゚*。:゚ .゚*。:゚ 姫ノ語 .゚*。:゚ .゚*。:゚   作:ロベオン

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こんにちは久々の投稿です

あてんしょん

前回と同じくです

メタ発言あり

レオと黄熊の絡みあり

ボカロネタ(少し)


十二章
メタ発言やめい


「質問だ。」

 

見るからに冷酷そうな男性がこちらに振り返る。

 

「座れ。」

 

緊張感が張り詰める理科室の中、緑はゆっくり腰を下ろした。

 

 

 

 

 

「単刀直入に言わせてもらう。…、いつまでか?」

 

 

!?

 

 

 

 

 

 

 

 

「何のことですの?」

 

 

緑の頬を汗が伝う。

 

 

 

 

 

「もう一度言う。…いつまでだ?」

 

 

 

 

 

 

……。

 

 

 

 

 

「申し訳ありません。何の事だか分かりませんわ。」

 

 

 

 

「…そうか。…。」

 

 

 

 

 

窓など無いはずなのにどこからか花の香りがした。

 

 

「…アイ…リス…?」

 

 

その花が何の花だか緑にはすぐ分かった。

品のある、清楚で爽やかな香り。

この香りは…

 

 

 

 

 

 

 

 

「椛…お姉様…?」

 

 

「…。」

 

 

 

 

「……。」

 

!?

 

 

 

 

 

「あ…あぁ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*

 

「おねぇさま。」

 

 

 

 

「あら、…、なぁ…に?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グッ!

 

 

 

゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*

 

「お嬢様っ!?」

 

 

「喋るなと言っただろう。」

 

「うるさいっ!あんたお嬢様に何したのっ?さっきから意味わかんない質問繰り返してっ!」

 

゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*

 

「黒い写真?…これ撮ったやつ頭おかしいんじゃねェの?」

 

と言いつつもじっと写真(?)を見つめるレオ。

 

「…何かの役に立つのかねェ…。まぁ、一応持っておくか。」

 

やや雑にぐしゃっと写真をポケットに入れ、辺りを再び見回す。

 

‹ そんなに雑に扱っても良いのか?›

 

「別に壊れやしねェだろ。…それに、破れたってたかが写真一枚だ。大した鍵にもならないだろ。」

 

‹ …フッ。そうか。›

 

「…。他になんかねェかな…」

 

ゴトッ

 

 

「…何か落ちたのか?」

 

水色の石のようなものが落ちていた。

よく見ると鈍く光を放っている。

 

「…?んだコレ。子供の玩具か?」

 

‹ 一応持っていったらどうだ?›

 

「こんな石っころを?……まぁ、意味不明な写真もポケット入れたしな…。同じポケットに入れておくか。」

 

 

ガタッ

 

 

「戻って良いぞ。」

 

「…終わったのか?」

 

「あぁ。」

 

「…。流石は手際のいーこって。」

 

゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*

 

「…。」

 

「…鍵。あったわよ。」

 

「…そーか。」

 

「これをやる。…が思い出せば活用出来るだろう。」

 

「…ご親切にどーも。」

 

「早く行け。」

 

「…わーってるよ…って緑ぃ!?」

 

黄熊に支えられながらグッタリとしている。

 

「…具合悪ィのか!?おい、しっかりしろ!」

 

「叫ぶんじゃないわよ、バカ!」

 

「あ"あ"!?気絶したヤツの目を覚ますには叫ぶのが一番だろ!!??」

 

「気絶してるわけじゃ無いのよ。 」

 

「は?」

 

「こいつによると…。」

 

「記憶を呼び戻しているだけだ。」

 

「……アンタらしいな。」

 

「早く連れて出ていけ。」

 

「…わーってる。」

 

 

 

 

帰るときは普通に出ることが出来た。

 

「お嬢様。これは何の鍵だか分かりますか?」

 

「これ?これは……職員室…。」

 

「…センコーの集まる場所かよ…」

 

「……せんこー?」

 

「…あー、センセーの事だ」

 

‹ 久しぶりだな。このくだり。›

 

「久しぶり、たって数時間ぐらいだろうが。」

 

‹ 実際は7話ぶr…›

 

「メタ発言やめい。」

 

「ちょっと、さっきから何ブツブツ言ってんのよ。

誰かいるの?」

 

「独り言だよ独り言。」

 

「そーお?ふっ、幽霊見えてるのって実はあんたなんじゃ無いのぉ?」

 

‹ こっちは5話b…›

 

「だからメタい。あと、サイコパスメイド、テメェ調子乗ってンな。お嬢様大好き変態野郎と一緒にされたくねェ。」

 

「は、はぁっ!?何言ってんのよアンタ?変態とかふざけんじゃないわよ?好きって言ったって尊敬だからね?レズな訳じゃないわよ?あと何がメタいのよ?」

 

‹ メイドへのあだ名が一つ増えたな。›

 

「いや緑ン事考えだだけでボケーッとニヤけてる奴のどこが変態じゃねェんだよ。メタいのはテメェの存在だ。」

 

 

「はぁ?ふざけんじゃないわよ。

なんかさっきから見えない第3者がいる気がする…。」

 

「おー、出たでたサイコパスメイドの第六感〜」

 

「な、なによっ?第六感って?サイコパスじゃないし!」

 

「シックスセンスあんだろ。サイコパスメイド。」

 

「無いっ!絶っ対無いっ!」

 

‹ ありそうだがな…。›

 

(なんかイラつく…。何なの?この誰か喋ってる感。」

 

「おい、口に出てんぞ。やっぱ見えない声聞こえてんじゃねェか。」

 

「それはあんたでしょっ!?」

 

「俺にシックスセンスはありませーん。シリアルキラーであってサイコパスじゃありませーん。」

 

「黙れっ!シリアルキラーな所で充分サイコパスだわ!?」

 

「シリアルキラーは人殺し。サイコパスは見えねェモンが見える奴のことだろうが。日本語の勉強してこい。」

 

 

「精神病気質の事よぉ?あんたの場合日本語の前に義務教育受けてきたらぁ?」

 

「はっ、これでも十八歳だぜ?義務教育はバッチリ受けてるんだよ、サイコパスメイド。」

 

「あっらぁ、ごめんなさい?童顔だから中学生かと思ったわぁ?」

 

‹ メイドの顔も十分おさn…›

 

「そのセリフ、そっくりそのまま返すっての。テメェの顔を鏡で見てから言いな?」

 

「はぁ?」

 

(さっきから何なのよ、絶対なんか言ったでしょ?)

 

「テメェの方が俺より童顔だよチビ。」

 

「ゔっ…。た、たしかに147cmしかないけどさ…。」

 

‹ チビだな。›

 

「うわちっさ!お前くらいの歳なら150超えてんのが普通だろ?チビ通り越してどチビだな!!!」

 

「う、うっさい!私の年齢知らないくせにっ!」

 

‹ スタイルも子供っぽいな。›

 

「どうせ15か16くらいだろ?スタイルもガキだなぁ?」

 

「ゔ、ゔっさいっ!」

 

‹ お嬢様の方がスタイルが良いな。›

 

「こりゃ、緑の方が全然スタイルもいいねぇ〜。」

 

「うっ!」

 

(た、たしかにお嬢様の方がスタイル良いわよ!全然お食事を召し上がらないのに身長が155cmくらいおありよ!ウエストも凄い綺麗に細くていらっしゃるし!お肌もツヤツヤで白くていらっしゃるし!脚長いし細くていらっしゃるし!髪の毛もサラサラでいらっしゃるし!な、なんで?)

 

「いやぁ、不思議だねぇ。遺伝子的に美人なんだろうなぁ〜?」

 

‹ フッ、DNAには逆らえないな…。›

 

「残念だったな〜。まあ、整形すればどうにかなる時代だけどな!!!」

 

「ばっ、バカっ!!!誰が整形なんかするかよっ!?童顔くらい自分で何とかするわよっ!ス、スタイルだってもうちょっと年齢が上がればっ…!」

 

「無理無理無理。その歳でもうちょっともクソもねェって。あと童顔なんてそう簡単に治るわけねェだろ。

 

‹ 年下で十分過ぎるほどの美人が近くにいるではないか。›

 

「ゔぅ」

 

「…ま、そ・れ・に…」

 

レオがニヤつきながら緑を見る。

 

「緑みてェな美人がいたらお前なんてただの引き立て役になっちまうしな!」

 

‹ 引き立て役と言うか、裏方ではないか?›

 

「あ、悪い悪い引き立てっつーか裏方だったな!!!」

 

「ゔぅっ!だっ、黙れ!このサイコパスめ!だぁれがサイコパスよ!?あんたの方が十分サイコパスよ!この変態!お嬢様をどんな目で見てんのよっ!?」

 

「お前より断然美人だし性格も美人な女として最高なやつだと思ってたけどー?」

 

‹ こちらに1票›

 

「ゔっ!」

 

「それに比べてチビでガサツな暴力女だな、テメェは。」

 

「ゔぅっ…黙れ変態っっ!チビで悪かったわねっ!?」

 

「変態じゃねェよ。俺はありのままの事実を述べただけだって。」

 

「も、もういいっ!さっさと行くわよっ!?」

 

「へーへー。仰せのままにー」

 

「おこ〇ゃま戦争っ?」

 

‹ 自主規制入っとるぞ。›

 

「お前いきなりボカロ混ぜんな。」

 

「言ったのあんたでしょ!」

 

 

「…う、ううん…。」

 

「お、お嬢様!」

 

「お、目、覚ましたか?」

 

「え、えぇ。ぷ、黄熊…。そ、その人形は…?」

 

震える指で指さしたのはさっきの男から渡された犬のぬいぐるみだった。

 

「これですか?これは先ほどの男が、誰かが使い方を思い出せばと言って渡してきたものです。」

 

「…。」

 

「こ、これはー…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の…コロン…?」




こんにちは。作者の事情によりとても投稿が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。
相変わらず抜け抜けのこの小説を読んでくださりありがとうございます!13章もよろしくお願いします!

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