エヴォルブーEvolveー   作:狼純

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どうもこんにちは、自分の頭の中にあったストーリーをただ何かに残したいなーという気持ちから書いています
不定期更新になりますが観てくださると嬉しいです
主人公の名前などは変更したりします



Evolve is evolved

少女は日記を書いていた。

ここは人間と妖怪が住んでいる惑星、アルカディア。

まだ銃器などもなく、剣や槍、時には素手で彼らが争っている中、それはやって来た。

そう、Evolveだ。

私たち人間は大司祭ウェンデルのお告げにより奴らが到来することはわかっていた。

Evolveを倒すには十分と言える大兵力(妖怪側も一時停戦を申し込んだため)で私たちは討伐に向かった…はずだった。

最初のうちは奴らは弱かった、ただ動いているだけの肉塊のようだった。

ただ、ある時を境に奴らは急に姿を変えた。

その肉塊のような姿は人間と同じように人型に、それは妖怪側でも同じことが起こっていた。

妖怪側は自分たちの持つ爪や牙を使い、奴らを圧倒していた。

だが、奴らは進化した。

奴らは自分達の体を妖怪たちの姿形に似せ、模倣した爪や牙で切り裂き、噛み砕いた。

瞬く間に人間側、妖怪側の大兵団はほぼ全滅した。

 

私はその時の生き残り、クレメンタイン・イソギリアス。

私の所属していた隊も含めてほぼみんな行方不明になってしまった。

私は女という理由だけでタイムマシンに乗る権利を得た。

この城塞も今Evolveの猛攻を受けている。

殺される前に出発しなければならない。

最後に、戦うことをやめてはならない。

変えられる未来を諦めてはいけない。

この日記が後世に伝わることを祈る。

 

彼女は書くのを終えた。

そして急ぎタイムマシンに向かった。

そこにはレバー式のコックピットむき出しの座椅子型タイムマシンといかにも優しそうな目をした白髪の老人が立っていた。

「もう行くのか?」

ささやくような、それでいて心を奪われる声でクレメンタインに語りかける。

「ええ、Evolveの襲撃を受けているから迷っている暇はないわ」

「そうか…ところで何か頼みごとがあるんじゃないのかね?」

彼はまるで最初からわかっていたようだった。

「凄い!ウェンデル先生ったらなんでもお見通しなのね!私の書いた日記を後世に残して欲しいのよ。もしかしたら、私は時空嵐に迷い込んで死んだ世界が変えられないのかもしれない。でも、この日記を読んで欲しいの。戦うことを諦めて欲しくはないの!」

私は懇願した。

「安心しなさい、わしが絶対に守ってみせる。」

その時扉に大きな衝撃が入る。

「…そろそろ時間切れじゃの。長話してすまんのう。さぁ、日記を差し出しなされ。」

私が急いで日記を渡すと、彼は霧のようになって消えて行った。

私は急いでタイムマシンに乗り込む。

しかし、一歩遅かったのか。敵の投げ槍がタイムマシンのレバーに当たってしまった。

そのとき運悪く(もう少し遅かったら弓矢などが飛んで来たかもしれないので本当に悪かったのかどうかは分からないが)、ちょうど私は時空転送ボタンを押してしまったところだった。

そして私は未来に飛ばされることになる。




ここは一応城塞でそこで生き残りのEvolve討伐部隊が戦っている感じです。

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