魔導回廊を創ってから約2億年。
俺は能力の考察を進めていた。
俺の能力にはいったいどういうものがあるのか?
そして、どういうことが出来るのか?
恥ずかしながら全くと言っていいほど把握できていない。
一応今わかっている能力をあげていくと、
『境界をゆがめる程度の能力』、『封印する程度の能力』、『時間軸を抜ける程度の能力』、
『記憶を整理する程度の能力』、『干渉されなくなる程度の能力』、『魔導回廊を支配する程度の能力』、
『探知する程度の能力』、『縛りから解放される程度の能力』・・・・こんなもんか。
東方projectのキャラクターに由来するものはな。
あとのいくつかである『創造する程度の能力』や『始力を操る程度の能力』、
超爆発・・・つまり『ビックバンを起こす程度の能力』。
これらは素晴らしい原作崩壊になる恐れがある能力だと考える。
・・・考える間もなくそうである。
明らかに世界を滅ぼすレベルのものもある。
俺は世界のバランスを考える系チート野郎になりたいんだ!
適当にチートを使って無双したいわけじゃないんだ!
ただ適当に生きていきたいんだ!
つまり、ビックバンなんてこの身に余る能力はいらないというわけなんです。ハイ。
ただ、宇宙誕生から生きてる時点で言うほど静かには暮らせなさそうである。
そんなことより。
この能力達をどのようにしていこうかと。
正直なところさっき言った通りチートはいらないんだ。
だから多分使わない能力は封印してしまってよいと思う。
例えばどのようなものか。
まず『ビックバンを起こす程度の能力』。理由、危険だから。以上、次。
『干渉されなくなる程度の能力』。必要ないから、次。
『暗黒を操る程度の能力』。使わないだろうから、次。
『氷結させる程度の能力』。使わないだろうから、次。
『気配を操る程度の能力』。・・・・・・
「これ、便利そうだな。封印しないでおくか」
たぶん美鈴の能力の上位互換じゃなかろうか。
次行ってみよう!
『元素を操る程度の能力』。
「えらく壮大だが使わないだろう。封印」
『時空間を操る程度の能力』。
「時止めナイフやりたいから封印しない」
『運命線を決定する程度の能力』。
「強そうだけど無しで」
『破壊を司る程度の能力』。
「物騒だから無しで」
・・・・・・・紅魔郷だけでこれかよ!?
なんかまだ6個ぐらいしか封印してない気がするのにすごい疲れたぞ!?
これを紺珠伝まで続けていくのか!?
そしたら結局、チートは変わらないじゃんかちくせう!
俺は元の世界でいろんなネット小説を読んできたが。
チートなのもムリゲーなのもいろんなのを読んできたが。
結論。
「バランスって大事」
まさか自分の多すぎる能力に苦戦するとは思わなかったぜ!
5年後くらい後
「ああ!!、終わったぁ!!」
やっと終わったぁ!!
まさか数年を能力の整理に費やすなんて考えもしなかったぜ!!まったく!
正直ほとんど整理は出来てないと思う。
てか、出来てない。
確か最後のほうは・・・・
「『狂わせる程度の能力』!!使わない、封印!次!
『純粋な物質を創る程度の能力』!!たぶん使わない、以上!次!
『三つ以上の頭を持つ程度の能力』よくわかんないから取り合えず封印!ハイ終わり!」
みたいな感じだった。
適当なもんだな、我ながら。
で、使いそうな能力をピックアップして紹介してみる。
『境界をゆがめる程度の能力』。
今一番お世話になってる能力だろう。
名前から察するに紫と同じ能力だが紫よりも強い能力だと思う。
つまりチ-トなんだろう。次!
『魔導回廊を支配する程度の能力』。
名前そのまんまだからいいが、
魔導回廊を創る前からこの名前がついていたのはどういうことなんだろう?
あと、これは魔理沙の能力の派生らしい。さっき調べて分かったんだがな。
『時空間を操る程度の能力』。
時間戻せる・時間の速度を須臾以上に遅くできる&永遠以上に速くできる。
チート過ぎて笑いしか出ないぜ!次!
『正体を変える程度の能力』
ぬえの能力の派生だ。
見た目を完全に変化させることができる!
性格も言動も似せれば完璧になるだろう!!
で、どうした!
転生ものにありがちな、見た目変化をやれってか!?
もうやったよ!!
黒髪黒目の一般的日本男子中学生から、
白髪オッドアイの一般的中二病主人公に変えたりして遊んだよ!
で、終了。
「で、どうしよう。
まーたやることなくなっちゃった」
なので暇になってしまったのである。
そもそも今日はなんかテンションが高い。
というのも10億年生きてくるとこのくらいのテンションで生きていかなきゃいけなくなるのである。
「じゃあ、この能力でいろいろ遊んでみようかな」
結局、手に入れた能力で暇をつぶすくらいのことをするしかないのである。
また1億年ほど後
「あああああああ!
暇だぁぁぁ!!暇で気が狂うぅぅぅ!!
あばばばばぁぁぁ!!
ゆっかりんかわいいぉぉぉぉ!!」
俺は気が狂ってしまった。
いや、冗談だがそれぐらい暇なのだ。
そんでもってなんでいきなりこんなことを叫び始めたかだが・・・・
『うるさいですよぉおお!!
貴方の声はいま能力で宇宙全体に広がってるんですよぉぉ!?
恥ずかしくないんですか!?
そもそも正気ですか!?』
「ああ(キリッ)」
能力を使って遊ぶといったが能力にも様々なものがある。
俺は今回、光の三妖精のひとりのルナチャイルドの能力の派生を使わせてもらった。
名付けて『音を操る程度の能力』!!
悪戯(宇宙規模)にはぴったりの能力だぜ!!
『ああ、暇なんですね!
でも私に迷惑をかけないでいただけるととても嬉しいんですが!』
「あっははは、ごめんごめん。
暇で暇で仕方なかったんだ。次から
『ルビに悪意が感じられます。
もう一度謝罪をどうぞ』
「
『・・・なんかどうしようもないですね。
分かりましたけど迷惑はかけないでくださいね!
絶対ですよ!?絶対ですからね!?』
「
『フリじゃないですよ!?』
チッ。
こんな風に俺の生活は過ぎていく。
楽しくも少し寂しい生活だ。
早く地球誕生しないかな。
東国まであと121億年。
未だ東方の国は遠く。
母なる大地もまだ遠く。
彼はただ待っているだけ。
・・・・テンションが高いと思われます。
自分の文章は全く安定しないのでこんなことになります。
読みづらかったらすみません。