0と1の世界で   作:khs

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3話です!

曲刀のソードスキルがいまいち分からなかったのでオリジナルでつくりました!

駄文ですどうぞ!


比企谷八幡は比企谷八幡である。

In front of boss room

 

「みんな!俺からは一つ…勝とうぜ!」

 

 

「「「うぉぉぉおおおおお!!!!」」」

 

「よし!いくぞ!」

 

ギィー

 

 

ディアベルがドアを開いて進む先には王座に座る真っ赤な化け物、第1層のボス〈イルファング・ザ・コボルト・ロード〉とそのとりまきの〈ルイン・センチネル・コボルト〉がいた。

 

「ウボォォォォ!!!」

 

「攻撃開始!」

 

「「うぉぉぉおおおおお!」」

 

☆☆☆

 

「A隊、B隊とスイッチ!続けてC隊、B隊の援護!」

 

「おう!」

 

いやーみんなすげーな、めちゃくちゃ活躍してるじゃん

 

「ハチ!スイッチだ!その後アスナにスイッチ!」

 

「「了解」」

 

俺はキリトと入れ替わりに敏捷極振りのステータスにものをいわしてセンチネルの背後に回り込み曲刀ソードスキル《スラッシュ・アクセル》を放ちアスナと交代する。

アスナは細剣ソードスキル《リニアー》をセンチネルの首元を正確に突きセンチネルは倒れた。

 

「おつかれ、ハチ、アスナ」

 

「おう、アスナは相変わらずの剣速だな。」

 

「ハチ君に言われたくないわよ…なんなのあの速さ。私も結構敏捷寄りにしてるけどあそこまではならないわよ…」

 

「ははは、俺からしたら2人とも速いんだけどな…」

 

「いやお前はSTR振りすぎなんだよ。なんだあのパワー。俺が二、三発入れる相手にお前1発じゃねーか」

 

力の強さならキリト速さなら俺正確さはアスナという感じにバランスをたもっている。

 

「それにしても順調だな。キリトここまではβ通りか?」

 

「あぁこのまま何もなく終わってくれればいいんだがな…」

 

「おいそれフラグだから」

 

「でもディアベルさんって凄いわね。凄い正確に指示を出している。」

 

「あぁあいつは昨日おもったがリーダー基質の人間だからな。ほら、ボスもわりといけそうだろ。」

 

このボスの特徴としては通常の武器は斧もバックラーの二刀流。そして4本あるHPが最後の1本になり赤ゲージになったら、武器を曲刀カテゴリのタルワールに変え攻撃パターンが変わる。これはベータ時代の情報でありアルゴたちベータテスターによって集められた情報だ。ここに来る前にキリトにも確認したからあっているはずだ。

 

それにしてもβテスターさまさまだな。

 

本来はこの情報を集めるためにクエストを探し回りなおかつボスに対して偵察隊というものをだす必要があるらしい。

 

つまり第8層までは偵察隊がいらない可能性が高い。

 

だが油断は禁物だ。

 

アルゴに聞いた話では、ここまで死んだ中にもβテスターはいるらしい。

つまりそれはβ版と本編では違いがあるという事だ。

 

だからこそ安心してはいけない。

 

「ハチ!ぼーっとするな!次いくぞ!」

 

「悪い、了解!」

 

まぁ今は目の前の敵に集中か。

 

☆☆☆

 

そして俺達はひたすらリポップするセンチネルを倒し続けとうとうボスの体力が赤ゲージとなった。

 

「ウボォォォォ!!」

 

ボスは叫び声を上げながら斧とバックラーを放り投げタルワールを取り出す。

 

「みんな一旦さがれ!ここは俺が1人で出る!」

 

なぜだ?

キリトに聞いた話だとここは全員で囲むのがセオリーなはず…

 

ってあれタルワールじゃなくて刀じゃねーか!

 

「だめだ!それはタルワールじゃない!全力で後ろに飛べ!!!」

 

キリトも気づいたようでディアベルに対して忠告するがボスの声とソードスキルのサウンドエフェクトがうるさすぎて聞こえない。

さらにディアベルはもうソードスキルのモーションを発動させている。

 

そしてソードスキルを放とうとしたディアベルは激しく動き回るボスに翻弄され刀のソードスキルを当てられ上に飛ばされる。

 

だめだ…あのままじゃディアベルは…

 

だがここからじゃ俺が割り込むより先にボスがソードスキルを放つ。

 

そして無常にもボスはディアベルに対して三連撃のソードスキルを放ちディアベルの体力を削った。

そしてディアベルは地面に叩きつけられ体力がみるみる減っていく。キリトがディアベルの方にむかっていくがあれはもう助からないだろう。

 

まずいな…このままだと全滅する。

 

司令官を失った軍隊なんて機能しない。

 

ここで被害を出さない方法は…俺がボスの相手をするしかないか

 

「まって、私も行く」

アスナも俺のやることに気づいた様で俺の隣に立った。

 

「死ぬぞ」

 

「じゃあ俺もいく。」

 

「キリトか、ディアベルは…」

 

「あぁ死んだよ…。ディアベルに頼まれたよ。ボスを倒してくれって。」

 

「そうか…。なら手順は俺がタゲをとるからキリトが攻撃をはね上げアスナが攻撃でいくぞ!」

 

「「了解!!」」

 

そうして俺達3人はボスに立ち向かったいった。

 

「こっちだデカブツ」

俺は自分の出せる全速力でロードの後ろに回り込みソードスキルを放つ。

やることはセンチネルと同じだ。

 

だがさすがボスといったところだ。

俺がソードスキルを放った後すぐに俺にターゲットを切り替えむかってくる。

 

「キリト、スイッチ!」

 

「おう!」

そしてキリトは片手剣ソードスキル《バーチカル・アーク》

ボスのソードスキルをキャンセルさせる。

 

「アスナ、スイッチ!」

 

「はあぁぁぁあ!」

アスナお決まりの技《リニアー》を放とうとするアスナ

 

だがキリトによってソードスキルをキャンセルされたはずのボスがすぐに回復しアスナにむかってソードスキルを放つ。

 

やばいこのままだとアスナが死んでしまう

 

そう思った途端俺は反射的に飛び出していてアスナを体当たりで飛ばしてかわりにボスのソードスキルを喰らう。

 

「かはっ!」

 

そしてディアベルと動揺に地面に叩きつけられ身動きが取れなくなってしまった。体力も今の一撃で赤ゲージに突入した。

 

「「ハチ(君)ーーっ!!」」

 

追い討ちをかけるようにボスは俺にトドメをさそうとソードスキルのモーションに入った。

 

あぁ…死んだなこれ

 

ごめんな小町親父母ちゃん

 

俺もそっちにむかうわ…

 

俺は目を閉じボスの攻撃をまった…

 

ガキンッ!

 

だが聞こえてきたのはボスの攻撃を弾いた音だった

 

「えっ…」

 

「おいおい死ぬには早いぜ兄ちゃん」

 

目を開けるとそこには攻略会議で見た黒人の男エギルがボスの攻撃を防いでいる姿があった。

 

「悪いな兄ちゃん。少し混乱して動きが止まっていた。

ここからはお前ら3人達だけでなく俺達も参加するぜ。」

 

「おい!お前ら!こんなガキ3人だけが戦っていて恥ずかしくないのか!動けるやつはボスに攻撃いくぞ!」

 

「「おう!」」

 

エギルの呼びかけによって再びレイドは動き出した。

 

もともと体力が少ない中俺達が体力を削っ分もありボスは瀕死状態だったためキリトがトドメをさす形ですぐに倒された。

パリーン

 

 

-Congratulation-

俺達の前に大きく表示された。

つまりボスを倒した証だ

 

「「「うぉぉぉおおおおお!!!」」」

 

「やった!勝ったぞー!」

 

「第1層突破だー!」

 

周りが喜びにはしゃぐ中俺はいまいち実感がつかめていなかった。

 

「おつかれハチ。かっこよかったぜ」

 

「あ、キリトか…ほんとに勝ったのか…」

 

「なんだよ、まだ信じれてなかったのか」ハハハ

 

そうか、俺達は勝ったのか…

 

1度死にかけたからかな。あまり実感がわかなかった。

 

「あの…ハチ君ほんとごめんなさい!」

 

「ん?アスナか。いや別に気にしなくていいぞ。

助けるつもりじゃなくて、気づいたら体が動いていただけだから。」

 

「でも…」

 

「いや、ハチそれは無意識下で助けにいったってことだろ?すげーじゃん。」

 

「うっさいキリト」

 

「それにさアスナ。こーゆーときは謝罪よりお礼を言った方がいいと思うぞ?まぁ捻くれ者のハチが素直に受け取るかどうか別にしてな…」

 

「おいまて、キリト。なぜ俺が捻くれ者になっているんだよ…」

 

「ふふふっ、それもそうね。ありがとねハチ君。」

 

なんかこーも直球でこられると照れるな…

いままで礼をいわれたのなんて家族ぐらいだったからな。

 

「お、おう…」

 

「Congratulation!この勝利はアンタたちのものだな。」

 

「あぁ、あんたか。さっきはどうもありがとうございました。おかげでしなずにすみました。」

 

「気にすんなって。それにゲームの中ぐらい敬語はやめてくれ。仲良くいこうぜ。」

 

 

そうして俺達が喜びを分かちあっていると空気を読まないやつが1人出てきた。

 

「なんでやっ!なんでディアベルさんが死ななあかんかってん!」

 

あれはたしかキバオウか。

 

そしてキバオウはキリトに責任を押し付けた。

 

キリトが刀のことを知っていって隠したんじゃないかと。

 

つまりそれはディアベルを見殺しにしたことと同義だと。

 

キバオウの昨日の演説、みんなの頼れるリーダーディアベルの死もあり、ボス部屋全体の雰囲気はキリトに責任を押し付けるようになったいた。

 

そしてキリトは下を向いたまま身体を震わしている。

 

 

ふざけるなよ。なぜキリトが責められなくちゃいけない。

 

こいつは誰よりもディアベルの身を案じて自分がベータテスターだとバレることも構わずに必死で叫び、誰よりも早くディアベルのもとにかけよった。

 

そしてほかの奴らがが死なないように必死でボスと戦った。

 

そのこいつのどこに責める要素があるだろうか?

 

こいつを責めるのはまちがっている。

 

だが今アスナやエギルがキバオウに向かって色々言っているがなにも聞かない。

 

つまりあいつらは聞く気がないということ。

 

 

 

 

 

 

 

Q.世界は変えられません。自分は変えれます。さてどうしますか?

 

A.新世界の神になる。

 

 

 

 

☆☆☆

 

「はぁあ…」

 

俺はあたりに聞こえるように大きな溜息をはいた。

 

案の定キバオウはくいついてきた。

 

「またアンさんか!こんどはなんや!」

 

「お前らさ、ディアベルが倒れた時なにしてた?」

 

「なんや、急に」

 

「いいから答えろっつうの。いや、答えられないよな。

なんせ、恩人が死にそうなっていたのに自分の命が大事で大事でしょうがなくて、じっとしてたもんなぁ!」

 

「そんなお前らがキリトを責める権利あるとおもってんのか?あの時ただ1人ディアベルの身を案じかけよったキリトを!」

 

「それでディアベルの死んだ責任はキリトにあるだと?

ふざけんな!お前らほんとクズだな。最底辺の人間だな。」

 

「な、なんや!さっきから自分!言いたい放題いいやがって!」

 

「そうだ!そうだ!そーゆー事言うお前が1番クズなんじゃねーのか!」

 

よしいい感じにヘイトがこっちに向いてきたな。

ここらで仕上げるか。

 

「じゃあなクズ共!俺は一足先に2層に行っておくわ。

あ、あと俺初心者だけどレベル15だから。そこにいるβテスターのキリトでも13らしいぞ。つまりこの先クリアしたいならβとか関係なくつよくなってくれない?じゃないとさ俺の足でまといだ」

 

後ろでギャーギャーさわいでいるな。

 

これでβたちのヘイトはなくなるだろう。

 

本来はここでディアベルのことを引き合いに出したかったが、死者への冒涜は俺の流儀じゃない。

 

もし家族が死んでいなかったから間違いなく使っていたがな…

 

「ハチ…」

 

「じゃあなキリト。またあったらよろしく。」

 

「ハチ君…」

 

「アスナ、キリトを支えてやってくれ。それに俺がいったことを聞く気があるなら信頼できる人に誘われたらギルドに入った方がいい。じゃあな。」

 

何も言えないふたりを背中に俺はあいつらとのパーティーをぬけ2層への階段を登り1番に2層にたどりついた。

 

「うしっ!やっぱり俺はこうでなくちゃな…

俺は俺のやり方でこのゲームをクリアしてやる」

 

俺はそんな言葉を呟き森の中にきえていった。

 

To be continued.

 

 

 

 

 




いやーうん、これってほんとに八幡のひねくれぐあいだせているのかな?

一応中学だから原作よりすこしましにはするつもりだけど…

全然出せてない気がするけど、あんまりやりすぎてもわざとらしいし、悩むところです…笑

そしてなんかこのままだとハチアスルートに行きそうな気がする笑

いや!でもほかもこの人とくっつけたいってゆーのが多いからなぁ笑

まだ未定ということで!

では次も近いうちに…

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