東方氷災録   作:魔神王

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よくある展開 (その2)

前回のあらすじ。

 

 

ツクヨミっていう神に会いに逝くお。

 

永琳は優しいって言ってたけどやっぱり怖いお。

 

「なにやってるの?」

 

「しらんな」

 

 

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俺は執務室のような場所に居る。

 

「あなたが氷霧ですね、私はツクヨミ、この都市のトップです」

 

「あっはい」

 

やぁみんな氷霧だよ、今ツクヨミ様と会話してます。

 

「あなたには"軍"に入ってもらいます」

 

「はい?」

 

なんでや!

 

「あなたは能力を持っています、ですので軍に入ってもらおうかな、と」

 

「...軍に入らなかったら?」

 

「そうですね...永琳の助手にでもなって」

 

「喜んでやらせてもらいます!!」

 

永琳の助手だけは嫌だ!、絶対危ないクスリとか飲ませるに決まってる!

 

「そ、そうですか、では試験を一週間後に受けてもらいます」

 

「はい、分かりました」

 

あ、そういえば。

 

「俺の住む場所ってありますか?」

 

「ありません、まぁ軍の寮で暮らしてください、あと、一週間は永琳の家で暮らしてください」

 

「それでいいですね永琳、氷霧さん」

 

「「わかりました」」

 

そんなわけで永琳との暮らしが始まるのだったーー

 

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永琳と氷霧がさったあと。

ツクヨミと会話していた場所で

 

ボン!

 

なにもない場所から誰かが現れた。

 

「よ、ツクヨミ」

 

「....あなたですか、なにか用事でもあるんですか?」

 

「いやー用事って訳じゃないけど...あいつ、どんなやつだった?」

 

「あなた達に近いものを感じました、恐らくあなた達の同類でしょう」

 

「おーよくわかったねー」

 

「で、それだけではないでしょう、いったいなんのようですか?」

 

「あ、バレた」

 

けらけらとその"彼"は笑う、その声はまるで"待っていた"かのように....

 

「俺が"言ってた"こと、もうすぐ始まるよーん」

 

「!」

 

「....では、彼が"それ"の黒幕ですか?」

 

「いや、違うよ☆」

 

「"あれ"は"俺たち"が居なくても起こることだ、俺らが来たとしても、居なかったとしても同じことさ☆」

 

「.....そうですか、ではいい加減教えてください、貴方達は何者か」

 

「んーそれはまだ言わないよ♪」

 

「...また、それですか」

 

「大丈夫だって、そんな心配しはくてもさ☆」

 

「それに、俺が言わなくてももうすぐ分かるだろうしね♪」

 

「なっ...」

 

「じゃ、俺は帰るよ、そろそろ腹へってきたしねー」

 

「バイバイ★」

 

ボン!

 

その音とともに彼は消えた。

 

まるで最初から居なかったように....

 

「まったく、ホントあなた方は何がしたいんですかね」

 

あきれたようにツクヨミが呟く

 

「...軍に警戒するように言っておきましょうか」

 

なにかが始まるーー










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