桜月 榛也
身長は170台の男性平均ぐらい。
体重は筋肉がある程度ついてるため平均よりも少し重い。
黒い髪を目にかかるまで伸ばしていて、眼鏡をかけている。
身体はある程度鍛えてることもあり、見た目に寄らずかなりある。
許嫁がいるらしいが、あったことがないらしい。
桜月 奏
身長、体重─────かき消された跡がある
艶のある黒の髪を長く伸ばしている。
大和撫子とも言えるほど容姿は整っている。
胸の大きさもDに差し掛かるほどある。
兄とは不仲。
織斑と付き合っている。
初日の授業が終わり放課後。
それぞれ自分の部屋に戻るか、部活に行き、教室には織斑と自分しか残っていなかった。
「…えっと」
何か話したいことがあるのか、織斑はこちらを見つめていた。
「何か用か?」
織斑は少し貯めてから喋りだした。
「…俺の事、認めてはくれないんですか?」
「…は?」
彼は今なんと?“認める”?
いや、なんとなく読めた。
「…あぁ、わかった。妹のことか。」
「そうです。
俺は絶対に奏…さんを幸せにしてみせます!」
「あぁ、そうか。頑張れよ。」
「……なんでそんなに無関心なんですか?自分の妹でしょう?」
織斑は、少しだけ不思議に思っているようだ。
なにか家族に対してトラウマでもあるのか?いや、そもそも織斑先生との仲はかなりいいみたいだからな。
「その妹から嫌われているからな。あの日以外はここ数年話した記憶すらない。
あぁ、勘違いするなよ。俺が無視をしてる訳では無い。妹が無視しているんだ。」
何回か話すようにはしている。しかし、ずっと無視をされていては話すこともないということだ。
「…そう、ですか。」
「それだけか?先に失礼する。」
さて、寮の部屋に行って荷物の整理などしなければ。
────
「…あ」
そういえば、自分の部屋の番号を聞いていなかった。
放課後までには決まるから放課後に山田先生から聞くように言われていたが…。
どこにいるのだろうか。
「あ、桜月くん!」
噂をすればなんとやら。
こちらから探す前に見つかってよかった。
「お疲れ様です。寮の部屋についてですか?」
「はい!
えーっと、桜月くんの部屋番号は1057号室です!
これが鍵になります。
無くさないように気を付けてください。
それと、大浴場なんですが…」
そういえば、ここには大きいお風呂があったんだったな。
今まで女子しか使ってなかったんだ。使えるまでには結構かかるだろう。
「ああ、大丈夫ですよ。男が入るなんて言ったらみんな嫌がるでしょうし。部屋の浴槽で十分です。
それよりも部屋って確か2人で1部屋でしたよね?
もしかしてルームメイトって…」
そう。これが何よりも問題だ。女子だったらハニートラップやら盗聴器やら色々確認しなければならない。
「あっ!ごめんなさい、伝え忘れる所でした…織斑くんが違う部屋になっちゃって…、一応ルームメイトはいます。
それで妹さんと一緒にしようと言う話だったんですが、その…妹さんが嫌がって…」
妹…最近名前で呼んだ覚えすらないがやはり嫌われているようだ。
世界は今、女尊男卑のように見えている。
裏では男がしっかりと活躍してはいるが、表では女しか役に立ってないように見えているからな。
最近の会社の社長は女性が増えてきているというのもあって、妹は俺から桜月家のトップを狙っているんだろう。
そういう事だったら敵視しても仕方ないことではあるのだろう
「あ、大丈夫ですよ。ちょっと嫌われてるみたいで…
じゃあ、とりあえず部屋に行ってみますね。色々部屋の調整とかご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。」
「ふぇ…ど、どういたしまして」
えへへ…と微笑みながら彼女は去っていった。
世の中の女性が山田先生のような性格だったら良かったのに。
そんなしょうもないことを考えながら寮の部屋に向かった。
─────
教室内にて。
「あんな不潔な奴と話す必要なんかないわ一夏。」
「たった一人の家族なんだろ?だったら仲良くしようぜ?」
「無理。」
「即答!?」
「ずっと研究所に篭ってて、髪も顔にかかるぐらい伸ばしてて気持ち悪いじゃない。あんなの自分の兄だとは信じられない。しかも顔を見たことすらない。生まれてからずっとよ?」
「まぁ、たしかに少し前髪は長いかなとは思ったけどさ…」
「まぁ、あいつのことはいいからさっさと部屋に行こ?」
「…わかった。」
ちょっと眠気と戦いながら書いたので何か文がおかしいとかあれば御報告ください。
感想、評価、アドバイスお待ちしております。
ヒロイン決まるまで時間がかかりそうなので中途半端に切らしてます。
そのうち決まるのでお待ちください。