泣きそう(´;ω;`)
コメントでも言われてたけど
夢の国チキンレースが始まった(白目)
ジョーンズの船は無人島の近くに停泊していた
ジョーンズはパイプオルガンの前ある
椅子に腰掛けながら
変身を解いた状態で座っていた
「ふぅ…たまたま奴隷船を見つけて
偽善で助けたけど…失敗だったかなぁ…」
ジョーンズは座りながら悩んでいた
ふと、煙管をくわえ
少し吸ってはいた
「まぁ…でも…
普通の乗組員を一人手に入れたし、
それにしてもあのニコ・ルチアーノ…って
もしかすると、ロビンの父親なのかもなぁ…」
そう、ジョーンズはぼうっと考えていると
何かの飛翔音が聞こえたかと思うと
船が大きく揺れた
「!!!! 何事だ!」
ジョーンズは揺れた衝撃で
椅子から落ちたが
慌てて立ち上がり
能力でいつもの姿に変身した
そして、船長室の扉を勢いよく開けた
すると、マッカスがこちら向かって走ってきていた
「船長!海軍です!」
マッカスが叫ぶと
またジョーンズの船の近くに砲弾が着弾して
船が揺れた
「ぐぅッ!俺の船に手を出したことを後悔させてやる!」
そう、ジョーンズが言うと
腰につけているカトラスを掴み動かすと
帆をまとめていたロープが自然に緩まり
帆をはりはじめた
瞬く間にジョーンズの船は動き出し
海軍の軍艦がいる方へと向きを変え始めた
「キャプテンジョーンズ!僕にもなにか出来ることは無いかい?」
ルチアーノが下の船室から出てきて
ジョーンズにそう言った
ジョーンズはチラッとルチアーノを見ると
マッカスに命令した
「マッカス!ルチアーノを連れて、アレでクラーケンを呼び出せ!」
ジョーンズはそう叫ぶとカトラスを抜き
海軍の軍艦の方に向けて構えた
すると、船首にあった砲門が開き、三連装のカノン砲が出てきた
ジョーンズは持っているカトラスを大きく上に掲げ
そして振り下ろして言った
「撃てェェェ!」
ドン!っとカノン砲が発射され始め
海軍の軍艦を攻撃し始めた
その頃、ルチアーノ達は
ある装置の前に立っていた
「マッカス…さん?で良かったかな?これはなんだい?」
ルチアーノはそう訪ねた
マッカスは面倒くさそうにしながら言った
「このパドルを回すと、ここが浮き上がって急に落ちる。そうすると海に衝撃が走るのさ…そうすればクラーケンがやってくる…」
マッカスはそう言うとパドルの側面に出ている
棒を掴むとパドルの周りを周り始めた
その様子を見て、ルチアーノも慌てて手伝い始めた
10回ぐらい周りを回るとパドルの真ん中から
何かが浮きがったかと思うと
急に落ちた。すると、海に衝撃が走った
グォォォンっと何かが鳴く声がしたかと思うと
ジョーンズの船の近くから大きなタコの触手が現れた
ジョーンズはそれを見ると叫んだ
「クラーケン!!あの海軍の軍艦を沈めろ!連中を生かして返すな!」
またクラーケンは鳴くと
触手が海に沈んでいき
カノン砲が砲撃している海軍船の方へと向かっていた
ジョーンズは抜いていたカトラスを鞘に戻して
海軍の軍艦の様子を望遠鏡で見ていた
海軍の軍艦はカノン砲の攻撃でそれなりに被害が出ていたが
軽微の様だった
「海軍共め…慌てて火を消したりしてるって事は、まだ戦う気はあるみたいだな。だが、それも無駄だぁ!」
ジョーンズが様子を見ていると
軍艦の近くの海が泡立ち始めたかと思うと
クラーケンの触手が軍艦の周りから現れ始めた
海兵たちはクラーケンの触手に銃撃や斬撃をくわえていたが
クラーケンの触手は傷一つつかなかった
すると、クラケーンの触手が軍艦の方へと倒れ始め
軍艦を破壊し始めた
そう様子を見て、ジョーンズはニンマリと笑いながら言った
「これでいい…これこそが俺だ…マッカス!クラーケンが軍艦を破壊し終わったら生存者を探してこい!」
その言葉にマッカスは聞いた
「助けるんで?」
「いいや…ただ死なせるのでなく…少しギャンブルをな…」
そういうとジョーンズは自分の触手で
ポケットを漁り、中からタコの絵柄のコイン出してきて
手の触手で弄び始めた
「キャプテンジョーンズは意地悪な性格なんだ」
と、ルチアーノがその様子を見ながらクスリと笑った
能力で変身している時は少しオリジナルの性格に近くなる
ジョーンズさんなのであった
感想を待ってます!