少年士官と緋弾のアリア   作:関東の酒飲

25 / 113
婦長はどこじゃぁあああああああああ
まだだぁあああああああああああああ
はやくぅううううううううううううう


でもバーサーカーピックアップのころには春休み終わるんだよなぁ・・・。


任務中に喧嘩しないで・・・

俺は夜中に目が覚めた。やけにのどが渇く。台所へ向かった。冷蔵庫で冷やしてある水を一杯飲みベッドへ帰ろうとした時、人の気配がした。慌てて振り向くとそこには白雪がいた。

「なんだ白雪か。喉でも乾いたのか?」

「イブキ君に占いの結果を教えようと思って。」

・・・わざわざ起きて占いの結果を教えようとするのはうれしいんだけど、こんな深夜に結果を聞くって大分怖いんですけど。

「ワザワザこんな時間じゃなくてもよかったのに。いや、教えてくれるのはうれしいけど。」

「みんなに言えない内容だったから・・・。」

みんなに言えない結果ってどういうことだよ!!

「そ、そうなんだ・・・。どうだった?」

「うん、イブキ君。あ、あのね・・・。」

すごく言いづらそう・・・。

「うん。」

「あのね。沢山の霊と神様に取りつかれてるの。」

・・・何それ。

「現役の巫女様。どうかお祓いはできますでしょうか。」

「お祓いしないほうがいいよ。今、霊によって守ってもらってるから。」

「どういう事?」

「神様のほうがイブキ君を殺そうとしていて、沢山の霊がイブキ君を守ってくれているの。」

「とりあえず、死神が俺のこと狙っていて、沢山の守護霊がその死神から俺を守ってくれてるって感じか?」

「そうだね。」

なんか聞かないほうがよかったような、悪かったような。

「外国に行って怪我するのは、外国だと守ってくれてる霊の力が弱まるから。この前の怪我は沢山の守ってくれる霊のおかげで助かったみたい。」

つまり、守護霊様のおかげで理子の攻撃から生き延びたわけか。

「その神様を何とか祓ってもらえないか?」

「普通、神様を弱めるとか鎮めるならできるんだけど祓うってできないんだ。それにこの神様、とても力が強いからちゃんとした設備があるとことじゃないと逆に力が強くなっちゃう。」

何でそんな神様に憑かれてんだよ。まぁいい・・・それなら神様のほうはショウガナイ、守護霊様の方だ。

「守護霊様を強くしてくれませんか。」

「うん、そうだと思ってお守りとお札を家から取り寄せてるから。あと神棚作って毎日参拝するだけでも効果があるよ。」

たったそれだけで効果があるとは・・・。

「明日から神棚作るわ。いや、時間としては今日か?」

「そうしたほうがいいよ。」

「ありがとう、いいこと聞いた。今日はぐっすり眠れるぞ!!おやすみ~。」

そう言って俺は部屋に帰り、ベッドに潜った。

 

「将来のことを聞かれなくてよかった。あんなこと言えないよ・・・。」

 

 俺は翌日の放課後、神棚制作のために材料と飾るお札を買ってきた。さて、部屋に帰ろうとすると、アリアがももまんの包み抱えていた。

「イブキ、その荷物は何?」

「あぁ、白雪から神棚作って毎日拝めば運がよくなるって聞いてな。武偵殺しの件とか海外行くと大きな事件に巻き込まれて怪我して帰ってくるから運を上げようと思ってな。」

「確かにイブキは運が悪すぎるわよね。まさか初めて会った時の空港でイブキとテロリストが戦うなんて思いもしなかったわ。」

「これまた懐かしい話を。アリアがマクレーのおっさんと会って、マクレーのおっさんと俺を質問攻めしてただろ?その時に置き引き見つけて一緒にそいつについていったらテロリストだったんだ。」

「トイレ行く途中にテロリストに会ったと思っていたわ。」

などと懐かしい話に花を咲かせさた。

「「ただいまー」」

いざ部屋に入ろうと扉を開けたら

「大人しくしろ!!!」

キンジが裸で嫌がる白雪を襲おうとしてました。あれ?でも白雪がキンジに襲われたら嫌がらないと思うんだけど・・・。

「こ・・・こんのぉおおおおお。」

アリアが俯きながらキンジに近づいてゆく。なんか嫌な予感がするなぁ。

「バカキンジィイイイイ!!」

そう言ってアリアは裸のキンジにガバメントを発砲しだした。

「バカヤロウ!!アリア!!キンジを殺す気かぁああ!!」

俺がそう言ってアリアの銃を叩き落とした。

 その後、アリアと白雪が合意だとかなんだとか言い合っていたけど、最終的にまたキンジはアリアに撃たれ、東京湾へダイブした。

 

「おい、アリア。お前キンジを殺す気かぁ?どうなんだよ?べらんめぇ!」

「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ・・・。」

 

 俺は東京湾に落ちたキンジを急いで回収したが、結局キンジは風邪をひいてしまった。なんかキンジは特定の薬じゃないと効かないっていう事は覚えてるんだけど、忘れちまったしなぁ・・・。とりあえずショウガがカゼに効くしこいつでいいか。などと考え、料理を作ろうとしたが白雪に代わってくれと懇願されたため、今日は白雪が飯を作ることになった。

 今日も4人は泊まると言っていたがキンジを理由に自分たちの部屋へ帰ってもらった。

 

 そういえば、俺はアドシアードは出場しないことになっている。アドシアードの好成績者は武偵大への推薦を得ることができる。だけど、俺この学校出たら軍に戻るから武偵大への推薦はいらない。なので他のやつに譲ろうと思ったからだ。で、アドシアードに出場しないやつはこの大会の準備に駆り出されるんだが・・・。

「というわけで村田君は地下倉庫での弾薬運搬だからね。」

「高天原先生、何とかなりませんかね。」

俺の入院中にその役割分担が決まってしまっていた。

「代わってくれる人を探さないことには・・・。」

牛若とか喜んで代わってくれそうだけど、申し訳ないしなぁ・・・。

「・・・わかりました。」

「ゴメンね。村田君。」

俺に憑いている神様とやらよ!!これもあんたのせいなのかぁあ!!!

 

 アリアとキンジが喧嘩したらしい。そうキンジが俺に言った。はぁ・・・、キンジはイイとしてもアリアのフォローに行ったほうがいよなぁ・・・。そういう事で俺はアリアを探した。アリアは女子寮の屋上にいた。狙撃屋のレキならもしかして、と思って連絡したら一発だったよ。というか、アリアとレキ一緒にいたのかよ。

「よぉ、アリア。キンジと喧嘩したんだって?」

「そうなのよ!!キンジったら!!・・・。」

そう言ってアリアは愚痴と一緒に喧嘩の内容まで話してくれた。なんか「魔剣」はいる、いないなどのことに発展し喧嘩別れしたようだ。

「まぁなぁ、仮にも受けたボディーガードとはいえ、いないこと前提でボディーガードするのはさすがにバカだなぁ。ボディーガードは最悪の時の保険なんだから、いること前提にして動いてそれでいなかったよかったね、って感じなのにな。」

「そうなのよ!!なのにキンジは・・・。」

「でもアリアも悪い。アリアは言葉がきついし、それに‘‘私の勘ではいる’’だぁ?お前キンジとコンビ組んでどのくらいたつ?」

「ひと月経ってないわね。」

「ひと月経ってないのに信頼関係なんて築けるかってんだ。軍だって早くても3ヵ月は常に一緒に行動してやっと構築できてきたかなって感じのなのに、結成一ヵ月も経ってないのに私の勘を信じろは無理があるぞ。」

「武偵殺しのことだtt・・・。」

「武偵殺しの件一回だけだろう。人間は二回以上繰り返さないと普通は信じない。」

流石に言い過ぎたかね。

「あんたはどうなのよ。」

俺か・・・。

「俺個人としては信じている。だけど軍人としてはなぁ・・・。ボディーガード受けるんならいること前提で進めるが、何もないとこでそんなこと聞いても証拠は?ってなるな。まぁ、‘‘魔剣’’は軍でいるって聞いたことがあるから信じているけど。」

「そう・・・。」

アリアが落ち込んでしまった。うん、フォローのつもりだったんだけど、フォローどころか攻撃しちまったな。

「少なくとも俺は‘‘魔剣’’がいることは信じている。」

そう言って俺はその場を去った。

 

 さて、昨日はキンジの看病とかあって神棚づくりが終わってないから今日中に仕上げないとなぁ、あと喧嘩の件どうすればいいかなぁなどと思いながら俺は部屋に帰った。

「ただいまぁ~」

玄関にはみんなの靴がない。まだ帰ってきてないな、と思った瞬間、隅に見知らぬ靴がポツンと置いてある。え?リビングからパタパタと、銀髪のかわいいメイドさんが来た。え?もしかして・・・。そしてメイドさんは俺の前に来ると一礼し、

「おかえりなさいませ!イブキ様!」

見惚れるような可愛い笑顔で出迎えてくれた。

「リサ!?」

「はい!リサです!」

 

 

「鍵閉まってたと思うんだけどどうして入れたの?」

「え?鍵は開いていましたよ。鍵が開いていたのに誰もいなかったので、リサは留守番をしていました。」

あいつら!!戸締りぐらいしておけよ!!




白雪の見た将来とは何なのか。閑話に書きたいと思っています。今のところの予定では、理子主観の話と白雪の見た将来、山本さんとの出会いを閑話に書こうと思っています。ここに書いとけば何かくか忘れた時に見返せばすぐわかるからいいかw(メモ帳替わり)

流石にコンビ結成一ヵ月も経ってないのに、「私の勘を信じろ」って言われても信用できないと思います。

木金土日と連続のバイトなので毎日更新は難しいです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。