仮面ライダーARTHUR 王の名を持つ仮面の騎士 作:名もなきA・弐
前もって言っておきますが、蛇女のメンバーは両備と両奈経由でシェアリングナイトフォース機能で共有しています。半蔵メンバーと同じにすると似たような展開になってしまうと危惧したので…日常編でキャラを掘り下げていきたいと思います。
それでは、どうぞ。
「今回のプレイヤー二名は極めて『特殊』なケースで誕生しているわ」
深夜を指す時刻、あるビルの屋上では深いスリットの入った修道服を着た長身のシスターがミケネに呟いていた。
修道服からでも誤魔化せないほどの容姿を持った美女は手を顔に当てて艶やかな笑みと共に息を吐くと、ミケネは話を促してくる。
『それはどゆことニャ?ユグドラシル』
「そのままの意味よ、彼らは今までのエラーたちとは違う形でゲームを進めている。『あの人』も喜ぶでしょうね」
「なら、次はユグドラシルのお姉ちゃんがいくの?」
「いいえ、私はゲームの経過をミケネと見ていることにするわ」
独断行動を起こしたエラーの対処についてレッドゾーンが訪ねるが「ユグドラシル」と呼ばれたシスターはそう結論付けて今回の事件を静観することに決めた。
レッドゾーン、フェニックスが己の手の内を晒した今…警戒するに越したことはない。
そう考えながら彼女はミケネを優しく抱きしめると暗く染まる街を眺めるのであった。
『秘立蛇女子学園』…依頼主となる悪徳政治家や闇企業の私的な利益のために違法行為も厭わず任務を遂行する『悪忍』を養成することが目的しており具体的な規模や拠点の位置などが全て謎に包まれている。
また、「悪は善よりも寛大である」として、善忍の一族だろうと本校の悪忍と戦った者であろうと入学を拒んだりはしないのもこの学園の特徴である。
その学園の訓練場でアーサーはあるエラーと戦っていた。
「オラッ!」
『おっと、中々やるな』
アーサーの蹴りを避けたのはメカニカルな身体と外の景色が反射するほどの光沢を持った異形『ステルス・エラー』だ。
クールな男性の口調と共にステルスの身体は景色に溶け込むと背後からの攻撃を受けてコンビを組んでいる一体のポーントルーパーの追撃も受けてしまう。
その一方では佑斗が自身の身体を魔力で強化し別個体のポーントルーパーの攻撃を捌いていた。
相手が振るう攻撃を受け流し、カウンターを叩き込んでいく。
「…と、くらえっ!」
「ついでにこれも!」
「ぜ~んぶあげちゃう~!」
大ぶりな攻撃で隙を見せたポーントルーパーの身体を上空に蹴り飛ばすと、両備と両奈のスナイパーライフルとメリケンサックのような独特な形状の赤と青の二丁拳銃が敵を撃ち抜いた。
「雅緋さん!」
「私が合わせる、合体秘伝忍法…」
「「『罪を断つexecution』ッ!」」
冷気を纏ったグレンバーンで居合の構えに入るアーサーの言葉に、白い洋装の忍装束に白い髪に凛とした表情を持つ…一言で表すならイケメンの少女『雅緋』は己の得物である黒炎を纏った剣を振るって白と黒の斬撃の衝撃波をステルスに向けてX字に飛ばす。
あまりにも強大な威力にステルスは吹き飛び地面を転がる。
追撃を浴びせようとするアーサーたちから主を守るようにポーントルーパーが割って入る。
『ぶ~ん、ボクちんの親方には手出しはさせないぞ~!』
「邪魔だぁっ!」
ダークグリーンがベースの軍服と帽子にも似た忍装束を纏い眼鏡と広い額が特徴の少女『忌夢』が怒鳴り声と共に魔力を流した棒を振り回しながら突撃する。
アーサーはそれに合わせるように脚力強化で高く跳躍し急降下キックを行うと同時に力を込めた如意棒による打撃を浴びせた。
「「合体秘伝忍法『チーターマン』ッ!!」」
『あ~やっぱりやられた~!!』
力の抜ける声で叫びながらステルスの近くに飛ばされるポーントルーパー。
起き上がったステルスに忌夢と雅緋は如意棒と剣を突き付けて睨みつけた。
「さぁ観念しろっ!妹は…『紫』は何処だっ!」
「返答次第では、どうなるか分かるな…!」
最愛の妹を、自分の大切な仲間でもある親友の妹を攫った異形に殺気をぶつけるも、ステルスはそれを無視してぶつぶつと呟く。
『くそっ、やはり動かし辛いな。だが、「あれ」の完成の時には…』
「っ!待てっ!!」
『バリバリ~!』
再び姿を消し、逃走準備に入ろうとするのをアーサーは止めようとするがポーントルーパーのエネルギー弾による目くらましによって逃げ去られてしまう。
悔し気に如意棒を地面に投げ捨てる忌夢を尻目にアーサーも変身を解除するのだった。
ここ数週間、妙な視線と匂いがすると紫が言い出してから異変が起こるようになった。
紫宛てに毎日毎日しつこく届く手紙と人形…酷い時には就寝時や入浴時の写真が送られてくることもあった。
紫はすっかり怯えてしまい、姉である忌夢が付き添っていたがポーントルーパーを囮にした作戦によって紫が攫われてしまい、両備と両奈から戒に依頼が来たのだ。
その際、二人から事情を聞いたが既に戒は忍学科に入っていたため両備たちが拍子抜けしていたのは全くの余談である。
リアと千歳を同行させ、ついでに佑斗を引き込んで蛇女学園へとやってきたのだ。
そして現在は、ステルスの正体と紫の監禁場所を探している最中である。
「あまり考えたくはないが、犯人が外からの奴だったら…」
「いや、少なくとも紫さんを攫った奴が外部犯の犯行だとは思えません」
「…どういうことだ、戒君」
雅緋の最悪の可能性に戒が反論すると佑斗は首を傾げる。
蛇女学園の構造と、リアと千歳が調べた生徒たちの情報、そして実際に戦ったステルスの言動から導いた仮説を戒は全員に向けて説明する。
「この学園自体が巨大な結界でカモフラージュされていますから見つけることさえ困難です。なら、犯人は…最初から結界のことを認知し自在に入れる人物に間違いありません」
『なるほど、それで長期の休暇を取っている生徒、「
戒とウェルシュは、改めて二人の容疑者が犯人だと証明するが、そうなると片方の内どちらが犯人なのかまでは分からない。
しかし、戒は先ほどの戦闘でのステルスの言葉を思い出していた。
――――『くそっ、やはり動かし辛いな。だが、「あれ」の完成の時には…』――――
「(ステルスのあの能力と見た目。あの発言からすると)…やっぱりそういうことか」
「…?どういうことだい」
忌夢の疑問に戒は一度頷き説明する…密は手裏剣や刀を得物とするいわば近距離タイプの忍…彼女が融合したエラーなら、そのような発言をするとは思えないしあれほどトリッキーな個体にはならないからだ。
そうなると、残りの平賀はどうだろうか…彼女は自分で開発した忍具を使い捨てて戦い、なおかつステルスの機械的な身体とも一致する。
そして…最後のピースは。
「紫さんを隠せる場所は、彼女が独自に所持しているあそこしかありません」
彼女のプロフィールに記載されている専用のガレージを指さした。
「…根拠は?」
「正直に言えば推測でしかありません。ですが何もしないよりは…」
目を細めて問いかける雅緋に、自信のないセリフながらも強い言葉に忌夢は慌てて外に飛び出すと雅緋たちもリアたちを引き連れガレージへと向かった。
「…戒君。他に何か隠してないか?」
「……と言うと?」
「刑事の勘、かな?ただ何となく気になってさ」
叔母の恋人兼部下の言葉に戒は、「敵わないな」と苦笑いしつつ疑問を口にする。
「…どうして、融合者は一言も言葉を交わさず、自分の身体を動かさなかったのかなって」
「どういうことだ?」
「融合しているのは何であれ人間です。攻撃されたらどんな条件であれ反射的に防ごうとするのに、それがなかった…」
『戒…まさかあのエラーは…!』
戒の言葉にウェルシュは察したのだろう…佑斗も彼らの反応にただならぬものを感じたのか、その言葉を待った。
「あのエラーは…『寄生型』だ」
戒の放ったそのセリフに佑斗は戦慄するしかなかった。
「エラーの融合者の意思が極端に弱い場合…融合者とエラー、双方の人格のバランスが取れずに力が使えない場合がある…」
ある場所ではユグドラシルがレッドゾーンたちにエラーの基本情報を説明する。
彼女の言う通り、エラーは二つの人格が存在しており双方のバランスが取れていなければハイド・エラーのように真価を発揮出来ない。
『ニャハハ、けれど極まれに融合者とエラーの利害が一致しない場合がある…だからステルスは「最高の発明品をこの手で作りたい」と言う平賀ちゃんの純粋な願いだけを利用したのねん♪』
「そう、ステルスとなったエラーの願いは『愛おしい人との統合』……愛する者をこの手に収めたいのも立派な救済の一つ…ふふふ」
ミケネの言葉に頷くとユグドラシルは満足に、それでいて艶に満ちた表情でステルスを監視していた。
「何だこれは……!?」
一足早く現場を訪れた雅緋と忌夢は戦慄していた。
戒の推理通り、確かに紫はいた。
しかし、彼女の名前の通りの紫色の髪は一本に結ばれ、圧倒的な胸囲を誇るその身体にはウエディングドレスを着せられ、ケーブルの詰まった妙な装置に取り込まれていた。
「紫っ!」
悲鳴に近い声で彼女の名を呼びながら駆け寄り装置から外そうと手を付け、千歳やリアたちも手伝うが外れる気配はない。
「うぅっ、あ、あぁ……!」
ケーブルから電流が流れる度苦しそうな表情を見せる彼女を見て、手が止まってしまう。
戒と佑斗が辺りを見渡すと。
「『婚姻の儀』を邪魔しないでもらおうか…」
その言葉と共に平賀が手に持っていた彼女の愛用のクマのぬいぐるみ『べべたん』を弄びながら姿を見せる。
そして不気味な笑みを見せるとエラーカセットを起動すると、データ状の魔力によって平賀の身体とエラーカセットはステルスへと融合する。
佑斗は銃を構えて目の前の装置を開発したであろう元凶を睨み、戒は怒りに震えながらも冷静に尋ねる。
「どういう意味だ」
「その前に一つ答えろ、『ステルス』。どうしてそこまで人を苦しめることにこだわった…!」
人を執拗に苦しめるステルス…融合者の身体を完全に乗っ取ったエラーの人格に戒は湧き上がる怒りを必死に堪える。
すると、エラーは身を震わせると堰を切ったように勢いでまくし立てた。
『どうして?どうしてだと!?そんなもの決まっているっ!!追い詰められた人間の苦しむ顔は最高の見世物だからだ!この宿主もそうだった。自分の発明で関係ない奴が苦しむ姿を見ては何度も何度も悲鳴をあげていた…』
「それに」とステルスは戒の様子に気づかずモノアイを歪めながら拘束され苦しむ紫を指さしながら恍惚な声で続ける。
その際、べべたんを床に落とし踏みつけながらだ。
『気に入った女の顔が歪むとなぁ…エクスタシーを感じるのさっ!!完全に紫の心を壊し俺と一つになった時、俺の「希望」が光り輝くんだ!!くははははははははっっ!!!!』
「っ!お前ぇっ!!」
最愛の妹のぬいぐるみを踏みつけながら放たれた下劣な言葉についに忌夢が怒りに満ちた表情で掴み掛かろうとするがそれを止めた手があった。
その手の持ち主…戒は忌夢に目で合図を送ると彼女は黙って一歩下がる。
一歩一歩踏みしめるように歩くと、戒は身体にある殺気にも似た魔力を解き放った。
『っ!?』
雰囲気の変わった彼に怯むステルス、驚く雅緋たちと佑斗…しかし千歳とリアは分かっている。
ステルスが、戒の逆鱗に触れてしまったことを。
戒の怒りを表すように背後から彼の精霊『ドラゴン』が現れる…葛城の宿す東洋の龍と違い、小さくも圧倒的威圧感を持った西洋の竜が遠吠えをあげると、辺りは冷気と火の粉が一瞬だけ舞い散った。
深く、自分の心を落ち着けるようにゆっくりと息を吐くと懐からドラゴンカセットとは違う、ヘッドホンを付けた幽霊がデフォルメされた緑色のミラージュカセットを取り出す。
「生憎と、お前の計画通りにならないさ」
【RHYTHM!!】
スイッチの起動と共にリズムゲームアプリのカセット『リズムカセット』をアーサードライバーにセット。
するとドラゴンは緑色のパーカーを模した霊装へと姿を変え、戒の周囲を踊るように旋回する。
「変身」
【RIDE UP! RHYTHM! 音色と踊れ!GREEN BEAT!!】
呟きと共にグリップのトリガーを引くと、ノリの良い電子音声と共に霊装はスーツの上に被さった。
エメラルドカラーの装甲とパーカーを基本に両肩のスピーカーが装備され、頭部にはヘッドホン、複眼にはゴーグルが覆っている。
『仮面ライダーアーサー リズムリンク』に変身が完了し、落ちていたべべたんを拾って汚れを落とす。
そして紫が囚われている装置に向かって両腕を突き出し巨大なモニターと台座を出現させる。
【ATACK ARTS! MUSIC SEARCH!!】
「ミュージック、スタート!!」
赤いボタンを押し、専用の弓矢型武器『ピアノアロー』を台座に固定しパチン、と指を鳴らす。
両肩のスピーカーから音楽が流れ始め、モニターには様々な形をした音符が映し出されるそれをアーサーは鼻歌交じりに、ピアノアローのキーボードを叩いていくとモニター上の音符が「GREAT」の文字と共に消えていき、それは紫を捕えていた装置にも変化が生じた。
『な、何っ!?』
そう、装置が音を立てながら壊れ始めているのだ。
リズムリンクは『対象の情報をリズムとして捕捉・解析する』能力を持ち、固有能力『解析』とピアノアローと組み合わせることによって未知の機械すらも解体することが可能となる。
その分、隙が大きくなりがちだが……。
【DOREMIFA! LOCK ON!!】
『ギギャアアアアアアアアアッッ!!?』
『お、親方ぁ!?ぶぶぅ~ん!!?』
奏でた音色は攻撃エネルギーとなり、ピアノアローの『ロックオン』を使うことによって作業をしながらでも相手に…例え目に見えない敵でも攻撃を与えることが出来るのだ。
だが、それだけではない。
「…そこです」
「せいっ!」
「紫の痛み、思い知れ!!」
『グッ!?』
千歳の白い火縄銃から放たれる邪弾とリアが投擲した剣がステルスの妨害を行い、忌夢や雅緋、両備と両奈の四人もそれぞれの武器を構えて攻撃する。
彼女たちが足止めをしている間にも曲は終わりへと近づいていき…そして。
「フィニッシュ!」
『Full Combo!!』
最後のピアノアローの鍵盤を叩き、曲が終わった。
すると、装置は静かに活動を停止し中から紫が弾き出されるとアーサーは彼女を優しく抱きかかえる。
「……あ///」
「安心しな。もう大丈夫だ」
頬を微かに赤く染めた彼女にべべたんを渡すと、アーサーはピアノアローをステルスに向けトリガーを引き発射された緑色の矢型エネルギーが顔面に命中、煙を上げて倒れた。
『く、くっそおおおおおおおおっっ!!』
『親方待って~』
計画も失敗し、分が悪いと判断したステルスは起き上がると部下を引き連れて逃走する。
アーサーも、紫を雅緋たちに任せると射撃を行いつつ追跡を行った。
【DOREMIFA! LOCK ON!】
「そらよっ!」
『『グハッ!?』』
外へと出たアーサーはピアノアローの矢を連続で放ち、エラーたちを狙撃する。
攻撃を防ごうにも不規則な軌道を描きながら飛んでくる矢は自分たちの急所に確実に命中し体力を削っていく。
ならばとステルスは自身の能力で姿を消し、ポーントルーパーと連携してアーサーを仕留めようとする。
しかし、慌てずアーサーはピアノアローのキーボードと緑色のボタンを押す。
【SORASHIDO! DANCING!】
【MAGICAL ARTS! BEAT BEAT! RHYTHM DE BEAT!!】
電子音声が鳴りアーサードライバーからノリの良い軽快な音楽が流れると同時に軽快なステップを踏む。
そして。
『この…ガハッ!?』
ステルスは動揺するも、すぐに姿を消して襲い掛かるがリズム良く繰り出されたアーサーの蹴りにうめき声をあげる。
間髪入れずにアーサーはピアノアローの斬撃とダンサーのような軽快な足技でリズミカルにステルスを追い詰め、ポーントルーパーもウェルシュが自動走行へと切り替えたドライグハートに踏み潰されて粉砕。
融合者の意思を握り潰し、一人の少女への歪んだ情欲の元に行動した霊子生命体、ステルス・エラーの終わりが迫ってきた。
『ヒッ!?ヒイイイイイイイイイッッ!!!』
「お前の物語、ここで終わらせる!」
【CRITICAL ARTS! COMBO STRIKE! RHYTHM!!】
怯えるステルスに宣告すると、アーサーはピアノアローのスロットにリズムカセットをセットし、充分に音のエネルギーがチャージされると、アーサーはためらうことなくトリガーを引いた。
「いけええええええええええっっ!!!」
『ヒ、ヒィヤアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!』
一発一発が高速振動する七色の矢『シューティングフィーバー』がスピーカーからも放たれると、それら全てが背中を見せて逃げるステルスに命中して爆発すると、囚われていた平賀も無事に解放された。
事件が終わり、その翌日戒佑斗は雅緋に呼び出されあることを通告されていた。
「えっと、俺と佑斗さんを補欠メンバーの教官に?」
「そうだ」
彼女の話を纏めるとこうだ。
今回の一軒で戒と佑斗の二人の戦闘力を見た雅緋と忌夢は、いづれ選抜メンバーになるであろう生徒の総司、芭蕉、芦屋、伊吹の教育係に任命したいと申し出たのだ。
「けれど、暇な佑斗さんはともかく俺は…」
「分かっている。お前の方は来れたらで構わない……頼めるか?」
そう言って頭を下げてくる雅緋に二人は頷くしかなく結果的に了承することにした。
そしてもう一つ。
戒があるクラスの窓を除くと、そこには生徒たち(先ほど話に出ていた総司たちであろう)に囲まれ蛇女の学生服に身を包んだ千歳とリアがいた。
これは養母である桜花が「二人とも友達を増やしなさい」と無理やり入学させたのだ。
リアと千歳は自分と同年代の女子と話すのに恥ずかしそうだったが楽しそうに彼女たちと話をしている様子だった。
その様子に戒が少しだけ微笑むと扉を開け、佑斗と共に教壇の前に立つと教室にいた全員が挨拶をする。
『よろしくお願いします!教官!!』
「「こちらこそ、よろしくっ!」」
元気のある挨拶に佑斗と戒も元気よく返すのだった。
To be continued……。
等々初フォームチェンジです、その名もリズムリンク。詳しくは後々解説しますが遠距離戦とダンスのような軽快なステップでリズムに乗って相手を翻弄します。
次回は第二回目のアーサーチャンネル!!(の予定)。初ゲストも登場します、さぁ記念すべき初ゲストは誰でしょう?ではでは。ノシ
ステルス・エラー CV小野友樹
蛇女学園の生徒である平賀の意思を抑え込み、身体を乗っ取ったエラー。外の景色が反射するほどの光沢のメカニカルな身体が特徴。
気配遮断と姿を消したように誤認するほどの擬態能力を持ちポーントルーパーとの連携が得意。また、平賀本人の知識を利用した発明も出来る。
平賀本人は、誰も傷つけず自分の発明で世間を見返すという純粋な願いだったが、エラーが紫に一目ぼれしたため、彼女の意思を封じ込め暗躍していた。
エラーの方の人格はかなり悪質で変態だったが最後はアーサーによって恐怖心を植え込まれてデリートされた。