仮面ライダーARTHUR 王の名を持つ仮面の騎士 作:名もなきA・弐
月閃キャラについての掘り下げは後々やっていこうと思います。
『なぜ、貴様が…貴様がここにいるっ!?それに、その姿は……!!』
目の前に現れた人物……戒や琴音と同い年であろう白衣を着た少年にウェルシュは驚きを露わにする。
今までの彼からは考えられない様子であり、その声には「恐怖」の感情を示していた。
「ウェルシュ、あいつは?」
『……救済を取り仕切るオーナー。エラーたちの元締めだ』
彼の反応にただ事ではないと判断したアーサーの問い掛けに、ウェルシュは声を震わせながらも答える。
対する少年は、口元に笑みを浮かべながらも落ち着いた口調でウェルシュとアーサーに語りかける。
「久しぶり…と言いたいところだけど、ファンシーのことは見逃してくれないか?」
「……どういう意味だ」
そう言い放った言葉に、アーサーは警戒をしながらそれについて尋ねると少年はあっけらかんと答える。
「あの子は…エラーはただ自分を救うために行動しているんだ。だから…」
「ふざけるなっ!寄生型エラーは明らかに悪意の元に行動していた…お前の言葉は明らかに矛盾しているぞっ!!」
「……確かに、寄生型についてはこちらも困っていた。それは素直に謝罪しよう」
「だが」と彼は言葉を続けると、アーサーに対して敵意にも似た視線を向ける。
「他のプレイヤーはどのような形であれ救済を果たすべき存在だ。それの邪魔をするのは許さない…!!」
【DRAG HUNTER!!】
怒りに声をにじませた少年は自身のエラーカセット…角を生やしたドラゴンに剣を突き立てる戦士の絵柄があるそれを起動させると、召喚したエラーブレスの近くに持っていきそして…。
「……
掛け声と共にエラーカセットを装填した。
【LOADING…~♪!RIDE UP! DRAG HUNTER! BAD and DEAD END! THE ERROR…!!】
レッドゾーンと似た電子音声と竜の遠吠えにも似た音声が周囲に鳴り響くと少年の姿は『ドラグハンター・エラー』へと変わった。
銀色の素体に緑と赤に塗り分けられたドラゴンを彷彿させる鎧と、右手には手甲が装着されており、腰には恐竜の骨で作られたバックルがある。
エラーの共通点であるゲームパッド型ユニットもドラゴンのシルエットがマークされ卵を模ったステンドグラスが埋め込まれている。
さらに、トリケラトプスのような頭部は三つ又に生えた角が生えていた。
その姿はまさしく、ドラゴンハンター……。
アーサーは琴音たちに「下がって」と一歩前に出るとマジッグローブを装備した両腕を構えて突貫する。
体重を乗せた重い拳を繰り出す、が…。
『ふぅんっ!!』
「なっ…!?」
パワーに特化したマジシャンリンクの攻撃にも関わらず、ドラグハンターは手元に召喚した片手剣…牙を模した刀身のそれで防ぐと手甲を装備した右手でアーサーの胴体を殴る。
あまりにも強い衝撃に膝をつきそうになるが、肩を掴んで無理やり立ち上がらせると片手剣で胴体を切り裂き、地面に叩きつけられてしまう。
「ガハッ!くそっ…何て力だ……」
『お前は、俺の…龍の逆鱗に触れた。それ相応の痛みを与えてやる…!!』
その言葉と共に、ドラグハンターに蹴り飛ばされたアーサーは地面を数メートル転がったところで勢いが止まる。
『戒っ!琴音たちと逃げろ、今のままでは勝てんっ!!』
「はっ、格上相手に立ち向かうのは…いつものことだろ?」
『無駄だっ!そんな力じゃ俺には傷一つつけられない…これで終わりだ!!』
よろめきながらも立ち上がるアーサーにドラグハンターはゆっくりと近づくと、握っていた片手剣を振り下ろした時だった。
「ウェルシュッ!」
『っ!了解した!!』
マジッグローブで攻撃を防ぎながら発した言葉は、今まで逃げ腰だったウェルシュの心に火を付けた。
通常時に使用しているミニ四駆の身体をオートで動かし、地面に散らばったリズムカセットをアーサードライバーに装填させると、アーサーはグリップを引きリズムリンクへと姿を変える。
ピアノアローを至近距離で連射すると、ドラグハンターの身体が揺れる。
『グッ!?』
呻き声をあげるが、大したダメージではないだろう…しかし、アーサーにとってはそれだけで十分だった。
その隙を狙うように流れる動作でドラゴンリンクへと変身すると、抜身のグレンバーンを胴体へと押し込んでいく。
『な、何を…!!』
「呆けている暇があるのかよっ!」
【CRITICAL ARTS! COMBO STRIKE! DORAGON!!】
捨て身の行動に動揺するドラグハンターを無視してアーサーはグレンバーンのスロットにドラゴンカセットを装填した。
『っ!?まずい!』
一振りの刀へと魔力が集中していくのを感じたドラグハンターが一歩引こうとした時には、もう遅かった。
「行けえええええええええええっっ!!」
『グゥッ!?がああああああああああっっ!!』
激しい火花と同時に、グレンバーンの刀身がドラグハンターを斬り裂こうとする。
しかし、ドラグハンターも右手で握り拳を固めると魔力を込めた拳をアーサーへと叩き込んだ。
両者は火花を散らしながら、凄まじい衝撃によって吹き飛ぶ。
「はぁ…はぁ…ぐっ!」
『ゲホ、ゲホッ!!』
お互いに距離を置き、満身創痍となりながらも、二人はゆっくりと立ち上がる。
やがて、胸を苦しそうに抑えたドラグハンターが楽しげな声で話す。
『…はは、なるほど。どうやら君たちは、俺にとっても楽しめる存在らしいな』
満足げに語ると二人の間に緑色の矢と槍が降り注ぐ。
煙が晴れるとドラグハンターの傍には緑色の植物を生やした怪人…ユグドラシル・エラーが立っており、彼に肩を貸していた。
『今回は、ここまでよ。それじゃあね』
その言葉と共に二体の身体はデータ状に変化するとそのまま姿を消す。
それを見届けたアーサーは変身が解除されると同時に地面へと倒れてしまった。
「「大がかりな計画?」」
「はい」
声を揃える雪泉と夜桜に対して、月閃女学館の保健室で包帯を身体に巻いた戒が答える。
あれほどの傷を負ったのにも関わらず茶碗二杯分の食事を済ませた彼は、月閃メンバーと琴音に自身の推理を話す。
「リアたちが調べてくれた情報にヒントが乗っていました」
「門矢ちん、どゆこと?」
地図を広げると、戒は青いペンで次々と印をつけていく。
すると、不規則に見えていたファンシーの行動が浮き上がるように青の丸印が一定の法則へと出来上がっていく。
「警察は、こういったオカルト系の雑誌を読まないから分からないかもしれないけど、ヒントは最初からここにあったんだ」
飛鳥たちが各ポイントに行くと、そこには縫い付けられている兎やらクマやらのぬいぐるみを発見しており恐らく未確認生物の正体であろうそれらを送ってくれたのだ。
そして、ファンシーの融合者『
「ここまで言えば、分かるはずです。ファンシーの目的が……ね」
その言葉に、雪泉や琴音たちはしばらく考え込む…三つのポイントにファンシーの動機、ポイント内にあったぬいぐるみ。
やがて「あっ」と声をあげたのは夜桜だった。
しかし彼女の顔は驚愕の表情となっており戒に慌てた様子で問い詰める。
「そんな、こんなバカげたことをするつもりでっ!?」
「そのバカげたことをするつもりなんですよ、ファンシーは災害を起こすつもりです。マナで強化したぬいぐるみたちを使ってね」
あまりにもありえない答えに夜桜は動揺するも戒はそれをあっさりと口にする。
突拍子もない解答……しかし、それを実現させようとしているファンシーに対して背筋が凍る不気味さを覚える。
しかし、その空気を払うように戒がいつもの余裕ある口調で次にすべき行動を提示する。
「とにかく!奴の目的が分かったんです。なら次に目指すのは…ここしかありません」
そう言って、ファンシーが現れるであろうポイントに赤い印をつけた。
「はぁ……はぁ……ぐっ…!」
戒が琴音たちに推理を話した同時刻、古びたゲームセンターで融合を解除したユグドラシルに担がれたドラグハンターはそこにある筐体に背中を預けながら、苦しげな表情と共に息を荒げていた。
端正な表情を歪めながら胸を抑える彼に、レッドゾーン…そしてフェニックスが姿を現す。
「…随分とボロボロね、オーナー」
「無茶ばっかするなぁ。僕のこと悪く言えないじゃん」
「一先ずはこれを…」
彼女たちの苦言に、苦笑いしながらもフェニックスに与えられた羽根を胸に突き立てアーサーとの戦闘で負った傷を再生させる。
しかし、傷の治りが遅く…今のままでは戦闘など不可能だろう。
「……面白かったよ」
「そう」
「こんな世界にも、綺麗な眼をした人がまだいた」
ドラグハンターの言葉にユグドラシルは笑みを浮かべながら相槌を打つ。
今の汚れた世界に、真正面から自分に反論した上に致命傷を与えた人間がいることに怒りよりも嬉しさを覚えた。
だからこそ……。
「この汚れた世界を、変えなければならないんだ」
その言葉に、フェニックスたちは無言で頷いた…彼らは自分の目的もあるが何よりも『救済』のオーナーである彼の思想に何処か共感したからこそ付き従うのだ。
やがて、一部の始終を見ていたミケネがタイミングを狙ったように言葉を発する。
『ニャハハ、ファンシーが活動を再開したニャ』
ミケネの宣言を聞いたレッドゾーンは、起動したエラーカセットをエラーブレスにセットすると怪人の姿へと変わる。
『さぁ…ひと暴れさせてもらうぜっ!!』
荒い口調と共にレッドゾーンはファンシーの護衛へと向かって行った。
「…大した人間たちを見つけたな、『アルトリウス』……」
誰に聞こえることもなく、彼はそう呟いた。
逸る気持ちを抑えるように、浅海は目的の場所へと脚を進めていた。
もうすぐ、もうすぐ計画が始まるのだ…自分の友達が大嫌いな全てを破壊して支配する。
ああ、何て素晴らしいのだろうっ!!
これから起こる美しい光景に感情を高ぶらせながら彼女は建物の内部へと入った。
そして、上着に入っている白いマネキンを模したぬいぐるみを手に持った時だった。
「……とぉっ!ぎりぎりセーフだったな、ファンシー!」
「っ!?」
その言葉が聞こえると、ドライグハートに跨った戒が彼女の進行を邪魔するように止まると、琴音と雪泉たちが包囲するように現れる。
「まさか、自分のアジトを計画実行場所にしていたとはな…けど残念ながらここまでだ」
後少しの所で……!!
悔しさに顔を俯かせた浅海だったが、やがて肩を震わせて不気味な笑みを見せる。
「いいえっ!まだ私のゲームは終わっていない!」
そう叫ぶや否や、彼女は手に持っていた白いマネキンのようなぬいぐるみを壁に向かって投げつけるとそれは落ちることなく引っ付き、細かい振動を開始した。
「何っ!?」
「もうすぐよ、もうすぐ…友達がたくさんいる世界に変わるっ!!」
戒と琴音たちも驚きを隠せないでいる中、エラーカセットに飲み込まれた浅海が目を輝かせ狂ったように笑い始めた。
「あははははははっ!私はもう一人じゃない、一人じゃなくなるのよっ!!」
【LOADING…GAME START…】
ファンシー・エラーに融合すると、彼女は縫い目だらけの兎のぬいぐるみを戒たちに向かって投げつけるがそれを躱しドラゴンカセットを起動させる。
「まだだ!あれさえ破壊すれば…変身っ!」
【RIDE UP! DRAGON! 牙の連撃!RED KNIGHT!!】
ドラゴンリンクへと変身したアーサーがぬいぐるみを破壊しようとするが、それを邪魔するように現れたレッドゾーンがタックルを仕掛けて来た。
『よお、仮面ライダー…シーフでの借りを変えさせてもらうぜぇっ!!』
「…こんな時に」
アーサーの声を無視してレッドゾーンは大剣を振り回して攻撃をしてくる。
それを防ぐ中、琴音たちもファンシーの召喚したぬいぐるみたちに翻弄されてしまう。
いくらエラーを破壊出来るようになったとしても、的の小さな敵との戦闘経験がない彼女たちにとっては苦戦するのも仕方のないことだった。
ファンシーは高笑いをしながらも、彼女たちの行動を制限しようと大量のぬいぐるみを展開する。
万事休す……そう思われた時だった。
紫色の弾丸がファンシーに直撃したのだ。
『だ、誰やでぇ~!?』
エラーの人格が襲撃者を特定するため周囲を見渡すと、そこには白い忍装束を身に纏った千歳が白い火縄銃を構えていた。
リアから居場所を聞き、たまたま周辺の近くを調査していた彼女が助太刀に来たのだ。
「兄様っ!」
「ナイスタイミングだ!千歳、頼むっ!!」
レッドゾーンの攻撃をグレンバーンで防いでいるアーサーの言葉を聞いた千歳は片目を瞑り、火縄銃を構えると壁にくっついているぬいぐるみに照準を合わせる。
『このアマァ……何しようとしてやがるっ!』
【RIDE UP! MAGICIAN! 魔法、錬成!WHITE FANTASY!!】
「「させるかっ!!」」
千歳のしようとしていることに感づいたレッドゾーンが彼女の元に向かおうとするが、それよりも早くマジシャンリンクに姿を変えたアーサーと、琴音が抑え込む。
振りほどこうとするが元々脳筋気味の彼は叩きのめそうとアーサーたちの方に意識を向けてしまう。
『レ、レッドゾーンッ!?……はっ!』
「我らの相手をしてもらうぞ」
レッドゾーンの行動にファンシーが叫ぶが、何時の間にかぬいぐるみを退けていた叢から繰り出される包丁と槍による攻撃と、四季の円盤型の大鎌によってぬいぐるみごと吹き飛ばされてしまう。
アーサーたちが足止めをしてくれる中で千歳は意識を集中させる。
そして……。
「……そこっ!」
引き金を引くと邪弾はぶれることなく直線に飛んでいき、ぬいぐるみに命中すると、風穴が空いたそれは小さく爆ぜて破壊されたと同時に三つのポイントに行き渡らせてた魔力の供給が停止する。
吹き飛ばされたファンシーはそれを目撃してしまい、戦意を喪失してしまう。
『嘘っ、私の、世界が……』
『チィッ!ならユグドラシルからもらったこれで…!!』
唖然とするファンシーに対して舌打ちをすると、アーサーたちを退けたレッドゾーンはユグドラシルから予め渡されていた鋭い木の破片を取り出すと彼女に向けて突き立てた。
レッドゾーンが退散すると同時にファンシーはデータ化した緑色の魔力に包まれ肥大化していく……巨大なツギハギだらけの兎のぬいぐるみを彷彿させる姿へと変貌したのだ。
『よくも、ワタシの主の希望を潰してくれたなぁ…お前ら全員、おしおきやでぇ~~~っっ!!』
『ファンシー・エラー 暴走態』はボタンのようなモノアイを光らせ、エラーの人格で叫ぶと手足を振り回して暴れ始めた。
だが、いくら巨大化しても単調な攻撃から繰り出されるそれはアーサーや忍たちにとっては格好の餌食だった。
ファンシーを翻弄するように各自散開すると、雪泉たち月閃メンバーは秘伝忍法を仕掛ける。
「秘伝忍法『黒氷』っ!」
「秘伝忍法『影朗』…!」
「秘伝忍法『地獄極楽万手拳』っ!!」
まずは雪泉が氷塊を放ち、叢の契約精霊である二匹の狼『小太郎』と『影朗』で撹乱すると、夜桜の巨大化した両の篭手から放たれた巨大な黄色の球体がファンシーに直撃する。
「秘伝忍法『シキソクZEX』ッ!」
「秘伝忍法『パンパンケーキ』ィッ!!」
一年生コンビの紅い霧からの突撃と、仕上げと言わんばかりの巨大なパンケーキに下敷きにされながらも何とか立ち上がるファンシー…。
だが、千歳が撃った高威力の邪弾と琴音がハンマー投げの要領で投げ飛ばしたハルバードが顔面に直撃する。
頭部からくる衝撃から解放された時にはもう遅かった。
「お前の物語、ここで終わらせるっ!!」
【CRITICAL ARTS! COMBO BREAK! MAGICIAN!!】
彼の視界に映ったのはドライグハートで自分目掛けて爆走するアーサー・マジシャンリンク…。
左腰のスロットに装填して緑色のボタンを押すと、ドライグハートとアーサーを包むように水晶を纏ったまま直撃した。
「これで終わりだああああああっっ!!!」
『やでぇええええええええええええっっっっ!!!!!』
ファンシー・エラー暴走態の身体を貫いたアーサーが華麗に着地すると、背後で巨大な爆発の後から気絶した浅海が倒れていた。
「「こんにちは」」
「門矢さんに幸村さん、こんにちは」
数日後、戒と琴音は事件でお世話になった月閃のメンバーたちに顔を見せていた。
丁寧に挨拶を返してくれた雪泉にお土産を渡すと、二人は改めてお辞儀をする。
「今回は、色々と助けてくれてありがとうございました」
「いえ、私たちも助けていただきましたし…感謝いたします」
そう言ってお辞儀をした雪泉は顔を上げると戒たちにある提案をする。
「実は…叢さんや夜桜さんが、お二人と是非手合せしたいと申しておりまして…」
「うーん、まぁ構いませんけど」
「私も全然」
歯切れが悪そうに言った彼女の言葉に二人は快く了承すると、雪泉は安心したように訓練場へと案内していった。
To be continued……。
そういう訳で後編でした。ようやくアーサーのフォームがひと段落したので次回はアーサーチャンネルの予定となります。次回のゲストは二人です。
今回、エラーのリーダー的ポジションが登場しましたが、彼については機会があれば解説します。
ではでは。ノシ
ファンシー・エラー/ ファンシー・エラー暴走態 CV沢城みゆき・ホリ
両親を亡くした孤独な少女『人形浅海』が融合した姿。通常態は兎のような耳を持ったピンク色のドクロとボタンのようなモノアイがあり、様々なぬいぐるみを白い身体に身に着けている。暴走態は頭部こそ同じだが、巨大なツギハギだらけの兎のぬいぐるみのような姿になる。
身体に着けているぬいぐるみを自在に操作する能力と生成する能力を持つ。この能力を駆使して街を破壊しようとした。暴走態はそれらの能力を使用しなかったが一応使えた。
エラーの人格の方は独特な声と喋り方であり、時たまキ○タ○のものまねをしていた。
エラーの人格モチーフはタイムボカンシリーズの『ド○ロベエ』と『○ヤダーマ』