪我や病気が命を左右する時代だから、信心深い人たちが建ててくれたのだろう。

 

 アジア方面での地照大神。ヨーロッパ方面でのラサフィ。強く信仰される神としての名前を二つもつ私の神格は、神成りたての頃よりも桁違いにレベルアップしている。 

 以前に神奈子に私の神力を計ってもったとき、神奈子は私の信仰の多さに驚いていた。今の私を見たら泡を吹いて倒れるのではないか。そう思ってしまうほどに、私の神としての器は成長しているのだ。

 

 

 

 

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 たくさんのお土産を分解して取り込んだ私は花畑へ帰ることにした。花畑を出てから既にひと月が過ぎている。もしかしたら紫がいるかもしれない。でも、過度な期待はしない。いないときの落胆が酷くなるからだ。

 

 急がず、ゆっくり歩きながら花畑を目指す。周りはすっかり暗くなっていて、ほとんどの人が寝ている時間になっている。

 暗い中をてくてく歩いていると、少し先になにか小さいものがぴょこぴょこ動いているのに気付いた。目を強化して暗闇でも遠くが見える、いわゆる暗視モードにすると、小さいものがくるりとこちらを見た。

 

 白い毛に赤い瞳、頭についている長い耳。間違いなく兎だ。兎はこちらに気づいたのか、ぴょんぴょん跳ねながら私に近づいてくる。

 

(……餌でもあげてみようかな)

 

 手に取り込んでいた人参を出し、そのまま包丁で切ったように分解して細かくバラバラにする。近づいてきた兎の前にバラバラになった人参を置くと、すぐに食べ始めた。

 

 無警戒に人参を食べ続ける兎の背を撫でながら、どうしようかと考える。

 

(このままペットにしようかな……。でも、幽香に見せたら「あら、今夜は兎鍋なのね」とか言いそうだなあ……)

 

 ぼんやり考えていると、兎が私の手を鼻でつついた。どうやら食べ終わったらしい。私が立ち上がると、兎は道をぴょんぴょんと進んでいってしまった。

 

(餌付け損かあ。まあ、撫でられたからいいけど)

 

 私もそろそろ行くかと思って歩こうとすると、道の少し先で兎が立ち止まっていた。顔をこちらに向け、じっと私を見つめている。

 

「……ついてきてってこと?」

 

 兎に向かって言うと、そうだとでも言うように一度だけ跳ねた。

 

「う~ん…… ……まあ、いっか。面白そうだし」

 

 花畑に帰るのにはまだ後でも大丈夫だ。今までだって一年近く帰らなかった時もあるし。でも、私の気持ちはそれだけでなく、いざ帰った時にまだ紫がいなかったら……という思いもある。要するに、帰るまでの時間を稼ぎたいのだ。

 

 兎について歩いていくと、街から遠く離れた森の中に入っていた。妖怪の気配もしないし、人が住んでいる様子もない。そのまま兎は奥へ奥へと進んでいく。

 

 

 

 

 

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 空が明るくなってきた。この森が広いのか、私たちの足が遅いのか。多分どっちもだろう。まだ兎は元気に飛び跳ねている。まあ、私が疲れを癒しているからだけどね。

 

 そのまま歩いて少しした頃、兎がこちらを見たと思ったらいきなり走り出した。置いていかれないようについていくと、突然広い場所に出た。近くに川が流れているので、ここら辺に兎の住処でもあるのだろうか。そのまま兎を追いかけていると、先にあった洞窟のような場所に入って行った。

 少し不安になったが、兎を信用して中に入る。

 

 

 

 先にあるのは兎の住処か、もしくは罠か、はたまたお宝でもあるのか。

 ワクワクする気持ちを抑えもせず、私は意気揚々と足を運んで行った。

 

 

 

 

 




勉強が忙しく、なかなか進める暇がありません。

来年の4月までは順調でも一か月に一度更新ができればいい方です。
放り出すことはしないので、これからもよろしくお願いします。

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