仮面ライダーARTHUR 王の名を持つ仮面の騎士   作:名もなきA・弐

23 / 67
 後編です。眠い…。
 今回は雲雀の成長を少し意識して書いてみました。自分の秘密のことで悩んだり、悪忍について考えを持ったのも彼女だった気がします…多分。


COMBO6 暴走×疾走

「く、かはっ……!」

『戒っ!大丈夫か、戒!』

 

バイシクルの攻撃を直撃し変身を解除してしまった戒の安否を確認するウェルシュ。

炎の壁が自然消滅するとわき目も降らず駆け寄る琴音が悲鳴に近い声で名前を呼ぶ

命に別状はなさそうだがダメージが酷く、立ち上がることさえ困難だった。

邪魔者を排除出来たことに満足したバイシクルはアーマーを分離させると、そのまま放心状態となっている柳生に狙いを定める。

そして攻撃を仕掛けようとペダルを踏んだ途端…バイシクルの動きが止まり、苦しそうに胸に手を抑えた。

 

『…?どうしました、バイシク…』

『ギ、ガ、アアアアアアアアアアッッ!!?』

 

フェニックスの返答の代わりにバイシクルは絶叫すると、乗っていたBMXごとデータ状の魔力に覆われ、その姿を変えた。

…現れたのは、BMXと合体したバイシクル・エラーだった。

横倒しの姿勢となっているが両腕と両脚に当たる部分はタイヤとなっており明らかに異常な変化を遂げていた。

既に理性はないのか、融合者である願愛の人格もエラーの人格すらも消し飛んでしまっていた。

 

『やれやれ、暴走しましたか…あれでは救済を遂げても無意味でしょうね』

『ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!』

 

嘆息するフェニックスの声をかき消すように『バイシクル・エラー 暴走態』は獣じみた咆哮をあげると、身体にあるチェーンを高速回転させる。

マゼンタとイエロー魔力を纏うと忍結界を維持したままその場から逃げ去るように疾走していった。

 

『さて、このことは彼らに連絡しておきますか…それでは』

「お待ちなさいっ!」

 

斑鳩が飛燕を振るうよりも先にフェニックスは炎に一瞬で包まれるとそのまま姿を消した。

 

 

 

 

 

「戒っ!大丈夫!?痛いところはない?腫れてない?ゴメンね、お姉ちゃんがいるのに…」

「だから、大丈夫だって美海姉さん。ちゃんと食欲もあるし薬も塗ったから」

 

フェニックスが去った後、忍学科の教室へと戻って美海が真っ先にしたことは事態のバイシクル捜索をリアに依頼することと戒の安否だった。

普段はクールな彼女で甥である戒に対しても素っ気ないが実は美緒と真希奈に並ぶほど溺愛しているのだ。

ただ、仕事柄己を律していることと佑斗の目があること…そして美緒ほど過保護ではないため、それが表に出ないだけの話である。

戒はしつこく心配する美海に返事をしながらも、彼女を心配させてしまったことに少し反省した。

後で「母さんたちにも怒られるな」と思いながら、気分を変えるように教室を見渡すとこの場にいるメンバーの中で一人いないことに気づく。

……柳生がいない。

嫌な予感がした戒は雲雀に聞いてみるが彼女も探していたらしく、飛鳥たちに聞いたところ姿を見ていないという、忍学科に戻ったことは間違い…なら何処に。

 

「どうした。お前たち」

「霧夜先生、実は」

 

教室に入ってきた霧夜に雲雀は事情を説明すると、彼は腕を組み考える仕草をする。

 

「…心当たりがないわけではない、しかし…」

「教えてください。霧夜先生」

 

「お願いします」と頭を下げる雲雀と戒に霧夜は瞳を閉じ告げるべきか迷うが、やがて意を決したように彼らの顔を見た。

 

「分かった。だが、その前にお前らには聞いてもらう話がある」

「話……あいつの『妹』についてだ」

 

そう言って霧夜は柳生の家族について語りだした。

 

 

 

 

 

柳生は一人……最愛の妹が眠る墓地を訪れていた。

どうしてここに来たのかは分からない…ただ、自身の中に巣くう恐怖を払いのけたかったのかもしれない。

手を合わせ、無言のままに佇む…だが、思い浮かぶのは彼女の笑顔ではなくバイシクルの放ったあの言葉。

 

――――『お前は見捨てたんだ!あの子を、望ちゃんを裏切ったんだ!』――――

(っ!!違う、違う!オレは、オレは……!!)

 

呪詛にも似た言葉が柳生を抉る、違うのは分かっている…自分が望を忘れたわけではないのは分かっている。

なら、どうして自分の心はこんなにも痛むのだろうか…どうして、こんなに苦しいのか。

もしかしたら望は自分のことを恨んでいるのでは?

そう考えたら全ての辻褄が合う、合ってしまうのだ。

気が付くと、彼女は番傘を両手で構え銃口となっている先端を自分の喉元へ突き立て…。

 

「…ちゃん。柳生ちゃん!!」

 

聞き覚えのある、自分を安心させてくれる声が聞こえると番傘が払われた。

息を切らした戒…恐らく番傘を蹴り飛ばしたのだろう彼は息と整えると胸倉を掴み無理やり立ち上がらせる。

 

「何やってるんだ、お前……」

「…放せ」

「自分が何をしようとしたのか、分かってんのか!」

「うるさいっ!!」

 

珍しく声を荒げる戒の声に比例するように柳生の声が大きくなる…そして手を払うと顔を俯けた。

その様子に少し頭が冷えた戒は狼狽えている雲雀に視線を向け、意を決したように話しかける。

 

「霧夜先生から聞いたよ。お前の妹のこと…場所も教えてもらった」

「…オレは、望を忘れたんだ。だから、せめてもの償いを…」

「お前の妹の死は、自分が死んで償える程度の軽いものなのか?」

 

その言葉を聞いた柳生は、戒を睨みつけるがそれに引くことなく逆に自分の目を見据えられた。

 

「分かんねぇよ。俺は両親も健在だし妹とかも失ったこともない…でも、人が目の前で死んだ気持ちは、痛いほど分かる」

 

頭をかきながら話す戒の瞳は、何処か悲しそうだった…失ったものがある柳生だからこそ分かってしまった。

彼も、誰かの死を経験していることに。

押し黙ってしまった戒と入れ替わるように雲雀が柳生の手を両手で握る。

 

「柳生ちゃんは、ひばりの『眼』のこと知ってるよね?」

 

彼女の家計は先祖代々から伝わる能力『華眼』によって歴史を暗躍してきた。

しかし、その眼を宿したのは出来の悪い自分だった…失敗しても怒らない兄や姉たちに対して無意識の内に恐怖し能力を嫌悪した。

だが、それを打ち明けても変わらず接してくれた仲間たちが、自分の親友でいてくれた柳生に嬉しく感じたのだ。

 

「だが、オレはお前を望の代用品として…」

「それなら、柳生ちゃんはここに来ていないよ」

 

「え?」と柳生は顔を上げて雲雀の顔を見る。

雲雀は、普段の彼女からは考えられないほど弱々しい瞳の彼女を見据える。

 

「本当に、ひばりのことを望ちゃんの代わりと思っているなら柳生ちゃんはここに来なかったと思う。でも、望ちゃんのいるこの場所に来たのは、望ちゃんのことを忘れなかったからだとひばりは思ってる」

「ひ、ばり」

「だから、生きよう。望ちゃんの分まで…それで、ひばりや戒くんや飛鳥ちゃんたちと一緒に、また遊ぼうよ」

 

その言葉が引き金となった。

嗚咽をあげて泣き始めた柳生を、雲雀は何も言わず自分の胸元に顔をうずめる彼女を優しく慰めていた。

気分が落ち着いた柳生は涙を拭うと、戒の元に近寄り頭を下げて謝罪と二度目の戦闘と先ほどの自分を助けてくれた行為に対する感謝を口にする。

 

「すまなかった。それと、助けてくれて…その、ありがとう」

「いや…俺の方こそ、怒鳴ってごめん…お前の気持ちとか考えてなかった」

「そこは素直に『どういたしまして』と言え」

「余計なお世話だよ」

 

そう言って笑顔を見せる二人と雲雀…緊迫した空気が緩み始めたその時、戒のスマホから電話が鳴る。

 

「どうした?リア」

『バイシクルが動き出しました!忍結界を展開していましたが、何とか位置の特定に成功しました!地図を送ります』

 

リアの言葉を聞いた戒が通話を終わらせバイシクルがいる場所を確かめると、彼はいつもの余裕の笑みを柳生たちに見せる。

 

「行こうぜ。柳生…やること分かってるか?」

「ああ、望の大好きな街で迷惑行為をするあいつの根性を」

「「叩き直す」」

「あはは、もう少し穏便に行こうよ」

 

声を揃えて言った戒と柳生に雲雀は困ったように頬を指でかくと、携帯していたアーサードライバーが起動し、シェアリングナイトフォースで力を共有させた。

 

 

 

 

 

霊園から離れたところに止めてあったドライグハートの元に近づくと戒は柳生に声を掛ける。

 

「乗れ、柳生!」

「……お前の後ろに乗るのか?」

「当たり前だろ」

 

逡巡したが、雑念を頭から払い投げ渡されたヘルメットを被ると柳生はドライグハートに跨っている戒の背中の座席に乗ると戒の身体に手を巻きつける。

 

(…意外と、恥ずかしいな///)

(あんまり意識しないようにしていたけど、神様ありがとうございます!///)

(……とか思っているんだろうなー二人とも)

 

内心欲望を漏らしている二人に雲雀は苦笑いながらも、気を取り直した戒がアーサードライバーを巻き付け…柳生と雲雀も巻物を取り出し変身準備を完了させた。

 

「変身っ!」

「「忍転身!」」

 

戒はドラゴンカセットでアーサーに、柳生は茶色のブレザーと赤いチェックのスカートに黒いマントを、雲雀はブルマと薄いピンクのジャージに似た忍装束へ姿を変える。

ドライグハートはアーサーと柳生を乗せて爆走し、雲雀も忍法で筋斗雲もとい『忍兎雲(にんとうん)』を召喚・乗り込むとバイシクルのいる現場へと動きだした。

 

 

 

 

 

風を感じる…とてつもないスピードを感じながら、バイシクルは道路を駆けていた。

自分が何をしたかったのか、どうして自分が救済に…ゲームにエントリーしたのかも今となっては思い出せなくなっていた。

ただ、走りたかった。

自分の今までやってきたことを否定されたくなかったから、彼はただ魔力を総動員させてBMXと一体化している自分の身体を爆走させていた。

ふと、自分のとは違う車輪の音が聞こえてくる、はっきりとしない意識で背後を見ると…赤いバイクを駆る仮面の騎士とその後ろにいる白いツインテールの眼帯少女…ドライグハートで爆走するアーサーと柳生が追跡していた。

 

 

 

 

 

VMAXをベースとした西洋の甲冑をモチーフにした赤と銀の車体が特徴のシャープなフォルムのスーパーバイク『ドライグハート』は主たちを乗せバイシクルを猛スピードで追跡していた。

 

『見えたぞっ、バイシクルだ!!』

「よし、このまま仕留める…柳生!」

 

ウェルシュの指示した方向には、マゼンタとイエローの魔力を纏いながら走るバイシクル。

暴走する彼を発見したアーサーは後ろに座っている柳生に声をかける。

彼女が頷いたのを確認したアーサーはアクセルを吹かせ隣接すると、ためらいなくそのまま蹴り飛ばした。

 

『ガッ…ア、アアアアアアアアッッ!!!』

 

もはや明確な意識もなくなり、周囲をただただ暴走するバイシクルは本能的にアーサーたちを『敵』と認識したのかスピードを殺して距離を取るとエネルギー弾を飛ばして迎撃する。

 

「……ふっ!」

 

しかし、後ろにいた柳生が番傘の先端に備えた銃口を向けると引き金を引いて発射された銃弾で相殺する。

そして。

 

「秘伝忍法『薙ぎ払う足』…!」

 

そう呟き、身の丈以上のある自身の精霊…秘伝動物である烏賊を召喚すると、それは凄まじい勢いで回転しバイシクルを薙ぎ払った。

 

『ギイイイイイイイッッ!!!』

 

衝撃で身体をスピンさせるが、各部に備わったスプリングで体勢を取り戻すと黒いエラーカセットを射出しポーントルーパー三体を召喚する。

召喚されたポーントルーパーの下半身はマウンテンバイクを一体化しており、両手には巨大なマグナムが装備されていた。

 

「戒っ!」

「分かってる!」

 

柳生の呼びかけにアーサーは卓越したドライビングテクニックでマグナムによる銃撃を回避していく。

一方のバイシクルはスピードを上げるとアーサーと再び隣接し体当たりを仕掛け、ドライグハートごと破壊しようとする。

ドライグハートに傷こそつかなかったが先ほどとは反対に、バランスを崩し振り落とされそうになるアーサーと柳生だがすぐに持ち直す。

アーサーは抜き身のグレンバーンを召喚し緑色のボタンを押すとトップを独走するバイシクル目掛けて投擲する。

 

「そら…よっと!!」

「…そこだっ!」

 

そこにすかさず柳生が雨属性へと変換させた銃弾を撃った。

水気を帯びた銃弾は冷気を纏うグレンバーンの柄頭に着弾…すると、グレンバーンは銃弾の勢いで加速しながら白く刺々しい氷を纏ったジャベリンへと変化しバイシクルへと直撃した。

 

「「合体秘伝忍法『氷の槍』」」

『ガアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!』

 

無駄なことを語らない柳生らしいシンプルな秘伝忍法の名前をアーサーと共に呟くとバイシクルが絶叫した。

グレンバーンに纏っていた氷が剥がれ水となったそれは、雨のように流れ落ちポーントルーパーたちを濡らす。

その時、金色の雲がアーサーたちを横切った。

金色の雲の上には目つきの悪いマスコットのような兎『忍兎(にんと)』と、雲雀がおり宛ら西遊記に登場する筋斗雲のように雲を乗りこなす。

撃ち落とそうと、ポーントルーパーからの銃撃に対して空を縦横無尽に飛び回り急停止すると、標的に狙いを定め、雷を溜めていく。

 

「秘伝忍法!『忍兎でブーン』ッ!!」

 

雷を纏った忍兎雲による突進は身体を濡らしていたポーントルーパーたちに大ダメージを与え、消滅させられた。

三体の戦闘員を倒したのを確認したアーサーは車体を雲雀の方へ寄せると柳生は座席に足を掛けて立つ。

 

「「戒(君)っ!!」

「ああっ!お前の物語、ここで終わらせやる!」

 

ドライグハートから忍兎雲に飛び移った柳生を、危なげにキャッチしながらも彼女を支えることに成功した雲雀は、彼女と声を合わせてアーサーに全てを託す。

悲しみと憎悪に囚われたバイシクル…願愛を助けるために。

 

【CRTICAL ARTS! COMBO BREAK! DRAGON!!】

 

必殺技用のスロットにカセットを挿入し緑色のボタンを押して必殺技を発動させたアーサーはドライグハートに冷気と炎を纏わせる。

その場で急旋回してバイシクルと向かい合い、そのままアクセルを全開にして突進してくるバイシクルに勢いよく激突した。

 

「止まれえええええええええっっっ!!!!」

『アアアアアアアアアッッ!!!!』

 

必殺技の魔力を身に纏ったドライグハートの突進を正面から受け止めたバイシクル・エラーは身体中に皹を入れながら爆散する。

アーサーがブレーキをかけて停止し爆発地の後を見つめると、願愛がよろけながらもそこに立ち尽くしていた。

 

「俺は、俺はぁ……」

「オレはどうしようもない人間だ。姉失格と言われても仕方がない奴さ…言い訳もしない」

 

雲雀を妹の代わりとして見ていたことに違いはないから……。

彼女をちらりと見つめ、そう言いながらも、柳生は「だから」と言葉を続ける。

 

「すまなかった、望の想いを忘れてしまって。ありがとう…望のことをそこまで思ってくれて。妹のことを大切にしてくれて……」

 

ありがとう……。

その言葉に願愛は涙を流すと、その場で崩れ落ちた…その顔は、全てのしがらみから解放されたような、安らかな顔をしていた。

 

 

 

 

 

「うわっちゃー…雨か」

 

学校からの帰り道、激しく降り注ぐ雨水を見上げながら戒は一人ごちた。

昼ごろから天気の調子が悪いとは思っていたが、まさかここまでの豪雨とは思っていなかった。

美海からの報告書を書き終えたころには全員が既に帰宅しているため傘を貸してくれる人も入れてくれる人もいない。

幸いにも明日は休みだ、「濡れたまま帰るのもありかな」と前向きに考えながら外に踏み出そうとした…時だった。

 

「……」

「ん?」

 

自分の上に傘を差してくれたのだ。

誰だと思いながら見上げると、無愛想な眼帯の少女…柳生がおり、後ろにはピンクの雨合羽を着ている雲雀もいた。

 

「入れてやる…傘を忘れたんだろ?」

「えっと、良いのか?」

「うるさい、早く来い」

 

無理やり腕を掴まれ引っ張られると、防水を施した番傘の下へ無理やり入らされその横に雲雀が並ぶ。

帰り道を並ぶと、三人は雲雀のゲームや漫画などの他愛もない話をしながら歩いていく……やがてしばらくすると、戒が口を開いた。

 

「なあ……」

「「?」」

「雨って、好きか?」

 

彼からの急な問いかけに二人は顔を合わせると、柳生は薄く微笑み、雲雀は満面の笑みで答えた。

 

「…今日のは、悪くないな」

「大好きだよ!柳生ちゃんたちと一緒に帰れるもんっ!」

「……俺も、かな?」

 

二人の答えに戒は笑いながら答えると、楽しそうに帰路へと向かうのであった。

ちなみに、柳生と雲雀は義理堅くも戒の自宅の前まで送ってくれたため美緒から警戒の目を向けられたことは言うまでもない。

To be continued……。




 今回、戒が出張らなかったのは、家族を失ったこともない彼に何を言わせてもSEKKYOUになってしまうかなと思ったため、付き合いの長い雲雀に任せました。
 まぁカー君も人が死んでいるのを目の前で見ていますが、やはりここは作品を通して成長している雲雀に任せました。
 眠いのでこの辺で。ではでは。ノシ

バイシクル・エラー / バイシクル・エラー暴走態 CV田村睦心・ルー大柴
柳生の妹である望と友人(本人は仄かに恋慕の念があった)が融合変身した姿。通常形態は錆びたイエローとマゼンタのボディとスポーツタイプのヘルメットを模した頭部と電灯の黄色いモノアイ、BMXを模したアーマーを被っている。暴走態は一言で表すとアクセルのバイクフォーム。
脚部と腕部にある銀色のスプリングを駆使した身軽勝アクロバティックな攻撃を得意とし足技と車輪型のチャクラムを武器とする他、分離したアーマーで様々なトリックを決めながら滑走する。暴走態の場合は魔力を纏ったエネルギー弾や体当たりを得意とする。
望の好きな街のために不良共を襲っていたが、幸せそうな柳生を見たことで憎しみの矛先を彼女へと向けた。事件の後はきちんと罪を償うことを決めた。
裏モチーフはシャカリキスポーツ。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。