哀れな『一般人』よ、死に方まで『一般』、まさに平凡だ。
……なにを言ってるんだ、屍原少佐?
無駄口叩く暇があるなら、さっさと作業を済ませろッ!
勿論、リハビリの事だこの蛆虫が!!!
死神信仰の話
死を遠ざけるために、死を司る死神を信仰する。なんと皮肉な事だろう。我が家は一軒家ではなく、マンションに住んではいるが、隣人から、挙句はその地域の人々から遠ざかられてる。
小さい頃から、家族は黒い服しか身に着けなかった、奇妙なドクロのネックレスを首に下がっていた、夜な夜な、おかしな儀式をしてきた。私も、例外ではなかった。
「ああ、崇高なる死の神よ!どうか、どうか私達に、あなた様のご加護を…!」
「……死が我らを遠ざからん事を」
起床したのち、食事の前、儀式の最後、そして、就寝前に、必ず
なんの役にも立たないというのに、なぜ家族は時間を惜しみもなく捧げ、存在するはずもない
神があってこそ、信仰が生まれたのか?それとも、信仰があってこそ、神が生まれたのか?捏造され、この世に誕生した
ああ、実に馬鹿馬鹿しい。
だが、その代わり、私が学校で虐められた事はおろか、誰も私と接触を図らない。現に、大学にまで昇ってきたというのに、誰も私にちょっかいを出さない。ありがたいと言えば、ありがたいのだが。おかしな噂を拡散されるのは、流石にやめて欲しい。
詳細は、こうだ。
ちなみに、オカルトサイトの抜粋だ。暇な連中は、貴重な時間を台無しにするのが得意らしい。愚かで、救いようがない輩、両親とは意味が違うが、愚かである事は確かだ。彼らが書いてる事はあながち、間違っていない。両親以外私に関わろうとした、全ての人間はあっという間にこの世から消えて亡くなる、それはまるで、
正常な感覚が殺された今でも、
「まったくさ、どーして信じてくれねーの?」
ふとした瞬間に、聞き慣れた
だがまあ、もうどうでもいい。
「貴様こそ、いつになったら消えるんだ」
貴様のおかげで、今の今まで平穏な生活を得られていない。身近で死人が出る日常は、望んでない。ましてや私に殺しを強いる
「平穏なんて言葉、オマエには似合わないけど?」
「ほう、ならさっさとこんなくそったれな人生を終わらせたいな」
いっそ、平穏がどれほど貴重なのかを、思い知らせてくれる
嘲笑うように、緑だった信号機が赤になり、空には不吉を象徴するカラスの群れが飛び交う。光が降り注ぎ、遮るように灰色の雲が浮かぶ、黄昏の不気味な紫が空を侵食する。遠くから、車が走るエンジンの音が近付く。
そちらに、目を向く。目前まで、迫ってくるトラック。なんとも非日常な光景だろう。ハンドルを握ってる運転手の顔には、狂気に満ちた笑みが浮かばれてる。口を動かして、何かを言ってるようだ。
「叶ってやるよ」
ああ、やっぱり、コイツは最低な野郎だ。
……リハビリのつもりが、駄文を生み出した気配が半端ない。
無駄な設定もあったり…?
分からん。
後日、修正するかもしれない。
するかもしれない、しなかったり…?
死神(自称)、お前、一体なにを考えてるんだ。