本当は八話の途中にいれようと思っていた話ですが、文字数の問題で入れれませんでした。
今回の視点はカズマだけです。
短いですが頑張って書いてみました。
つまらなかったら、すみません!
シロナのお蔭様で馬小屋生活を脱出し、現在、不動産に紹介された目的の小さな物件に向かっていた………。
「おい、アクア。ちゃんとシロナには感謝しろよ。馬小屋から出られたの、シロナのお蔭なんだからな」
「………カ、カズマは私をなんだと思っているの!? ちゃんと感謝してるもん! カズマに言われなくたって後でお礼するつもりだったし!」
俺の言葉に聞き慌てたようにアクアが反応する。
………おい、何ださっきの間は。本当だろうな?
「いいよ別に。仲間に馬小屋生活で悩まされるのも何か嫌だし。それにもともと使い道を決めてなかったお金だしね。………あ、目的地が見えてきたよ!」
……なんて優しいんだ。何度も言うが本当に俺のパーティーに入ってくれてありがとう…………っ!
「部屋はどうします? 二部屋しかないですし」
目的の物件に到着し、部屋に入り荷物をおろす。
まあ、当たり前の質問だよな………。
「そうだな………じゃあ、一つが居間でもう一つは寝室にしようか。ベットは………最初から有るみたいだし助かったな」
「…………カズマそれは助かるんだけど、寝るのはいいとして、寝る位置や着替えとかはどうすれば…………」
シロナがそんな事を顔を赤くし、不安そうに聞いてくる。
「ん? 着替えの時はもちろん俺は違う部屋に行くよ? 皆もそれでいいか?」
俺以外の三人が頷く。たがアクアはニヤニヤしながら。
「カズマさんったら実は聞かれなかったら着替えの時もこの部屋にいるつもりだったんでしょ? 私の素晴らしい身体を見たかったんでしょ? プークスクス」
………どうしよう。こいつだけ、外で寝かせてやろうか。
「誰がお前の身体なんか興味あるか! 馬小屋生活で寝泊まりしてた時も頑張って興味を持とうとしたが無理だったっていう結果があるんだよっ!」
「なんでよーーーっ! ねえ、お願い! お願いもう少し頑張って! 少しくらい私に興味持ってよカズマさん!」
アクアは俺の言葉を聞くや否や俺の胸ぐらを掴み振り回す。
ちょ、痛い痛い!
「ちょっとア、アクア! カズマが苦しそうだから離してあげて! 大丈夫、カズマはああわ言ったけど少しは興味持ったはずたがら!」
「全く、今のはカズマが悪いですよ? いくらアクアがあれだからって言い過ぎです」
「うむ、そんなにアクアを罵倒したいなら変わりに私にやってくれても構わん」
………シロナもさりげなく少しって言ったな。ダクネスはもう無視だ。
「………いてて、悪かったよ。じゃ時間も結構遅いし急いで荷物の整理をするか」
アクアがさっきのめぐみんの言葉が気になったようで……。
「………ねえ、あれって何なの? ………ちょ、ちょっと何で皆、可哀相な目で私を見るの!?」
深夜過ぎ。
俺達は荷物の整理を終え、鎧などは脱ぎ自分のベットにくつろいでいた。
「………ふう、ほとんどの荷物の整理は終わったね」
「…………はい、時間も遅いのでさっさと……寝たい……です」
シロナの言葉にすでにめぐみんが半分寝むりかけながら言っている。アクアは自分のさっさと終わらせ、既に寝ている。
………やっぱり子供だからしようがないな。いや、いつも俺が遅いだけか。
「むっ? 何か今馬鹿にされた気が……」
「そんじゃ寝るか! 皆お休み!」
「あっカズマ、後で二人で話たい事があるから寝ないでね!」
「……?」
俺とシロナ以外が寝た時刻。
「で、シロナ。話たい事って何なんだ」
お互い自分のベットに座り、向かい合う。
二人で話たい事とはなんだろうか?
「ええと、その………カズマが異世界に来る直前の話と特典でなにを貰ったのか聞きたいんだけど……。ほ、ほら! 同じ日本人同士で話す時がなかったし」
……………ああ、そんな事か。
「そう言う事なら、良いよ」
そして俺は異世界にきた死因、そして俺の
「………な、なるほど! 女神のアクアが何でいるのか不思議だったんだけど、そう言う事だったんだね。そして、魔王を討伐すれば帰れるからあんなに魔王を討伐したがっていたと」
……流石シロナ。俺の死因をあの駄女神の様に笑わずにいてくれた。シロナの優しさが心にしみる……っ。
「………ま、まあ、そう言う事だよ。全く、あいつが使えないせいでどれだけ苦労した事か……。こ、こっち話したんだから、シロナも話してくれよ」
「う~ん、私の話は聞いて面白いものじゃないと思うよ?」
「…………なるほど、そう言う事だったのか。確かにあまり面白く聞くものじゃないな。でも、何で最初に髪の毛とかを隠していたのかも分かった。確かに日本人でその髪の毛と目は目立つからな」
「うん、私はこれが原因で苛められてたからね、その事もあってだよ。……………そう言えば、カズマは日本人なんだよね? この見た目見てもをなんとも思わないの? 気味が悪いとか思わないの?」
と不安そうに俺に聞くが
「は? なんで? 確かに最初は驚いたけど、気味が悪いって事はないだろ」
「えっ? あ、ありがとう………」
おそらくだか日本人に今まで言われた事がないのだろう。顔を赤くしながら感謝してくる。
「え、ええと。時間も遅いしそろそろ私は寝るよ! じゃ、じゃあ、おやすみ!」
「お、おう」
照れた顔を隠すためなのか強引に話を終わり、自分のベットに入っていった……。
そして、シロナも眠り全員が寝た時刻。
俺は現在の仲間の四人の事を考えていた。今までは次から次へと厄介事があり落ち着いて考えられなかったのだ。
まず、アクアだ。あいつは一応女神なんだが活躍した事がほとんどない。
ダクネスは身体は言いんだが………あの性癖だ。
めぐみんは年中爆裂爆裂言ってる爆裂狂のロリッ子だ。
「………すう………すう……………」
そして、シロナは初めて仲間になってくれた俺と同じ日本人て話やすいし、普通に優秀で優しく、この物件だってシロナのお蔭だ。………はあ、俺もそんな便利な職業を選べて最初生活に困る事なかったんだかな……。
「………ふむ、全くもって眠れんのだが……」
俺は隣から聞こえてくる寝息でドキドキし、頭が冴え、眠れずにいた。
アクアやめぐみん、ダクネスは大丈夫だ。
………たが、シロナはどうだ! さっきは話に集中して大丈夫だったが、見た目も良く性格も良い! よく考えるとそんな美少女が隣で寝てるんだぞ! 童貞の俺がドキドキしないわけがない。アクアが女神? あれは女神じゃなくて駄女神だ!
言い忘れていたが、アクアが窓際が良いだの只をこねてそこから順にアクア、ダクネス、めぐみん、シロナ、俺と言う順になっている。
シロナは最初は寝所が俺の隣になると分かった瞬間不安そうな顔をしていたが、あの会話をした後、何やら信頼の目を向けて、眠っていった。
やはり仲間に信頼されるのは良いな。………だか、それとこれとは別だ!
「…………俺、無事に眠れるんだろな?」
結局俺が眠る事ができたのは朝の四時近く。
次の日、俺は目の下にクマができ、めぐみんやダクネス、シロナに心配された。あの
あのやろうっ! 本当に外て寝かせれば良かった!
八話でカズマが眠そうにしてないですが、そこは気にしないでください、お願いします!