東方氷災録   作:魔神王

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コラボ中編です。


中編『雪山』

「あらよっと」

 

「とと」

 

ーーあのあと雪山を攻略くすることになった

俺達は、紫のスキマを使い、雪山まで来ていた。

 

「ふう...水と風を操って....」

 

一緒に来た笑夢がなんかぶつぶついってる。

 

「.....よし」

 

お?なんか笑夢の回りに結界のようなものができたな。

 

「なにそれ?」

 

知らないことは聞く、これ常識。

 

「あ、俺の能力を使いました」

 

「へぇ」

 

なにそれ便利。

欲しいんですけど。

 

「よかったら氷霧さんにも張りましょうか?」

 

「別に大丈夫だからいいよー」

 

雪山ということだけあって、少し肌寒いが、

別に問題はない。

予想だが、俺の能力『氷を司り 氷らせる程度の能力』のおかげだと思う。

 

「ほいじゃ、行きますか」

 

「はい」

 

霊力を使い、飛ぶ。

なにもバカ正直に登山する必要はない。

空飛べるから普通に飛んでいけばいい話だ。

 

そして今さらだが、雪山攻略で、俺達は縛りを設けられている。

 

それは『スペルカードルール』の一部適用だ。

 

スペルカードルール。

それは原作にあったルールで、たしか

美しさを競う遊びだった筈だ。

 

だが、一部と言った様に、全てじゃない。

スペルカードを宣言し、相手を倒すというルールになっている。

 

が、スペカ以外使用不可だ。

 

氷符『アイス・ショット』で倒すのはOK

 

だが宣言なしに霊術、能力で倒すのは不可ということだ。

 

実に面倒だ。

だが、おもしろい。

 

転生する前は縛りプレイとかもよくやってたからな。

いや、流石に初期装備、一レベ縛りでラスボス倒したりしてないが。

 

「グギァアア!」

 

っと、なにやらドラゴンが現れた。

 

この雪山に生息する雪竜 (スノー・ドラゴン)である。

 

ゲームによくある見た目の、蜥蜴に翼が生えた姿をしている。

サイズは馬の二倍くらいだろうか?いや、それより大きいかもしれない。

 

とりあえず。

 

「俺に任せてください、喰符(くうふ)獣牙双炎(じゅうがそうえん)』」

 

俺が殺ろうとしたら、笑夢に越されたでござる。

 

炎を纏った御札を二枚投げたと思ったら

炎が狼の顔になり、噛みついたら、爆発した。

 

なにあれ凄い。

今度真似よう。

 

なお、死体はスキマにしまわれたとさ。

 

「グギャアアアアア!!」

 

「え?」

 

「は?」

 

ここの竜は仲間意識が強いのだろうか?

一匹殺したらメチャクチャ湧いてきた。

距離はまだあるから問題はないが。

 

数は約...百匹程だろうか?

それより多いかもしれない。

 

とりま。

 

 

「お前ら邪魔だから死ね、氷符『氷の王の財宝』(アイスキング・バビロン)

 

何時しか使ったスペカ発動。

氷の剣や槍、ハンマー、斧、パルチザンetcetc...

 

それらを一気に竜どもにぶつける。

 

風を切り裂くような音ともに竜どもが死んでいく。

が、全て殺せる訳もなく、数匹程こっちにくる。

 

刻符(こくふ)碧天空刃(へきてんくうは)』」

 

笑夢が風をまとわせた御札を4枚展開する。

竜を左右から2枚の御札で切り裂き、続けざまに上下から切り裂いていく。

 

切れ味凄いな、おい。

 

「行きましょうか、氷霧さん」

 

「おう」

 

 

 

 

 

 

人間(下等生物)風情が....我になんのようだ?』

 

なにこいつウザッ

無事登頂までこれたのはいいが、登頂にいる竜がうざい。

明らかにこっち見下してるし。

 

でかい、これでもかってくらいデカイ。

 

ファンタジーの竜の様に首が長く、爬虫類特有の鱗をしている。

そして翼が生えている。

 

サイズは....飛行機ぐらいあるんじゃないかな?

だって見上げれるくらいあるし。

 

「お前殺しに来た」

 

「えっ?!」

 

『人間風情が.....消し炭にしてやる!!』

 

「ハッ!殺れるもんなら殺ってみろ!!」

 

 

 

Next phantasm……。

 




次回『竜王VS笑夢』

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