艦娘に耳かきしてもらった   作:(無言の腹パン)

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初めてのSSです。
艦娘に耳かきしてもらった シリーズとしてこれからも書いていきます。
艦娘全員書くまで続くかな?(汗)


長門の場合

──とある海域──

 

 

長門「よし、これで作戦終了だな。提督、これより鎮守府に帰投する」

 

提督「、、、」

 

長門「ん?提督聞いているのか?」

 

提督「あ、あぁすまん長門、なんだ?」

 

長門「聞こえてなかったのか?これより鎮守府に帰投する」

 

提督「あぁ、すまんな、お疲れ様。気をつけて帰ってきてくれ」

 

 

──〇〇鎮守府執務室──

 

 

コンコン

 

長門「提督報告書を持ってきたぞ」ドアガチャ

 

提督「、、、」カキカキ

 

長門「提督」

 

提督「、、、」カキカキ

 

長門「、、、提督!」ツクエバンッ

 

提督「うわっ!?なんだ長門か、おどかすなよ」

 

長門「報告書を持ってきた!!」イライラ

 

提督「うおっ、ありがとう。てかなんでそんなに怒ってるんだ?」

 

長門「貴様が無視するからだろう!?」

 

提督「無視したつもりはないんだけどなぁ、、、」

 

長門「作戦の時といい、今といいどうした?体調がすぐれないのか?」

 

提督「いやそういうわけではないんだけどな、どうも最近耳がきこえづらくてな」ミミホジホジ

 

長門「聞こえづらい?提督ちょっと耳をかしてみろ」

 

提督「な、長門!?」

 

長門「はぁ、提督よ、最近耳掃除はしたか?」

 

提督「ん?そういえばしてないな」

 

長門「だからか、ものすごく溜まっているぞ」

 

提督「えっ、そんなに?」

 

長門「あぁ、ものすごく汚い」ヒキギミ

 

提督「ちょっ、そういうこと言うのやめて!傷つくから!、、、それにしてもだからか、最近耳の調子が悪かったのは」

 

長門「仕方ない、この長門が耳かきをしてやろう」

 

提督「え?いいのか?」

 

長門「無論だ、それにこのまま放っておいたら艦隊の指揮にも影響が出る。艦隊を危険にさらすつもりなのか?」

 

提督「うぐっ、申し訳ございません」フカブカ

 

長門「まったくだ。それで耳かきはどこだ?」

 

提督「そこの鉛筆立てにささってないか?」

 

長門「あぁ、これだな。では始めるとするか」ヒザポンポン

 

提督「失礼します」ポフ

 

長門「よし、まずは外側からだな」

 

カリカリ スッスー ペリッ

ササー ペリペリ スー

 

提督(おっお、おぉ~!まだ外側なのになんて気持ちいいんだ、一瞬声が漏れそうなったぞ、これはヤバいな、、、、)

 

スッス- ペリペリッ スッ

 

提督(気持ちよすぎてなんだか眠く、、、)

 

ペリペリ ススー カリカリ スッスー

 

長門「うむ、外側はこれくらいにしてと。提督、これから内側をやっていくぞ」

 

提督「っんにゃ?!う、うんよろしく頼むよ」

 

長門「なんだいきなり変な声を出して」クス

 

提督(あ、あぶねー、気持ちよすぎて一瞬寝てた)

 

長門「よし内側をやっていくぞ」

 

ガリガリ パリッ スッ ガリ!

 

提督「んっ」

 

長門「す、すまない痛かったか?」

 

提督「い、いや大丈夫だ」

 

長門「そうか、痛かったら言うんだぞ?」

 

提督「あぁ」

 

カリカリ ガリッ ススー

 

提督(それにしても長門耳かき上手だな、思わず声漏れちまったよ、すげぇ気持ちいぃ)

 

ガリガリ ペリペリペリペリッ

カリカリ ススッ パリパリパリパリ-

 

長門「よし」

 

提督「取れたか?」

 

長門「まだ入り口付近だけだけどな」

 

提督「そか」

 

長門「お、なかなか手強そうなやつを発見した。少し強くやるぞ?」

 

提督「あぁ、取れそうか?」

 

長門「心配ない。ビッグ7の力、侮るなよ」

 

提督「いや、それ関係ないから」

 

ガリガリッ ガッ バリバリリ

メリ ガリガリ パリパリパリ

 

提督「うおっ!」

 

ガッガッ ガリガリ ゴリゴリ

ガリガリ バリバリリ バリ

 

長門「このまま一気にっ!」

 

ベリッ ペリペリペリペリペリペリ──

 

提督「ぉお、おおおおお!」

 

長門「ふぅ、凄くおおきいのが取れたぞ。ほらっ」スッ

 

提督「うおっ!これは凄いな。そりゃこんなの詰まってたら聞こえないはずだわ」

 

長門「まったくだ、それにしても本当によくここまで溜め込んだものだ。ある意味感心したぞ」

 

提督「あぁ、俺もある意味感心した」ゴクリ

 

長門「しかしまだ手強そうなやつがあるぞ」ニガワライ

 

提督「マジでかよ、、、」ニガワライ

 

長門「あぁ、しかしかなり奥の方にあるからな、これ以上したら鼓膜を傷付ける可能性があるがどうする?」

 

提督「ここまで来たらもう取る以外の選択肢ないでしょ!」

 

長門「ふふ、了解した。この長門提督のため全力で取りかかろう」

 

提督「あぁ、期待してるぜ長門!」

 

長門「戦艦長門、出撃する!」

 

ゴリゴリッ ガリガリ ガッガッ ゴツッ

ガガガガ ゴッゴッゴリッ ガリガリ

 

提督「すげぇ深い所にあるな、脳に直接音が響いてるみたいだ」

 

長門「提督あまり喋るな、手元が狂う」

 

提督「す、すまん」ゴクリ

 

ゴリッ ゴリゴリ ガッ ゴリゴリ

ガリガリ ゴッゴッゴッ ガリッ

 

長門(なかなかに手強いな)

 

ゴリッ ガッ ゴリゴリ ガリッ

ガリガリ ゴッゴッゴッ バリバリリ

 

長門(きた!)

 

ベリッ ベリリ ペリペリペリペリペリペリ──

 

提督「おぉ、おおおおお!」

 

長門「取れたぞ」

 

提督「あぁ、デカイのが取れたって感覚でわかった」

 

長門「さて仕上げだ」

 

もふもふっ もふもふもふ

ふわふわっ もふもふもふ

 

提督「ぁぁぁ、ごくらくじゃ~」

 

ふわっもふもふ ふわっふわっ

 

長門「さて次は反対だな」

 

提督「あぁ」

 

_______________

 

長門「よし、これでおしまいだな」

 

提督「長門ありがとう。おかげで良く聞こえるよ」キラキラ

 

長門「それはよかった。これからはこまめに自分で掃除するんだぞ?」

 

提督「え?これからも長門がしてくれるんじゃないのか?」

 

長門「はぁ、しかないな、次もビッグ7の力見せてやろう」フフ

 

 

おしまい

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。
長門はたまに「ふふっ」って笑うと思うんです、その時の笑顔はとてつもなく素敵なんでしょうね。

これからよろしくお願いします

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