もしかすると似ても似つかないかもしれない。
まあ、足元にも及ばないのは確実です。
ただただ、異常な世界で異常になっていくオリキャラが、見たかっただけ。
元島国人の独白
やぁやぁ帝国の支持者諸君、今日も素晴らしき殺伐日和で、実に晴々とした気分だ!とWeb版のようなノリで挨拶してみたり、しなかったり。
改めて、帝国市民諸君、ごきげんよう。死神や死神の使いと称されてる、
ああ、なんとも嘆かわしい事だ。毎日の如く、泥まみれで、血濡れた死体を眺め。或いは無残に
このような言い方では、不謹慎であるぞ!などと咎められてもおかしくはないのだが……残念ながら、ここは人の
オレが何を言ったところで、殺し合いは続ける一方だ。
『CPより、リーパー04、状況を知らせよ。』
『こちら、リーパー04、敵軍の魔導中隊の残党狩りを務めている。残り7機。』
未だ慣れていない通信口調を励み、諸君に説明をしている間に、殲滅し損ねた中隊の連中を狩り始めている。敵は共和国の連中、相変わらずの命知らずっぷりに、こちらが頭を抱えたい。はて、あいつらは一体何人殺され、何機撃墜されたら、己の愚かさに気づくだろうか?
『CP了解、引き続き敵の掃討に専念せよ。オーバー』
『リーパー04了解。オーバー』
堅苦しい通信を切り、再び日常へ戻る。この殺伐とし、息苦しい程に火薬や煙まみれた戦場こそが、我々帝国軍人にとっての、何よりの日常。
さて、愚劣な共和国諸君、オレの
『メーデー!メーデー!前方に魔力反応を確認!距離6000…いや4500!』
『ふん、死に急ぎめ。高度は?』
『なっ…こ、これは!』
ハッキングに気づくどころか、奴らは己の危機に察しもできず、観測できた数値に、間抜けな反応を演じてくれている。
『どうした、早く報告しろ』
『は、はい!高度は…9600です!』
まったく、一度は奴らの頭を抉じ開けたいものだ。
『なんだと…!?まさか、ラインの悪魔か!』
だがまあ、どうせ奴らの頭には、役立たずな脳みそ以外、何も入っていないだろうがな。
「残念、不正解だ。しかし、クズな蛆虫諸君にしては上出来だ、褒めてやろう」
奴らの通信回路をジャックし、いかにも見下ろしている口調で言葉を並べれば、案の定、愚劣と自称するような驚きを見せてくれた。予想通りすぎて、欠伸が出そうだ。加えて、どうやってオープン回線を使わず、奴らの通信回路にジャックした、などという馬鹿馬鹿しい疑問を投げつけてきた。
「喜ばしい事に、我が帝国は、貴国を上回る技術を所持してるものでね。これしきの事、どこぞの新兵でも、平然とやってのける」
ハッタリも吐いてるが、貴様ら無能を脅かすには、丁度いいだろう。オレの言葉で、通信回路を変えねばならぬ事態になり、こちら側にも影響を与えるかもしれんが、幸いな事に、こちらにはこの優れたハッキング能力がある。
我が軍を有利に導くだけは、確実であろう。
ああ、早く帰還して、コーヒーでも飲みたいものだ。身も心も温めてくれるような、そんなコーヒーが欲しい。
「さて、楽しいお喋りもここまでにしよう」
と言っても、ここのコーヒーはそもそも不味い。癖もなく、夢中になる程の味もなく、コクもない、ただただ単に苦いだけの泥水と、なんも変わりがない。一度でいいから、美味なコーヒーが飲みたい。子供舌と言われようが、カフェオレやら、カフェモカが飲みたい。できれば、抹茶も飲みたい。
「今日初対面ではあるが、遺憾ながら諸君らには消えてもらわないとな」
甘いものも欲しい、強いて言うならば最大の願望は、お米だ。日本人であるのは、最早(もはや)前世ではあるが、たまには甘いものやら、ほかほかのごはんが食べたいものだ。きっとターニャも、たまにこういう事を考えるであろう。
考えていると、腹も空いてきたところだ。早くコレを片付けなければ、感情の制御もままならなくなる。
「
死神=リーパーという、ぐ先生に翻訳してもらった、なんとも脳みそがない命名。
04=死。単純明快。
オリキャラの名前についての軽い設定だと↓
屍原=死体まみれの戦場
神崎=神を切り裂く
2つを合わさって『死体まみれの戦場を楽しみ、神を切り裂く事も惜しまぬ』という訳の分からぬ解釈になる。
あとあと改変するかもしれない。
そういえば、通信の会話ってどう書けばいいの?