゚*。:゚ .゚*。:゚ 姫ノ語 .゚*。:゚ .゚*。:゚ 作:ロベオン
普通の日常?知らんな
どうでもいいけど...。
あてんしょん
前回と同じくです。
素人
完全なる著者の妄想
など様々です。
残酷な描写使用(追加)
話の展開大幅変更など色々あります。
1章の様な話が好きな方申し訳ありません。
苦手な方はブラウザバックを推奨致します。
だいぶ最初の投稿をいじってしまいました。
申し訳ありません。
2章 ...誰?...
♪:*♪:*♪:*°
ごきげんよう。急にで申し訳ないのですが、今登校途中ですの。なんだか知らないけれど、黄熊(ぷぅ)がとても焦った様子で私を学校に連れて行きますの。
あら、学校に着いたようだわ。校舎内を歩いて教室に向かいますわ。
?黄熊がいない...。
いつもは教室まで私を送ってくれるのに。それどころか、今日はやけに学校が静か...。まるで誰もいないかのように。?なんだか様子がおかしい。教室に入っても誰もいない。
...!?
ま、窓花様?
先生がいるはずの教卓の上に窓花様が寝ている...。
おそるおそる近寄ると、音も立てずに窓花様の頭がこちらを向いた。
...!!!
いつの間にか口元を手で覆い後ずさりしていた。
...っうぁぁぁ!やっと声が出たと思ったが、もう声が出ない。喉がカラカラに乾いてしまった...。窓花様だと思われるその人は顔が無かった...。無いと言うよりも顔の皮膚を剥ぎ取られたかのように内側の肉と骨が丸出しになっている。...誰?...私は、こんな人は、知らないわ。そう。私は何もシラナイハ、ズ...。あぁ。視界がだんだんぼやけて...消えて...。
どさっ........。
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ごきげんよう。今日も良い天気ですわね。今朝も桜お姉様に起こされましたの。そろそろ説明しようかしら。桜お姉様の趣味は飴細工ですの。毎朝1mを超える大作を私の部屋で作られるのよ。おかしいでしょ。うふふ。とても甘い香りがしますのよ。え?何か忘れていっるて?
...?何も忘れてなんか...。どういうこと?
!?それよりも、...誰?...この声は?
...まぁ、良い事にしましょう。こんな事を気にしていたら平穏な日々は送れませんわ。これは当たり前。そうよ。当たり前。私だけ違うだなんて有り得ないわ。さぁ。学校に行きましょう。
つきましたわ。あら?学校が暗い。というより灯がない。おそるおそる窓を覗くと、朝のはずなのに暗い。暗いというより黒い。後ろを振り向くと黄熊が震えていた。
カタカタ も、申し訳ありません。お嬢様。本当ならこんな時こそお嬢様をお守りしなければならないのですが、私にはこの状況が恐ろしくてなりません。カタカタ
震え過ぎよ。黄熊。
私もこの原因不明の状況がとても恐ろしいけれど、黄熊がこの状況だから私がしっかりしなければ...。でも、どうしたら良いのかしら。
~少女思考中〜
10分後 うーん。
30分後 うーん。
うーん。考えようとしても頭が上手く動かない。しょうがない。黄熊。少し歩きましょうか。
ここまで時間かけてそれだけですか!?
ええ。だってしょうがないじゃない。どんなに考えても蓮お兄様の作るマカロンしか思い浮かばないんだもの。
どうでもいいけどマカロン食べたいわ。
まさかの「どうでもいいけどマカロン食べたい」ですか!?あの超有名なボカロのやつですよね?どこで知ったんですか?家にはコンピューターなどの電子機器は無いはずなのに...。
ふふ。窓花様から教えて頂きましたの。でも、「ぼかろ」とは何のことですの?この前蓮お兄様のマカロンが美味しいって話をしていたら、窓花様が教えて下さいましたの。
そ、そうなんですね...。ボカロの事は今度説明しますね。
あらそう。ではとりあえず行きましょうか。
はい。
…………………………………………
珍しい事もあるのですね。まさかお嬢様があんな事をおっしゃるなんて。でもお嬢様のお陰で緊張がとけました。ただのメイドの内の1人にしか入らない私を励ましてくださるなんて。とてもお優しい方です。そして、こんな状況でも全く取り乱したりしない。本当はとても不安でいらっしゃるはずなのに...。お嬢様はお強い方ですね。こんな方を主に持てて黄熊は幸せです。
…………………………………………
しばらく歩いて行く内に分かったことが一つあります。それは見て回った所出口が無いという事です。昇降口はあっても出口が壁になっていたり、窓はコンクリートに直接ガラスが埋まっていたりしていますの。ガラスは強化ガラスのようで、いくら叩いても割れません。何かしらここでやらなければいけないようですの。
き?あの教室だけ、明かりがついている...。なかを覗くとパチパチと音を立てて炎が燃えていた。危ない。机の上でコンクリートを置いて紙を置いて火を付けただけ。下手したらこの教室燃える...。というかここ全体燃える。
カタン
!?
ザシュッ
ドッ
な、何か起きた...。いつの間にか瞑っていた目をあけた。
!ぷ、黄熊が...。黄熊が。左腕を押さえて私の前でうずくまっていた。
申し訳ありません。お嬢様...。お嬢様の髪の毛が少し切れてしまいましたね。
!今まで気づかなかったけれど、髪の毛がひとふさ舞っていた。
何が起こったの?怪我は?
いえ。怪我はありません。今お嬢様はこの得体の知れない物に襲われそうになったのです。
...。目の前に黒い物が転がっている。
ちょっと!ひどいじゃないか!溝落ち殴られて苦しんでる人に向かって黒い物とか得体の知れない物だなんて!
?貴方は誰ですの?
俺?俺はレオン。苗字は産んだ人に聞いてくれ。ちなみに言いにくかったらレオでもいいぜ。
...。
おい!黙るなよ〜。
...。
何カッコつけてんですか?
ちょっと黄熊。初対面の物に向かって失礼よ。
お前らなぁー。さっきから俺の事を物って連呼してるけど、俺人間だからな~。
そんなこと知った事じゃないけど、さっきお嬢様に何をしようとしたの?
黄熊がアクリル棒を構えてレオの事を睨んでいる。今まで見た事のないような鋭い瞳で。
って黄熊?何故アクリル棒?あの理科の実験で使う物?
これはお嬢様の身をお守りする為の物です。常に旦那様から頂いたので持っています。
そ、そうなの...。ありがとう。
あのな、俺はお前らのコントを見に来た訳じゃないんだよ。
「こんと」とはなんですの?
今度私が説明しますから!
話に戻らせてもらうが、俺も被害者なんだ。いきなり変なやつに殴られて気づいたらここだったんだ。
私達が被害者に見える?
!やっぱり敵か?
違うわよ。お嬢様を学校にお送りしたらこの状況なんだから。
なんだ。びっくりしたな〜。
それと、あなたさっきから失礼よ。この方が誰だと思っているの?
制服コスが趣味の人?
シュッ 黄熊がアクリル棒でレオの鼻を殴る。
って〜。すんませんねー。このメイドは冗談も通じないかなー。
お嬢様を侮辱するなっ。
今まで聞いた事のないような低く恐ろしい声で黄熊が怒鳴る。
あー?どうせどこそこのお嬢様だろ。メイド連れてて語尾に「ですわ」使ってりゃ誰でも分かるよ。だがな、お前らも気おつけなきゃいけないと思うぜ。何たって俺はシリアルキラーだからな。
ぺろりと舌を出してレオは言う。
しりあるきらー?
今度説明しますから!
この時初めてレオの素顔が見えた。整っているけれど、何処か幼さを感じさせるその顔は鏡音レ〇の様だった。
え?自主規制が入ってるって?知らないわよそんなの。っていうか誰よ?
?お前んとこのメイドは幽霊でも見えんのか?
さ、さぁ?私も分かりませんわ。
だって〜。1人で喋ってるじゃねーか。
きっと見えない何かと戦ってくれているのよ...。
おいおい...。お前もまた随分とポジティブだなー。
あそこのサイコパスメイドと言い、頭お花畑のお前と言い大丈夫かよ〜?
ガンッ
誰がサイコパスよ?誰が頭お花畑よ?
レオが頭を押さえてうずくまっていた。
ってー。お前俺の事殺すつもりか?
うるさいっ!次お嬢様を侮辱したら2度と陽の光を見れないようにしてやるっ!
こえー。そう言えば、お前らこれからどうすんの?見た所ここの事なんにも知らないようだし。
!そ、そう言われて見れば...。
まぁ俺が知ってる事全部教えてやっても良いけど?その代わり代償は払って貰うけど。
何が目的よ?
黄熊がじろりとレオを睨む。
?
代償って言ったじゃない。
あぁ。そ〜だなー。まだ細かくは決めて無かったけど、命かなぁ。分かんないけどもらう時に決める。言っとくけど、俺物凄い馬鹿なんだわ。ここ、とにかく謎な事が多いからなー。
ここを出るのを協力してくれって事?
あぁ。そうなるなー。
別に良いですよ。
!お嬢様?
今学校全体を歩いて来たけれど、何も手がかりは無かった。代償が必ずしも命とは限らないのなら悪くない契約だと思いますわ。それに女2人じゃできる事も限られている。
おっ。物分りが良くていらっしゃるー♪そう来なくっちゃー。
本当によろしいのですか?私はお嬢様のおっしゃる事に従いますが...。
えぇ。
よしっ!じゃあ契約成立なー。じゃあ教えるぜー。今俺が知ってる事はー...。
゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*
今回はここまでにしとこうと思います。急激な方向転換をしてしまい申し訳ありません。最後まで読んで下さりありがとうございます。色々と足りない所があったと思いますが、3章もよろしくお願いします。
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