インフィニットサムライズ~Destroyer&Onishimazu~ 作:三途リバー
はい、すいません。完全に「一方その頃デストロイヤーは」をやるつもりだったのですが、モッピーの心情はやっといた方が良いかなって思っちゃったわけです、はい。
安定の素人感満載クオリティ、そしてアホみたいな短さ!! かるーーーーく、読んでやってください…
(豊久…か…)
そこに寂しさは勿論ある、しかしなぜか安心をより強く感じるのだ。
箒と忠豊の出会いは小学1年生の時。
『芯の強か女子じゃな!』
男女だのなんだのからかってくる男子相手に1歩も譲らず取っ組み合う箒に、そう言った。皮肉でもからかいでも何でもなく、心の底からの本心で。あの一言が始まりだったのだろう。
硬い態度を崩さず、周りから敬遠されがちだった箒に常に笑いかけてきた。共に剣道を学び、切磋琢磨した。
忠豊は人を気遣うとか、そういう事を意識してしない。自分がやりたいと思って行動した事がそのままプラスの方向に働く。彼の周りでよく起こる事だった。だからこそ、打算も何も一切ないまま、自分と向き合ってくれていると箒は理解出来た。
嬉しかった。そして同時に、怖かった。
忠豊は佐土原中書家の男。いずれは家を継ぎ、様々な重圧と戦わなければならない。
その時が来たら、彼は彼のままでいてくれるだろうか。
同じように、
歪に、なってしまわないだろうか。
結果として
そんな中、思いがけない形で箒は島津
中学生剣道全国大会優勝者、鹿児島県立
すぐに気づいた。あいつだ、
曰く、期待の超新星。
曰く、無敗の隼人。
曰く、九州南部の分家の当主。
殴られたような、では済まされない衝撃が箒を襲った。
継いだのか。さらに強くなった。さすが。男らしくなっていた。いや、それは元々。そして、何よりも…
変わってしまったのだろうか。
様々な感情がごちゃ混ぜになり、訳も分からず涙が溢れたのをついこの間の事の様に覚えている。
会いたい。でも怖い。相反する二つの感情が絶えず箒の中に渦巻いていた。
そして、1年後。
島津豊久、全国大会二連覇。
さらに、約1年後。
菅野直に続くIS男性操縦者、島津豊久。
言葉が出なかった。もう我慢出来なかった。自分と忠豊の道は再び交わるのだと気付くのに、どれだけの時がかかった事か。会える。また、共に過ごせる……!!
ならば、ハッキリさせておかねばなるまい。大切な存在とよそよそしく、遠慮しながら過ごすなど死んでもゴメンだ。
だから箒は万感の想いを一言にこめ、ただ
尋ねたのだ。
そして、理解した。
名が変わろうが家を継ごうが、篠ノ之箒が惚れた男は変わっていない。何一つとして変わっていない。
半ば無自覚な優しさも、箒よりずっとずっと強い心の芯も。
「豊久!!」
「む?まだ、何ぞあっどか?」
「遅くなったな。全国大会、おめでとう」
「おぉ!あいがとのう!」
やっと胸を張り、
今はまだ、この長年の想いを全て告げる勇気はない。だが、いつか、必ず自分の口から。
篠ノ之箒は島津豊久の事が好きだと、打ち明けてみせる。
えー…ごめんなさい。
詳しくやりたかったんですが、作者の文章力はつきました。基本的に原作のワンサマー(馬鹿強)と箒みたいなかんじです。脳内補完、オナシャス…